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2024年2月29日

青山社中メールマガジンvol.159「ウェルビーイング雑感」

青山社中メールマガジンvol.159「ウェルビーイング雑感」

………. [もくじ]…………………………………………………………………………………………….
1.朝比奈一郎の論考
「ウェルビーイング雑感」

2.始動者求む!青山社中リーダー塾14期生の募集を開始しました

3.【齋藤 健 経済産業大臣がご登壇】4月5日夜に青山社中フォーラムvol.60を開催!参加者募集を開始しました

4.ASLG青山社中リーダーシップ・公共政策学校 宮田 俊男 講座「医療・介護・ヘルスケア産業」開講・受講生募集中!

5.トピックス
●JBPressに朝比奈の論考が掲載されました
●平木と村上が、那須塩原市の渡辺市長と幹部の皆様に、公共施設の適正配置に向けたコスト構造分析についてプレゼンテーションをしました
●朝比奈が、川崎市 第3回中小企業活性化専門部会に出席しました
●朝比奈が、番組講師を務めるBBTch(社会変革型リーダーの構想力)の収録に際し、国境なき医師団の村田事務局長をゲストにお迎えしました
●朝比奈が、有識者枠で、上智大学「知のエグゼクティブサロン」に参加しました
●朝比奈が、内閣官房の会議(少子化対策関連)に招かれ「意識醸成アクションプラン」検討チームの有識者として意見を申し述べました
●朝比奈が、リーダー塾13期生2名と、「大正ロマン~昭和レトロの夢体験プロジェクト」のオープニングイベントに参加しました
●朝比奈が、有識者としてお手伝いしている議論の成果を富山県が、公表しました
●朝比奈が、登壇した『NTT東日本グループ 地域ミライ共創フォーラム2024』アーカイブ動画が配信中です
●ASLG「危機管理」講座で、大野元裕 埼玉県知事にご登壇いただきました
●朝比奈が、G1サミットに参加しました
●朝比奈が、LuckyFM 茨城放送の「ダイバーシティニュース」に出演しました

6.青山社中からのお知らせ
●政策支援チーム活動レポート
●『青山社中キャリア』~パブリックセクター の求人情報

7.青山社中リーダー塾通信
●NPO法人地域から国を変える会 事務局長:1期生 大山
●一般社団法人日本と世界をつなぐ会 事務局長:7期生 水野
●塾生と朝比奈の再会

8.青山社中のメディア掲載・講演等のお知らせ
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1.朝比奈一郎の論考
「ウェルビーイング雑感」
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1.ウェルビーイング狂騒曲
仕事柄、色々な自治体の政策作りなどに関与させて頂いているが、もはや、触れていないところ、書いていないところが無いのではないか、というくらいに最近氾濫している文言が「ウェルビーイング」である。どこの自治体の総合戦略や人材育成方針にも、必ずと言って良いほど頻繁に登場している。

まあ、少し前のSDGsやサステナビリティにしても(一応まだ流行ってはいる?)、何にしても、それっぽい“新しい横文字”を「ありがたや」と敬って重視するのは、今に始まったことではなく、それはそれで悪い事ではないのかもしれないが、どことなく薄っぺらな感じがするのは私だけであろうか。

「すぐに盛り上がるものは、すぐに忘れ去られる」ものであり、ブームというものはそもそもそういうものなのは仕方ないが、ウェルビーイング狂騒曲もあと何年持つか、などと斜めについ見てしまう私は、やや性格がねじ曲がっているのかもしれない。

私は、ウェルビーイングを否定しているわけではないのだが、その表層的な広まりには懸念を感じている。ウェルビーイングには、大別して、人生の在り方、暮らしの作り方を深いレベルで考え理解した上で、自らの人生をポジティブに作り上げていくという真のウェルビーイングと、ただ単に、「大変だから楽をしよう」、「楽をして享楽に身を任せよう」という本来あってはならない亜種のウェルビーイングの2種類があるような気がしている。後者のまん延には警戒しなければならない。

2.ウェルビーイング栄えて国滅ぶ?
「向かいのホテルオークラ(大蔵省)と、こちらの通常残業省(通商産業省)とどちらが良いか」などと、その不夜城ぶりが揶揄されていた霞が関の官庁街だが、現在は、聞くところによると私が所属していた13年前とは様子が変わりつつあり、若手のうちでも有給休暇をとったり、男性でも育休や産休をとったり、ということが広がりつつあるという。

