2023年度いよいよ開講!青山社中リーダーシップ・公共政策学校2023年度いよいよ開講!青山社中リーダーシップ・公共政策学校

2023年度いよいよ開講!
青山社中リーダーシップ・
公共政策学校

日本社会を取り巻く課題を理解し、
社会課題を解決する「始動者」を増やす

最新のお知らせ

青山社中リーダーシップ・
公共政策学校とは

「青山社中リーダーシップ・公共政策学校」は、パブリックリーダーを育成することを目的とし、「リーダーシップ」と「政策」の両方を学ぶことをコンセプトにした学校です。霞が関出身者を中心に、各分野の第一人者であり、政治・行政の内情に精通する講師陣が講義を担当します。
今年度は、2023年10月~2024年3月にかけて全7講座を開講いたします。本講座はどの領域にも横断的に活躍する上で基礎となるリーダーシップおよび最新の政策に関する知見を提供することで、日本社会を取り巻く課題を理解し、社会課題を解決する「始動者」を増やすことを目指します。

霞が関出身者を中心に、各分野の第一人者が講義を担当
霞が関出身者を中心に、各分野の第一人者が講義を担当

講師は霞が関出身者を中心に各分野でリーダーシップを発揮する政策のプロとして、皆様をサポートします。また、初学者でも理解できるわかりやすさと、政官民問わず役に立つ内容を重視しております。

社会課題の理解と政策立案力の向上
社会課題の理解と政策立案力の向上

日本社会を取り巻く最新の状況、課題を構造的に学び、 社会にインパクトを与えていく政策づくりの手法をお伝えします。

幅広いネットワーク&インタラクティブな講義を提供
幅広いネットワーク&インタラクティブな講義を提供

政治・行政・民間・ソーシャルセクター等から多様な人材が集っており、率直な議論の場を提供します。また、オンラインでの受講も可能です。

校長・副校長からのメッセージ

私たちは今、時代の大転換期に生きています。コロナやロシアのウクライナ侵攻により世界が激変したことはもちろん、人工知能など技術革新は働き方や生活に大きな影響を及ぼし始めています。国内の少子高齢化は大きく改善せず、例えば私は1973年生まれですが、出生数は当時の3分の1近くまで激減しており、社会保障など現行システムはいよいよ軋み始めています。私たちはどの様な状況に直面するのでしょうか。
かかる大変化の時代にあって、様々な制度を変革していくリーダーが必要だと強く感じます。政治・行政などパブリックセクターを中から変える人材、民間の立場から政策や制度を深く理解した上で変革へのアクションを起こしていける人材が圧倒的に足りません。私たち青山社中は霞が関改革を推進していた官僚メンバーが2010年に立ち上げた「日本の活性化」を旗印とした会社です。「教育・人材育成」、「政策支援・シンクタンク」、「地域活性化支援」を手掛けており、政治・行政、民間、社会のトライセクターにまたがって、数多くの志ある方々と連携して事業を展開しています。こうした背景を活かし、本校は、ビジネスパーソンを含む多くの方々に、パブリックマインドを持ったリーダーとして活躍していただく為のプログラムを提供いたします。
漠然と公への思いを持ちながらも、どのように転身を図るべきか考えあぐねている方、ビジネスパーソンとして社会の潮流を一段高い視点から捉え、より大きな成果を上げたい方、政治・行政に携わる中で政策立案スキルを高めたい方は、是非門を叩いてみてください。様々な業界から集った仲間たちとの刺激的な交流の場がありますし、気鋭のオピニオンリーダーとして政策現場に多大な影響力を持つ講師と共に全力でサポートいたします。共に議論できることを楽しみにしております。

本学校長/青山社中(株)筆頭代表CEO
ビジネス・ブレークスルー大学大学院 客員教授
元経済産業省
朝比奈 一郎
副校長:平木 省

「日本はこのままで良いのか」、「変革が必要ではないか」。本学に興味を持たれた皆さんと私たち青山社中メンバーの共通した想いではないでしょうか。「言っているだけ」、「わかった気になるだけ」では何も変えることはできません。自らがどのように始動するか(リーダーシップ)、組織をどのように率いていくか(マネジメント)の双方が備わる改革人材が今こそ求められています。本学受講者の皆様は、本学校長である朝比奈のリーダーシップ論をはじめ、理論構築と実践を重ねてきた各界のトップランナーからの知的刺激と納得感を必ずや得るはずです。そして、変革の先頭に立って、行動を起こしていただけるはずです。私どもと力を合わせ、時代の大きな変化に立ち向かっていきましょう。皆様にお目にかかるのを心待ちにしております。

