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2024年11月29日
青山社中メールマガジンvol.168「「露悪」の時代 ~社会の胎動についての世界の潮流がついに日本にも~」
青山社中メールマガジンvol. 168
■目次 朝比奈 一郎の論考 「露悪」の時代 〜 社会の胎動についての世界の潮流がついに日本にも〜 受講生を募集中!ASLG「青山社中リーダシップ・公共政策学校」 「政官民の結節点」を担う 青山社中CxO候補を募集中!! 「青山社中後援隊」会員募集中! YouTubeチャンネル「月イチイチ郎」! トピックス ASLG「政治・行政」が開講しました FM FUJIのラジオ番組「二ホンのナカミ」に朝比奈が出演します! アゴラに朝比奈の論考が掲載されました ハーバード大学と国際交流を行う東京大学の学生団体HUAP Tokyo の皆さんが青山社中を訪問されました 朝比奈が「魔法学校」で講師を務めました 朝比奈が座長を務める富山県成長戦略会議の県庁オープン化戦略PT第2回会議に出席しました 総務省の「社会の変革に対応した地方公務員制度のあり方に関する検討会」で朝比奈が有識者として意見を申し述べました 青山社中が14周年を迎えました 以前、弊社で勤めていただいた源さんが、青山社中創立記念日で激励に来てくれました 朝比奈が香取市EBPMブートキャンプの第4回研究会に出席しました 吉平敏孝さんが社中にいらっしゃいました 朝比奈がPIVOTに出演しました 朝比奈のコメント等がテレビ朝日「グッド!モーニング」で放送されました 朝比奈が一橋ビジネススクールで講義を行いました 朝比奈が東京維新の会代表に就任された阿部司さんの議員会館の事務所を訪問しました BBTch「社会変革型リーダーの構想力」にセルソース株式会社の裙本氏に出演していただきました BBTch「社会変革型リーダーの構想力」に一般社団法人エリア・イノベーション・アライアンスの木下氏に出演していただきました 朝比奈がぬまた起業塾東京訪問をアレンジし、引率&同行しました 青山社中リーダー塾14期生が、埼玉県深谷市で合宿を行いました 朝比奈がLuckyFM 茨城放送「ダイバーシティニュース」に出演しました 「メガベンチャー勉強会」第1期を終えて中間とりまとめを公表しました 朝比奈が上智大学「知のエグゼクティブサロン」でスピーカーを務めました 朝比奈が国土交通大学校主催の官民交流研修で研修講師を務めました 朝比奈が地方創生☆政策アイデアコンテスト広報動画に出演します 青山社中からのお知らせ *政策支援チーム活動レポート *「青山社中キャリア」〜パブリックセクター の求人情報 青山社中リーダー塾通信 青山社中のメディア掲載・講演等のお知らせ 1.朝比奈一郎の論考 「露悪」の時代 〜 社会の胎動についての世界の潮流がついに日本にも〜 世の中は偽善と露悪の繰り返し(夏目漱石) 毎週見るのを楽しみにしているドラマの一つが、日曜深夜にNHK総合で放映されている坂の上の雲(再放送)だ。ドラマの主人公は3人いるが、日露戦争でロシアのバルチック艦隊を壊滅させる作戦を立てた秋山真之と俳句の世界に新風を吹き込んだ正岡子規がそのうちの2人で、その2人と大学予備門(その後の第一高等学校で現在の東大教養課程)で同級生だったのが、夏目金之助こと夏目漱石である。 標題にある「露悪」とは、露が悪い、という意味ではもちろんない。上記の日露戦争とか、昨今のウクライナに対するプーチン大統領の所業などを見ると、そう勘違いしたくもなるが、その真の意味は「偽善」の対義語ということである。 やや世の中全体を斜めに見て、この世に本当の善人などというものがあまりいないとすると、「環境を守ろう」とか「人権を守ろう」とか「平和が何より大事だ」と声高に叫ぶのは、それは全て「偽善」(善の顔を借りて、自らの幸せを全うする立場)ということになる。そうした世の中全体を考えるかのような「偽善」の前に、俺たち自身の利益がまず大事なんだよ、と私利私欲を隠しもせずに露出する立場が「露悪」ということになる。 私がこの言葉に出会ったのは、今から116年前に書かれた夏目漱石の名作『三四郎』を読んでいた時で(※)、登場人物の広田先生の立場を使って、漱石が世の中は、偽善家の時代と露悪家の時代の繰り返しだと喝破している。