もちろん、引き続き国会対応その他で、残業の嵐だという部局・個人も少なくないようではあるが、かつてはサービス残業だった状況から、少なくとも残業代はほぼフルで支給されるようになったとも聞いており、ウェルビーイング的には、いい方向に向かっていることは間違いない。

その昔は、銀行や大手企業でも残業が普通だったのが変わり、最後の残業王国の牙城とも言えるメディアや官公庁が変わり、、、となると、一部のガムシャラなベンチャー企業などを除き、日本は、ウェルビーイング派が常に例に出す北欧諸国などと同様に、マルクスも驚くような労働者が過ごしやすい国・社会になっていくのかも知れない。

ただ、ウェルビーイング栄えて国滅ぶ、という懸念もないわけではない。直接の因果関係の説明はできないが、減少としては、日本企業・日本のサラリーマンのガムシャラぶりが徐々に減退していき、欧米諸国のサラリーマンなどと同様か、それ以下のガムシャラぶりになるとともに、日本企業は競争力を失っていった。

欧米の陰謀ではないか、という説があるほどに、当時の日本人を「エコノミック・アニマル」などと非難して、何とか日本企業の強勢ぶりを弱めようとしたかったことは確かだ。余計なお世話と言えば余計なお世話だが、日本人は人生の楽しみ方を知らない、とばかりに、人間を幸せにしない日本のシステムと論難する風潮があったことは間違いない。

そして、繰り返しになるが因果関係は別として、現象としては、日本人の労働時間が減って行く中で、かつて、世界の時価総額ランキングでトップ30社のうち21社を占めた日本企業の存在感は見る影もなくなり、最近になって約35年前の日経平均の最高値にようやく追いついたと喜んでいる状態だ。(その間、アメリカのダウ平均は、15倍~20倍になったとされる)

その株高も、その大きな要因は、中国に向いていた海外投資家の資金がオルタナティブとしての日本に向かったことや、新NISAによって個人金融資産が流入してきたことなどであろう。私見では、日本企業の真の実力に海外投資家たちが目覚めたからだ、というのは幻想のような気がしている。バフェットが日本の商社株を買ってくれていることに留飲を下げている場合ではない。

『不適切にもほどがある』という“レトロを一周回って新しく感じさせる”という良くあると言えば良くある手法のドラマが流行っているようだが、いずれにしても、頑張らずに良い生活を送れる、というのは幻想にすぎない。頑張ろうとする人、人一倍努力しようとする人に対して、「お前がんばるなよ、お前が頑張り過ぎると、俺のウェルビーイングまで減退してしまうんだよ」というような悪しき平等主義、或いは頑張屋をせせら笑う冷笑主義のまん延は、行き過ぎたウェルビーイングの曲解であることは論を待たない。

かつて、政治家は日本は二流だが、日本の官僚は世界最強とも言われたことがあったが、あってはならない亜種のウェルビーイングのまん延と共に、日本の公務員の質がドンドン低下して行くこと、汚職等とは基本的に無縁で、モラルの高い日本の公務員の実力や地位が低下していってしまうことの無いようにしてもらいたいと痛切に願っている。

3.ウェルビーイングと政治家~パブリックを担う勇気と正しいウェルビーイング
先ほど、日本では、最後の牙城とも言える官公庁に至るまで、ウェルビーイングが広まっていると書いたが、もしかすると、そのリーチが届かない先にいるのが政治家かもしれない。彼らの正確な残業時間は測定するべくもないが、土日はもちろん、早朝から深夜に及ぶ各種会合への出席などを考えると、とても普通の人が耐えられる生活ではない。

ただ、世の中の多くの職業でウェルビーイングが広まれば広まるほど、余暇?の増えた国民たちの不平不満の矛先が政治に向いているような気がする。「俺たちの税金で食ってるくせに」(という人ほど、実はさほど税金を払っていない、という気がするのは私だけであろうか)という“大義名分”をひっさげて、忙しい時には向かなかった意識が、より栄えているように見えるもの、偉そうな人たちに先鋭的に向いている気がする。

