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2021年2月26日

青山社中メールマガジンvol.123 政治未経験だったトランプ前大統領が受け、政治家30年以上の菅総理が受けない理由

青山社中メールマガジンvol.123 政治未経験だったトランプ前大統領が受け、政治家30年以上の菅総理が受けない理由

……… [もくじ]………………………………………………………
1. 朝比奈一郎の論考
「政治未経験だったトランプ前大統領が受け、政治家30年以上の菅総理が受けない理由
~ 50年単位で変遷してきたラジオ時代、テレビ時代、インターネット時代と政治」
2.トピックス
   – 2021年度青山社中リーダー塾の開講決定!2月24日より受付開始
   – 青山社中リーダーシップ・公共政策学校の地方行政講座が終了、3月には宮田俊男先生よる医療・介護・ヘルスケア産業講座が開講
   – 2/25(木)「青山社中フォーラムvol.53」に厚生労働省顧問・前医務技監 鈴木康裕氏がご登壇
   – 八女市(福岡県)にて朝比奈が講演・有田町(佐賀県)を視察
   – 朝比奈が経済活性アドバイザーを務める川崎市でレビュー会議に参加
   – 日経BP社が運営する「教育とICTOnline」にて朝比奈がコメントを寄稿
   – やまぐち発農山漁村イノベーション推進委員会に朝比奈が参加
   – 入間青年会議所2021年度2月第一例会にて朝比奈が講演
   – 朝比奈が番組講師を務めるBBTch「社会変革型リーダーの構想力」にDE-SIGNグループ代表佐藤浩也氏が出演
   – JBpressに朝比奈の論考が掲載
   – 青山社中の政策支援担当に藤代が入社
   – 青山社中チャンネル(YouTube)、「朝比奈一郎が語る、日本的オリンピックのススメ」の動画を公開
   – アゴラに朝比奈の論考が掲載
3.青山社中リーダー塾通信
– 青山社中リーダー塾/教育・コミュニティ構築 事務局より
– NPO法人「地域から国を変える会」より(北海道厚沢部町、北海道北斗市)
– 一般社団法人「日本と世界をつなぐ会」より(長野県軽井沢町、新潟県妙高市)
4.青山社中のメディア掲載・講演等のお知らせ
5.編集後記
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1. 朝比奈論考
「政治未経験だったトランプ前大統領が受け、政治家30年以上の菅総理が受けない理由
~ 50年単位で変遷してきたラジオ時代、テレビ時代、インターネット時代と政治 ~」
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菅政権の苦境が止まらない。

外形的には、度重なるスキャンダルが特に効いているように見える。今年の主な動きだけでも、1)自民党総裁選で菅選対の事務局長だった吉川元農水大臣が収賄罪で1月に起訴され、2)2月1日には緊急事態宣言下で銀座のクラブを訪問していた(しかも虚偽の説明をしていた)松本、田野瀬、大塚の3自民党議員が離党し、また、その後、3)自民党の白須賀議員も元アイドル・モデルとの緊急事態宣言下でのラウンジ通いが発覚して離党と、書いているだけで疲れてくる。その間、オリンピック組織委員会の森会長の舌禍事件と後任会長を巡るドタバタ劇もあった。そしてついに今週は、菅総理の長男による過剰接待で、総務省幹部が処分を受け、農水省幹部も1)の関連で処分されるという混乱ぶりだ。

ただ、内閣支持率は、政権発足直後から比べると落ちては来ているが、実は2月の上旬~中旬の新聞各社の調査では、1月に比べて横ばいかむしろ持ち直しているきらいすらある(大体、各社とも30%台前半の支持率)。さすがに、総務省のスキャンダルは、菅総理自身が大臣や副大臣を歴任した「ホームグラウンド」とも言うべき場所で発生していて、しかも自らの息子が引き起こした問題でもあり、更なる支持率の低下につながると見るのが妥当だが、それでも、私見では、意外に支持率は底堅いのではないかと見ている。