そう、結論から書こう。漱石流にいえば、ついにここに至って、日本にも露悪家の時代がやってきてしまったのではないか。 繰り返しになるが、偽善家とは、表面的には「利他主義」者だ。漱石の言葉を借りれば、親とか国とか社会とかを意識した言動とは、利他的だ。一般論として、きちんとした教育を受けた者は偽善家となる。そうでないと社会に適応できない。そして利他をベースに、様々なルールが出来上がる。近現代流に言えば、CO2の排出をめぐるルール、各種人権を守るルール、恒久平和を目指して軍事的介入を押しとどめるルールなどが出来上がる。 ただ、その偽善が、社会の変化で主張し通せなくなり、世の中に多数の利己的な考えが頭をもたげてくる。いうなれば、形式をつくろって格好つけても仕方ない。食えなきゃなんともならない。ルールなんぞクソくらえだ。まずは自分中心的に行こうじゃないか、と。 そして社会はやがて露悪家の時代となる。ただ、露悪家ばかりになると、ホッブズの万人の万人に対する争いよろしく、また互いに不便を感じてくる。常に身の危険を感じざるを得ない。その不便が高じて極端に達すると、「ちゃんとルールを作って、それを守ろうじゃないか」という形で、また利他主義が復活する、という繰り返しである。 世界も日本も露悪化してきている?! さて、ここで、問いたい。アメリカ大統領選を見てどう感じるだろうか。民主党に代表される、環境を重視したり、人権(移民たちも含めて)を重視したり、国際的な公平・公正な貿易・通商協定を大事にしたり、、、、、、という、教育を受けたものが常識的に感じる正しさは、「偽善だ」として、「露悪」の前に屈したように見える。トランプは、漱石の言うところの典型的な露悪家であろう。 次代に向けて社会を維持する美しいルールが、今を生きる大多数の人たちにとって「偽善」に見え始めるとき、すなわち、「偽善ぶったって、結局、食って行かれないんだよ」というルサンチマンが爆発する時、社会は露悪化するわけだが、まさに今のアメリカがそうだ。 先述のプーチンも、「ルール」を盾に譲歩を迫る欧米に対して、「お前ら綺麗ごとばかり言ってるが、結局、NATOをじわじわ拡大させて、旧ソ連圏の影響力を削いできているだけだろうが。ふざけんな」と、露悪精神むき出しで軍事力の行使を行ってきている。 最近のイスラエルの動きも自衛権を振りかざした露骨な「露悪」だ。欧米の「偽善」を鼻で笑うかのように、ガザ地区の無辜の民を何人殺そうとも「俺たちにも生存権があるんだよ。偽善の結果、120人もの人質取られてしまってとんでもないことになったんだから、5万人でも6万人でも殺すぞ」という露悪だ。 中国も、習近平氏への力のシフトは、胡錦涛的な在り方、共青団のエリートが掲げる理想(偽善)に対するアンチテーゼとも言え、結局は「権力なんだ」、「力なんだ」、「共産党が中国社会を牛耳らなければならないんだ」との露悪の発露に見える。 偽善の最後の砦とも言うべき欧州でも、露悪家が多く台頭してきており、世界の多くは偽善的世界から既に露悪にシフトしている。 翻って、わが国はどうであろうか。特に注目されるのは、衆院選における国民民主党の躍進だ。冷静に観察すれば、今回の衆院選では、これまで自民党に入れていた層が、引き続き我慢して、或いは積極的に自民党に入れ続けた人と除き、①棄権(投票に行かず。実際投票率も低調)、②白票を投じる(実際、無効票は大幅増)、③他党に入れる、といういずれかの行動に出た結果、立憲民主党が約50議席増、国民民主党が約20議席増ということになった。ことさらに国民民主党の躍進を取り上げるような話でもないのかもしれない。少し前の維新などと同様、一時的な変化にも見える。 しかし、国民民主党は、与党の過半数割れの効果が大きいとはいえ、ネットやSNSを活用し(注:短絡的な思いつきでの活用ではない。筋金入りで時間をかけてのネット・SNS活用だ。私は玉木氏と内閣官房で近いところで働いていた過去もあり、留学先の先輩でもあり、20年近い付き合いだが、10年以上前から、地道にネットの可能性・活用ということを言い続け、実行し続けている)、見かけ以上の影響力を行使している。 党首の玉木氏は、東大卒で財務官僚OBのエリートなので、本来は「偽善家」のはずである。