(余談だが、ビッグモーター、ジャニーズ、宝塚、自民党(安倍派)、松本人志、ダイハツ(トヨタ)、、、と、もちろん、不正などがある場合にはそれは正す必要があるが、いずれにせよ、強いもの・勝っているものに対する不平不満が凄い勢いで世間に渦巻いている気がする)

そうなると、ウェルビーイングはないわ、世間の不満は向かうわの政治家になるなり手は必然的に減って行き、その質は低下する。世界最高峰の人材を集めて、世界最強の国家となったにも関わらず、そして、民主主義であるにも関わらず、トランプVSバイデンの大統領選挙しか演出できなくなってしまったアメリカはその典型であろう。良い人材は、ポリティカル・アポインティなどによる一本釣りを除き、さほど政治や行政に向かっていないというのはコンセンサスである。

かつての日本では、「滅私奉公」という言葉が流行っていた。自らは犠牲にして、公のために尽くす。そういう行為が、人々の尊敬を生み、労働時間や精神的ストレス、金銭面での処遇などでは、ウェルビーイングとは程遠い生活環境でありながら、公共(パブリック)を担う人材になろうという優秀な人材が多数存在した。

そして、究極の滅私奉公の存在が、実は天皇陛下であると私見では感じている。天皇陛下は憲法上も実態上も日本国の象徴・シンボルということだが、一体何の象徴なのかと考えると、もちろん、祭祀を担うなど歴史・文化的な意味もあるが、究極的には、「利他の象徴」ということなのではないかと思う。自らを犠牲にして、この国・社会の未来永劫の弥栄を祈願する。そのためには、自らの身は顧みない。

真子様などの動きがある意味で典型なのであろうが、ウェルビーイングを考えると、とても皇室に生まれたいとは思わないのが普通であろう。ウェルビーイング全盛下における天皇陛下・皇室メンバーの人権というのは、ある意味古くて新しい命題であり、私見ではいずれイギリス王室のように、天皇制や皇室はその存在そのものの是非が公然と、過激な形で議論の対象になってしまう時代がくると感じている。

が、いずれにせよ、かつては、究極の滅私奉公ともいえる天皇陛下を頂点に、政治家・官僚・そして、渋沢栄一翁のような大経営者に至るまで、表層的なウェルビーイングを犠牲にしても、自分の人生を輝かせよう、ということが尊重され、評価されていた。

単に昔に戻れ、というつもりはない。ただ、公共(パブリック)を担う勇気、そうした滅私奉公的人生も、一つの選択としてあるべきであり、そのために必死に頑張るということも、人によっては究極のウェルビーイングである、という事実に社会がもって目を向けるべきであると強く感じている。

筆頭代表CEO
朝比奈 一郎

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2.始動者求む!青山社中リーダー塾14期生の募集を開始しました
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開講以来180名を超すリーダー塾生・卒塾生を輩出している、「青山社中リーダー塾」の第14期生の募集を開始しました。
https://aoyamashachu.com/leader/

これまでに入塾された方たちは、起業家や議員(国会、県議会等)としての道を歩んだり、地方へ移住したりとさまざまな道を歩んでいます。

あなたも自ら動く人たち(始動者)の集まりである、青山社中リーダー塾。
大局観を持ち、自らが変革者となるその一歩を踏み出してみませんか?

自分の頭で考え、信念に従って一歩踏み出す意志を持った
皆さんの挑戦をお待ちしています。

<第1回>3月21日(木)19:00~20:30
塾頭 朝比奈より挨拶&塾生との交流会
*詳細・お申込みはこちら
https://leader20240321.peatix.com

<第2回>3月27日(水)19:00~20:30
塾頭朝比奈の模擬授業&塾生インタビュー
*詳細・お申込みはこちら
https://leader20240327.peatix.com

<第3回>4月6日(土)10:30~12:00
塾頭 朝比奈より挨拶&塾生との交流会
*詳細・お申込みはこちら
https://leader20240406.peatix.com

<第4回>4月20日(土)10:30~12:00
塾頭 朝比奈の模擬授業&塾生インタビュー
*詳細・お申込みはこちら
https://leader20240420.peatix.com