本学副校長/青山社中(株)取締役COO
平木 省

カリキュラム(2023年度)

講座名 講師(敬称略) 第1回 第2回 第3回
リーダーシップ 朝比奈 一郎 10/11(水)
19:00〜21:00
10/18(水)
19:00~21:00
10/25(水)
19:00~21:00
政治・行政 竹中 治堅 11/8(水)
19:00~21:00
11/15(水)
19:00~21:00
11/22(水)
19:00~21:00
地方行政 毛塚 幹人
林・小野・有理(ゲスト講師)
11/29(水)
19:00~21:00
12/6(水)
19:00~21:00
12/13(水)
19:00~21:00
財政・社会保障 小黒 一正 1/10(水)
19:00~21:00
1/17(水)
19:00~21:00
1/24(水)
19:00~21:00
政策実務 平木 省 1/11(木)
19:00~21:00
1/18(木)
19:00~21:00
1/25(木)
19:00~21:00
危機管理 濱口 和久
大野 元裕(ゲスト講師)
2/7(水)
19:00~21:00
2/14(水)
19:00~21:00
2/21(水)
19:00~21:00
医療・介護・ヘルスケア産業 宮田 俊男 2/28(水)
19:00~21:00
3/6(水)
19:00~21:00
3/13(水)
19:00~21:00
※政策実務講座のみ木曜実施。
※いずれの講座も、各回途中10分程度の休憩を挟みます。
※アーカイブ受講とは、今年度の講座を動画で好きなタイミングで受講出来る受講スタイルです。

リーダーシップ

講座概要

リーダーシップの重要性は、日本では十分に認識されているとは言えない。本講座では、リーダーやリーダーシップに関する基礎的な考え方について、理論とケーススタディの両面から解説をする。また、文化・文明論、特に時代を席巻する物品・サービスについて過去から未来を考察することで、特に構想力の涵養に努める。人生の基軸や一歩進むための構想を意識しつつ、自ら始動するリーダーとなっていくことが、受講生には期待される。

講義スケジュール
第1回10/11(水)19:00~21:00
リーダーシップの基礎理論について

講師の大胆な解釈も踏まえ、西洋・東洋の両面からリーダーシップの基礎理論について説明し、基礎的な概念の考え方を深める。

第2回10/18(水)19:00~21:00
人生の『ケーススタディ』としての伝記

渋沢栄一を題材に、ケーススタディ的に彼の基軸・構想などについて極力「感情移入」をしつつ、考察する。

第3回10/25(水)19:00~21:00
文化・文明論と戦略物品の変遷

かつて世界を席巻した戦略物品とも言える木綿や茶が各国に伝播した際の動きを題材に、リーダーが構想を描く重要性を学ぶ。

講師:朝比奈 一郎
講師:朝比奈 一郎

本学校長/青山社中(株)筆頭代表CEO
ビジネス・ブレークスルー大学大学院 客員教授
元経済産業省

東京大学法学部卒業。ハーバード大行政大学院修了(修士)。経済産業省でエネルギー政策、インフラ輸出政策などを担当。小泉内閣では内閣官房に出向。特殊法人・独立行政法人改革に携わる。外務省「世界の中の日本:30人委員会」委員(2006年)。「プロジェクトK(新しい霞ヶ関を創る若手の会)」初代代表。中央大学大学院公共政策研究科客員教授(2012~2016年)。フォーブス・ジャパンが選ぶ「日本のルールメイカー」30人の1人に選出(2022年)。総務省・地域力創造アドバイザー。内閣府・クールジャパン地域プロデューサー。那須塩原市、川崎市、沼田市、生駒市、妙高市、越谷市、浜松市、上三川町、魚津市のアドバイザーを務める。主な著作に「やりすぎる力」(ディスカヴァー・トゥエンティワン)など。

