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2020年9月30日

青山社中メールマガジンvol.118 ほろ苦い複雑な味 ~霞が関と『半沢直樹』~

青山社中メールマガジンvol.118 ほろ苦い複雑な味 ~霞が関と『半沢直樹』~

※9月30日(水)に配信したメルマガのNo.が117と誤っておりました。
正しくはvol.118となります。
メルマガ読者の皆さまにはご迷惑をおかけいたしましたこと、お詫び申し上げます※

……… [もくじ]…………………….………………….
1. 朝比奈一郎の論考「ほろ苦い複雑な味 ~霞が関と『半沢直樹』~」
2. トピックス
  - 青山社中リーダーシップ・公共政策学校2020が開講間近、締め切り迫る!
  - 9/23(水)「青山社中フォーラムvol.51」に安宅和人氏がご登壇
  - 朝比奈が公益社団法人 東京青年会議所 9月例会に登壇
  - アバン・フォーラムに朝比奈がコメンテーターとして登壇
  - BBTch番組に札幌新陽高校校長 荒井優氏が出演
  - 新潟大学工学部にて朝比奈が講演
  - アカデミーヒルズのメルマガ「BIZ DAILY」に朝比奈の論考が配信
  - JBpressに” 菅政権の看板政策「デジタル庁」、成功の必須条件”のタイトルで朝比奈の論考が掲載
  - 朝比奈が観光庁「観光地域づくり法人における外部専門人材」に選出
  - アゴラに朝比奈の論考が掲載
3.青山社中リーダー塾通信
  - 青山社中リーダー塾/教育・コミュニティ構築 事務局より
  - NPO法人「地域から国を変える会」より(新潟県三条市、北海道北斗市)
  - 一般社団法人「日本と世界をつなぐ会」より(長野県軽井沢町、新潟県妙高市)
4.青山社中のメディア掲載・講演等のお知らせ
5.編集後記
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1. 朝比奈論考
「ほろ苦い複雑な味 ~霞が関と『半沢直樹』~」
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つい先日、久々に夕方過ぎに霞が関にいたこともあり、懐かしの長崎飯店を訪ねて皿うどんを食べた。

虎ノ門ヒルズのビジネスタワーもオープンし、新駅もできるなど、霞が関のすぐ横の虎ノ門地域は驚くほどに再開発が進んでいる。一瞬、「ああ、長崎飯店ももうないかな」と危惧したが、同地域のビルの谷間で生き残っている蕎麦屋の名店「砂場」などと同様、変わらぬ姿でそこにあった。

この長崎飯店の皿うどん、経産省在職中に何度食べたか数えきれないが、実は、店で食べたことは、おそらく片手におさまる程度だ。ほとんど、残業時に出前で注文し、オフィスで食していた。食事というものは、記憶と共に食すと味わいが変わる。美味であることは間違いないが、私にとって、この皿うどんは、色々な思い出が交じり合った「理不尽かつ懐かしい」味がする。

入省1年目の時、職場中の先輩方(4~5名ならまだしも、10~15名分頼まねばならないこともしばしば)の残業飯の出前を毎晩取らねばならず、一人一人に「皿うどんですか、ちゃんぽんですか。大盛りですか、、、」と聞いて回って、注文をしなければならなかったり、出前を取ったものの、コピーやらホチキス止めやらに追われて、冷え切った皿うどんを深夜に食べなければならなかったりと、今でも皿うどんを食する度に、理不尽な仕事に涙した悔しさや懐かしさなど、記憶と共に複雑な味がする。

複雑な味と書いたが、私自身がこの仕事上の「理不尽」ということについて、何とも複雑感情を抱いているからに他ならない。政策づくりに燃える若き官僚が、毎晩出前を取るのに時間を取られたり、大量のコピーをしなければならなかったり、政策実現のためとはいえ不毛な各省間での争いの電話などに追われて食事もとれなかったり、ということ自体は、まさに「理不尽」であり、変えて行かなければならない。

政策でも日々の業務でも、合理的に考えて正しいことを実現しなければならず、実際、私自身、霞が関を変革すべく「プロジェクトK(新しい霞ヶ関を創る若手の会)」を立ち上げて、業務時間外に集まって改革案を練り、実名入りで出版するなど、若き官僚仲間たちと国益のための組織改革運動をしたりもした。

