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2024年1月31日
青山社中メールマガジンvol.158「自民党の派閥解体と今後の政治についての一考察 ~チェーン店と個人商店:商店街のアナロジー~」
………. [もくじ]…………………………………………………………………………………………….
1.朝比奈一郎の論考
「自民党の派閥解体と今後の政治についての一考察 ~チェーン店と個人商店:商店街のアナロジー~」
2.ASLG青山社中リーダーシップ・公共政策学校 開講・受講生募集中!
3.トピックス
●アゴラに朝比奈の論考が掲載されました
●下水道協会誌に朝比奈の論考が掲載されました
●JBpressに朝比奈の論考が掲載されました
●朝比奈がビジネス・ブレークスルー大学経営学研究科・経営学部合同新年会に朝比奈が出席しました
●朝比奈が「市町村アカデミー」にて講演を行いました
●朝比奈が「アバンフォーラム」でコメンテーターを務めました
●青山社中リーダー塾13期生と朝比奈が、沼田市で合宿を行いました
●朝比奈が、『PEPサミット2024 ~政策起業で2050年の日本を形作る~ で、アドバイザーを務めました
●朝比奈が、NTT東日本グループ「地域ミライ共創フォーラム2024」に登壇しました
●朝比奈が、川崎市 第2回中小企業活性化専門部会に出席しました
●朝比奈が、中小企業庁 令和5年度まちづくり人材育成事業第5回有識者委員会議に出席しました
●朝比奈がLuckyFM 茨城放送の「ダイバーシティニュース」に出演しました
●平木が山形市の佐藤市長を訪問しました
●朝比奈が第9期「ぬまた起業塾」閉講式に出席、講話や優秀賞の表彰を行いました
4.青山社中からのお知らせ
●政策支援チーム活動レポート
●『青山社中キャリア』~パブリックセクター の求人情報
●朝比奈が顧問『あずさ監査法人』ウェビナーについて
5.青山社中リーダー塾通信
●NPO法人地域から国を変える会 事務局長:1期生 大山
●一般社団法人日本と世界をつなぐ会 事務局長:7期生 水野
●4期生 堀尾 柾人さんが、日本ベンチャー学会 清成忠男賞 論文部門(奨励賞)を受賞しました!
●2期生 高原幸一郎さんが率いるNearMe社が、NHK「おはよう日本」の取材を受けました。
●8期生 園田 正樹さんが率いる、「あずかるこちゃん」が、「NHKワールド」で紹介されました!
6.青山社中のメディア掲載・講演等のお知らせ
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1.朝比奈一郎の論考
「自民党の派閥解体と今後の政治についての一考察 ~チェーン店と個人商店:商店街のアナロジー~」
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0.乾坤一擲の大勝負
1月19日(金)15時頃、たまたま某省の大臣で大臣と向き合っていた私は、二階派の解散と、その時情報として入ってきた同日夜の安倍派の集まりでの同派解散の知らせに接し、不思議な感情に包まれていた。派閥が次々に解散する。凄く晴れやかなような、同時に、天災が襲ってきた時のショックのような、何とも言えない、しかし心を揺り動かすインパクトの巨大さだけは確かな、そんな得も言われぬ感情だった。
前日の夜、岸田総理が電撃的に自派(厳密には直前に離脱済み)の解散に言及して流れを作ったわけだが、特に岸田政権を支えている麻生太郎氏が、麻生派はキックバックによる裏金づくりをしていないのに、岸田総理が事前に相談もなくこうした流れを作って激怒しているとか、その手打ちのための会合がセットされた等々のサイド・インフォメーションに接しつつ、とにかく強く感じたのは、「岸田総理には、こんな決断力があるんだ。やるなぁ」というものであった。
まあ、この手しかない、というところではあった。が、どれだけの人が事前に、この波状的な自民党の派閥の解散を想像していただろうか。まさに乾坤一擲の手であった。元々はパーティ券収入のキックバックによる裏金づくりやその規模、そしてその使途などが今回の問題の核心であったが、焦点が派閥の解散になり、一気に吹き飛んだ感がある。
個人的には、参院で関連法案が否決されてしまった郵政民営化を実現するために、法案が可決された衆議院を解散して総選挙に持ち込んだいわゆる小泉劇場を思い出した。争点ずらし、と言えば聞こえは悪いが、当該論点に関して、その想定規模を超えるより大きな渦を作ってしまうことで、却って事態を好転させてしまう手法だ。