政治・行政

講座概要

本講座は、現代日本における統治構造および政策決定過程を理解する上での基本的な視角を身につけることを目的とする。このため、日本の統治システムの特徴、選挙制度、国会制度、首相の補佐機構、行政組織のあり方などを紹介する。その上で、1990年代以降の日本の政治構造の変化を分析し、安倍・菅両政権を振り返りつつ、岸田政権の権力基盤および政策決定過程について解説する。

講義スケジュール
第1回11/8(水)19:00~21:00
議院内閣制と選挙制度

三権分立と議院内閣制は両立する概念か考えながら議院内閣制の特徴について紹介。選挙制度が政党制や内閣に及ぼす影響を議論。

第2回11/15(水)19:00~21:00
首相の指導力と国会などによる制約

首相の指導力の構成要素および官邸のプレーヤーを紹介。政治過程における国会の役割・首相の指導力の制約要因としての地方公共団体を解説。

第3回11/22(水)19:00~21:00
日本政治の構造変化、安倍晋三政権・菅義偉政権、さらに岸田文雄政権

1990年代以降、数次にわたる制度改革による、日本の統治構造の変化について説明。その上で、安倍・菅両政権を振り返りつつ、岸田政権について解説。

講師:竹中 治堅
講師:竹中 治堅

政策研究大学院大学教授
元財務省

東京大学法学部卒業。スタンフォード大学政治学部博士課程修了(Ph.D.取得)。大蔵省、中央省庁等改革推進本部事務局を経て、政策研究大学院大学での役職を歴任し、現職。主な編著書に『「強国」中国と対峙するインド太平洋諸国』(千倉書房)(『コロナ危機の政治:安倍政権vs知事』(中公新書)『二つの政権交代:政権は変わったのか』(勁草書房)、『首相支配ー日本政治の変貌』(中公新書)など。『参議院とは何か』(中公叢書)では、朝日新聞社が優秀な論考を顕彰する大佛次郎論壇賞を受賞。

地方行政

講座概要

本講座のテーマは地方行政の動かし方です。本講座では、多様な立場からの地方行政の動かし方についてリアルに理解する機会を提供し、受講される方々が各立場から変革を実現することを応援します。全3回の講座では、地方行政の仕組みや事例を紹介しながら地方自治体の経営改革及び政策実現の手法について解説し、ワークショップでの議論を通して政策実現に向けた障壁や道筋について高い解像度で共有します。

講義スケジュール
第1回11/29(水)19:00~21:00
地方自治体の経営改革

つくば市での経営改革の全体像について講師から紹介するとともに、地方行政の基本的な仕組みと経営改革の手法について学ぶ。

第2回12/6(水)19:00~21:00
地方自治体での政策実現

こどもの貧困対策やスタートアップ支援等の政策を題材に、多様な立場から政策を実現するための具体的プロセスについて学ぶ。

第3回12/13(水)19:00~21:00
経営改革・政策実現座談会

大阪府四條畷市の前副市長林・小野・有理氏をゲスト講師に招き、四條畷市での経営改革や政策実現の取組について講義を受け、地方行政と民間企業の違いや、民間企業での経験の活かし方について学ぶ。講義では講師とゲスト講師の対談及び受講生との双方向でのディスカッションにより理解を深める機会を設ける。

講師:毛塚 幹人
講師:毛塚 幹人

前つくば市副市長
元財務省

前つくば市副市長。栃木県宇都宮市出身。2013年に財務省入省。国際局、主税局等を経て財務省を退職し、つくば市副市長に2017年4月就任。2021年3月に退任し、地方自治体の政策立案や職員育成支援の取組を開始。三重県みえDXアドバイザー、栃木県那須塩原市及びさくら市の市政アドバイザーを務める。Forbes JAPAN誌30UNDER 30(世界を変える30歳未満の30人)選出。1991年2月19日生まれ。