上記の森会長はちょうど約20年前の2000年4月から約1年間、総理大臣を務めているが、調査にもよるものの、支持率は、政権発足から2か月で約2割に落ち込み、神の国発言や、中川官房長官の女性問題、閣僚の党費をマンション会社が肩代わりしていた事件、などのスキャンダルに見舞われる中、以後、ほぼ10%台という危険水域を推移し続けた。

当時と今の野党の強さの違いや、森内閣の場合は自らの舌禍(神の国以外にも「無党派層は寝ていて欲しい」発言や、えひめ丸事故後の対応等)の要因もあるため、単純比較は出来ないが、私はここに、テレビ全盛時代と、最近のインターネット興隆の時代の違いを感じている。つまり、テレビ時代とインターネット時代では、政治のゲームが変わってきているということだ。本稿で言いたいことはすなわち、菅政権の本当の危機はスキャンダルの多発ではなく、このゲームチェンジに姿勢が追い付いていないということなのだが、以下、放送・通信の推移と政治ゲームの変化を簡単に略述しつつ私見を述べてみたい。

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今から約100年前の1910年代に、米国で無線通信が広まりだしたと言われている。その頃は、ラジオというより、無線の電信と言った方が適切だったようだが、世界初のラジオ放送局は、1920年の米国のKDKAとされている。いずれにせよ、大体1910年頃からラジオ時代が幕を開けるわけだが、新聞記者などの解釈を入れることなく、また講演会などよりかなり大規模に、市民一人一人に政策・想いを直接に言説で伝えることが可能になっていった。政治における言説・言葉の意味・重みが、新聞中心時代と比べて益々大きくなっていったと想像できるが、要するにこの頃は、言説・言葉がある意味全てであった。

それから約50年後の1960年。アメリカ大統領選において、はじめて、候補者同士の討論会がテレビ中継されることになる。有名なケネディVSニクソンの討論だ。ハーバード大ケネディスクールに留学していた私にとっては、同校の講義で度々取り上げられていたので何度か耳にしたり学んだりした題材だが、この時の討論は、ラジオのリスナーはニクソンが議論で勝利したと感じ、テレビの視聴者はケネディが勝ったと判断したと言われている。つまり、言葉そのものもさることながら、視覚情報など、全体的な姿がより大きな意味を持つようになり、言説以上に「言動」、すなわち、「見た目」や「雰囲気」なども大事になっていたと理解できる。テレビ時代の到来である。

そして更に50年後の2010年頃に、当時のオバマ大統領・オバマ陣営がSNSなどのインターネットを活用しはじめ、そしてトランプ前大統領にいたっては、ツイッターが存在していなければ大統領になることはなかったと言われる状態となっている。インターネット時代がいよいよ本格的に到来している。この時代の最大の特徴は、言うまでもないが、情報ソースが非常に多様になり、市民の選択肢が格段に増えたということ、すなわち、市民は自分が見たい・聞きたいと思えるニュースソースにネットで(象徴的にはスマホで)で自由に当たれる、ということである。

テレビやラジオや新聞は、放送局や社数が限られているので、市民から見ると、触れられる情報・情報源がどうしても限られてきてしまう。裏を返して言えば、新聞記者やテレビ局は、もちろん、右だの左だのの「傾向」はあっても、限りある電波や紙面を使う責任ある情報提供者として、出来るだけ公平・公正・中立に報道しようと心がける傾向があった。紙面やテレビニュースなどで、良く「討論」的に、二人の異なる主張をする識者を並べるのはその典型である。

しかし、ニュースソースが多様化しているインターネット時代には、市民は、「紙面全部」や「番組全体」を見ずとも、自分の気に入った識者の主張だけ見れば良い。より進化すると、そもそもアルゴリズムによって、自分の気に入った分野の気に入った主張をする識者の意見だけを動画で見たり、文章として読んだりするように設定できる。読みたいもの、見たいものだけが送られてきて、それだけで過ごせる時代になってきている。言説のラジオ時代、言動・雰囲気・見た目のテレビ時代に加え、インターネット時代は、対象と如何に感情(好き嫌い)で結びついているか、が大事になる。