ただ、その主張は、「将来世代のために、財政規律をきちんと守ろうではないか」という次世代などを意識したサステナビリティなどを重視した「偽善的」なものではなく、「今、みな困ってるんだよ。だから金を配ろうや」という乱暴に言うとバラマキ的なものである。「財源は」というと、「それは何とかなる。今は、税収増えてるんだから。」というものだ。 世界的なトレンドと言える大衆の「露悪家」傾向に乗っかった主張であり、悪く言えば「パンとサーカス」を求める大衆に迎合して、低調だった党勢を立て直そうとしているようにも見える。さすがに玉木氏すらも止める状態になっているが、踊らされた大衆は、財務省のHPに盛んにアタックを繰り返しているという。財務省の「偽善」を打ち倒すべく。そして今月は、兵庫県知事選や名古屋市長選があった。前者の影の主役はNHKから国民を守る党の立花氏であろう。後者の影の主役は、前市長の河村氏だ。2人などは、風体も発言も、露悪家の典型ともいえる。 世の中は、既存メディアは、偽善ぶって、「パワハラはいけません」「おねだりはいけません」「(パレードの支出などでは)ルールを守らなければいけません」とか言っているが、「そんな偽善では物事動かないんだよ」、「既成の偽善エリートたちが作った仕組み、利権構造を壊すには、ぶっ壊すだけのパワーが必要なんだよ」、というメッセージが伝わったと見るべきではないか。偽善に騙されるな、と。 ネット社会と露悪 そしてネット社会は、特に露悪を拡散させる気がしてならない。ネットの特徴は、その匿名性にある。極端な誹謗中傷は、さすがに最近は取り締まられるようにはなってきたが、それでも、大半は、ネットの闇に隠れて、分からないように相手を攻撃する。 偽善家は、基本的に身を隠す必要がないので(正しいことを言っていると自負しているので)、ナイーブに名前を晒すなどして主義主張を展開するが、偽善的言説は、自己承認欲求の発露のようにとらえられてしまい、大して拡散はしない。むしろ、陰に陽に攻撃される。大体、闇から攻撃するのは無数の露悪家たちだ。ネット社会で拡散するのは、その多くが、露悪家たちの過激な主張だ。そちらの方が面白おかしく、パンとサーカスを求める大衆のニーズに合っている。 「隠れ」トランプとは良く言ったもので、露悪家は、その顔を全面には普通は出さない。匿名的に過激な主張をするか、あるいは顔をまったく出さずにいる。米国大統領選で、接戦、接戦と言われつつ、思わぬ大差になったのは、この影響も大きいであろう。 私は明確に、たとえ「偽善」であっても、綺麗ごとが通じる時代を好むので、何とも最近の傾向はやるせない。それでも生きていくしかないと透徹した感じで社会を眺めているが、ただ傍観するだけでなく、偽善の大事さも訴えられないか、とも思っている。このエッセイも、そんな蟷螂之斧的、ごまめの歯ぎしり的所作である。 昨今ますます過激化するネット全盛の現代にあっても、夏目漱石が喝破したように、きっといずれは、「露悪家たちの露悪家たちに対する争い」の激化によって、偽善的ルールに委ねようというタイミングが来るのだとは思う。ただ、ずっと待っていられるものでもない。民主主義も資本主義も偽善に満ちてはいるが、露悪家の無秩序さよりはマシだと心から思い、11月15日に青山社中設立14周年を迎えたところであるが、何か出来ないかと模索している。 筆頭代表CEO 朝比奈 一郎 2.受講生を募集中! ASLG「青山社中リーダシップ・公共政策学校」 先日、政策研究大学院大学教授で元財務省の竹中治堅先生による『政治・行政』講座が大盛況で終了いたしました。次回は12月4日(水)より、『医療・介護・ヘルスケア産業』が開講! 来週12月4日(水)から、ASLG「医療・介護・ヘルスケア産業」を開講いたします。 『医療・ヘルスケアはチャンスがあることは理解しているが、 規制が強くてどう入っていけばいいかわからない』 特にこのようにお考えの方におススメです! わが国の社会保障制度はご存知のとおり、 ・社会保障費の急激な増加、 ・世界で類を見ないスピードで突入する超高齢化社会、さらには人口減少、 ・物価の高騰化、 ・働き方改革など、 多くの課題を抱えています。 一方で、世界的に新薬・医療機器・再生医療、人工知能の開発競争は激化、 日本のドラッグロスは深刻化しています。 国民皆保険制度を維持しつつ、イノベーションも同時に促進することが求められていますが、薬価も抑制され、医療機関の診療報酬も抑えられ、両立は困難と言わざるを得ません。 