しかし、同時に、霞が関を離れて起業をし、零細企業の親父として曲がりなりにも10年近く何とか生き残ってみると、まさに理不尽さを多分に含む霞が関での約14年にわたる業務経験こそが、自分を強く鍛えてくれた、とも思う。戦争といういつ命を奪われるかも分からない究極の理不尽状況の体験者が、戦後の日本の高度成長を支えつつ、そうした世代が社会の中核からいなくなって、理不尽に耐えられない「ひ弱な」世代になってから、どんどん、この国・社会が凋落して行っているという外形的真実があるが(もちろん、因果関係の証明はできないが)、逆説的ながら、霞が関の理不尽さが、厳しい運動部経験もなく、文弱でひ弱だった私を鍛えてくれた、という感謝の気持ちも強い。

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やはりつい先日、もはや社会現象と言っていい大ヒットドラマの『半沢直樹』の最終回を見た。大和田常務や箕部幹事長や黒崎検査官の顔芸をはじめ、いるだけで存在感のある中野渡頭取や、もちろん「倍返しだ」の決め台詞の主人公半沢次長など、もはや、現代の歌舞伎・時代劇と言って良い様相である。

来週から半沢ロスになってしまうくらい、毎週、つい食い入るように家族で見てしまったが、人気ドラマや人気映画には定番の恋愛・お色気の要素は微塵もないのに、どうしてこんなにも私を含む日本人(中国でもそれなりに人気だとの説も耳にしたが)の心を捉えるのか。やはり、由美かおるの入浴シーンくらいしかない水戸黄門の現代版だと考えると確かに分かりやすいのだが、この「勧善懲悪→スカッと」説だけでは、ちょっと納得がいかない自分がいた。

そんな中で皿うどんを食べて、思い当たったのが、「ああ、半沢直樹は、私にとっての皿うどんの味なんだ」ということである。つまり、ドラマ『半沢直樹』は、さまざまな理不尽(社内政治の圧力・不自然な人事異動等)に直面して、苦しみながらも、それを跳ねのけるというミクロの勧善懲悪だけで人気を博しているのではない。そういう理不尽を通じて、むしろ理不尽があるからこそ、どんどん成長して大きくなり、頭取の道に近づいていくというマクロの成長ストーリーに共感している人も多いのではないか。

理不尽はどんどん取り除いていくことが大事であることは論を待たないが、最後まで絶対になくなるものではない。その決して消えることのない理不尽に立ち向かえる人間を作るのもまた理不尽である。「無菌状態」で育った人材は、ひとたびその「無菌状態」から出たら立ちどころに倒れてしまう。

別の表現を使えば、合理によって非合理を正しつつ、しかし、同時に、非合理≒手触り感のようなものを大切にして成長しているという両義的存在なのだと思う。半沢直樹は。実際、その非合理・理不尽部分の象徴とも言えるが、彼自身は、とにかく足で稼いだり、膨大な資料を徹夜で調べたり、大事にしている人間関係から解決の糸口を探ったりと、割と前近代的な手法で事に当たることが多い。

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今クールのTBSドラマは『MIU404』など、ヒット作が多いと言われているが、やはり20%近い視聴率で話題になったのが『私の家政夫ナギサさん』である(余談だが、TBSは真面目にこうしたドラマの海外展開を真剣に考えて欲しい。韓流に負けないように)。妻はもちろん、娘や息子まで喜んで見ているので、ついつられて見だして全話見てしまったのだが、なぜ、この時間帯のドラマとして空前とも言える高視聴率をたたき出しているのか気になって専門家の分析を聞いてみた。感心したのは「ダブル・コア」という考え方だ。

つまり、働く女性に「家政夫(男性)」がいると本当に助かるということで、働く女性層の共感を得つつ、同時に、ある「できるオジさん家政夫」の夢が「お母さんになることだった」という設定で、専業主婦層の自己肯定感も満たしており、働く女性と専業主婦と、どちらもコア視聴層として捕まえているというわけだ(ついでに、ドラマ視聴層としては中核ではないが、若い女性との恋愛を夢見るオジさん層も捕まえてのトリプル・コアと言えるかもしれない)。