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こう考えると、なぜ、政治のド素人だったトランプ前大統領が、前代未聞レベルの不支持率の高さを論難されつつ、不思議と、岩盤とも言うべき支持層の厚さによって比較的安定的に政権を運営出来ていたかが分かる。トランプ前大統領は、ネット時代の申し子とも言うべき政治家であり、ファンとも言うべき市民と直接に感情で強く繋がっている。

元電通の佐藤尚之氏によれば、これからの時代は「ファンベース」という考え方が重要だそうだ。色々な消費財を分析すると、大体8割の売り上げは、コア層と呼ばれる2割の層の購入が占めているケースが多いそうで、そこだけ見ると、マーケティング的には、つい、コア以外の新規開拓を広げる方に目が向きがちだが、実は、この2割の層とより強くつながることが大事との見解だ。分かりやすく書けば、新規開拓と称して、缶コーヒーをほぼ飲まない人に間口を広げる作戦より、週に3回は飲んでくれる人に、毎日飲むように(週に5~7本飲んでもらうように)する戦略の方が大事との考えである。

私見では、サブスクリプションの考え方と通底するところがあると思われるが、その解説はまた別の機会に譲るとして、表現を変えて言えば、機能だけで売っていると、よりよい機能の製品が出て来たら淘汰されてしまうが、より強い感情・想いで強固に繋がっていれば(その商品そのものへの愛着に転化されていれば)、他に代替されることはない、という考え方だ。そして、実は、新規開拓も、徒手空拳で新たに望むより、こうした強いつながりのネットワークから、徐々に、弱いつながりの対象に広げていく方が効率的であるとの発想だ。トランプ全大統領の手法などは、この典型であると言えよう。つまり、トランプ氏にとって、自分のコア層以外はどうでも良いのだ。政治家や人間としての当為を別にすれば、コア層だけにサービスすることを常に考えていたというのは政権維持戦略的にはある意味正しかったと言える。

菅総理は、市議会議員から数えて政治家として約30年を過ごしてきた「たたき上げ」と良く言われる。その前の政治家秘書時代から数えると約半世紀(50年)近い政治経験の持ち主だ。ただ、元官僚の私に言わせれば、その長い経験からくる言説は、長年触れて来た世界の影響もあって、極めて官僚的でもある。つまり、「間違いのないよう」「無駄な、余計なことは言わないよう」にしているように見える。新聞・ラジオ時代の常識が刷り込まれている。

新聞・ラジオのような「言説」の時代においては、間違いをせず、正確に、余計なことはなるべく排して伝える、ということが死活的に重要であった。菅総理も官僚たちも、この時代、すなわち、プレスリリースを出せば、放っておいてもメディア(新聞・ラジオ)がそれをそのまま伝えてくれていた時代の動きをしているように見える。市民から見れば、それ以外に情報を得る手段が基本的にないので、華々しさはなくとも、甘んじてその情報を拝受していた。それでうまく回っていた。その後のテレビ時代には、多少、見た目・雰囲気・言動も重要になるので、例えば小池都知事のようなプレイヤーも登場してくることとなるが、菅総理も官僚も、「ああ、こういう時代になったなぁ」くらいで、基本的には、新聞・ラジオ時代路線を踏襲していた。

インターネット時代になると、情報ソースが多用化しているので、仮にマスメディアが寄ってたかって政権などを叩きまくっても、以前のようには支持率は下がらなくなったが、トランプ前大統領のような「コアファン」を持つ政治家には、なかなか太刀打ちしづらい世の中になって来ている。この観点から、ネットでのフォロワーが格段に多い河野太郎氏をワクチン担当相として更に抜擢したりしているのは慧眼であると言えるが、肝心の菅総理自身が今後どう振る舞うべきか。

答えは明らかであるが、自らのコア層・ファンを増やすべく、嫌われることを恐れずに、もっとはっきりと主義主張を出すべきである。菅総理とは、官房長官時代、その前の議員時代に数回お目にかかっているが、実は、かなり主義主張がはっきりとされている政治家だと思う。報道ではあまり目立っていないが、後期高齢者の医療費負担増などについては、次世代のために、結構思い切った決断をしている。基本的に、次世代にしっかりと繋ぐため、社会保障の改革を行うことなどに強い想いをお持ちと伺っている。ただ、そうした想い・主張が全然伝わって来ていないのが残念だ。

