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2021年11月30日

青山社中メールマガジンvol.132「強いチームとは?~青山社中11周年を機に官邸チームを横目にみつつ、スポーツ等から考えてみる~」

青山社中メールマガジンvol.132「強いチームとは?~青山社中11周年を機に官邸チームを横目にみつつ、スポーツ等から考えてみる~」

………. [もくじ]…………………………………………………………………………………………….

1.  朝比奈一郎の論考 

「強いチームとは?~青山社中11周年を機に官邸チームを横目にみつつ、スポーツ等から考えてみる~」

2.トピックス

  • 青山社中が設立11周年を迎えました
  • 今年度青山社中リーダーシップ・公共政策学校の「政治・行政」講座が修了、12月1日(水)からは「地方行政」講座が開講!
  • 軽井沢22世紀風土フォーラムシンポジウムに朝比奈が登壇
  • JBpressに“「新しい資本主義」がポエムで終わらないための強力な経済政策を”のタイトルで朝比奈の論考が掲載
  • 浜松市の職員向けに「リーダーシップと地域活性」をテーマに朝比奈が講演
  • 静岡県西部の各市長と「地域活性」について朝比奈が意見交換を実施
  • 朝比奈がアドバイザーを務める那須塩原市の渡辺市長が青山社中へご来訪
  • PEPゼミにて「リーダーシップと政策起業」をテーマに朝比奈が講演
  • 日本GR協会が主催する「トップが語る山形市の官民連携 〜ビジョン実現への飽くなき探求〜」をテーマにしたオンライン勉強会にて朝比奈がモデレーターを担当
  • 11月29日号の雑誌『AERA』に朝比奈のインタビュー記事が掲載
  • テレビ朝日系列の朝の情報番組『グッド!モーニング』において朝比奈のコメントがパネルで紹介
  • 青山社中ちゃんねる ~月イチ イチ郎~(YouTube)、「岸田政権の一丁目一番地~『新しい資本主義』は新しいか?」の動画を公開
  • アゴラに朝比奈の論考が掲載

3.青山社中リーダー塾通信

  • 青山社中リーダー塾/教育・コミュニティ構築 事務局より
  • NPO法人「地域から国を変える会」より(北海道江差町、北海道厚沢部町)
  • 一般社団法人「日本と世界をつなぐ会」より(長野県軽井沢町、新潟県妙高市)

4.青山社中のメディア掲載・講演等のお知らせ

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1.  朝比奈論考

「強いチームとは?~青山社中11周年を機に官邸チームを横目にみつつ、スポーツ等から考えてみる~」

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チーム力の重要性

今年も11月が終わる。しかも、丁度11周年。

11月は、経産省を飛び出して設立した弊社青山社中の設立記念日(11月15日)を含む月ということで、自分の中で何となく特別な感じがある。

寒さが本格化してくる、ちょうど、冬の入り口という季節でもあり、自然と身が引き締まる月でもある。漢字で十一を縦にくっつけて書くと「士」になることもあり、志を持って集った志士たちを表しているようで、多分に気分を表しているようにも思える。亀山社中を気取って作った青山社中。

11年、歩んで来て去就する思いは、世の常というか、「よくやってきた」という自画自賛感と、まだまだ足りないという相半ばする感情だ。正確には、正直に書けば、3:7くらいで後者の忸怩たる思いの方が強いであろうか。

始動者(リーダー)教育、地域活性、政党や政治家の支援、海外との接点づくりなど、かなり基盤は整えてきたが、その一方、日本を大きく活性化に向かわせるようなムーブメントを起こせているわけでもなく、そのための、大きな政策案・ビジネスプランが確立できているわけでもない。

こうした大きな推進力を持つには、1)しっかりとレビューする力(振り返って良きも悪きも反省し、それを次の動きに繋げる力)、2)そのためのチームの力、という2点が必要だと経営者11年にして、改めて強く感じるところである。

弊社青山社中は、政策シンクタンクを標榜することも少なくないが、本来、政策シンクタンクには、上記の1)、すなわち、物事を虚心坦懐にレビューしていく力が不可欠である。岸田政権発足後のこの約2か月をどう振り返るのか、岸田政権が意識している菅政権や安倍政権はどうであったのか。