◆青山社中リーダー塾とは
「青山社中リーダー塾」は、激動の時代を切り拓き、世界へ通用する能力を身に付けるリーダー養成塾です。塾頭は、元経産官僚で、各地で自治体のアドバイザーなどを務め、ビジネス・ブレークスルー大学大学院客員教授も務める弊社筆頭代表CEOの青山社中代表の朝比奈一郎が務めています。

*青山社中リーダー塾の詳細はこちら
https://aoyamashachu.com/leader/

*朝比奈一郎のプロフィールはこちら
https://aoyamashachu.com/member/

リベラルアーツを学び、同志と切磋琢磨することを通じて、自分なりの人生観や世界観を確立することを目指します。5年間で「国や社会のことを考え、変革に向けた行動を起こすことができる人材」を育成すべく「魂に火を付ける教育」を行います。

◆どんなメンバーがいるのか
青山社中リーダー塾は現在13期生まで在籍しており、政治・行政、ビジネスなどの分野を問わず、「主体的にアクションをしていきたい」と考える人々が切磋琢磨できる環境です。

メンバーは官僚、医師、教師、自衛隊員、学生、民間企業社員(マスコミ、商社、コンサル、金融、IT他)など多彩です。座学編が終わった後は海外留学、起業、転職など個々人のチャレンジは元より、塾生たちによる地域活性化や政策研究のプロジェクトなどが生まれています。

*塾生からのメッセージはこちら
https://aoyamashachu.com/leader/message/

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3.【齋藤 健 経済産業大臣がご登壇】4月5日夜に青山社中フォーラムvol.60を開催!参加者募集を開始しました
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4月5日(金)、齋藤 健 経済産業大臣をお招きし「青山社中フォーラムvol.60」を開催いたします。
60回目の開催となる今回は「現下の国際情勢と日本政治をどう見るか ~転機にある日本のとるべき道~」をテーマに、現職の経済産業大臣である齋藤健氏のご見解をお話いただくとともに、経済産業省での後輩にあたる当社代表の朝比奈 一郎との対談及び、ご来場の皆様からの質疑応答も交え、これから社会の中心を担っていく若手・中堅世代が個人として、そして社会を支える人材としてどのように世界と向き合い、変革を進めていくべきなのか、ともに考える機会を目指します。

大臣の講演、朝比奈との対談、ご参加者からの質疑応答も、時間が許す限り受け付けます。
ライブ配信もいたしますので、ご遠方の方も是非この機会をお見逃しなく!
https://aoyamaforum60.peatix.com

【講演者プロフィール】齋藤 健(さいとう・けん)/経済産業大臣、衆議院議員
1959年6月14日生まれ。東京大学卒業後、通商産業省(現・経済産業省)に入省。2009年に衆議院議員初当選。
その後、農林水産大臣や法務大臣など要職を歴任。2023年12月に経済産業大臣に就任。

2024年4月5日(金)19:30~21:00
会場:官民共創HUB
https://kanminhub.org/
〒100-0013
東京都港区⻁ノ門1-1-3 磯村ビル3階

▼詳細・お申し込み▼
https://aoyamaforum60.peatix.com

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4.ASLG青山社中リーダーシップ・公共政策学校 宮田 俊男 講座「医療・介護・ヘルスケア産業」開講・受講生募集中!
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昨年10月から開講中の『青山社中リーダーシップ・公共政策学校』(略称:ASLG)
同校は、日本社会を取り巻く課題を理解し社会課題を解決する「始動者」・「政策人材」の育成をコンセプトにした学校です。
https://aoyamashachu.com/aslg/

2月は、拓殖大学大学院地方政治行政研究科特任教授の濱口 和久氏による「危機管理」の講座が終了いたしました。第3回には現職首長である大野元裕 埼玉県知事にもご登壇いただき、ご自身の経験に基づいた現場目線での危機管理対応について貴重なお話を伺いました。