政治家は英語でステイツマンと言う。「述べる人」という意味だ。弁舌の爽やかさは不要なので、とにかく、総理自身が、エッジの立った形で、自ら論考を書いたり、主義主張を堂々と述べたりする機会が増えることを願ってやまない。


 筆頭代表・CEO
朝比奈 一郎



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2.トピックス
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<1> 2021年度青山社中リーダー塾の開講決定!2月24日より受付開始


150名を超すリーダー塾生・卒塾生を輩出した「青山社中リーダー塾」の11期生の募集を今年も開始いたします。

コロナ・混迷の時代、不透明な世の中だからこそ、
「日本を良くするため多方面にチャレンジしている」朝比奈とともに
自らが「大局観」を持ち、「変革者」となるその一歩を踏み出してみませんか?

▼青山社中リーダー塾とは
「青山社中リーダー塾」は、激動の時代を切り拓き、世界へ通用する能力を身に付けるリーダー養成塾です。

塾頭は、青山社中代表の朝比奈一郎が務めています。5年間で、始動力(自ら変革を起こす力)、基軸力(自分の人生の在り方を見定める力)、構想力(大局観)を身に付けた「国や社会のことを考え、変革に向けた行動を起こすことができる人材」を育成すべく、「魂に火を付ける教育」を行います。

▼リーダー塾詳細・お申込はこちら
https://aoyamashachu.com/leader/

▼少し話だけでも聞いてみたい…という方はこちら
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSdTY6rURxXe6kKgC1Rpe2nNpw2wC-ugwdvHg2PCzVDSVHEhmw/viewform

▼オンライン説明会ご参加の方はこちら
https://aoyamashachuleader20210304.peatix.com/


<2> 青山社中リーダーシップ・公共政策学校の地方行政講座が終了、3月には宮田俊男先生による医療・介護・ヘルスケア産業講座が開講

2月に行われた地方行政講座が無事終了いたしました。
3月は宮田先生の医療・介護・ヘルスケア産業講座が開講いたします。

医療・介護・ヘルスケア産業講座では、社会保障費の急激な増加、世界で類を見ないスピードで突入する超高齢化社会、さらには人口減少など日本の社会保障制度は多くの課題を抱えています。一方で、ウィズコロナの時代であることもあいまって、世界的に新薬・新医療機器・再生医療、遺伝子治療・AIを含むヘルスケアICT、IoT領域の競争は激化しており、社会保障制度を維持しつつ、イノベーションも同時に促進することが求められています。地域包括ケアシステム、診療報酬、介護政策、診療所・病院・薬局等の経営のあり方、働き方改革、タスクシフティングの最近の動き、産官学連携によるオープンプラットフォーム、イノベーション・インクルージョン論、健康経営、マイナンバー、ビッグデータ、保険者改革、セルフケア、在宅医療など最新の話題について講義を展開します。

第1回 3/3(水)
「日本の医療・介護制度の基本的仕組みと現状と課題」
第2回 3/10(水)
「急激な高齢化社会、さらなる人口減少を乗り越えるために」
第3回 3/17(水)
「健康・医療を事業として行う際のポイントは何か?」

ぜひ、この機会にお申し込みください!

▼詳細・申込はこちら
https://aoyamashachu.com/aslg

▼パンフレット問い合わせはこちら
https://aoyamashachu.com/pamphlet/aslg/

<3> 2/25(木)「青山社中フォーラムvol.53」に厚生労働省顧問・前医務技監 鈴木康裕氏がご登壇
2月25日(木)、
53回目の「青山社中フォーラム」で、
厚生労働省顧問・医務技監として
新型コロナウイルス感染症による政府対策を最前線で指揮された、
厚生労働省顧問・前医務技監 鈴木康裕氏にご登壇いただきました。