政権に関して言えば、最も中核的な感想は、上記の2)とも重なるが、官邸周辺のチーム力が大きな鍵になるという点だ。会社とは少し違う論理にはなるが、政治にも経営が不可欠だ。例えば、古い話にはなるが、民主党政権の崩壊は、政策力より経営力の問題だと感じる。

いずれの政権でも中にいたわけではないので、想像・推測になるが、最近の3政権を乱暴に整理すると、1)岸田政権は、総理自身の構想力が弱く、官邸チームが色々と献策して物事を進める感じ、2)その前の菅政権は、ともすると恐怖政治にもなりかねないほど総理の想いや意志が強く、チーム構成員は歯車として動く感じ、3)更にその前の安倍政権は、総理主導の動きとチーム員の自立的な動きのバランス・配分が絶妙な感じ、、、という印象を受ける。

当然と言えば当然だが、超長期政権を維持するには、やはり、そのあたりのバランスがとても大事な気がする。如何に自立的・自律的チーム員のアイディアや動きを、総理が自らの大きな構想や想いとチューニングさせながら、大きく導いたり、オーソライズしたりするか。

たまたま11月25日に、同じくシンクタンク主宰者として大変尊敬している船橋洋一氏(アジアパシフィックイニシアティブ:APIを主宰)にお声かけ頂き、政策起業を志す仲間たちや若手などにオンラインで講演する機会を頂いた。

APIは、最近、政府のコロナ対応についての膨大なレビューを行ったことで有名だが(「新型コロナ対応・民間臨時調査会」(小林喜光委員長=コロナ民間臨調))、船橋理事長によれば、現在は、当事者たちに精力的に聞き込みを行い、安倍政権のレビューを行っているという。チームについてのレビューを特に期待したい。

個人の強さか滅私奉公か

さて、この1週間、不思議と、自立的・自律的個人について、或いは、そうした人たちが関わるチームについて考える機会が多かった。代表的事例が以下の3つだ。

1) 三冠王3回という前人未踏の記録を選手として残しつつ、中日ドラゴンズ監督としても圧倒的な成績を残した落合博満氏についてのドキュメンタリー本(『嫌われた監督』)を読み始めたら止まらず、ほぼ徹夜で読みふけってしまった。(23日:勤労感謝の日)

2) シンクロナイズドスイミング(アーティスティックスイミング)日本代表コーチ・中国代表コーチを歴任して圧倒的成績を収め、日本代表のコーチに復帰して東京五輪に臨んだ井村雅代氏のお話を直接に伺う機会があった。(26日夜)

3) 将棋の谷川浩司九段のお話を直接に伺う機会があって感銘を受け、その場で藤井聡太四冠について書いた谷川さんのサイン入り本(『藤井聡太論』)も頂戴し、持ち帰ってそのまま深夜まで読みふけってしまった。(28日夜)

野球、シンクロナイズドスイミング(アーティスティックスイミング)、将棋、と、それぞれ分野が違うので、当然ながら具体例・具体的な事象はもちろん全然違うのだが、不思議と抽象化すると同じ言葉で紡がれるべき話が多く、事後、自分で“レビュー”してみて改めて驚いた。

一言で整理をすれば、①自ら考えて動ける「圧倒的に自立(自律)した強い個人」を作ることが大事であり、②その強い個々人が「勝ち」にこだわる時に、チームは最強になれる、ということだ。「滅私奉公こそが最上のチーム作りとされてきた時期もあるが、それはどうも違うのではないか」、そんな思いを裏書きして頂いた感じがする。

落合博満氏は、選手としても、管理・整理された競争社会ではなく、いわばアウトサイダーとして中核的打者になってきた経歴を持つ。高校の野球部を抜け出し、社会人野球から、弱小球団のロッテで圧倒的実績を出し、日本を代表する打者となった。