第3回ゲスト講師:林・小野・有理
第3回ゲスト講師:林・小野・有理

前四條畷市副市長

2017年10月、全国公募を経て大阪府四條畷市の初の女性副市長に着任。「日本一前向きな市役所」をめざして組織改革に取り組んだ。日経ウーマンオブザイヤー2020受賞。2021年9月、任期満了にて四條畷市副市長を退任。現在は、全国の地域づくりの研究活動、地方自治体の組織活性や人材育成を支援する「有理舎」主宰。株式会社エン・ジャパン社外取締役、鎌倉市人材育成アドバイザー、シブヤ・スマートシティ推進機構理事、「公共R不動産」シニアディレクターなど。

財政・社会保障

講座概要

データ産業革命が進むものの、人口減少・少子高齢化で低迷する日本経済、膨張が止まらない政府債務。最近ではMMTや異次元の少子化対策を巡る論争も。急激な円安や、デジタル政府の構築も進むが、何が間違いで、何が正しいのか。本講座では、経済・財政の解決策を模索する上での基本的な視角を身につけることを目的とする。このため、金融政策や、財政・社会保障に関連の深い諸理論などを紹介し、データ等に基づき、経済・財政を巡る課題の解決策のあり方を議論する。

講義スケジュール
第1回1/10(水)19:00~21:00
マクロ経済政策

人口減少・少子高齢化と経済成長、少子化対策というテーマで、低成長を脱却するヒントを探る。

第2回1/17(水)19:00~21:00
財政

ドーマー命題が示す日本財政の本当の姿、日銀との統合政府論、MMTの徹底検証。

第3回1/24(水)19:00~21:00
社会保障と世代間を含む格差問題

年金の積立方式への移行は本当に不可能か。世代間を含む格差問題を政治的に解決するヒントを探る。

講師:小黒 一正
講師:小黒 一正

法政大学経済学部教授
元財務省

京都大学理学部卒業、一橋大学大学院経済学研究科博士課程修了(経済学博士)。大蔵省入省後、財務省財務総合政策研究所主任研究官、一橋大学経済研究所准教授などを経て現職。会計検査院特別調査職、(財)鹿島平和研究所理事、日本財政学会理事。専門は公共経済学。主な著書に『日本経済の再構築』(単著/日本経済新聞出版社)、『薬価の経済学』(編著/日本経済新聞出版社)など。

政策実務

講座概要

日本のこれからの方向性を見いだす上でも、地域住民の生活を向上させる上でも、「政策」をいかに立案し、実行していくかは極めて重要です。霞ヶ関の疲弊が語られる中で、様々な主体が「政策立案」に関わることがもとめられます。そして、「政策」の実現に正統性を与えるのが「選挙」です。本講義では、実際に霞ヶ関官僚と選挙を経験した立場から、理屈だけでない「活きた」政策をどのように立案し、実現していくかを受講者と意見交換しながら、見出していきます。

講義スケジュール
第1回1/11(木)19:00~21:00
世の中の役に立つ政策とは

政策立案は官僚の専売特許ではない。現場感覚、時代感覚にマッチした政策立案のあり方、政官民その他の主体の役割について、学んでいく。

第2回1/18(木)19:00~21:00
選挙を通した「正統性」の獲得

政策立案には誰が関わっているのか。どのように選挙民に伝え、支持を得ているのか。マニフェスト、選挙ビラ、SNS等の実例を踏まえ、意見交換する。

第3回1/25(木)19:00~21:00
政策を「実現」する

政策は実現しなければ意味はない。議会質問、条例制定等の議会の役割、組織をマネジメントする首長部局の役割の双方から、あるべき政策実現手法を学ぶ。

講師:平木 省
講師:平木 省

本学副校長、青山社中(株)取締役COO
前岐阜県副知事
元総務省

東京大学法学部卒業、ハーバードロースクール課程(国際租税)修了、ニューヨーク大学大学院修了(LL.M.)。1997年自治省(現総務省)入省。総務省では地方税制畑が長く、自動車税のグリーン化、コンビニ納税、電子納税など国民生活に身近な政策立案に携わる。10年以上の地方自治体勤務経験もあり、浜松市財政部長として公会計改革、岐阜県副知事として新型コロナ対策と、マネジメント経験も豊富。2023年夏より青山社中に参加。

