メルマガ

2024年5月31日

青山社中メールマガジンvol.162「連続と包摂と矜持 ~TVドラマと政治ドラマから考える~」

青山社中メールマガジンvol.162「連続と包摂と矜持 ~TVドラマと政治ドラマから考える~」

………. [もくじ]…………………………………………………………………………………………….
1.朝比奈一郎の論考
「連続と包摂と矜持 ~TVドラマと政治ドラマから考える~」

2.「共に日本を動かす」青山社中メンバーを募集中!!

3.トピックス
●朝比奈が塾頭を務める「ぬまた起業塾」10期生を募集中です
●第6回未来の農業を考える勉強会を開催しました
●朝比奈が「復興創生・共創アドバイザー」を務めるむかわ町を訪問しました
●朝比奈が「夢・志事塾」(三重県)の総会で講演を行いました
●朝比奈が福井県庁で「スタートアップ支援に関する意見交換」に、「地域共創アドバイザー」を務めるエッグフォワード社と出席しました
●一般社団法人RCFの藤沢代表をお迎えして、BBTch「社会変革型リーダーの構想力」を収録しました
●朝比奈が有識者枠で、上智大学「知のエグゼクティブサロン」に参加しました
●平木が静岡県浜松市から、「中山間地域振興アドバイザー」を拝命しました!
●朝比奈がラジオ番組「プレジデント・ステーション」に出演しました
●朝比奈が第1回広島県経済財政会議に出席しました
●朝比奈がLuckyFM 茨城放送の「ダイバーシティニュース」に出演しました
●朝比奈が川崎市中小企業活性化専門部会と現地視察に出席しました

4.青山社中からのお知らせ
●政策支援チーム活動レポート
●「青山社中キャリア」~パブリックセクター の求人情報
●朝比奈が顧問を務める「あずさ監査法人」ウェビナーについて

5.青山社中リーダー塾通信
●14期生の選考が完了!13名の入塾が決定しました!
●NPO法人地域から国を変える会 事務局長:1期生 大山
●一般社団法人日本と世界をつなぐ会 事務局長:7期生 水野
●塾生と朝比奈の再会

6.青山社中のメディア掲載・講演等のお知らせ
…………………………………………………………………………………………………………………..

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
1.朝比奈一郎の論考
「連続と包摂と矜持 ~TVドラマと政治ドラマから考える~」
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
(起)
いきなりの変化球な話題で恐縮だが、今シーズンは、何と5つの記憶喪失もの(記憶を短期的・長期的に失う人物が出てくる作品)のドラマが放映されているそうだ。全て見ているわけではないが、暇な時間には何となく色々なドラマを眺めている私も、確かに多いと感じているところだ。

その原因について勝手に思うところを書けば、「何となく将来に夢や希望が持てないうちに、頑張ってはいるものの人生の結構な時間を漫然と過ごしてしまった」という悔悟の念に満ちた人が多いという世相を反映しているのか、「過去は過去と割り切って、新たな道を行くことが出来るんだ」というインプリケーションを入れ込んだストーリー展開に惹かれる人が多いのかもしれない。

勝手ついでに、こうした記憶喪失系ドラマが、最終回に向けてどのようなメッセージを発していくのかということも大胆に?予想してみる。おそらく、「切り離した(忘れた)と思っていた過去も実は現在と繋がっている。捨てたいと思ったような過去、意味がないと思われた過去も、実は愛しい記憶の一つであり、自分の“かつて”も自分の大事な要素なので、全て抱きかかえて生きて行こう」ということなのではないかと思う。

こう書いてしまうと陳腐であるが、過去と現在と未来の連続性は、昔から様々な芸術作品のテーマになっている命題でもあり、「峻別しているつもりでも、実は繋がっている・連続している」というのは、いわゆる「縦の民主主義」を唱える作家・詩人のチェスタトンを待つまでもなく、恐らく人類の真実なのだと思う。大事な考え方だが、ただ、実践は意外に難しい。