神主打法と呼ばれる独特の打法で有名だが、今は、大谷翔平をはじめ「是」とされるが、当時はダメとされていたアッパースイング(かつては、ダウンスイングをするべき、というのが指導の常識)である。それを武器に、圧倒的成績を残してきた。

監督としても、自分の頭で考え続け、大勢に容易になびかず、常識を疑う圧倒的な「個」の人である。就任直後の開幕戦で、三年間も一軍で投げていない肩痛に悩む川崎憲次郎を開幕投手にし(案の定負けるわけだが、そのチームに与えた効果は興味深い)、絶対の不動のサードだった人格者立浪のライバルとして、敢えて森野を育ててチームを不安に陥れ、また、不動のセカンドとショートだった荒木と井端のまさかのコンバートをして、失策数を激増させたりしている。

それでも監督を務めた8年間で、リーグ優勝4回、日本一1回を達成した。1度だけリーグ3位になったことがあるが、ただの一度も4位以下になっていない。一定期間以上監督を務めた中では、歴代で考えてもかなりの成績を残している。特に、巨人や全盛期の西武など、人気があり、フロントにお金が潤沢で、大物選手の補強が容易に出来た球団ではない中日の監督としてこれだけの成績を残しているのは驚異的と言えよう。

落合氏の独特の決断として特に有名なのは、日本シリーズで、8回まで完全試合を達成していた、一本もヒットを許していない大記録のかかる山井を下ろして(諸説あるが、この本を読むと、落合が下ろすつもりだったことが見て取れる)、抑えの岩瀬を投入したことがあげられる。別の話だが、日本人としての名誉とも言えるWBC(プロ野球の世界大会)に選手を送らなかったことも国中の不評を買っている。

紙幅の関係で詳述はしないが、井村氏の日本や中国でのご経験の話も、指導方法は落合氏とは違う印象であったが、要すれば求めていたのは、チーム競技ながら、強い個々の選手であったことが分かる。谷川氏は、著書の中で、藤井氏の「AI超え」にしばしば言及しているが、4億手の対局を経たAIが推挙しなかった手を指した藤井氏の独自の思考・決断に脱帽している。(その後、6億手の対局を経たAIは、藤井氏の指した手を推挙するようになった模様)

私は、井村氏に会う直前に落合氏の本を読んでいたこともあり、氏に以下の質問をした。

「先日読んだ本によれば、中日の監督の落合氏は、10年~20年後のチームを見据えて選手の獲得・育成をしようというフロントに対し、常に即戦力を求めていたようだ。数年後に勝てるチームというよりは、今すぐ勝てるチームを育成することにこだわっていたように思える。 世界選手権やオリンピックなど、短期的・中期的な様々な勝利目標を見据えざるを得なかった井村さんは、チーム作りと短期・長期をどのように考えていますか?」

井村氏の答えは、「子どもを育てる際は、長期的な体作りなどを見据えた指導が必要になるが、大人のチームは、明日、次の試合、目の前の戦いをどう勝つかが大事である。中長期というものは、基本的には視野にはない。」というシンプルなものであった。

井村氏は、別のやり取りの際だが、こういう趣旨のこともおっしゃっていた。「長期という視点で損得を考えすぎるのは如何なものか。長期というのは、格好良い言葉であるが、実際にはそんなに見えるものではない。目の前のことをしっかりやり、個人としてちゃんと実績を出していれば、誰かがそれを見ていて色々なチャンスが来るものだ。そのようにもたらされるチャンスは、長期的に計算できない」

目の前の高い山をどのように超えられるか。考えに考え、頭を使って努力をし、圧倒的に強い個人を作っていくことが、まずは基本にあるのだ、と得心した。そのためには嫌われることもいとわない、というのが、私が感じた落合氏と井村氏の迫力である。

そして更に、強い個人たちが、勝ちにこだわって、全体のために動くときに、そのチームは最強となる。落合氏は、選手生命が断たれかねない危険なヘッドスライディングを禁じていたことでも有名だ。しかし、圧倒的成績を出していた落合氏の不可解な監督解任決定後の、つまりは落合監督最後の年のリーグ優勝争いの重要な試合で、荒木が自らの判断で必死のヘッドスライディングをして決死の一点をもぎ取る。涙なしには読めないシーンだ。