危機管理

講座概要

日本の防災・危機管理体制は戦後長らく自然災害偏重型の体制が続いてきたが、オールハザード型への転換が求められている。ハザードとは、災害などのインシデント(事件・事変)を引き起こす原因となるような危険要因のことで、我々の生存を脅かす可能性のある自然現象や感染症、事故などをすべて含む概念である。つまり、オールハザード型とは、種類や規模を問わず、あらゆる危険要因に対して、柔軟に対応できる体制を意味するが、現在の日本においては、国も自治体、民間も十分に対応できる体制となっていない。そこで本講座では、これらの課題を解決する処方箋を解説し、防災・危機管理能力の高い人材を育成する。

講義スケジュール
第1回2/7(水)19:00~21:00
「平時」の危機管理

「平時」に求められる危機管理政策をソフト・ハード面から列挙し、何が問題となるかを明らかにする。

第2回2/14(水)19:00~21:00
「緊急時」の危機管理

具体的な方法論や海外の事例を交えながら「緊急時」に問われている危機管理対応を解説する。

第3回2/21(水)19:00~21:00
経験に裏づく危機管理対応の紹介

実際に危機管理対応を経験した現職の首長として、大野元裕埼玉県知事をゲスト講師として迎え、ご本人の経験談を交えたあるべき危機管理対応の姿を考えます。

講師:濱口 和久
講師:濱口 和久

拓殖大学大学院地方政治行政研究科特任教授・同大学防災教育研究センター長
元防衛庁陸上自衛隊

防衛大学校材料物性工学科卒(工学士)、名古屋大学大学院環境学研究科博士課程社会環境学専攻(D3)に在籍し災害史の視点で濃尾地震を研究中。防衛庁陸上自衛隊、舛添政治経済研究所(元東京都知事舛添要一秘書)、元首相秘書、日本政策研究センター研究員、栃木市首席政策監(防災・危機管理担当兼務)、一般財団法人防災教育推進協会常務理事・事務局長などを経て現職。専門は防災・危機管理政策(地域防災力や民間防衛・国民保護)、主な著書に『リスク大国 日本 国防・感染症・災害』(グッドブックス)等。

第3回ゲスト講師:大野 元裕
第3回ゲスト講師:大野 元裕

埼玉県知事

慶應義塾大学法学部政治学科卒業、国際大学国際関係学研究科修士課程修了。
在イラク日本大使館専門調査員、在アラブ首長国連邦日本大使館専門調査員、財団法人中東調査会研究員などを経て、外務省国際情報局分析第二課専門分析員、在カタール日本大使館専門調査員、ヨルダン、シリアの日本大使館で書記官を務める。また国際大学中東研究所非常勤研究員、東京大学教養学部、青山学院大学大学院でも非常勤講師、防衛省防衛戦略委員会委員、拓殖大学大学院地方行政研究科客員教授などを歴任。令和元年8月より埼玉県知事に就任(現在2期目)

医療・介護・ヘルスケア産業

講座概要

社会保障費の急激な増加、世界で類を見ないスピードで突入する超高齢化社会、さらには人口減少など日本の社会保障制度は多くの課題を抱えている。一方で、ウィズコロナの時代であることもあいまって、世界的に新薬・新医療機器・再生医療、遺伝子治療・AIを含むヘルスケアICT、IoT領域の競争は激化しており、社会保障制度を維持しつつ、イノベーションも同時に促進することが求められている。地域包括ケアシステム、診療報酬、介護政策、診療所・病院・薬局等の経営のあり方、働き方改革、タスクシフティングの最近の動き、産官学連携によるオープンプラットフォーム、イノベーション・インクルージョン論、健康経営、マイナンバー、ビッグデータ、保険者改革、セルフケア、在宅医療、医療DXなど最新の話題について講義を展開する。

講義スケジュール
第1回2/28(水)19:00~21:00
日本の医療・介護制度の基本的仕組みと現状と課題

日本の医療、介護を改革するために知っておくべきポイントや構造を理解する。

第2回3/6(水)19:00~21:00
急激な高齢化社会、さらなる人口減少を乗り越えるために

超人口減少社会が形成されていくなかで、どのような社会を目指し、どのように進めていくべきか考える。

第3回3/13(水)19:00~21:00
健康・医療を事業として行う際のポイントは何か?