実際、各種調査によれば、内閣支持率は下げ止まったり、少し反転したりしている。数字だけ見ると国民の多くも「岸田さん、意外にやるなあ」と総理の決断力とリーダーシップを感じたことであろう。極端な支持率低迷時を経験したある総理秘書官経験者と昨年末にお会いした際、「朝比奈ちゃん、総理ってのは、支持率が物凄く高い時と、逆に物凄く低い時に思い切ったことが出来る。中途半端な時が一番動きにくい。」と喝破されていた。なるほどと感じ入ったものだが、今回の岸田総理の決断は、まさにその好事例である。
1.派閥とは何だったのか
さて、その多くが解散して改めて考えてみるに、派閥とは何だったのであろうか。乱暴に整理すると、自民党という大集団における、「3つのとりまとめ機能を主軸とした集まり」が派閥であったように思われる。
その3つとは、①カネのとりまとめ(いわゆる餅代、氷代のように盆暮れに派閥の構成員に配られるお金や、その他、今回の派閥のパーティ券収入を原資としたお金などの調達と配布)、②人事関係のとりまとめ(人材育成から、派閥推薦という形での党内や政府での任用など)、そして、③票のとりまとめ(総裁選などに際して、派閥として団結して特定の総裁候補等に投票)、である。
特に力のある政治家は、一般に①のカネを集めるのがうまく、そのことによって多くの人が集まって来るため②の人事関係のとりまとめが必要になり、そうした中で、③の票を取りまとめて時に自分を総裁候補として推してもらったり、或いは他派閥の候補者を推すことで恩を売って人事で優遇してもらったり、ということを主導してきた。
かつては、派閥とは、そうしたいわゆる親分肌の政治家を中心とした集まりであったが、最近はどうであろうか。二階氏や麻生氏や森氏にそうした“昭和の香り”を見出すことが出来るが、安倍氏亡きあとの安倍派や岸田派、茂木派などは、このような親分肌政治家モデルで回っているというよりは、かなりシステム化・サラリーマン化されていた感じも強い。派閥も世代を経て、良くも悪くも、大企業的になってきていたと言える。
2.自民党の今後 ~個人商店、商店街組合、そしてコンビニ(チェーン店)へ~
そんな中で、大企業的・システマチックに古い時代の名残のような裏金作りが常態化していたという信じられない事態の表面化が今回の騒動の発端であるが、自民党は、そして派閥は、これから一体どうなって行くのであろうか。
まず、派閥はなくならないと思う。より正確に言えば、上記の①~③のとりまとめ機能のうち、①や②、すなわち、カネや人事関連は、派閥ではなく政党(自民党)そのものがシステマチックに、集めたり再配分したり任用したりして行くことになると思われるが、③の機能は残るであろう。
改めて論ずるまでもないが、ある程度の人間の集団があって、その長(ヘッド)を、特に選挙で選ぶということになっている以上、Aさんを推したい人々、Bさんを推したい人々、Cさんを推したい人々、、、といった集団は生まれざるを得ない。パーティをいくら禁じたところで、集団で集めた資金の透明化のルールを徹底したところで、つまりは派閥を解消しようとしたところで、「〇さん推し」の集団・仲間はどうしても誕生する。むしろ、誕生しなければ混乱を招くだけである。
その上で③の機能は残るものの、今後、①や②のカネや人事関連の機能は、自民党本体がより積極的に担っていくことになると思う。むしろ、今回のピンチを受け、やくざにも喩えられる派閥の親分たちの集まり・合議による決定などの前近代的な統治システムから脱皮して、自民党は徹底した近代政党に生まれ変わった方が良い。派閥としてではなく、党として公明正大に資金・浄財を調達し、それを派閥と関係なく、構成員たる党所属議員などに必要に応じて透明に分配するべきである。
人事も派閥ごとではなく、党として、しっかりと必要な人材・人員を募集し、適材適所で、議員、議員のスタッフ(秘書等)、党本部のスタッフ、党の政策研究員、庶務担当等々、を採用・任用して行くべきである。正直、これまで、そうした普通の大企業がやっているような、人材の採用や人事管理、資金調達・管理は、自民党として、しっかりした形では行えていなかったのが現状であろう。ピンチの際の改革で却って大きく生まれ変わった例は、古今東西、官民問わず、枚挙にいとまがない。自民党は、今回の危機を猛省し、しっかりとした近代政党路線に向かうべきである。
このように①や②(カネや人事のとりまとめ)だけを考えると、上記のような党改革が進めば、派閥は雲散霧消していくことになるが、先述のとおり、③はより先鋭化した形で残る。考えてみれば、自民党の国会議員になるということは、有権者の付託を受けて、正しいと思われる政策実現のために、総裁(=総理大臣)を魂の一票で選ぶ、ということでもある。