今年度は現在開講中の「医療・介護・ヘルスケア産業」[2月28日(水)~]が最後の講義となりますが、アーカイブでの受講は現在も受け付けております。

ご周知いただけますと幸いです。

▼お申込▼
https://aoyamashachu.com/aslg/entry/

【概要】
対象:政治行政などのパブリックセクターを変革する意思のある人材
   民間の立場から現行の政策や制度を理解した上で変革のアクションを志す人材
   (年齢制限・選考はありません)
開講時期:2023年10月~2024年3月(1講座から受講いただけます)
     ※アーカイブ動画での受講も可能
     ※欠席の場合にレポートの提出によって受講扱いとすることもあります
開講時間:水曜日若しくは木曜日の19:00~21:00
開催場所:青山社中セミナールーム(東京メトロ銀座線外苑前駅より徒歩5分)
※リアルとオンラインを同時に開催致しますが、講師都合によりオンラインのみの場合もございます。

【費用】
1)入学金:1万円(税込)
2)受講料 1 講座あたり5万円(税込)
・復習割:以前受講された講座と同じ講座を受けられる方は1講座2万円(3万円割引)
 ※復習割はオンライン参加のみ

【説明会アーカイブ】
▼動画はこちら▼
https://aoyamashachu.com/aslg/briefing/
■ 説明会項目
・校長挨拶(8月30日)・副校長挨拶(9月20日)、青山社中ご案内
・講座カリキュラムご案内
・昨年度受講者インタビュー
・質疑応答

〇お問い合わせはこちら (担当:立山・富樫)
education@aoyamashachu.com

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5.トピックス
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<1> JBpressに朝比奈の論考が掲載されました
自民党やダイハツの不祥事を例に、「過剰なバッシング」の国益への影響を考えた内容です。結果的に大事な足元の基盤を自壊することになり、他国に利する危険性を指摘しました。

「メディアとネットによる過剰なバッシング、叩いて壊した結果なにか残るのか」
https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/79192

<2> 平木と村上が、那須塩原市の渡辺市長と幹部の皆様に、公共施設の適正配置に向けたコスト構造分析についてプレゼンテーションをしました
当社の政策支援チーム、平木と村上が那須塩原市の渡辺市長と幹部の皆様に、公共施設の適正配置に向けたコスト構造分析についてプレゼンテーションの機会をいただきました。
市内の誘客施設を例に取り、①中期的なコスト変化の傾向分析、②ライフサイクルコスト分析、③同種施設間のマトリックス分析、の手法をご紹介し、市長からも前向きなご発言をいただきました。
公共施設の老朽化と適正配置は、早急な対応と住民の方々への丁寧な説明が必要な課題です。
同時に行政は、基本的なデータを整理して説明する癖を付けるべき、とお伝えしています。

<3> 朝比奈が、川崎市 第3回中小企業活性化専門部会に出席しました
川崎市では、朝比奈が経済活性アドバイザーを務めています。先月に引き続き、今年度の中小企業活性化関連施策の施策検証に関して、専修大の遠山教授を座長とする委員の皆様と、議論をいたしました。

<4> 朝比奈が、番組講師を務めるBBTch(社会変革型リーダーの構想力)の収録に際し、国境なき医師団の村田事務局長をゲストにお迎えしました
BBTchの収録に、国境なき医師団の村田事務局長をお迎えしました。
挫折を乗り越えながら常に自分と向き合い、アイデンティティや使命感を育み、実現していく行動力。
そして慈しむ美しさを、真摯に語っていただきました。
朝比奈とは、ともにケネディスクールで学んだ仲というご縁もあります。
ますますのご活躍を応援してます!
こちらからご覧いただけます

<5> 朝比奈が、有識者枠で、上智大学「知のエグゼクティブサロン」に参加しました
今月は、「日本論」をテーマに、参加者が活発に意見を交わしました。今年度は次回の3月開催が最終回です。来年度も朝比奈は有識者枠で参加予定で、3月8日まで参加者を募集しています。

<6> 朝比奈が、内閣官房の会議(少子化対策関連)に招かれ「意識醸成アクションプラン」検討チームの有識者として意見を申し述べました
山崎参与を中心に、同事務局の竹林審議官や原田参事官、それに、こども家庭庁の高橋審議官、財務省の松本主計官、経産省の太田課長など各省から11名が揃っている場で緊張しましたが、色々私見を申し上げてきました。中身は差し控えますが、相変わらず情熱的に政策を考えて実現されようとしていて感銘を受けたところです。
山崎参与が地方創生の統括官をされていた頃から山崎さんには朝比奈が何かとお世話になっており、また『どうする地方創生』という山崎さんの著書の第二章と第三章に、対談相手として登場させて頂いたご縁もありました。
当初の予定の1時間半を超えて2時間超の大議論となり、改めて、公のために、根底から議論しつつ頑張ってる官僚の皆さんは素晴らしいなと、朝比奈にとってはと少し懐かしい機会にもなりました。