(承)
どうでも良いドラマ関連の話をもう一つ挟むと、最近、やたらと「こうたろう」が目に付く気がする。小泉孝太郎、吉田鋼太郎といった俳優の名前もさることながら、今シーズンのドラマだと『9ボーダー』の記憶喪失人物も“こうたろう”(松下洸平)で、『くるり』で現在、記憶喪失のヒロインと良い感じに近づいている元カレ役も“こうたろう”(瀬戸康史)だ。

さすがに“こうたろう”が人気の理由までは、どう頭をひねっても結論が出てこないが、「こうだろうか?」と割と弱気に悩むタイプが多い世相を反映しているのではないか、というのが苦し紛れの私の解釈だ。上記の例だと、吉田鋼太郎が良く演じるキャラを除いて(『おっさんずラブ』などでは、割と弱気な一面もあるが)、大体当てはまっている感じもある。

ドラマでは、そうした普段は優しくて何でも受け止めてくれて、ちょっと優柔不断な感じの登場人物がたまに毅然とした動きを出すと、いわゆる「ギャップ萌え」でキュンと来てしまったりするわけだが、それは実社会にも当てはまるのかもしれない。岸田政権の支持率などを見ているとそのように感じる。

あれだけ優柔不断の典型のように思われた岸田総理の在任期間だが、先月、気が付けば戦後の総理の中で単独8位の長さになった。1位:安倍晋三、2位:佐藤栄作、3位:吉田茂、4位:小泉純一郎、5位:中曽根康弘、6位:池田勇人、7位:岸信介、8位:岸田文雄、9位:橋本龍太郎、10位:田中角栄と並べてみると、在任期間で考えれば既に大宰相である。

岸田総理から見ると、旧安倍派に端を発する裏金問題は「もらい事故」みたいなところがあるが、それにしても、危機を前に優柔不断なはずが、自らの派閥解散で自民党の派閥解消に道筋をつけたり、自ら政倫審に出席して予算成立の活路を開いたり、毅然としたアクションをとって好感度を上げた。もっと急落してもよかった政権・政党支持率は、一時期、少し踏みとどまった感が出ていた。

ただ、さすがにここに来て青息吐息な感じが如実に出ている。思ったより下がっていないとはいえ、朝日新聞や毎日新聞の調査だと、政党別支持率で立憲民主党の支持率が自民党を上回ったり、政権交代を望む層が、自公政権を望む層より多くなっていたりと、今まででは考えられない結果も出てきている。少なくとも自民党内で、「次も岸田政権で」と思っている人は旧岸田派も含めて、ほぼ皆無であろう。

こうなると、さすがに、総理本人が解散総選挙を断行して辛勝し、一か八か9月の自民党総裁選に臨んで再任を勝ち取ることを考えても、それはどだい無理な話となる。政治資金規正法の改正が山場を迎える中、せめてもの可能性として、岸田総理の大決断による「ギャップ萌え」をもう一度味わってみたい気もするが、どうも大胆な決断は出て来そうもない。さすがにここまでであろうか。

(転)
岸田政権の苦境を尻目に、ここに来て勢いを増しているのが立憲民主党である。党首の泉氏とは、大学時代からの知り合いでもあり、12月にも彼の個人的な後援会で講演をしてきたところだが、少し前までは、「打ち手なし」とも言うべき状況だったところから勢いをつけており、次期衆院選に向けての候補者もどんどん増やしている。ちょっと前だと考えられなかった政権交代すら視野に入ってきている状況で、個人的には政権担当能力については疑問であるが、いつひっくり返っても不思議はないところまで来ている。一時の勢いから、ちょっと停滞感が出てきている維新とも好対照だ。

先般の補選3戦で3勝し(長崎や東京では維新の候補も破り)、先週末は、静岡県知事選でも立憲民主党の推薦候補が自民党推薦候補を破った。同じ時の都議補選でも立憲の候補が自民の候補に勝利した。