その魂の一票を、自分が総理総裁になってもらいたいと心から思う人以外の人に投じるというのは、有権者への裏切り行為とも言うべき罪深き行いである。もう少し丁寧に書けば、例えば、自らの信念としての政策実現のため、Aさんを総理総裁として戴きたいがために、Aさんを支持する人たちとグループを作ると、それが「派閥」的なものになるわけだが、それは当然の動きであり認めなければならない現象といえる。
しかし、本心ではBさんが総理総裁になるのが良いと思っているのに、ある派閥に属しているがために、その親分の意向で、派閥として一致団結してAさんを推すという場合は、上記のとおり「有権者に付託された魂の一票を売り渡している」ことになり、大問題とも言える。そして実際、例えば、麻生派や二階派は、派閥の長である麻生氏や二階氏が総理総裁になる可能性はほぼゼロであることからして、その魂の一票を、麻生氏や二階氏に委ねるための集団、ということになる。
こういう状態は、やはり健全であるとは言えず、今回の派閥解散の流れを経て、「ある政策実現等のために、本当に総理総裁になってもらいたい人を推す人たちの集まり」こそが、新しい派閥的なるものの形になることを期待してやまない。
派閥はなくなり、今後は議連など、特定の関心政策や当該政策変更のための集まりが自民党の中心になる、と解説している人もいるが、私見では、政党といえども生身の人間たちの集まりであることを考えると(近い将来、AIによる政治、みたいな時代が来ないとも限らないが)、そうした政策別というよりは、政策を基軸としつつも、「誰をトップに戴くのか」という志向別の集団として、派閥的なものは残り続けることになると考える。
これまでの派閥の流れを乱暴に大きめの地域の商店街(一定のエリア内に、通りごとに商店街が乱立したりしているケースも少なくない)で喩えると、元々は個人商店だった雑貨屋(個々の政治家)が、地域での存在感を発揮するために〇〇商店街組合という名の集団に加わったものの(派閥)、商店街組合や商店街そのもの(派閥)の衰退・解散とともに、全国チェーンのコンビニなどに衣替えして商店街を離脱してしまう、みたいな状態に来ていると言える。
個人商店が、全国チェーンの店にドンドン置き換わって行くことは、近代合理主義の帰結としては、理解できる。客観的な公正性を重視して、効率を考えて合理的に判断すれば、個人商店を続けていくより、全国チェーンの傘下に入って行くことは理にかなっている。今回の派閥解消の流れを受け、自民党も党として、上述のとおり、合理的客観的に政治家個人個人を傘下に収めて「統治」し、公明正大に資金の流れや人事を差配して今後は運営していくことになるであろう。ガバナンスとはそうしたものである。
ただ、最後に考えなければならないのは、果たしてチェーン店ばかりの商店街に魅力を感じるであろうか、ということである。合理的・便利なだけの商店街に愛着をもって何度も訪れたくなるであろうか。ここにおいて大事になるのは、全体としてのガバナンスを利かせつつも、個々の政治家が、個人商店としての矜持をもって、個性を発揮することが求められる、ということだ。すなわち、お金や人事面では、党全体の仕組みに依存しつつも、逆に依存することで浮いた時間等を有効に活用して政策力を磨き、個としての自己主張をきちんと持ち、培われた見識に基づいて誰を総理総裁に戴くのか、魂の一票を行使する個としての力も問われるということだ。このことは、自民党で今後、議員の採用や育成を中心的にしていく人たちや、自民党の政治家になろうとする個々人が強く意識しなければならないことだと思う。
ガバナンスが利くだけになると、それは、日本においては共産党や公明党に近く、両党には失礼な書き方になるが、例外的な方も少なくないものの、一般的には政治家としての個性は欠けていってしまう。ガバナンスが極端な場合は、中国共産党や統一ロシアになってしまい、党そのものが巨大な一つの派閥のような形になってしまう。一人の親分が全てを決める形となって各政治家は個性を失い、何の多様性も感じない、同じ店がいくつも並んでいるような、非常につまらない商店街のようになってしまう。
自民党が今回の派閥解消の流れを機に、近代政党としてしっかりとガバナンスを利かせつつ、個々の政治家の育成においては、個性を発揮できる政治家に育つようになること、すなわち、求心力と遠心力がバランス良く働く政党になることを願ってやまない。
筆頭代表CEO
朝比奈 一郎
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2.ASLG青山社中リーダーシップ・公共政策学校 開講・受講生募集中!