この現状を打破するため、医療・介護・ヘルスケアの最前線に立つ皆さまが、 課題を理解し、未来を切り拓くヒントを得る機会を提供します。 『最新の話題』 医療DX、地域包括ケアシステム、薬価、診療報酬、介護政策、小児医療、 病院・診療所・薬局・ドラッグストア・訪問看護ステーション・介護施設の経営のあり方、 保険者(自治体による国民健康保険も含む)の運営のあり方、 産官学連携によるイノベーション、健康経営、マイナ保険証、臨床研究、 治験、リアルワールドデータ、セルフメディケーション、予防、在宅医療、 オンライン診療、メディカルツーリズムなど 第1回12/4(水)19:00〜21:00 日本の医療・介護制度の基本的仕組みと現状と課題 日本の医療、介護を改革するために知っておくべきポイントや構造を理解する。 第2回12/11(水)19:00〜21:00 急激な高齢化社会、さらなる人口減少を乗り越えるために 超人口減少社会が形成されていくなかで、どのような社会を目指し、どのように進めていくべきか考える。 第3回12/18(水)19:00〜21:00 健康・医療を事業として行う際のポイントは何か? 健康・医療・介護は制度ビジネスであり、規制とどのように折り合いをつけ、 イノベーションを起こしていくか、注意点に言及しつつ、具体的に考える。 ▶︎お申込はこちら ASLGはトップランナーから、 インタラクティブに公共政策を学ぶことができるスクールです! 申込受付は、各講座の開講日の2日前まで承っております。 本年度も多くの方からお問い合わせをいただいており、ネットワークキングのお役にも立てます! 『リーダーシップ』:終了しました 『政治・行政』:終了しました 『医療・介護・ヘルスケア産業』:12/2(月)申込〆切 『財政・社会保障』:1/13(水)申込〆切 『地方行政』:2/3(月)申込〆切 『政策実務』:2/4(火)申込〆切 『危機管理』:3/3(月)申込〆切 最新の政策情報を学びましょう ・霞が関出身で、政治・行政の内情に精通する講師陣が講義を担当 ・2024年10月〜2025年3月にかけて全7講座を開講 ・リアル/オンライン同時開催によるインタラクティブな授業 こんな方におすすめ! – 日本の公共政策を構造的に学び、業務に活かしたいと考えている方 – 社会課題を解決する仕事をしている方、これからしたいと思っている方 – 官公庁に勤務している方、または官公庁を顧客や渉外先として仕事をしている方 – 政治の世界への転身を志している方 ミニセミナーも!無料説明会の録画もご参照ください! ①ASLG とは!? ②-1ミニセミナー「真のリーダシップとは」 ②-2ミニセミナー「官民どんな立場の人でも描ける政策立案のススメ」 ③受講生の声 ④ASLGの受講料・お申込について ▶︎詳細はこちら ▶︎ご予約はこちら 3.「政官民の結節点」を担う 青山社中CxO候補を募集中!! 青山社中株式会社は、筆頭代表の朝比奈一郎をはじめとするメンバーの幅広いネットワークに基づき、政官民の結節点として、それぞれの立場からの改革を支援し、実現する政策集団です。 この度、青山社中の行う政策支援業務を主に担当しつつ、CxO候補として青山社中の活動に参画していただける方を募集します。 政策支援業務は、①国政政党、議員、地方議会会派 ②中央省庁、地方自治体 ③公的部門に関わる民間企業に対するサービスを提供していますが、具体的な内容は、以下の通りです。 【主な業務内容】 ①国政政党、議員、地方議会会派向け 議会活動、議員提案条例制定等、通常時の議会活動に対する支援 マニフェスト作成等、選挙に関わる支援 など ②中央省庁、地方自治体向け 行政運営全般に対する包括的なアドバイス 地域活性化、行財政改革、EBPM等、地域課題の解決に向けた改革に対する支援 中期的な計画策定、政策立案・実施の支援 職員向け研修の実施 など ③公的部門に関わる民間企業向け 中央省庁、地方自治体、地方自治体とのリレーション構築への支援 政官民が参画し改革項目を議論する勉強会の運営、政策提言の策定 など その他 青山社中フォーラム等、青山社中が提供するレクチャー、講演会等の運営 詳しくは下記のページをご覧ください。