参議院議員選挙の東京選挙区で獲得票数を減らし続けてきて(約170万票⇒約112万票⇒約67万票)、当選者6人中の4位(5位との票差は小さく)で、次が危ぶまれていた蓮舫氏は、ここがチャンスとばかりに都知事選に名乗りを上げた。小池氏の出馬表明の機先を制する形で(武道用語の「後の先」)、その直前に会見を行い、小池氏のこれまでの公約(7つのゼロなど)は全く守られていないと、激しい攻撃を加えている。※小池氏は、出馬表明を少し遅らせることに。

蓮舫氏と言えば、私が公務員をしていたころ、いわゆる事業仕分けの際に「2位ではだめなんでしょうか?なぜ1位でなければならないのか」と政府批判を繰り広げたことで有名であり、その言葉を、そっくりそのまま今回の都知事選で投げかけたい気もするが、冗談はさておき、その頃も今も、とにかく「敵」との違いを明確化し、論難・攻撃するスタイルが有名だ。

事業仕分けのことも、票を減らし続けている参議院議員選挙のことも、とにかく、過去は過去と割り切って、未来に向かうと言えば聞こえはいいが、あまりにも敵味方を峻別して違いを強調し、相手を論難する蓮舫氏のスタイルは、立憲民主党全体の悪しきイメージとなって世の中に拡散し、枝野氏から泉氏体制になって「忘れた」はずの「野党型スタイル」を思い出させることにもなり、泉氏にとっては、頭の痛い問題かもしれない。

(結)
冒頭に述べた過去の忘却、過去からの脱却もそうだが、一見「敵」に見える対象を切り捨てて攻撃を加えたり、無かったことにしたりするのは、ある意味で格好が良い。PRしていく上では、こうした二項対立に基づく攻撃や無視(決別)は、非常に訴求力があることは間違いない。

しかし、今の自分や未来の自分を形作っているのも、意識するとせざるとに関わらず実は過去の自分であるし、日本の政治を、或いは日本の社会を形作っているのも実は、自らと考えを同じくする人たちばかりではなく、様々な意見の総体としての人の集団である。

「こうだろうか?」との曖昧な日本的民主主義にも良いところがあるのではないか、などと国際社会・世界各地での分断を見ながら感じる今日この頃であるが、ずっと曖昧ではいられない中での「ギャップ萌え」を促す“たまの決断”も大事で、バランスが重要だ。TVドラマと政治ドラマ、両方見ながら何となくそんなことを考えている。

最後に、最近お話を伺ったり議論したりする機会の多い、尊敬する知人の経済学者の安田洋祐先生(大阪大教授)の素敵な言説を紹介してこのエッセイを締めくくりたい。

その内容は、概ね以下のものであった。少し長いが、ここに紹介させて頂く。(私の記憶ベースなので、責任は全て私にあります。)

「現在にマルクス主義を復権させつつある斎藤幸平先生と、近代経済学の学徒である自分(安田先生のこと)とは、一見、水と油のように違うスタンスの持ち主同士だと思われがちだが、実はそうでもないんですよ。

色々なシンポジウムでご一緒して議論していて感じるのは、もちろん、全く同じ意見ではないわけですが、資本主義の限界に挑むというメタ的な意味では、実は同じだったりするということなんですね。

現在の資本主義の否定のような形で、地域のコミュニティなどに活路を見出す齋藤先生のアプローチと、マーケットの現在を超えるべくマーケットデザインを設計しようと試みる自分のアプローチは同じではないが、戦友みたいな気持ちを感じることもある。」

峻別より包摂。忘却より連続。対峙より矜持。うん、攻撃や論難より甘美な響きがある。実話だが、今日、偶然、青山社中リーダー塾生のこうたろう君が面談に訪れていた。こうだろうか?の“こうたろう諸氏”の大決断に乾杯!