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12年目を迎えた『青山社中リーダーシップ・公共政策学校』(略称:ASLG)が、今年10月から開講中です。同校は、日本社会を取り巻く課題を理解し社会課題を解決する「始動者」・「政策人材」の育成をコンセプトにした学校です。
https://aoyamashachu.com/aslg/
先週に小黒教授による「財政・社会保障」、当社COO平木による「政策実務」が終了し、
残すところ2講座です。受講された方は、遅くまでありがとうございました。
危機管理[2月7日(水)~]
医療・介護・ヘルスケア産業[2月28日(水)~]
開口直前まで受け付けておりますので、ぜひご検討ください。
https://aoyamashachu.com/aslg/
〇危機管理[2月7日(水)~]
拓殖大学大学院 特任教授の濱口 和久氏が担当です。
災害時のあらゆる危険要因に対して、柔軟に対応できる国家・自治体の体制を整えることのできる人材の育成を目的としています。
なお第3回には現埼玉県知事 大野 元裕氏も当社にお越しになり、ご本人の経験談を交えた危機管理対応の姿を、皆様とともに議論します。
〇医療・介護・ヘルスケア産業[2月28日(水)~]
早稲田大学理工学術院教授の宮田 俊男氏が担当です。
人口減少や超高齢化によって現行の社会保障制度に課題が生じる昨今、その維持とイノベーションを同時に行える人材育成を目的にしています。
各講座への申込は、各開始日の前々日まで受け付けております。
ご周知いただけますと幸いです。
▼詳細はこちら▼
https://aoyamashachu.com/aslg/
▼お申込はこちら▼
https://aoyamashachu.com/aslg/entry/
▼パンフレットお問い合わせはこちら▼
https://aoyamashachu.com/pamphlet/aslg/
【概要】
対象:政治行政などのパブリックセクターを変革する意思のある人材
民間の立場から現行の政策や制度を理解した上で変革のアクションを志す人材
(年齢制限・選考はありません)
開講時期:2023年10月~2024年3月(1講座から受講いただけます)
※アーカイブ動画での受講も可能
※欠席の場合にレポートの提出によって受講扱いとすることもあります
開講時間:水曜日若しくは木曜日の19:00~21:00
開催場所:青山社中セミナールーム(東京メトロ銀座線外苑前駅より徒歩5分)
※リアルとオンラインを同時に開催致しますが、講師都合によりオンラインのみの場合もございます。
【費用】
1)入学金:1万円(税込)
2)受講料 1 講座あたり5万円(税込)
・復習割:以前受講された講座と同じ講座を受けられる方は1講座2万円(3万円割引)
※復習割はオンライン参加のみ
【説明会アーカイブ】
▼動画はこちら▼
https://aoyamashachu.com/aslg/briefing/
■ 説明会項目
・校長挨拶(8月30日)・副校長挨拶(9月20日)、青山社中ご案内
・講座カリキュラムご案内
・昨年度受講者インタビュー
・質疑応答
〇お問い合わせはこちら (担当:立山・富樫)
education@aoyamashachu.com
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3.トピックス
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<1> アゴラに朝比奈の論考が掲載されました
12月31日、アゴラに朝比奈の論考が掲載されました。
『2023年 年末に考える』
https://agora-web.jp/archives/231230151506.html
<2> 下水道協会誌に朝比奈の論考が掲載されました
朝比奈の論考が下水道協会の1月号に掲載されました。
本論では技術的な遅れを抱える現代日本はどのような姿勢でそれを乗り越えるべきなのか論じています。
『2024年の年初に考える「追いつき追い越せ時代」の再来〜浜松の事例などから考える〜』
https://aoyamashachu.com/wp-content/uploads/2024/01/20231204_17_focus_s.pdf
<3> JBpressに朝比奈の論考が掲載されました
1月9日、JBpressに朝比奈の論考が掲載されました。
本論では現在の国内政治に対して、イーロンマスク、創価学会など様々な切り口から今年目指すべき道を提案しています。ぜひご覧ください。