鈴木様のご講話は、
本当に1時間と思えないほど内容の濃いものでした。

数多くの情報を無理なく入れて頂き、多くの視聴者に、
本当に大局的な目配せが必要で、何が事実で何が事実でないかを、
特に緊急時には手探りで理解しつつ難しい判断・決断をしなければならないことのメッセージを散りばめていただきました。

また、会の後半では朝比奈とも対談をし、これからの日本とコロナの対応・政策について議論が展開されました。
さらにはWHOに出向している青山社中リーダー塾生の阿部圭史さん(厚労省から出向)や、
米国出張中の前総理大臣秘書官(安倍政権時)の佐伯さんも、ライブで参加してくださり、鈴木氏との議論が弾みました。


<4> 八女市(福岡県)にて朝比奈が講演・有田町(佐賀県)を視察
2月9日(火)、
八女市にて朝比奈が「チャレンジする人材が元気な地域をつくる」をテーマに
講演を行いました。
コロナによって何が変わり、どう考えていくか、付き合っていくかなども踏まえて、
朝比奈の体験的リーダーシップ・食い扶持づくりの重要性をお話させていただきました。

講演会は、中村園社長の中村氏が主宰する八女の2030を真剣に考える会主催で、
同地選出の桐明県議や前市議会議長の武田氏にも参加いただいて大盛況に終わりました。

また、八女市・有田町は、それぞれ
お茶・いちご・たけのこ、陶磁器などが有名ですが、
今回の視察で、百聞は一見に如かずの現場の素晴らしさ、
数々の地域資源との出会いが印象的でした。

特に有田町では、松尾町長や商工課長と議論したり、
町役場のご案内で町内各地を回らせていただいたこと、
そして、第十五代柿右衛門や百田陶器の百田社長と有意義な会合を持つことができ、
素晴らしい時間となりました。

<5> 朝比奈が経済活性アドバイザーを務める川崎市でレビュー会議に参加
2月16日(火)、
朝比奈が経済活性アドバイザーを務める川崎市で、
経済活性策のレビュー会議に参加しました。

先端技術から工場夜景ツアーなど、多彩な顔を持ち、
地域資源も多数ある川崎市。

3時間超にも及ぶ熱のこもった議論となりました。

<6> 日経BP社が運営する「教育とICTOnline」にて朝比奈がコメントを寄稿
2月9日(火)、
学びのICT活用の流れや学習者用デジタル教科書の本格導入などの背景を受け、
「これからの子供たちのためのICT活用教育」というテーマで、教育関係の有識者が議論する3回シリーズの座談会(※)にて、朝比奈が座談会で議論した内容についてオピニオン(意見、提言)を寄稿した内容が掲載されました。

※座長:東京大学教授、慶應義塾大学教授の鈴木寛氏、副座長:日経BP コンシューマーメディア局の中野淳局長補佐(日経パソコン発行人)

https://project.nikkeibp.co.jp/pc/atcl/19/06/21/00003/012600176/?P=4

デジタル教材とEdTechの活用により、朝比奈が提唱する、自ら志を抱いて構想を描き、行動を起こすリーダー人材である「始動者」が増えるためには、思考を深められる可能性をデジタル教材・EdTechが広げてくれるのでは、と私見を述べております。

<7> やまぐち発農山漁村イノベーション推進委員会に朝比奈が参加
2月17日(水)、
朝比奈がやまぐち発農山漁村イノベーション推進委員会(※)に参加し、
意見を述べました。
※山口県がすすめる新型コロナ禍、
社会状況の変化に起因する諸課題に対応できる競争力を持つ6次産業化を推進のための委員会

データ活用、特にカスタマーリレーション・行動特性について
多岐にわたる意見が展開されました。

<8> 入間青年会議所2021年度2月第一例会にて朝比奈が講演
2月22日(月)、
入間青年会議所の2月第一例会の講師として、
朝比奈が「地域活性の現状と課題~コロナ時代の日本の苦境を踏まえて~」をテーマに講演を行いました。
まだ38歳の杉島市長のアレンジでこの講演会が行われ、市長もご視聴いただきました。