形は違うが、理不尽を打ち破って合理を大切にする心と、理不尽や非合理を前提としての成長や解決を望む心の両方を捉える『半沢直樹』同様に、相矛盾する二つの考えをうまく包摂していると言える。
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世界も社会も個人も、ある意味でどんどん複雑化している中で、難しいものを単純に伝えるだけの「ごまかし」の時代は終わったのかもしれない。複雑なものを複雑なままに伝えること、またそれを受け止めることの大事さ。「選択と集中」とばかりに、分かりやすさだけを求めるのではなく、物事を正しく・幅広くとらえることの重要性。

手前味噌ではあるが、間もなく10周年を迎える青山社中は、少ない人数で、日本の活性化のために、人材育成・地域活性・政策づくりのサポート・海外展開支援などを推進し続けている。益々複雑に頑張っていきたいと感じた次第である。
 筆頭代表CEO
朝比奈 一郎

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2.トピックス
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<1> 青山社中リーダーシップ・公共政策学校2020が開講間近、締め切り迫る!
10月より
「青山社中リーダーシップ・公共政策学校(ASLG)2020」が開講します。

「青山社中リーダーシップ・公共政策学校2020」は、
パブリックリーダーを育成することを目的とし、
「リーダーシップ」と「政策」の両方を学ぶことをコンセプトにした学校です。

既に多数のお申し込みをいただいておりますが、
詳細を記載させていただくと、

・霞が関出身、かつ各分野の第一人者であり、
政治・行政の内情に精通する講師陣が講義を担当
・2020年10月~2021年3月にかけて全7講座を開講
・どの領域にも横断的に活躍する上で基礎となるリーダーシップ
・コロナ下の最新政策情報や議論
・オンライン配信によるインタラクティブな授業

で、 “社会を動かし、社会課題を解決する”政策人材の育成を目指します。

さらに、昨今の新型コロナウイルス感染症拡大による状況や、
地方の方でもご受講いただけるよう、オンライン配信も新たに開設。

▼詳細・申込はこちら▼
https://aoyamashachu.com/aslg
※講座詳細ページでは、小林先生、小黒先生、宮田先生、朝比奈一郎、伊藤聡の動画も公開しております。ぜひご覧ください。

▼お申込はこちら▼
https://aoyamashachu.com/project/education/leader_extension/leader_ext-entry

▼パンフレットお問い合わせはこちら▼
https://aoyamashachu.com/project/education/leader_extension/leader_ext-pamphlet

<2> 9/23(水)「青山社中フォーラムvol.51」に安宅和人氏がご登壇
9月23日(水)、
51回目の「青山社中フォーラム」で、
『シン・二ホン ~AI×データ時代における日本の再生と人材育成~』の著書であり、
慶應義塾大学 環境情報学部教授 ヤフー株式会社 CSO(チーフストラテジーオフィサー)
安宅和人氏にご登壇いただきました。

安宅様のご講話は、
ご著書に書かれてない新型コロナウイルス感染症関連のお話をはじめ、
多岐にわたるお話をしていただき、
そして、何よりも「残すに値する未来」に向けて
自分が何をしていくべきなのかを深く考えさせられる内容で、
力強いメッセージをいただいた、本当に1時間と思えないほど内容の濃いものでした。

また、会の後半では朝比奈とも対談をし、これからの日本について議論が展開されました。

詳細はこちら

<3> 朝比奈が公益社団法人 東京青年会議所 9月例会に登壇
9月5日(土)、
朝比奈が公益社団法人東京青年会議所2020年度9月例会
「未来は僕たちの中にある~You can create the world~」の第2部に
朝比奈がオンラインで登壇しました。

東京青年会議所が発表した中長期ビジョンをもとに
今後の日本や東京が目指すべき方向性について議論がなされました。

詳細はこちら

<4> アバン・フォーラムに朝比奈がコメンテーターとして登壇
9月8日(火)、
株式会社アバン アソシエイツが主宰するアバン・フォーラムに
朝比奈がコメンテーターとして参加しました。

<5> BBTch番組に札幌新陽高校校長 荒井優氏が出演
朝比奈が講師を務めるビジネスブレークスルーチャンネルの講義
「社会変革型リーダーの構想力」のゲストとして、
札幌新陽高校校長 荒井優氏をお招きし、講義を収録しました。