集団による同調圧力を跳ねのけられるだけの強い個人となったはずの、その当の個々人が、自らの意志でチームの勝ちのために自らを捨てる。その時こそ、チームは最強になる気がする。

のちに日本史上最高の外務大臣とも言われる陸奥宗光が代表的メンバーだが、自立した個々人の集まりを志向した坂本龍馬は、人の集まりという意味の「社中」を用いて、亀山社中を結成した。それぞれ、脱藩浪人たちからなる一騎当千の集団を目指したわけだが、いろは丸事件の際などは、後継組織である海援隊が、巨大な藩である紀州藩を相手にチームとして一歩も引けを取らず、ついには、交渉で圧倒したと言って良い。

青山社中も、圧倒的実力を持つ個々人が、チームとして勝ちを目指すという在り方を意識して、歩んで行きたいと強く思う。自画自賛となるが、うちの社員は、みな、気迫十分で、面構えも良く、自立した力のある個人という方向を目指していると思われる。

偉そうではあるが、願わくは、岸田政権を構成するチームもそうあって頂きたいと思う。

筆頭代表・CEO

朝比奈 一郎

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2.トピックス

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<1>青山社中が設立11周年を迎えました

2021年11月15日(月)、

青山社中株式会社は設立11周年を迎えました。

11年前の2010年、

坂本龍馬の誕生日でもある11月15日に

青山社中株式会社が設立してから、11年が経ちました。

支えていただいている皆さまに、改めて感謝申し上げます。

社是に掲げている「日本が世界に誇れ、世界で戦える国」を目指し、

社員・関係者一丸となり、益々精力を尽くしてまいります。

引き続き、ご指導ご鞭撻を賜りますよう何卒宜しくお願い申し上げます。

<2>今年度青山社中リーダーシップ・公共政策学校の「政治・行政」講座が修了、12月1日(水)からは「地方行政」講座が開講!

11月に行われた竹中治堅先生による「政治・行政」講座が無事修了いたしました。

新型コロナウイルス感染症拡大により

リアルとオンラインのハイブリッド形式での実施となりましたが、ご参加いただいた多くの方にご満足いただけたというアンケート結果となり、事務局一同嬉しく思っております。

明日、12月1日(水)からは前つくば市副市長の毛塚幹人先生が担当する「地方行政」講座です。

こちらの講座では「地方行政の動かし方」をテーマにしており、毛塚先生をお招きしております。本講座では、多様な立場からの地方行政の動かし方についてリアルに理解する機会を提供し、受講される方々が各立場から変革を実現することを応援します。全3回の講座では、地方行政の仕組みや事例を紹介しながら地方自治体の経営改革及び政策実現の手法について解説し、ワークショップでの議論を通して政策実現に向けた障壁や道筋について高い解像度で共有します。

第一回は明日、12月1日(水)です!

▼詳細はこちら▼

▼お申込はこちら▼

<3>軽井沢22世紀風土フォーラムシンポジウムに朝比奈が登壇

11月5日(金)、

朝比奈が未来共創アドバイザーを務めている軽井沢町で、「軽井沢22世紀風土フォーラム」の記念シンポジウムにモデレーターとして登壇しました。

「軽井沢の歴史を俯瞰しつつ、50年・100年先をどう考えるか」ということを、政治や行政任せでなく、住民自治として考えるこのシンポジウム、軽井沢という決して大きくはない町にこれだけ意欲的な人が集まっているからこそ、開催することができました。

今後とも軽井沢の皆さんの益々の積極的な街づくり、期待しております!