『イーロン・マスクとゴジラ、そして創価学会に学ぶこれから日本が目指すべき道』
https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/78809
<4> 朝比奈がビジネス・ブレークスルー大学経営学研究科・経営学部合同新年会に朝比奈が出席しました
朝比奈は客員教授として「社会変革型リーダー特論」を担当、BBTchでは社会を変えるリーダーと対談する「社会変革型リーダーの構想力」に出演中です。
<5> 朝比奈が「市町村アカデミー」にて講演を行いました
1月11日、朝比奈が「市町村アカデミー」にお招きいただき、「リーダーシップと組織論」と題して講演を行いました。
なんと約100名の公務に従事されている皆さま(半数が首長)に聴講いただき、リーダーシップや官民連携のあり方等について、活発に意見交換もさせていただきました。
本アカデミーは、地方分権型社会の構築に向けて、首長や市町村職員の皆さま向けの研修を提供している機関です。現在の学長は復興庁事務次官などを歴任された、岡本 全勝氏が務めておられます。
https://www.jamp.gr.jp/wp-content/uploads/2023/01/leaflet24.01.11_2321001.pdf
<6> 朝比奈が「アバンフォーラム」でコメンテーターを務めました
朝比奈が「アバンフォーラム」でコメンテーターを務めました!
矢ケ崎 紀子先生(東京女子大学 教授)の矢ヶ崎先生の素晴らしいプレゼンの後、小黒 一正先生(法政大学 教授)、清代社長(アバンアソシエイツ社)とともに、
地域が経済的に自立する方策としての「観光業」を、具体例を交えつつ議論しました。
<7> 青山社中リーダー塾13期生と朝比奈が、沼田市で合宿を行いました
青山社中リーダー塾13期生と朝比奈が、沼田市で合宿を行いました。
「ぬまた起業塾」を9期にわたってお手伝いしている(朝比奈が同塾の塾頭)ご縁の深い沼田市。両塾生の交流会も大いに盛り上がりました。
「沼田城跡」など観光地を巡りつつ、起業塾関係者との交流と同志との議論する機会としても、充実した時間になりました。現役起業塾生(当時)の阿部さんのご案内で大利根酒造さんを訪問し日本酒の味と可能性に驚愕したり、やはり起業塾生(OB・卒塾生)の原田さんのご案内で原田農園に行き、舌つづみをうちつつ色々と地域の実情や取り組みについて学びました。夜は、市長とも交流が出来、満足の1泊2日となりました。
<8> 朝比奈が、『PEPサミット2024 ~政策起業で2050年の日本を形作る~ で、アドバイザーを務めました
年に1度開催されるPEPサミットは、様々な領域の政策起業家や政策起業に興味のある方々が集まり、現在話題となっているテーマを中心にしながら、各政策領域をまたいで交流する場です。
河野デジタル大臣や松尾東京大学教授などが登壇する中、朝比奈は、若手の政策起業家たちがこれまで提案してきた政策を発表、先輩の政策起業家からアドバイスを受けるセッションで、フローレンスグループ駒崎代表とともに、アドバイザーとして登壇しました。
https://pep-summit-2024.peatix.com/view
<9> 朝比奈が、NTT東日本グループ「地域ミライ共創フォーラム2024」に登壇しました
「地域循環型社会」実現に向けて、地元住民、自治体がどのように共創していくべきか考えるイベントです。
朝比奈は、NTT東日本 澁谷社長の基調講演の後の全体の冒頭セッションに、澁谷社長や日本総研 井上 岳一氏とともに登壇しました。自身の取り組みの紹介と、これからの地域への考え(シン・日本列島改造)を提示し、鼎談形式で議論しました。
https://business.ntt-east.co.jp/event/forum2024/
<10> 朝比奈が、川崎市 第2回中小企業活性化専門部会に出席しました
経済活性アドバイザーを務めている川崎市で、今年度の中小企業活性化関連施策の施策検証のお手伝いをさせていただいております。専修大の遠山教授を座長とする委員の皆様と、1月24日の会議に出席して議論をしてまいりました。
<11> 朝比奈が、中小企業庁 令和5年度まちづくり人材育成事業第5回有識者委員会議に出席しました
委員を務める朝比奈が、最終回となる第5回会議に出席いたしました。まちづくり人材育成の講座の考え方について、各委員と議論をし、とりまとめ・総括を行いました。事後は、委員の皆様や担当課の中小企業庁商業課の古谷野課長ほかの皆様などと懇親会に臨み、交流してまいりました。