筆頭代表CEO
朝比奈 一郎

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
2.「共に日本を動かす」青山社中メンバーを募集中!!
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
当社では、共に「日本動かす」仲間を募集中です!
https://aoyamashachu.com/recruit/

日本の「政策市場」の形成は道半ばです。青山社中は、豊富な行政経験を持つメンバーと、政治、行政、民間のバラエティに富んだネットワークを武器に、新たな地平を切り拓いていきます。
こうした我々の使命を共有していただける、新たな青山社中メンバーを募集します。

【業務内容】
弊社役員及びコンサルタントが担当する、教育事業及び政策支援事業のサポート業務
※経験、能力等に応じてコンサルタントとしての登用の可能性もあります。

詳しくはこちらのページをご覧ください。ご応募をお待ちしております!
https://aoyamashachu.com/recruit/

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
3.トピックス
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
<1> 朝比奈が塾頭を務める「ぬまた起業塾」10期生を募集中です
朝比奈が塾頭を務める「ぬまた起業塾」。群馬県沼田市役所が運営を担い、市内の経済を支える皆さまを含めた「オール沼田」で(アドバイザーなどとして参画してもらって)、起業家を育成するプログラムです。地元信金の「とねしん」にも大いにご協力頂いております。群馬県中小企業診断士協会にも全面的にご協力いただき、珠玉の診断士の先生に伴走してもらいつつ実践的ビジネスモデルを作るのが主眼です。
地域の一人一人がリーダー(「指導者」ではなく「始動者」)となり、「食い扶持」を作る。地域経済を活性化するこのコミュニティ、そして沼田市内での事業展開にご興味の方は、地元メディアに取り上げられた塾生の活動や活躍もご覧いただき、ぜひ門を叩いてください。(6月23日に面接試験⇒7月6日から開講。翌年1月まで主に隔週土曜。13回)
https://www.city.numata.gunma.jp/jigyosha/chusho/sangyo/1003602.html

<2> 第6回未来の農業を考える勉強会を開催しました。
3月26日に、青山社中とSBプレイヤーズ株式会社様との共催により、「第6回未来の農業を考える勉強会」を開催しました。
三重県で国内トップクラスの農業生産法人を経営されている株式会社浅井農園の浅井雄一郎社長をお招きし、大規模農場を活かした先駆的な取組みの紹介や日本の農業が抱える構造的な課題への提言などをいただきました。(ご参加頂いた鈴木英敬衆議院議員から、元三重県知事としてのご紹介も頂きました)
その後、昨年度から続けてきた本勉強会の成果として、大規模化、農業経営対の経営強化、流通改革、輸出拡大などを改革の柱とした「政策提言(案)」の骨子をお示しし、中身を平木が説明。ご参加いただいた国会議員、奥原正明元農林水産事務次官及びアグリテック企業の皆様と意見交換を行いました。
一昨年から開始した本勉強会は、今回で終了となりますが、「政策提言」は今春を目途に最終の取りまとめを行い、農林水産省、政党、経済団体等に提出していくほか、広くPRする機会も設けたいと考えています。

<3> 朝比奈が「復興創生・共創アドバイザー」を務めるむかわ町を訪問しました
朝比奈が「復興創生・共創アドバイザー」と務める、北海道むかわ町を訪問しました。
今回も竹中町長を始め、住民や企業の皆さまとのご縁をいただき、誠にありがとうございました!

1_竹中町長と懇談「オリジナルアロマ商品」を体験
むかわ町が、むかわ地域商社である株式会社M Dinoと東京の会社が共同で開発したオリジナルアロマ商品を紹介いただきました。
むかわ町の象徴である恐竜化石「カムイサウルスジャポニクス」に着想を得て、むかわ町の町木アカエゾマツ精油を含有したオリジナルアロマで、むかわ町は「町の香り」をもつ全国でも珍しい町となりました。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000098.000023783.html

2_住民の皆さま主体の第3回「しゃべり場鵡川」を開催
青山社中がご支援している、むかわ町鵡川地区における拠点整備事業に関連して、住民が主体となって町の将来を考える住民懇話会「しゃべり場鵡川」の第3回が開催され、朝比奈もオブザーバーとして参加いたしました。
今回は鵡川地区の中心的施設である道の駅「四季の館」の将来像について意見が交わされ、朝比奈も全国の事例を踏まえた意見を提示させていただきました。