シンポジウムの動画はこちらからご覧になれます。

<4>JBpressに“「新しい資本主義」がポエムで終わらないための強力な経済政策を”のタイトルで朝比奈の論考が掲載

11月29(月)、

JBpressに朝比奈の論考が掲載されました。

“「新しい資本主義」がポエムで終わらないための強力な経済政策を~「分配重視」のどこが「新しい」のか?今なすべきはそこではない~”

記事はこちら

10月末の総選挙を無難に乗り越え、岸田政権はまずは順調に推移しています。そこで注目されているのが岸田政権が提唱する「新しい資本主義」。本記事では、資本主義と経済学の歴史を振り返り、新しい資本主義を提示する難しさを浮き彫りにしています。そして、岸田政権が実行する「新しい資本主義」の具体的方向性、すなわち今後の日本が世界で渡り合っていくために取り組むべき政策について朝比奈独自の視点をお送りしております。

ぜひご一読ください!

<5>浜松市や周辺市の職員向けに「リーダーシップと地域活性」をテーマに朝比奈が講演

11月10日(水)、

浜松市や周辺市の職員向けに「リーダーシップと地域活性」をテーマに朝比奈が講演を行いました。

地域活性という文脈で「リーダーとは何か」、「リーダーシップとは何か」を中心にお話しました。新型コロナウイルスの拡大と共に「DX」や「地方」に関心が集まる中、ますます市職員の1人1人のリーダーシップがより一層求められる時代になってきたように思います。鈴木市長もご臨席の下、参加者は約200名を超えるなど大変盛り上がった講演となりました。

<6>静岡県西部の各市長と「地域活性」について朝比奈が意見交換を実施

11月中旬、

朝比奈が磐田市、湖西市、掛川市などの静岡県西部の各市を巡り、それぞれの市長と地域活性について意見交換を実施しました。

市の代表として大きな志を持つ方々との意見交換は、大変刺激的かつ、貴重な機会となりました。

なお、掛川市の久保田市長は青山社中リーダーシップ・公共政策学校の副校長を務められていました。

本年度の4月に掛川市長に初当選された久保田市長の益々のご活躍に期待しております。

<7>朝比奈がアドバイザーを務める那須塩原市の渡辺市長が青山社中へご来訪

11月19日(金)、

朝比奈がアドバイザーを務める那須塩原市の渡辺市長、企画政策課の方々が青山社中へご来訪くださいました。

主に、那須塩原市の関係人口・交流人口の増加に関する政策について意見交換をしました。

<8>PEPゼミにて「リーダーシップと政策起業」をテーマに朝比奈が講演

11月25日(木)、

PEPゼミにて「リーダーシップと政策起業」をテーマに朝比奈が講演しました。

PEPゼミは、アジア・パシフィック・イニシアティブが、政策起業に関するノウハウの可視化・蓄積を目指して開催する、「政策起業の当事者によるケース・スタディ」です。

前半はリーダーシップ(始動力)の概論をお話しつつ、元官僚である朝比奈の視点から近年の政治におけるリーダーシップのあり方について述べさせて頂きました。

また後半は、青山社中での取り組みとして「リーダーシップ教育」を切り口に、青山社中リーダー塾・青山社中リーダーシップ・公共政策学校の立ち上げから現在に至るまでの青山社中での教育の歩みをお話させて頂きました。

<9>日本GR協会が主催する「トップが語る山形市の官民連携 〜ビジョン実現への飽くなき探求〜」をテーマにしたオンライン勉強会にて朝比奈がモデレーターを担当

11月22日(月)、

日本GR協会(代表理事・吉田雄人 前 横須賀市長)が主催する勉強会において朝比奈がモデレーターを務めました。この勉強会では実際に山形市の市長である佐藤氏をゲストとしてお迎えし、山形市で実践されている取り組みを伺いつつ、現場から生の声を提供していただきました。

勉強会のテーマは「トップが語る山形市の官民連携 〜ビジョン実現への飽くなき探求〜」で、官民連携や地方創生といったキーワードに関心のある方々が集まりました。

日本GR協会では定期的にオンライン&無料の勉強会を開催していますので、ご興味がおありの方はこちらのイベントページをご覧ください。

<10>2021年11月29日号の雑誌『AERA』に朝比奈のインタビュー記事が掲載

11月29日(月)、

11月29日号の雑誌『AERA』の「日本沈没検証」特集において朝比奈のインタビュー記事が掲載されました。現在、TBS系で配信中のドラマ『日本沈没』で取り上げられた首都移転について、以前から首都機能移転を訴えてきた朝比奈が専門家の立場から独自の意見を述べております。