医薬品・医療機器・ヘルスケア・先端医療・介護予防事業・医療DXの今後の未来を考える。

講師:宮田 俊男
講師:宮田 俊男

早稲田大学理工学術院教授
医学博士/外科専門医 /産業医/日本健康会議実行委員
元厚生労働省

厚生労働省参与、川崎市参与、神戸市参与、大阪大学大学院医学系研究科招聘教授、大阪大学共創機構特任教授、金沢医科大学客員教授、国立循環器病研究センター理事長特命補佐、国立がん研究センター企画戦略アドバイザー。早稲田大学理工学部で人工心臓の研究開発に従事し、大阪大学医学部に3年次編入。大阪大学第一外科に入局し、外科医としてドラックラグ、デバイスラグ、移植医療の政策課題に直面し、厚生労働省に入省。多くの医療改革に関わる。東日本大震災の復旧、復興にも従事。現在も厚生労働省参与として国に助言するとともに、地域医療を推進するため、医療法人を経営し、企業の健康経営や、生活習慣病の重症化予防、在宅医療、医療・介護連携、園医、病児保育、オンライン診療、医療DXにも取り組んでいる。また日本臨床疫学学会理事として、臨床疫学の人材育成を推進している。NHK「ニュースウォッチ9」など番組出演多数。主な著書に『製薬企業クライシスー生き残りをかけた成長戦略ー』(エルゼビア・ジャパン)など。

開催概要(2023年度)

期間

2023年10月~2024年3月

時間

19:00〜21:00

(政策実務講座を除き、水曜実施。各講座日程は上記カリキュラムをご参照ください)

※途中10分程度の休憩を挟みます。

形式
リアル会場 青山社中株式会社 会議室(東京都港区南青山2-19-3サザンキャッスルビル3F)
オンライン Zoomにて実施予定

※リアル会場とオンラインを同時に開催

※新型コロナウイルスの感染状況や講師都合によりオンラインのみに変更する場合がございます。

募集人数

各講座共に、リアル参加、オンライン参加あわせて定員50名

※リアル会場は、各講座最大12名

※各講座定員に達し次第、申込を締め切ります。申込多数の場合は、申込の先着順となりますので、お早めにお申し込みください。

募集期限
1次申込締切 10月9日(月・祝)
2次申込締切 各講座初回講義前々日まで
受講料
入学金 1万円(税込)
受講料

1講座あたりの受講料:5万円(税込)

セット割:5講座以上ご受講いただいた方は受講2割引(5講座:25万円→20万円、6講座:30万円→24万円、7講座:35万→28万、それぞれ税込)
申込早割:9月26日(火)までに5講座以上申込んでいただいた場合、入学金1万円免除。セット割引と併用可。
復習割(オンライン):以前受講された講座と同じ講座を受けられる方は、1講座2万円(3万円割引)
※復習割はオンラインのみ

修了要件

以下の条件をそれぞれ満たすと修了となります。

1. リーダーシップ講座:全出席
2. リーダーシップを除く6講座から2つ以上受講、全出席

※当日欠席等によるアーカイブ動画でのご受講の場合は、一定期間内のレポートの提出および受理をもって出席扱いとします。

※修了を目的としない個別講座の受講も可能です。

​受講特典

1講座以上受講
・青山社中コミュニティ限定SNSへのご招待
・受講講座のアーカイブ配信(一定期間)

修了要件を満たす受講
・修了証発行
・「青山社中後援隊」(※後援組織 通常1年間1万円)へ初年度無料ご招待
・青山社中フォーラムへ1回無料ご招待(※通常1回3,000円)
・受講者限定懇親会へのご招待