3_「カネダイ大野商店」大野社長との意見交換
むかわ町を代表する産品であるししゃもを取り扱うカネダイ大野商店にうかがい、大野社長と意見交換をさせていただきました。同社は昨年創業100周年を迎えた町内でも老舗の商店ですが、近年のししゃもの不漁に多大な影響を受ける中で、町と協力しながら、どのように取り組みをしていくかお話を伺いました。

<4> 朝比奈が「夢・志事塾」(三重県)の総会で講演を行いました
三重県の企業経営者、行政職員、学識者などが集い、次世代を担う人材の養成を目的に活動している「夢・志事塾」の総会に朝比奈がお招きいただき、
「最近の世界情勢、政治情勢を踏まえて地域活性のあるべき姿を考える」と題した、講演の機会をいただきました。
※この模様は、2024年5月15日の中日新聞に取り上げられました。

また翌日には、様々な革新的手法を導入していて名高い浅井農園を訪問し、旧知の浅井社長に自らご案内頂きました。また、山路栄一・志事ネットワーク研究所代表にセッティングいただき、末松則子鈴鹿市長、浅井雄一郎浅井農園代表、中瀬古初美三重県議会議員、
山口武美前三重県企業庁長と、青山社中リーダー塾生でもある樋口隆広さんと、懇親しました。

<5> 朝比奈が福井県庁で「スタートアップ支援に関する意見交換」に、「地域共創アドバイザー」を務めるエッグフォワード社と出席しました
福井県庁で開催された「スタートアップ支援に関する意見交換」に、「地域共創アドバイザー」を務めるエッグフォワード社の執行役員 三村様(福井県ご出身!)と出席しました。
朝比奈がご縁をいただいている中村副知事のご協力で、福井県立大学や福井大学、商工会議所や福井銀行の、スタートアップや産学連携に携わる方々にお集りいただき、有意義な機会となりました。
エッグフォワード社とともに、福井県のスタートアップ支援を盛り上げるべく、尽力いたします!

<6> 一般社団法人RCFの藤沢代表をお迎えして、BBTch「社会変革型リーダーの構想力」を収録しました
災害復興支援や移住促進など社会課題解決への取り組みで著名な、一般社団法人RCF 藤沢代表をお招きして、朝比奈が講師を勤めるBBTch「社会変革型リーダーの構想力」を収録しました。
学生時代の生活から現在進行形の案件に至るまで、冷静・丁寧で情熱に富んだ語り口で振り返っていただき、「社会事業家」のトップランナーたる所以を、ひしひしと感じました。

<7> 朝比奈が有識者枠で、上智大学「知のエグゼクティブサロン」に参加しました
朝比奈が昨年度から引き続き、有識者として参加させていただいています。水平型・対話型・創発型の新しいサロンです。
今回は「資本主義/経済/経営」をテーマに、主宰者の堀内 勉氏(多摩大学大学院 教授)、平井 一夫氏(元ソニー社長)、安田 洋祐氏(大阪大学大学院 教授)らとともに、思考を深めました。

<8> 平木が静岡県浜松市から、「中山間地域振興アドバイザー」を拝命しました!
https://www.city.hamamatsu.shizuoka.jp/documents/159960/1005.pdf
同市は平木が過去に財政部長を務めた経緯もあり、今回のご縁につながりました。
平木のモットーである「現地現場主義」で、前向きな振興策等に還元できるよう尽力します。5月14日には、現地(天竜区)視察を実施しました。

<9> 朝比奈がラジオ番組「プレジデント・ステーション」に出演しました
私がラジオ番組「プレジデント・ステーション」に出演した模様が公開されました。
こちらから視聴できますので是非ご覧ください。
https://audee.jp/voice/show/82109
「プレジデント・ステーション」は、松下政経塾塾頭の金子 一也さんと、オペラ歌手の川越 塔子さんがパーソナリティーを務める、経営者や文化人が出演する番組です。
https://presidentstation.com/
金子さんからのお声がけで出演しましたが、たまたま、川越さんと朝比奈は大学の同級生。貴重な再会の機会にもなりました。