景気刺激、地域活性、震災やパンデミックからのリスク分散など、一粒で2度も3度も美味しい政策として、朝比奈が前々から主張している首都機能移転論ですが、朝比奈は「首都を丸ごと移転」するのではなく、「東京をハブとして省庁を各地に分散移転することで首都を拡大する『拡都』という現実的」かつ重要であると考えています。

『AERA』の本誌はkindle unlimitedユーザーであれば、無料で読むことができます。

お手に取って頂ければ幸いです。

<11>テレビ朝日系列の朝の情報番組『グッド!モーニング』において朝比奈のコメントがパネルで紹介

11月26日(金)、

テレビ朝日系列で生放送されている朝の情報番組『グッド!モーニング』において朝比奈のコメントがパネルで紹介されました。

「議員“むちゃぶり”官僚なぜ断れないか?」というテーマで、政治家の挨拶や講演原稿や資料を役人が作ることの是非について触れました。

朝比奈は、官僚が議員の方向けに作成する原稿や資料を下記3パターンに分類した上で、(3)が多く、なかなか歯切れよく断罪だけすることや、擁護だけするのが難しいという考えをお伝えしました。

(1)許しがたいひどいケース(例:地元の支援者向け講演原稿の丸投げ)

(2)役人が作って当然のケース(例:大臣による新法の説明会用プレゼン資料)

(3)グレーのケース(自民党の部会などでお世話になってる先生からの依頼による関連分野の講演資料)

<12>青山社中ちゃんねる ~月イチ イチ郎~(YouTube)、「岸田政権の一丁目一番地~『新しい資本主義』は新しいか?」の動画を公開

11月16日(火)、

YouTubeの「青山社中ちゃんねる ~月イチ イチ郎~ 」にて、

最新動画をアップいたしました。

テーマは、岸田政権が一丁目一番地として掲げている「新しい資本主義」。

この動画では朝比奈が「資本主義の歴史≒経済学の歴史」という観点から

岸田政権の「新しい資本主義」をひも解きます。

そして、今後の岸田政権が目指す「新しい資本主義」の方向性について

グローバル、国内の二つの視点から語ります。

▼動画はこちら 「岸田政権の一丁目一番地~『新しい資本主義』は新しいか?」

「青山社中ちゃんねる ~月イチ イチ郎~ 」では、朝比奈が地方創生、政治、経済、リーダーシップといったことを切り口に、元官僚の立場から社会を分析しています。

ぜひ、チャンネル登録・いいね!をお願いします!

<13>アゴラに朝比奈の論考が掲載

11月1日(月)、

言論プラットフォーム「アゴラ」に朝比奈の論考が掲載されました。

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“政治で社会を変えることのリアリティについての一考察”

記事はこちら

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朝比奈が約11年間の青山社中での歩みを振り返り、

政治・行政という観点も交えつつ、「日本を大きく変革する」という点について

改めて今後の決意を表明しております。

ぜひご一読ください!

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3. 青山社中リーダー塾通信

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*青山社中リーダー塾/教育・コミュニティ構築事業 (担当:事務局4期生村上)

【リーダー塾】

リーダー塾4期生の阿部司さんが10月31日投開票の衆議院議員総選挙で見事当選されました。

阿部さんは、私にとっては、リーダー塾同期であり、弊社での先輩社員でもあります。

阿部さん、おめでとうございます!