「本気で挑戦する人の母校」を掲げ、
入学志願者数を激増させたり、
大学合格者を増やした手腕について色々とお話を伺いました。

本講義は2020年10月28日(水)に配信を予定しております。

ご視聴はこちら

<6> 新潟大学工学部にて朝比奈が講演
9月15日(木)、
新潟大学工学部にて
朝比奈が講師としてオンライン講義を行いました。

テーマは「リーダーシップ」について。
コロナで世界が一変し、コロナ時代の「人財とは何なのか」ということも含めて
お話させていただきました。

<7> アカデミーヒルズのメルマガ「BIZ DAILY」に朝比奈の論考が配信
9月23日(水)、
アカデミーヒルズが配信している会員向けのメルマガにて、
「現実主義者 菅氏の強み・弱み」のタイトルにて
朝比奈の論考が配信されました。

発足後次々と現実的政策で具体的結論を急ぐ新政権。
その強み、そして弱みを分析しつつ、
菅政権に期待することについて朝比奈が持論を展開いたしました。

<8> JBpressに” 菅政権の看板政策「デジタル庁」、成功の必須条件”のタイトルで朝比奈の論考が掲載
9月28日(月)、
JBpressに朝比奈の論考が掲載されました。

7年8カ月ぶりに総理が変わり、
始動した菅義偉政権についてその成り立ちの分析をしつつ、
今後については「スリムで強靭な『小強国家』を目指せ」とし、
菅政権が本格的改革を進める可能性について朝比奈が持論を展開しております。

“菅政権の看板政策「デジタル庁」、成功の必須条件”
記事はこちら

<9> 朝比奈が観光庁「観光地域づくり法人における外部専門人材」に選出
全国の優良な観光地域づくり法人(DMO)の更なる体制の強化を支援することにより、
インバウンドに対応した世界水準のDMOの形成を促進し、
全国各地で世界的な競争力を有する魅力ある観光地域づくりを促進することを目的とした「世界水準のDMO形成促進事業」において登用される、
「観光地域づくり法人における外部専門人材」として朝比奈が選出されました。

観光庁HP:観光地域づくり法人(DMO)とは?
詳細はこちら

<10> アゴラに朝比奈の論考が掲載
9月1日(火)~9月6日(日)の連続で、
言論プラットフォーム「アゴラ」に朝比奈の論考が掲載されました。
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“安倍政権と日本の政治① :安倍政権の評価についての私見”
記事はこちら
“安倍政権と日本の政治② :安倍政権の評価についての私見”
記事はこちら
“安倍政権と日本の政治③ :安倍政権の評価についての私見”
記事はこちら
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安倍総理の辞任表明を受け、
攻めの前半と守りの後半という「第2期」安倍政権の評価と、
今後の当面の動きの予想
(短期的・中長期的な日本政治の行方・あり方についての朝比奈の私見)を述べております。

ぜひご覧ください。

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3. 青山社中リーダー塾通信
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*青山社中リーダー塾/教育・コミュニティ構築事業 (担当:事務局4期生村上)

【青山社中リーダー塾】
9月13日(日)に、リーダー塾生有志による、「グローバル談論会Vol4」が行われました。
アメリカ西海岸にいるリーダー塾生から、DX時代の米国製造業について話を聞いたのち
議論が活発に行われました。

9月26日(土)は、「同窓会オンライン」と題して、イギリスに留学中のリーダー塾生から
新型コロナウイルスを受けての生活や学んでいるプログラム、得た経験についてご発表いただき、忌憚なくディスカッションを行いました。
私もリーダー塾生として参加したのですが、期を越えた塾生たちがざっくばらんに、
質問をしている様子がとてもうれしかったです。 私もあれこれ聞いてしまいました。

*NPO法人「地域から国を変える会」(リーダー塾生が立ち上げた団体です。事務局長:1期生大山)

【新潟県三条市(移住支援の取組み)】
三条市で運営支援をしているしただ塾(観光アウトドアコース)が11月に開講するべく、順次、説明会を開催しています。しただ塾参加者は例年全国から集まり、約3ヵ月、三条市の下田地域に移住し(シェアハウスは無償提供)、今後のキャリアを見つめ直していただくとともに、観光アウトドア事業についての授業を受けます。卒塾後は、三条市にそのまま定住する方、元の住まいでアウトドア関連業に就職する方など様々です。ご関心のある方は、説明会を10/4(日)リモートで開催しますので、よろしければご参加ください。詳細はこちらのホームページ をご覧ください。