これまでの議論を踏まえての政策立案が期待されます。
<12> 朝比奈がLuckyFM 茨城放送の「ダイバーシティニュース」に出演しました
朝比奈が、LuckyFM 茨城放送の「ダイバーシティニュース」に出演しました。
安倍派など3派閥の解散、米大統領選、日本初の月面着陸成功など、最新の話題を解説しました。特に後半のSpecial Talkのコーナーでは、派閥がこれからどうなって行くのか、じっくり解説をしました。
https://www.youtube.com/watch?v=fmYTdxreEsw
<13> 平木が山形市の佐藤市長を訪問しました
当社COOの平木が、IISE(国際社会経済研究所)様とともに、山形市の佐藤市長を訪問し、自治体DXについてのインタビューを行いました。
佐藤市長は経産省出身で、弊社代表朝比奈とも旧知の仲。デジタル行財政改革の委員も務めておられます。
①行政のオンライン化には共通化が必須で道筋は付いているが、クラウド化の費用負担について課題あり、
②DXの実感を持っていただくためには、現場である市町村での個別の努力と、共通化できるもの(母子手帳等)についての一定の国の支援を要するか等々、意見交換をさせていただきました。
<14> 朝比奈が第9期「ぬまた起業塾」閉講式に出席、講話や優秀賞の表彰を行いました
1月27日(土)にぬまた起業塾(群馬県沼田市)にて9期の塾生による最終プレゼン会及び閉講式が行われました。9期生(23名)が、星野市長も臨席した会場で事業プランを発表し、事業展開への決意を新たにしたところです。塾頭を務める朝比奈は、各発表への講評及び最後の塾頭講話を行いました。
前述のとおり9年の実績を積み重ねてきた本会は、市を始めとした沼田市に関わる皆さんが総がかりで応援するコミュニティです。閉講式には、過去の1~8期までの塾生も数多く駆けつけ、朝比奈も含め、一部は四次会まで盛り上がりました。
「起業塾」の好例として、他のエリアを含めたさまざまな方に知っていただきたいと念願しております。
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4.青山社中からのお知らせ
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*政策支援チーム活動レポート
青山社中政策支援チームでは、「政・官・民の結節点」という当社の強みを活かし、国会や地方議会、自治体、企業の皆様が進める「改革の実現」に向け、多彩な支援を行っております。今月も、活動内容の一部をご紹介します。
https://aoyamashachu.com/thinktank/
▼お問い合わせ 担当:平木、村上▼
office@aoyamashachu.com
【未来の農業に向けた「政策提言」を議論】
青山社中・SBプレイヤーズ共催の「未来の農業を考える勉強会」では、改革派次官として名を馳せた奥原正明元農林水産事務次官の参加も得て、「『成長産業としての農業」の確立」という大テーマに向けた議論を重ねています。「政策提言」案の作成作業も本格化しており、農業「経営」人材の育成、農地の大規模化、流通改革、輸出拡大など、改革の「キモ」を詰めています。今春の提言及びその実現に向けた動きを加速していきます。
【メガベンチャー創出に向けた有識者インタビューを実施】
青山社中は、あずさ監査法人とのコラボで、「メガベンチャー」を日本から生み出すための「仮説」を練っています(アブダクション・アプローチ)。現在は、勉強会発足に先立つ有識者インタビューを行っていますが、共通するコメントが「プレイヤー」及び「マインド」の重要性。政策担当者からも「これまでのベンチャー政策の総括が必要」との言葉も。これらの意見を基に、「メガベンチャー勉強会」を発足させていきます。
【議会からの政策提案の動きをサポート】
地方議会では、「こどもまんなかの地域社会の実現」に向けた議論がトレンドとなっています。地方議会においては、首長側からの提案を待つのではなく、積極的に政策立案をしていこうとの動きが大きくなってきています。
昨年12月に政府が閣議決定した「こども大綱」を参考に、地域の独自の観点も交えながら、議会と首長がそれぞれ政策を提案し、議論するのは、二元代表制の趣旨そのものとも言えます。
青山社中は、こうした「議会側からの政策立案」の動きを、積極的にサポートしていきます。
青山社中政策支援チームでは、さまざまな政策テーマにおける「改革の実現」に向け、各種ご相談に応じています。ぜひお気軽にお声がけください!