参加者の声

株式会社QUICK:高田 輝和
株式会社QUICK
高田 輝和
金融情報ベンダーとして働く中で、地方自治体向けの新規事業立ち上げに奮闘しています。全く新しい領域で、知識が足りないと感じ、青山社中の全授業に申し込みました。最初の授業は驚くほど難しかったものの、受講生たちの高い意識に触れ、刺激を受けました。また、授業を通じて自治体の方々の言葉を理解できるようになり、学んだことをすぐに活かす場面もありました。講師陣と受講生たちの熱意に満ちた空間は、知識だけでなく、エネルギーももらえる場所でした。受講される方々にもこの経験をぜひ味わってほしいです。
エフバイタル株式会社 代表取締役:安島 真澄
エフバイタル株式会社 代表取締役
安島 真澄
コロナ下で、出産・ワンオペ育児・介護が重なり、日本社会的インフラの脆弱さを身をもって感じたことがきっかけで、会社を立ち上げ2年目。目の前のタスクをこなす日々の中で、インプットの少なさ・俯瞰視点の欠落に対する危機感を持ち、受講を決めました。少人数制のクラスで、優秀且つ現場経験が豊かな講師陣と向上心溢れるクラスメートとの双方向な講義は、思考の体操になると共に、事業上必要な自治体・医療・福祉のリアルな知見も入手でき、想像以上に有意義な時間でした。
イル・モンド・ジャパン株式会社 代表取締役:富川 久代
イル・モンド・ジャパン株式会社 代表取締役
富川 久代
金融業界での私のキャリアの集大成となったのが、リーマン・ブラザーズ日本法人の代表清算人として、10年かけて世界的金融危機の破綻処理を担ったことでした。その後、軽井沢に移住し、学術、政財界など、多様な方々と出会い、また、商工会や観光協会などに加わり、地域活動や、近隣自治体の首長級の方々と共に地方創生に関わるようになり、もっと自分の見識を広めたいと思い、7講座全てを受講しました。現在進行形の社会課題を中心とした有意義な受講内容で、もっと広く、もっと深く学び続けたいと思わせてくれた講義でした。

よくあるご質問

入塾する前にどのような予備知識が必要ですか?

特段の予備知識は必要ありません。

毎週出席できなくても大丈夫ですか?

毎週出席いただくのが望ましいことはもちろんですが、やむを得ない場合には、欠席する週があっても差し支えありません。
欠席者には、録画データの貸し出しの制度も設けています。

職場に知られずに参加したいのですが大丈夫ですか?

当塾から職場・学校に入塾の事実をお知らせすることはありません。

政治家になりたい人が対象なのですか?

企業や団体など様々なセクターにおいて、それぞれの立場で、国や社会のことを考え行動する人材を育成することを目指しています。特に政治家志望の方に限ったものではなく、政治的にも中立なスタンスです。

遠隔受講は可能ですか?また、欠席時のフォローはありますか?

可能です。
2020年度からライブ配信を行っております。また、授業は録画しておりますので、欠席された方は録画で受講いただくことが可能です。その際も、講師や他の受講生とコミュニケーションが取れるような体制を敷いております。

何歳でも申し込むことができますか?

年齢制限は設けておりません。

入学試験はありますか?

予備知識がない方にも門戸を開こうという方針ですので、テスト制は採用しておりません。一方限定50名の少人数制をコンセプトに開講しておりますので、受講をご検討の方はお早めの申込をお勧めいたします。

説明会に出ないと受講申込みはできないのですか?

お申込みは専用サイトへの入力(受講申し込みフォーム)と受講料の入金完了をもって、正式申込完了となります。

途中から申込み以外のコースの受講はできますか?

お申込いただいたコース外の受講も可能です。個別にご相談ください。

キャンセルは出来ますか?

一度お申込みいただいた講義に関しては、初回講義開始後は基本的にキャンセルが出来ません。また、受講料の返還も行っておりません。予めご了承ください。

途中で退会できますか?入学金・受講料は返ってきますか?

初回講義日前までに退会の連絡をいただいた場合のみ、退会および入学金・受講料の返還が可能です。また、どうしてもやむをえない事情が発生した場合には、途中で退会することも可能です。その場合、既にお支払いただいた入学金・受講料は返還いたしません。

卒業試験はありますか?

卒業試験・卒業論文は設けておりません。

パンフレットをご希望の方
パンフレットをPDFでご用意しております。
ご希望の方はこちらからどうぞ。

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