<10> 朝比奈が第1回広島県経済財政会議に出席しました
今回は主として、人口減少対策について活発に意見が交わされました。朝比奈からは特に、定住人口目標よりも交流人口目標を全面に出してしまうことの重要性、偏差値至上主義層ではない若手の勧誘などについて、申し述べました。

<11> 朝比奈がLuckyFM 茨城放送の「ダイバーシティニュース」に出演しました
朝比奈がレギュラーコメンテータとして、LuckyFM 茨城放送の「ダイバーシティニュース」(政治)に約1時間出演しました。(5月28日夜)
政治関連は今話題を集める、都知事選、静岡県知事選、各種世論調査と岸田政権の行方、日中韓首脳会談について、経済関連は、日本製鉄が100mmの厚板鋼板製造に参入した件を取り上げました。後半のspecial talkでは、都知事選を軸に、女性政治家・女性の政治進出に注目しました。「日本型の女性リーダーのタイプは、強さより調整力」でしょうか?

アーカイブはこちらです。ぜひご笑覧ください。
https://www.youtube.com/live/TvgipMupH84

<12> 朝比奈が川崎市中小企業活性化専門部会と現地視察に出席しました
川崎市は、当社が「中小企業活性化条例」の策定をお手伝いしました。今回は、昨年度の施策の検証、「かわさき産業振興プラン」、今年度の施策の検証の進め方について、議論を交わしました。その後は「羽田イノベーションシティ」を視察。同市が進める羽田空港周辺・京浜臨海部連携強化の現状を、学びました。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
4.青山社中からのお知らせ
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
*政策支援チーム活動レポート
青山社中政策支援チームでは、「政・官・民の結節点」という当社の強みを活かし、国会や地方議会、自治体、企業の皆様が進める「改革の実現」に向け、多彩な支援を行っております。今月も、活動内容の一部をご紹介します。
https://aoyamashachu.com/thinktank/

【「メガベンチャー勉強会」始動!】
世界で戦える日本発メガベンチャーの創出に向け、青山社中とあずさ監査法人が共同で「メガベンチャー勉強会」を発足させました。
この勉強会は、日本から真のメガベンチャーを生み出すために、どのような行動を起こしていくかを真剣に議論すべく、産学官における超一線級の有識者(下記メンバー参照)の皆様に集まっていただいたもので、共同座長として、あずさ監査法人 山田 裕行理事長と経済産業省資源エネルギー庁 井上 博雄 省エネルギー・新エネルギー部長にご就任いただきました。
また、熱い議論を支える体制として、朝比奈が副座長・ファシリテーターに就いたほか、政策提言の取りまとめを担う事務局長には平木が就き、会議運営の実務は村上が担当しています。
5月29日に日本最大級のイノベーションセンターであるCIC Tokyoにて第1回会議を開催しました。これまでの有識者インタビューを踏まえ、第1回会議では「分野」をテーマに、東京大学エッジキャピタルパートナーズ(UTEC)の郷治 友孝代表取締役社長から大学発ベンチャーについて、井上共同座長からは我が国のGXにおける重点分野、東北大学の中川 敦寛副理事(国際共創担当)からはライフサイエンス分野でのご発表をいただき、早朝(7時30分)からの開催にも関わらず、ご参加いただいたパワフルなメンバーとの間で、予定の時間を15分オーバーして侃侃諤諤の熱い議論が交わされました。会議終了後も参加者の皆様との交流が続き、メガベンチャー創出に向けた政策提案に向けて、力強く”始動”することができました。第2回(6/12)は「人材」、第3回(7/17)は「地域」についての勉強会を予定しています。