<7> 朝比奈が、リーダー塾13期生2名と、「大正ロマン~昭和レトロの夢体験プロジェクト」のオープニングイベントに参加しました
朝比奈がリーダー塾13期生2名とともに、「大正ロマン~昭和レトロの夢体験プロジェクト」のオープニングイベントに参加しました。朝比奈が塾頭をつとめ、弊社が運営をお手伝いしている「ぬまた起業塾」塾生である糸賀さんが主催者で、星野沼田市長、起業塾同窓会長の吉澤氏とともに、ご挨拶もさせていただきました。
ぬまた起業塾の塾生やOBも参加して2次会まで大いに盛り上がり、沼田市の皆さまと、朝比奈や参加した青山社中リーダー塾生たちが親睦をさらに深める機会となりました。

<8> 朝比奈が、有識者としてお手伝いしている議論の成果を富山県が、公表しました
富山県が、朝比奈が有識者としてお手伝いしている議論の成果を公表しました。

『富山県成長戦略アクションプラン(令和6年度版)について』/朝比奈は成長戦略 会議委員であり、同会議の県庁オープン化戦略プロジェクトチーム座長
https://www.pref.toyama.jp/100202/seityousenryaku/240219.html
朝比奈も発表直前まで議論に加わりましたが、担当課のご尽力により、富山の成長発展を支える県職員について、職務経験者の採用割合を25%目安に検討するといった意欲的な数値目標を盛り込んだ内容になりました。

『「富山県職員人材育成・確保基本方針」の策定』/朝比奈は検討会議の座長
https://www.pref.toyama.jp/1104/kensei/shokuin/shokuin/jinzaiikusei.html
~ 職員一人ひとりが自ら考えて“始動”する富山県へ ~とのコピーのとおり、
朝比奈が折に触れて提唱する『始動力』を重視した指針となりました。
アクションプランの冒頭でも触れられているとおり富山県は、強みを最大限に活用し、弱みを克服することにより、富山のウェルビーイングの向上を図るとともに、その発展の礎となる「人づくり」、さらには、(新しい富山県の)更なる発展のための「新しい社会経済システム」の構築に取り組まれています。

この度の議論のとりまとめは、郷土や国を想う皆さまの熱意の賜物であります。当社としても、地域からの変革に向けた行動を起こす『始動者』の育成・輩出に向け、引き続き、お手伝いしてまいりたいと決意を新たにする機会となりました。

<9> 朝比奈が、登壇した『NTT東日本グループ 地域ミライ共創フォーラム2024』アーカイブ動画が配信中です
朝比奈が登壇した、『NTT東日本グループ 地域ミライ共創フォーラム2024』アーカイブ動画が配信中です!
https://business.ntt-east.co.jp/event/forum2024/
食・文化・自然など、その土地ならではのアセットを活かしながら、人やお金が循環するような幸せのカタチ(=地域循環型社会)の実現に向けて、
地元住民、自治体、企業などがどのように共創すべきか・・
3月29日までご覧いただけます。

<10> ASLG「危機管理」講座で、大野元裕 埼玉県知事にご登壇いただきました
ご自身の経験に基づいた現場目線での危機管理対応について、大変貴重なお話を伺いました。大野知事は、外交官から国政そして地方自治の要職を歴任されてきました。近年ではコロナ対策などの事例を挙げつつ、4つのR(強度、柔軟性、投入可能資源、速度)の観点から、希望的観測ではなく可能な限り現実的な仮説(それも悪い仮説)を立て、それに対処する方法論を、お話しいただきました。

<11> 朝比奈が、G1サミットに参加しました
G1サミットは「日本版ダボス会議」を称する、今後の日本・世界を担っていくリーダーたちが学び、交流する会合です。
今年は沖縄で開催され、今回も各界の一線で活躍される皆さんと、議論を重ねて参りました。