▼お問い合わせはこちら 担当:平木、村上▼
office@aoyamashachu.com
*『青山社中キャリア』~パブリックセクター の求人情報~
―官民の「回転ドア」をもっと大きく、もっと軽く。―
▼青山社中キャリア
https://aoyamashachu.com/career/
▼お問合せ▼
career@aoyamashachu.com
企業へ転職を考える官庁在籍者や、公務員へ転身を考える企業在籍者などを中心に、
政策関連領域での中途採用の紹介・マッチングをすすめていきます。
政府動向や、政策に通じた人材を求める企業様からの求人情報も、随時受け付けております。
お気軽にお問い合わせください。
▼求人一覧▼
https://aoyamashachu.com/career/jobs/
◆公共政策コンサルタント ディレクター
https://aoyamashachu.com/career/jobs/20231124/
・社会に中長期的な利益をもたらすルールが作られるよう、顧客となる企業や
団体に伴走しながらパブリックセクターに働きかけ、政策立案・推進を目指します。
・公共政策コンサルタントとして、クライアント対応~事業体制整備まで、
幅広い業務内容を能動的に実施できる方を探しております!!
▼その他
◆監査法人系ファーム(BIG4)パブリックセクター・コンサルティング/アドバイザリー
◆エネルギー関連企業 執行役員
◆内閣府地方創生推進室
▼お問合せ▼
career@aoyamashachu.com
*朝比奈が顧問『あずさ監査法人』ウェビナーについて
朝比奈が顧問を務める「あずさ監査法人」では、パートナーを招聘し、
公共インフラにおけるPPP/PFIの活用事例を紹介するウェビナーを配信しています。
PPP/PFIの概要から各論(水、道路など)そして未来像のご紹介を企画しており、
広くは官民連携にご興味がある方、特に自治体のご担当者のお役に立てると思います。
出典
有限責任 あずさ監査法人
「インフラの持続可能性を高める官民連携(PPP/PFI)セミナーシリーズ(全5回)」
https://kpmg.com/jp/ja/home/events/2023/11/231117-ad-ppp.html
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5.青山社中リーダー塾通信
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*NPO法人地域から国を変える会 事務局長:1期生 大山
【群馬県安中市】
かねてより民間委託を検討してきた「碓氷峠の森公園」について、プロポーザルが実施され来年度にリニューアルしていく予定です。碓氷峠の森公園は、旧信越本線が走っていた碓氷峠にある温浴施設・バンガロー宿泊施設であり、公園の更なる利活用のため、オートキャンプ場を含めた民間委託を検討してきました。このたび現地調査や諸条件が整い、プロポーザルが実施され、まもなく新たな事業者が決定します。公共施設の利活用は全国的な課題ですが、民間事業者が多く集まり、自治体負担が過度にならないためには、開発に必要な諸条件を自治体が整えることが重要です。利活用していただく事業者を待つ受け身ではなく、攻めの利活用を推進していきます。
【鳥取県琴浦町】
鳥取県若桜町において職員を対象とした「政策力アップ!職員アイディア研修」を実施します。研修・コンテストを踏まえて提案されたアイディアは、本会が実行の伴走支援を行います。本研修ではサイバーエージェントによるDX研修も含まれ、特にDXに関するアイディアを多く実行していく予定です。DXは全国自治体で各種施策が行われていますが、各担当者・各幹部によってDXの概念がバラつき、するべきことについて同じ方向を向いていないことが散見されます。まずは組織内のDXの定義を統一化し、組織内が同じを方向を取り組むことが第一歩であり、その一助を研修では担います。
*一般社団法人日本と世界をつなぐ会 事務局長:7期生 水野
【北海道むかわ町】
代表朝比奈が「むかわ町復興創生・共創アドバイザー」を務める北海道むかわ町にて、鵡川地区における今後のまちづくりに関するご支援を行っております。
今月は1月26日に鵡川地区拠点整備に向けた町民との連携を想定し、住民懇話会の立ち上げについて町民の皆さまと議論をいたしました。むかわ町は地元の30~40代の若手を中心に、まちづくりやコミュニティづくりの取組を積極的に実施されており、鵡川地区の拠点整備においても住民の意見を踏まえながら、推進していく予定です。
今後、現在進行しているマーケットサウンディングを通して、民間企業からのアイディアをいただきながら、より魅力的な町づくりに向けてエリアデザインを描いていく流れを想定しております。より町にとって意義のある事業となるよう、引き続きご支援してまいります。
*4期生 堀尾 柾人さんが、日本ベンチャー学会 清成忠男賞 論文部門(奨励賞)を受賞しました!