コロナにより二極化する世界(現状)とこれまでの地域活性・これからの地域活性
を分析しながら、今後の地域活性に必要な事項についてお話しました。

会の最後には時間をオーバーするほどの質問が多数飛び交いました。

詳細はこちら

<9> 朝比奈が番組講師を務めるBBTch「社会変革型リーダーの構想力」にDE-SIGNグループ代表佐藤浩也氏が出演
朝比奈が番組講師を務めるビジネスブレークスルーチャンネルの講義

「社会変革型リーダーの構想力」のゲストとして、
DE-SIGNグループ代表佐藤浩也氏をお招きし、講義を収録しました。

本講義は2021年3月24日(水)に配信を予定しております。

ご視聴はこちら

<10> JBpressに朝比奈の論考が掲載
2月22日(月)、
JBpress に朝比奈の論考が掲載されました。

“日本再浮上のためには「壊す力」と「余白」が必要だ”
記事はこちら

瀬戸際に立った日本が
日本的なポジティブな無常観と、五輪・万博を結び付けて発信するべきと、
朝比奈が持論を展開しております。

ぜひ、ご覧ください!

<11> 青山社中の政策支援担当に藤代が入社
2月より青山社中の政治家や政党向けの政策支援業務を担当する
藤代が入社いたしました。

青山社中リーダー塾8期生でもある藤代は、
新卒で国際協力銀行に約9年務めたあと、ボストン・コンサルティング・グループ(BCG)に3年強在籍。
パブリックと民間を両方経験した(BCG時代は完全に民間企業プロジェクト担当)、
香港勤務経験もある国際派です。

今後は藤代とともに
さらにパワーアップした青山社中を起点に、
地に足のついた改革を各地各所で進めてまいります。

<12> 青山社中チャンネル(YouTube)、「朝比奈一郎が語る、日本的オリンピックのススメ」の動画を公開

YouTubeの「青山社中チャンネル」にて、
最新動画をアップいたしました。
2021年1本目の動画は、日本的オリンピック・万博に対する
朝比奈一郎の私見をお話させていただいております。

ぜひ、チャンネル登録も含めて、ご覧ください。

▼動画はこちら 「朝比奈一郎が語る、日本的オリンピックのススメ」
https://youtu.be/aspv9PMI32o

<13> アゴラに朝比奈の論考が掲載
1月30日(土)、
言論プラットフォーム「アゴラ」に朝比奈の論考が掲載されました。
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“伝えること・届けることの難しさ ~菅総理、再生可能エネルギーなどから考える”
記事はこちら
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日本人がよいものをつくるというところに意識が向き、
伝えること・届けることへの意識が弱いということへの課題意識や難しさなどについて、現在の政権・再生可能エネルギーの観点から
朝比奈が私見を述べております。

ぜひご一読ください!

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3. 青山社中リーダー塾通信
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*青山社中リーダー塾/教育・コミュニティ構築事業 (担当:事務局4期生村上)


【リーダー塾】
Clubhouseがはやり始めた先月・今月、
Clubhouseの招待枠を持っている人と欲しい人のやりとりが
リーダー塾生内のグループで行われていて、お互い助け合っている様子が
とてもうれしかったです。
リーダー塾のイベントをClubhouseでできないかそろそろと模索中です。

2月24日(水)から、11期生の募集を開始しました。
11期生にどんな方が来られるのか、楽しみです。ご興味をお持ちの方は、
ウェブサイトをご覧いただければ幸いです。

【青山社中リーダーシップ・公共政策学校】
つくば副市長の毛塚幹人氏による地方行政講座が、好評のうちに終了しました。
3月からは、早稲田大学先端生命医科学センター教授・宮田俊男氏による
医療・介護・ヘルスケア産業講座が始まります。

コロナ禍により、財源や診療方法などがどのように変わり、
今後変わっていくのかご講義いただく予定です。
皆様もご応募をお待ちしております。

*NPO法人「地域から国を変える会」(リーダー塾生が立ち上げた団体です。事務局長:1期生大山)