<12> 朝比奈が、LuckyFM 茨城放送の「ダイバーシティニュース」に出演しました
朝比奈が、LuckyFM 茨城放送の「ダイバーシティニュース」に出演しました。
政治倫理審査会の開催、日経平均株価の連日高値、ウクライナ侵攻から2年経過など、最新の話題を解説しました。
こちらからご覧いただけます

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6.青山社中からのお知らせ
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*政策支援チーム活動レポート
青山社中政策支援チームでは、「政・官・民の結節点」という当社の強みを活かし、国会や地方議会、自治体、企業の皆様が進める「改革の実現」に向け、多彩な支援を行っております。今月も、活動内容の一部をご紹介します。
https://aoyamashachu.com/thinktank/

【民間企業の先駆的な知見やアイデアを地域課題の解決に活かす】
青山社中では、公益に資する事業を展開されている多くの企業の営業活動や政治家・官公庁・地方自治体とのリレーション構築に向けたサポートを行っております。現在は、主に医療DX、リサーチ、IP(知的財産)活用、健康づくりに関する企業様のお手伝いをしております。日本の各地では、少子化、超高齢化、地域活性化などさまざまな課題に直面していますが、これらの解決を自治体だけで担うことは不可能です。青山社中では、企業が提供する先進的なサービスと官公庁や自治体とのマッチングを取り持ち、持続可能で豊かな地域づくりに貢献してまいります。

【国会・地方議会での論戦をサポート】
2月は国会でも地方議会でも、来年度予算をはじめとして活発な論戦が繰り広げられています。青山社中では、国会議員・地方議員の皆様が行う質問や議案等の調査に当たり、議論のポイントに関するアドバイスや、先進事例やデータ等のリサーチなど、議会活動のサポートを行っています。直近では、一部の地域で問題になっているストックヤード(再生資源の屋外保管場)に関する法制度の整理や、海外ベンチャー誘致、スタートアップエコシステムの構築などについて提案を行ない、意見交換を行いました。
これらの活動を通して、青山社中は国会や地方議会の活性化のお役に立ってまいります。

青山社中政策支援チームでは、さまざまな政策テーマにおける「改革の実現」に向け、各種ご相談に応じています。ぜひお気軽にお声がけください!

▼お問い合わせ 担当:平木、村上▼
office@aoyamashachu.com

*『青山社中キャリア』~パブリックセクター の求人情報~ ー 官民の「回転ドア」をもっと大きく、もっと軽く。ー
▼青山社中キャリア
https://aoyamashachu.com/career/
▼お問合せ▼
career@aoyamashachu.com
企業へ転職を考える官庁在籍者や、公務員へ転身を考える企業在籍者などを中心に、
政策関連領域での中途採用の紹介・マッチングをすすめていきます。

政府動向や、政策に通じた人材を求める企業様からの求人情報も、随時受け付けております。
お気軽にお問い合わせください。
▼求人一覧▼
https://aoyamashachu.com/career/jobs/

◆公共政策コンサルタント ディレクター
https://aoyamashachu.com/career/jobs/20231124/
・社会に中長期的な利益をもたらすルールが作られるよう、顧客となる企業や
団体に伴走しながらパブリックセクターに働きかけ、政策立案・推進を目指します。
・公共政策コンサルタントとして、クライアント対応~事業体制整備まで、
 幅広い業務内容を能動的に実施できる方を探しております!!

▼その他
◆監査法人系ファーム(BIG4)パブリックセクター・コンサルティング/アドバイザリー
◆エネルギー関連企業 執行役員
◆内閣府地方創生推進室

▼お問合せ▼
career@aoyamashachu.com
*朝比奈が顧問『あずさ監査法人』ウェビナーについて
朝比奈が顧問を務める「あずさ監査法人」では、パートナーを招聘し、
公共インフラにおけるPPP/PFIの活用事例を紹介するウェビナーを配信しています。
PPP/PFIの概要から各論(水、道路など)そして未来像のご紹介を企画しており、
広くは官民連携にご興味がある方、特に自治体のご担当者のお役に立てると思います。