堀尾さんは神戸大学大学院で、企業家ストレスをメインに研究されています。
https://www.venture-ac.ne.jp/award/award_k/2023/?fbclid=IwAR39mjayknI4FZA9nt-4OHMO4e3gH46K0h8O1M_mooOMjhPXoNNY432Z4tM
堀尾さん、おめでとうございます!以下のとおり、コメントをいただきました。
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〇この分野に取り組んだきっかけ
私の研究テーマは、アントレプレナーシップのミクロ側の議論、現在は企業家ストレスをメインに取り組んでいます。背景には、経営をしているのは生身の人間だという大前提に立った上で、経営学あるいはアントレプレナーシップの議論を再考したいという思いがありました。学生時代にNPOやインターンシップ、共同創業などの経験をしていたことから、このような発想に至りました。現在スタートアップ関連の政策が盛り上がっていますが、大きな経済政策では見えない足元のところから立ち止まって考えることを、学者ならではのアプローチとして思い、この分野に取り組むようになりました。少し脇道に逸れますが、私の経営学に対する考え方である、「万能の正解を何か提示する」よりも、「一緒に考えるための文法、活性剤を届ける」ことも影響しています。
〇論文執筆に至った経緯
アントレプレナーシップ研究そのものは、経済学や経営学の起源を掘り下げる部分に位置し、特に、2000年前後から海外ジャーナルで議論が増えています。私の研究テーマである、企業家の人たちが抱えている心理的葛藤、身体的症状などの研究は、2010年ぐらいから研究が盛んになってきています。本論文では、まだ日本で蓄積が少ないこともあって、まずは実態調査から入ろうと思い、企業家の方々に対するインタビューをこつこつと重ねてきました。
〇論文の趣旨
本論文では、実証心理学や産業心理学で用いられている尺度を、そのまま展開(横展開)するのではなく、企業家特有の状況認識や解釈から議論できないかと思いました。よくある「ゼロストレス」ではなく、「ストレスらしきものは何か」を探るところからアプローチしました。起源となる(心理的)ストレスは、「当人の重要性に基づいて、認識された出来事の関係づけによる評価」だとされており、この定義を大事にしています。研究結果として、創業期における事業の見通しと当人の周囲の人に対する責任感から、いくつかストレスの強化と緩和の関係を見出しました。ストレスの積極的な活用や、対象の出来事に対する自分なりの線引きを持っていることも分かりました。この論文は出発点のような位置付けで、発見された目標や責任感、自己認識などについて従来の経営学で取り扱われてきたものを参考にしながら、今後はより議論を深めていきたいと思っています。
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*2期生 高原幸一郎さんが率いるNearMe社が、NHK「おはよう日本」の取材を受けました。
https://www3.nhk.or.jp/news/contents/ohabiz/articles/2024_0115.html
同じ方向に移動する人をマッチングする技術を開発、
空港行きのシャトルサービスなどを提供されています。
*8期生 園田 正樹さんが率いる、「あずかるこちゃん」が、「NHKワールド」で紹介されました!
園田さんは子ども支援や子育て支援の側面をもつ「病児保育」の普及や課題解決を目指し
起業、奮闘されています。
アーカイブはこちら
https://www3.nhk.or.jp/nhkworld/en/live/
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6.青山社中のメディア掲載・講演等のお知らせ
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<2月の予定>
・2/1 (木):【朝比奈が参加】第2回 富山県県職員の人材育成基本方針策定に向けた検討会議
・2/6 (火):【朝比奈が参加】川崎市 第3回中小企業活性化専門部会
・2/23(金):【朝比奈が参加】G1サミット
・2/27(火):【朝比奈が出演】LuckyFM 茨城放送 「ダイバーシティニュース」 解説
今回も最後までご覧いただき、ありがとうございました。