【北海道厚沢部町 ~ 組織再編にともなう事業創出環境づくりの取り巻み】

北海道南西部に位置する厚沢部町はメークインの産地で、人口約3,700名の町です。町では、4月に大きな組織再編を行うことになっており、それを機会として、職員が事業を創出することを促進していくことが求められています。本会では事業創出のノウハウを教授するべく、専門家を招聘しながら、厚沢部町と伴走していくプロジェクトを開始いたします。

【北海道北斗市 ~ 公共交通の改善に向けた取り組み】
北斗市において、本会支援のもと、協議会において地域公共交通計画案が策定されました。今後、パブリックコメントの募集等の手続きを経て、具体的な打ち手・実践に入っていきます。目玉は、巡回ワゴンバス運行で、すぐに運行計画の詳細について検討を行っていきます。巡回ワゴンバスは、デマンドタクシーよりも費用は発生せず、曜日別運行・細かなバス停設置により、低い需要にも効率よく対応できるものです。

*一般社団法人「日本と世界をつなぐ会」(リーダー塾生が立ち上げた団体です。事務局長:7期生水野)

【長野県軽井沢町】
朝比奈が未来共創アドバイザーを務める軽井沢町にて、22世紀風土フォーラム エリアデザイン検討のご支援を行いました。
エリアデザインは、軽井沢の各地域の在り方を住民主体で検討を行う取り組みであり、
2月には、追分・中軽井沢・新軽井沢の3地区で、住民主体の議論の進め方を検討する運営会議が行われました。
また追分では、実際に住民を巻き込んで議論を行う地域会議の第2回が開催され、1月に引き続き、予定の時間を大幅に越えて、闊達な議論がなされました。
3月には、地域会議の前に住民アンケートを行ってきた旧軽井沢・南地区でも運営会議が予定されており、エリアデザインを町内でも先行的にスタートしている5地区での検討が本格化してまいります。
引き続き弊社でも、各地区の検討がより具体的なアクションにつながるようにご支援をしてまいります。

【新潟県妙高市】
朝比奈が地域活性化アドバイザーを務める妙高市にて、次年度の「みょうこうミライ会議」に向けた検討を推進いたしました。「みょうこうミライ会議」は地域課題の本質的な課題解決につながるような政策・施策を、都市部企業・市民/市内事業者・市役所職員がチームを組み、協働で検討を行う官民連携プラットフォームです。
2月の検討にて次年度のみょうこうミライ会議で取り上げるテーマが大筋で合意され、検討を進めるチームの組成に入りました。
また、12月に妙高市のDMOである妙高ツーリズムマネジメントから申請された、中小企業庁の「共同・協業販路開拓支援補助金」の採択が決まり、妙高市の事業者や産品、妙高市全体のプロモーションを行う取り組みを弊社としてもご支援させていただく予定でおります。
積極的な施策や取り組みが続く妙高市の発展に寄与できるように引き続きご支援をしてまいります。

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4.青山社中のメディア掲載・講演等のお知らせ
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<1月・2月の実績>

・1/30 言論プラットフォーム「アゴラ」にて朝比奈の論考が掲載
・2/8 日経BP社が運営する「教育とICTOnline」にて朝比奈がコメントを寄稿
・2/22 JBpressに朝比奈の論考が掲載

<2021年3月の予定>
・3/上旬 青山社中チャンネル動画公開予定
・3/上旬  言論プラットフォーム「アゴラ」にて朝比奈の論考が掲載予定
・3/中旬 JBpressにて朝比奈の論考が掲載予定

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5.編集後記
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今回も最後までご覧いただき、ありがとうございました。

53回目を迎える青山社中フォーラムを開催しました。

青山社中フォーラムもオンライン開催が続き、
多くの方にご参加いただけるのはとても有難いのですが、
青山社中の強みでもあるネットワークや、
それこそ「ファン」になっていただけるには
やはりリアルも大事だとひしひしと感じる次第です。

一部緊急事態宣言が解除された地域もありますが、
また再びリアルで一同に会したフォーラムができるように、
いまは気を緩めずに、状況が改善していくことを願ってやみません。


今回も最後までご覧いただき、ありがとうございました。

 
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