出典
有限責任 あずさ監査法人
「インフラの持続可能性を高める官民連携(PPP/PFI)セミナーシリーズ(全5回)」
https://kpmg.com/jp/ja/home/events/2023/11/231117-ad-ppp.html

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7.青山社中リーダー塾通信
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*NPO法人地域から国を変える会 事務局長:1期生 大山
【鳥取県大山町】
大山町では、一年かけて大山町人材戦略策定会議で議論を重ね、求める人材像を定義しました。人材像は「積極性・探求心をもって、日々の業務を追求することで備わる専門性を多数有するブラシ型人材」です。この人材像の下、育成・評価・採用・報酬制度を構築しています。2024年度は、求める人物像のイメージを庁内で共有し始め、各種取組みに手をつける時期(本格実行に向けた体制整備) 、その後、2025年度から各種取組みを本格的に実行し、2029年度から、各種取組みが自動的に行われるようになり、風土文化が醸成していく段階と目指していきます。

【群馬県安中市】
安中市において、(1)わかりやすい資料のつくり方、(2)進みやすい会議の進め方について研修を行いました。これまで、行政の方々からのオーダーとして政策形成をテーマとした研修を多く実施してきました。しかし、政策形成以前に、日々の業務遂行の中の課題が多いことも確かです。安中市幹部の方々と複数回ヒアリングさせていただく中で、今回のテーマとなりました。
 (1)わかりにくい資料は結果的に職員の仕事量が増え、コストがかかります。例えば、全国自治体が作成したであろうワクチン接種案内文が分かりにくかった場合、「お金はかかるのか」「会場はどこにあるのか」など聞いてくる人が増え、電話・窓口の対応時間が増加してしまいます。(2)会議における「議論」に最も多い失敗として、いきなり問題の解決策を見つけようとすることがあります。議論には、問題発見→原因分析→解決策選定の順番があり、順番を守って議論ができる会議は良い会議であり、参加者の納得度が高くなります。このような問題意識のもと、市職員約100名を対象とした研修を実施しました。

*一般社団法人日本と世界をつなぐ会 事務局長:7期生 水野
【北海道むかわ町】
代表朝比奈が「むかわ町復興創生・共創アドバイザー」を務める北海道むかわ町にて、鵡川地区における今後のまちづくりに関するご支援を行っております。
今月は1月26日に鵡川地区拠点整備に向けた調査の一環としてマーケットサウンディングを行いました。拠点整備に係る鵡川地区の可能性を民間企業に知っていただき、拠点の可能性を探るもので、10社以上の企業の皆さまにヒアリングを実施しました。また、町民との連携を想定した住民懇話会では、第1回の懇話会「しゃべり場鵡川」が開催されました。今回は町内の小中学生を対象として、鵡川地区拠点整備について知っていただいたり、小中学生が望む町の姿などお話をしていただきました。今後も月に一回程度テーマを決めて開催される予定です。
今後、現在進行しているマーケットサウンディングを通して、民間企業からのアイディアをいただきながら、より魅力的な町づくりに向けてエリアデザインを描いていく流れを想定しております。より町にとって意義のある事業となるよう、引き続きご支援してまいります。

*塾生と朝比奈の再会
10期生:田内 大輝さん
ご出身である保険会社を主とした、コンサルティングに従事されています。
3/2土に開催のリーダー塾合同クラスで、プレゼンテーションをしてくれる予定です。

1期生:加藤 優さん
医療用衛生材料の製造及び販売を手掛ける、「大衛株式会社」の4代目の代表を務めておられ、
https://amethyst.co.jp/company/
医療・介護の現場を支えていらっしゃいます。

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8.青山社中のメディア掲載・講演等のお知らせ
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<3月の予定>
・3/5 (火):【朝比奈が登壇】東京商工会議所青年部会合
・3/15(金):【朝比奈が登壇】映画『Dance with the Issue』上映 & アフタートーク「生活者目線で考えるエネルギー問題とは?」
・3/17(日):【朝比奈が出演】PRESIDENT STATION
・3/23(土):【朝比奈が参加】JC地域経済活性化会議
・3/26(火):【朝比奈が出演】LuckyFM 茨城放送 「ダイバーシティニュース」 解説

今回も最後までご覧いただき、ありがとうございました。

 
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