【北海道北斗市(公共交通の取組み)】
北斗市の公共交通計画の策定を支援しています。必要な公共交通を探る上で、路線図に表れない、私立学校のスクールバス・企業送迎バス・商業施設の送迎バスなどの実態を明らかにすることがカギで、現在、それらの把握作業を行っています。また、地元の交通事業者が参加する地域公共交通活性化協議会に参加し、細かなデータをご提供いただきながら分析を進めています。

*一般社団法人「日本と世界をつなぐ会」(リーダー塾生が立ち上げた団体です。事務局長:7期生水野)

【長野県軽井沢町】
朝比奈が未来共創アドバイザーを務める軽井沢町において、100年後の軽井沢を住民主体で描く軽井沢22世紀風土フォーラムについて、追分地区、旧軽井沢地区でのエリアデザイン運営会議を実施致しました。エリアデザインでは、軽井沢の特色ある各地区の中で5つのエリアにて、住民主体でどのようなまちづくりを行っていくのか継続的な検討・取組を行うもので、昨年度より新軽井沢・中軽井沢、今年度より旧軽井沢・追分にて検討がスタートしております。
第2回の運営会議となる追分地区では、エリアデザインの最初の活動として、グランドデザインの区民への周知と意見集約の方法について議論をされました。当初区民を集めての地域会議開催を想定しておりましたが、昨今の新型コロナウイルス感染症の影響を鑑み、まずはグランドデザインへの周知と地区に関する議論への意識付けを軸に区民に働きかけることとなりました。同じく第2回の運営会議となる旧軽井沢地区では、グランドデザインの区民への周知と合わせて、アンケートやヒアリング等複数の手法を活用しながら、まちづくりに関する区民の意見を集約していく方法について議論を行いました。コロナ下のため、各地区の住民がリアルの場で集まって闊達な議論が難しいものの、各地区の将来像を描いていくために試行錯誤をしながら進んでおります。
より軽井沢の各地区が魅力的な絵姿を描けるように引き続きご支援をしてまいります。

【新潟県妙高市】
朝比奈が地域活性化アドバイザーを務める妙高市にて、妙高市役所・妙高市民・都市部事業者の3者が地域課題の解決に取り組む官民連携プログラム「みょうこうミライ会議」について、オンラインでの中間報告会が開催されました。
8月にスタートしたみょうこうミライ会議では、地域交通に関して議論するチームと、妙高市への人の流れをどう作っていくかを考えるチームに分かれ、8月28日(金)に開催されたキックオフ後もオンラインで各チームの闊達な議論がなされました。
9月30日(水)に開催された中間報告会では、ここまでに議論をされた施策アイディアを各チームに所属する市役所職員の方から朝比奈に向けてプレゼンテーションを行っていただきました。10月末の妙高市入村市長への最終プレゼンテーションに向けて、朝比奈からも具体的な政策に落とすためのアドバイスがなされ、より実効性のある政策形成に向けて手ごたえを感じた模様です。10月末の最終プレゼンテーションまであと1か月となりましたが、両チームとも実際に打ち手に繋がる政策案とすべく、引き続きご支援をしてまいります。

参考:みょうこうミライ会議の推移をnoteで発信しています

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4.青山社中のメディア掲載・講演等のお知らせ
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<9月の実績>

・9/1~6 言論プラットフォーム「アゴラ」にて朝比奈の論考が掲載
・9/15  新潟大学工学部にて朝比奈が講演
・9/28  JBpressにて朝比奈の記事が掲載

<2020年10月の予定>
・10/上旬 言論プラットフォーム「アゴラ」にて朝比奈の論考が掲載予定
・10/中旬 JBpressにて朝比奈の論考が掲載予定

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5.編集後記
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7年8カ月ぶりに総理が代わったタイミングで、
安宅和人氏に今後の日本についてお話いただいた青山社中フォーラムでは、
オンライン配信になってから3回目のフォーラムでした。

回を重ねながら、どんな方法・内容がよいかを考えながら進めております。
(まだ不手際もあり、ご迷惑をおかけする部分もありますが…)

また現在、10周年に向けてイベント(オンラインは少なくとも実施)を予定しており、
そこに向けても内容を詰めながらオンライン配信の知見をためております。
ぜひ何かご意見・ご要望等ございましたらぜひお寄せください。

 
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