メガベンチャー勉強会構成メンバー(敬称略)
<共同座長>
山田 裕行 有限責任あずさ監査法人理事長/KPMG Japan 共同チェアマン
井上 博雄 経済産業省資源エネルギー庁省エネルギー・新エネルギー部長
<副座長・ファシリテーター>
朝比奈 一郎 青山社中株式会社筆頭代表 CEO
<メンバー>
芦澤 美智子 慶應義塾大学大学院経営管理研究科准教授
出雲 充 株式会社ユーグレナ代表取締役社長
金田 修 游仁堂(游仁信息科技(上海)有限公司)CEO
郷治 友孝 株式会社東京大学エッジキャピタルパートナーズ代表取締役社長 CEO
中川 敦寛 東北大学副理事(国際共創担当)
名倉 勝 CIC Institute ディレクター
本間 真彦 インキュベイトファンド株式会社代表パートナー
松尾 豊 東京大学大学院工学系研究科教授
<事務局>
事務局長:平木 省 青山社中株式会社取締役 COO
共同事務局長:阿部 博 あずさ監査法人常務執行理事 企業成長支援本部 インキュベーション部長、
稲邑 拓馬 経済産業省 資源エネルギー庁 省エネルギー・新エネルギー部政策課長
事務局アドバイザー:奥山 恵太 出向起業スピンアウトキャピタル代表パートナー、
陶山 祐司 株式会社ゼブラアンドカンパニー共同創業者
<企画・運営>
有限責任あずさ監査法人
青山社中株式会社

青山社中政策支援チームでは、さまざまな政策テーマにおける「改革の実現」に向け、各種ご相談に応じています。ぜひお気軽にお声がけください!

▼お問い合わせ 担当:平木、村上▼
office@aoyamashachu.com

*「青山社中キャリア」~パブリックセクター の求人情報~ ー 官民の「回転ドア」をもっと大きく、もっと軽く。ー
▼青山社中キャリア
https://aoyamashachu.com/career/
▼お問合せ▼
career@aoyamashachu.com
企業へ転職を考える官庁在籍者や、公務員へ転身を考える企業在籍者などを中心に、
政策関連領域での中途採用の紹介・マッチングをすすめていきます。

政府動向や、政策に通じた人材を求める企業様からの求人情報も、随時受け付けております。
お気軽にお問い合わせください。
▼求人一覧▼
https://aoyamashachu.com/career/jobs/

◆公共政策コンサルタント ディレクター
https://aoyamashachu.com/career/jobs/20231124/
・社会に中長期的な利益をもたらすルールが作られるよう、顧客となる企業や
 団体に伴走しながらパブリックセクターに働きかけ、政策立案・推進を目指します。
・公共政策コンサルタントとして、クライアント対応~事業体制整備まで、
 幅広い業務内容を能動的に実施できる方を探しております!!

▼その他
◆監査法人系ファーム(BIG4)パブリックセクター・コンサルティング/アドバイザリー
◆エネルギー関連企業 執行役員
◆内閣府地方創生推進室

▼お問合せ▼
career@aoyamashachu.com

*朝比奈が顧問を務める「あずさ監査法人」ウェビナーについて
朝比奈が顧問を務める「あずさ監査法人」では、パートナーを招聘し、
公共インフラにおけるPPP/PFIの活用事例を紹介するウェビナーを配信しています。
PPP/PFIの概要から各論(水、道路など)そして未来像のご紹介を企画しており、
広くは官民連携にご興味がある方、特に自治体のご担当者のお役に立つコンテンツを配信中です。

出典
有限責任 あずさ監査法人
「インフラの持続可能性を高める官民連携(PPP/PFI)セミナーシリーズ(全5回)」
https://kpmg.com/jp/ja/home/events/2023/11/231117-ad-ppp.html

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
5.青山社中リーダー塾通信
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
*14期生の選考が完了!13名の入塾が決定しました!
先日来募集しておりました、「14期 青山社中リーダー塾」の選考が完了し、13名の入塾が決定いたしました!定員は本来12名ですが、今期は特に素晴らしい方々にアプライして頂き13名でスタートすることになりました。告知にあたっては今回もさまざまな方にご協力を賜り、改めて御礼申し上げます。今期も、経営者や地方議員、公務員、マスコミや医療関係者など多様な方にご参画いただくことになりました。開講は6月1日です。
「混迷の時代こそ、新たな時代を切り拓くリーダーシップを」朝比奈が常々申し述べている「始動力」を育み、激動の時代を切り拓く人材を、ともに学びつつ育成します。14期生の活躍にどうぞご期待ください!