リーダー塾内で今月も教育コミュニティのイベントや、読書会が行われました。

それぞれテーマに応じて顔を出すリーダー塾生が違っていたり

塾生の参加者が同じ期に参加をお勧めしていたりして

楽しいです。

*NPO法人「地域から国を変える会」(リーダー塾生が立ち上げた団体です。事務局長:1期生大山)

【北海道厚沢部町 ~ 職員の政策遂行能力の取り巻み】

北海道厚沢部町では、職員の政策遂行能力を上げる契機づくりとして施策コンテストを実施しました。その結果、「住宅施策」「遊び場づくり」のチームを組成し、来年度以降に向けて事業化していくことになりました。コンテストはあくまで提案能力、今後は実行力を、机上の研修ではなく、実際のプロジェクト組成の中から習得していきます。

【北海道北斗市 ~ 公共交通の取り組み】

本会で策定支援をした北斗市地域公共交通計画に基づき、巡回ワゴンバスの実証運行が行われています。現在、検証中ですが、地区ごとに利用頻度に大きく差があり、今後のソフト施策で改善を図っていきます。巡回ワゴンバスとは、曜日ごとに異なる地域を細かく巡回するバスで、全国的に運行経費の面からコミュニティバス等の持続が困難な地域が多い中、低需要にも対応できる交通です。

【ぬまた起業塾】

11月16日、朝比奈が塾頭を務める「ぬまた起業塾」では、

塾生による群馬県企業訪問が行われました。

創業カフェ・ムーちゃん、PIZZERIA PESCA、クスクシュにて

起業家の皆様のお話をお伺いする大変刺激的な内容となりました。

11月27日、朝比奈が横山市長ご臨席の下、主に7期生向けに「起業のヒント」の演題で塾頭講話を行いました。

*一般社団法人「日本と世界をつなぐ会」(リーダー塾生が立ち上げた団体です。事務局長:7期生水野)

【長野県軽井沢町】

朝比奈が未来共創アドバイザーを務める軽井沢町にて、シンポジウム「”未来の軽井沢像”~風土自治の実践によるまちづくり~」が軽井沢町大賀ホールで開催されました。

本シンポジウムはこれまでの風土フォーラム3期6年を総括する場として企画され、朝比奈も2つのセッションでモデレーターとして登壇をいたしました。

来場されたり、オンラインで視聴された方のアンケート結果は好評で、これまでの風土フォーラムの取り組みへの理解がある程度深まった、住民主体の議論の場の重要性を認識した、等をお声がありました。

風土フォーラム第3期も残り5か月となりましたが、3期の議論やエリアデザインのとりまとめとして成果に結びつくよう、引き続きご支援してまいります。

【新潟県妙高市】

朝比奈が地域活性化アドバイザーを務める妙高市にて、地域事業者と都市部人材をつなぐ関係人口施策である複業マッチングについて、地域事業者の募集案件を掲載いたしました。

複業マッチングを推進するチームには水野も参画をしており、今回は地元の建設会社である山﨑建設様より「持続可能な地域づくりを目指す「山﨑建設」のデザイナーを募集」として複業人材の募集を開始しました。

同社はMYOKO UPCYCLE MARKETとして、地域の持続可能性を念頭とした空き家再生ミッション等未来志向のプロジェクトを推進されています。

本件も含め、域外人材との交流が地域活性に繋がる取組として今後もご支援してまいります。

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4.青山社中のメディア掲載・講演等のお知らせ

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<11月の実績>
・11/1 言論プラットフォーム「アゴラ」にて朝比奈の論考が掲載
・11/5 軽井沢22世紀風土フォーラムシンポジウムに朝比奈が講演(動画はこちら
・11/10 浜松市の職員向け研修会で「リーダーシップと地域活性」をテーマに朝比奈が講演
・11/16 青山社中ちゃんねるの動画が公開
・11/22 日本GR協会が主催するオンライン勉強会にて朝比奈がモデレーターを担当
・11/22 『AERA』に朝比奈のインタビュー記事が掲載
・11/25 PEPゼミにて「リーダーシップと政策起業」をテーマに朝比奈が講演
・11/26 テレビ朝日系列の朝の情報番組『グッド!モーニング』において朝比奈のコメントがパネルで紹介
・11/27 「ぬまた起業塾」で7期生向けに塾頭講話を実施
・11/29 JBpressに朝比奈の論考が掲載

<2021年12月の予定>
・12/上旬 言論プラットフォーム「アゴラ」にて朝比奈の論考が掲載予定
・12/中旬 青山社中ちゃんねるの動画を公開予定
・12/下旬 JBpressにて朝比奈の論考が掲載予定

 
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