*NPO法人地域から国を変える会 事務局長:1期生 大山
【鳥取県若桜町】 人口減少対策ワーキングについて
鳥取県若桜町は、厚生労働省の国立社会保障・人口問題研究所が先日公表した2050年時点の推計人口で、県内市町村で最も人口減少率が高い61・9%でした。これを踏まえて、町では人口減少対策プロジェクトを開催、関係課長を緊急招集し、本会にて人口減少の構造について講習をさせていただきました。若桜町では、子育て支援など人口減少対策(社会増対策)はこれまでに打ってきていますが、その場しのぎの打ち手ではなく、人口減少の構造を理解したうえで打ち手を出していくこととしました。言わずもがな、人口減少は、社会減少と自然減少があり、実は国では社会増(外国人増)になっています。自治体における社会増は流出抑制と流入促進となりますが、根本的には「仕事」と「住む場所」であると考えます。雇用創出には中長期の時間がかかります。一方、引越をする可能性が高い結婚のタイミングで住む賃貸住宅(いきなり家は購入しない)が、中山間地域では圧倒的に不足している(民間が賃貸住宅を建てるメリットがない)は社会減少の根本原因の一つです。また、自然減少対策は経済対策に尽きますが、ひとり親支援など県内でも力を入れていない部分に力を入れることで、その優位性を高めることが考えられると思います。今後、議論は定例的に開催し、打ち手の確度を深めてまいります。

【北海道厚沢部町】 あっさぶ江差高校バスの運行開始
北海道厚沢部町「あっさぶ江差高校バス」が運行開始となり、町内の半数以上の学生が利用している実態が明らかになりました。従来の路線バスから通学目的型へのシフトにより大幅な運行経費削減が実現できました。なお、通学以外の利用者については、利用人数が僅少ということもあり、福祉輸送サービスで対応しています。世の中にある「公共交通」の問題は、「福祉輸送」と「公共交通」の狭間にあります。需要の多い通勤・通学などを目的とした輸送サービスは、公共交通としてのサービス提供が持続的に可能ですが、特に通勤が需要から消え、取り残された通学と高齢者の通院等が課題になります。私どもが考える解決策は「目的型」です。通学は、通学特化型の巡回ワゴンバス(学校の始業・終業等に合わせる)にする。通院は福祉輸送に一定程度任せるというものです。地域事情にもよりますが、運転が困難な高齢者向けには福祉輸送や通院特化サービスという形式で提供することになります。

*一般社団法人日本と世界をつなぐ会 事務局長:7期生 水野
【北海道むかわ町】
代表朝比奈が「むかわ町復興創生・共創アドバイザー」を務める北海道むかわ町にて、鵡川地区における今後のまちづくりに関するご支援を行っております。
今月は5/8から5/9かけて訪問し、昨年度ご支援をさせていただいたマーケティングサウンディングを踏まえての具体的な官民連携の進め方について、町長はじめ町役場の皆さまとのディスカッションを行いました。また、同じく昨年度より開始された住民主体のまちづくりに関する懇話会”しゃべり場鵡川”に朝比奈もオブザーバーとして参加させていただき、主に四季の館の今後について議論いたしました。
今後もより町にとって意義のある事業となるよう、引き続きご支援してまいります。

*塾生と朝比奈の再会
今月は以下の方が、朝比奈を訪ねてきてくれました。
それぞれの『始動』を期待しています!

10期生:福澤 広一朗さん
12期生:佐々木 興太郎さん
2期生:水野 隆さん

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
6.青山社中のメディア掲載・講演等のお知らせ
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
<6月の予定>
・6/4【朝比奈が登壇】Omotenashi Selection 授賞式
・6/7【朝比奈が出席】富山県成長戦略会議
・6/16【朝比奈が登壇】参政党「参政党DIYスクール」
・6/25【朝比奈が出演】ダイバーシティニュース
・6/26【朝比奈が登壇】法政大学「地域経営戦略」
・調整中【朝比奈が寄稿】JBPress

今回も最後までご覧いただき、ありがとうございました。

 
戻る