ご応募をお待ちしております! https://a.k3r.jp/aoyamashachu/70F62762C お問合わせ:青山社中採用担当 recruit@aoyamashachu.com 4.「青山社中後援隊」会員募集中! 「世界に誇れ、世界で戦える日本」を共に作り上げましょう 青山社中後援隊は、青山社中の理念・事業に賛同し、活動を後援頂ける方々による会員組織です。ただいま、会員を募集しております。 会員の方には、講演会・シンポジウムなどへの優先参加、会員同士の交流会の開催など、各種特典をご用意しております。 【会費】10,000円/年 【会員特典】 1. 「青山社中フォーラム」への優先参加と割引 青山社中主催の講演会やフォーラムに、会員価格でご参加いただけます。 2. 会員の集いへの参加 後援隊会員同士や社員とのネットワークづくりを目的とした交流会を、年2回程度開催します。 ▶︎詳細はこちら ▶︎お申し込みはこちら 5. YouTubeチャンネル「月イチイチ郎」! 今月の「月イチイチ郎」 朝比奈一郎の、政治を中心とした「世界の捉え方」をお伝えします。 【ご視聴はサムネイルをクリック!】 「ネット選挙の功罪」 今月は先の衆議院議員選挙における国民民主党の躍進と「ネット選挙の功罪」について、考えます。今月も兵庫県知事選挙や名古屋市長選挙などありましたが、今の選挙をどうみるか、朝比奈の視点をお届けします。 これまでの動画も含めて、こちらからまとめてご覧いただけます。 6.トピックス ASLG「政治・行政」が開講しました 今年度もメディア各種でお馴染みの、竹中 治堅先生(政策研究大学院大学 教授)にご指導いただいています。今月のASLGは竹中先生の「政治・行政」でした。 議院内閣制と選挙制度、首相の指導力の変遷、日本政治の構造変化といったアカデミックな内容を現実政治に即してレクチャーいただきました。参加者の方々からの活発な質疑もあり、「授業で視角を養って、今の政治を観る」という本講座の目的を受講者の皆さんそれぞれ、達成されたと思います。受講生の皆さん、お疲れ様でした。 大人になって「真剣」に学び、仕事以外で「真剣」に議論する、そんな「真剣」な学びの場をこれからも提供いたします。 そこで、 12/4 (水)からは、宮田 俊男先生(早稲田大学理工学術院教授など多数)にご登壇いただく、「医療・介護・ヘルスケア産業」編へと続きます。 受講お申込は3月の閉講まで受け付けております! 公共政策に携わる方、教養として身に着けたい方は、ぜひウェブサイトをご覧ください。 ▶︎詳細・お申込みはこちら FM FUJIのラジオ番組「二ホンのナカミ」に朝比奈が出演します! 作家で、明治天皇の玄孫、竹田恒泰さんがパーソナルをされているFM FUJIのラジオ番組「二ホンのナカミ」に、各地の地域活性化に関わっている専門家として、朝比奈が出演します。 テーマは「地方創生」と「官僚論」で旧知の竹田さんとお話をしました。 「地方創生」については、具体的な事例を交えながら、これからの地方創生にとって必要な視点を朝比奈流の切り口で、「官僚論」については、経産省時代の思い出話から、自民党総裁選挙、解散総選挙や石破政権までお話しました。 「地方創生」は、FM FUJI 12月8日 (日) 8:30〜8:58OAを皮切りに、JRT四国放送 、IBS茨城放送、エフエム立川、岐阜放送、wbs和歌山放送、RNC西日本放送で放送されます。「官僚論」は、FM FUJI 12月15日 (日) 8:30〜8:58OAを皮切りに、上記の放送局で放送されます。是非お聞きください! アゴラに朝比奈の論考が掲載されました ”衆院選の結果を受けて、政治の未来や可能性について考える” 10月27日に行われた第50回衆議院議員総選挙。自民党が大きく議席を減らし、立憲民主党、国民民主党が躍進をしたこの歴史的な選挙結果を受けて、これからの未来を考えます。ぜひご一読ください! ▶記事はこちら ハーバード大学と国際交流を行う東京大学の学生団体HUAP Tokyo の皆さんが青山社中を訪問されました HUAPは、アジアの大学から8校程度が選抜され、朝比奈の留学先でもあるハーバード大学とAcademic(学問的)・Cultural(文化的)・Social(社会的)な視点から学生会議や交流活動を行っています。 後生畏るべし。後輩達の姿に頼もしさを感じ、また刺激もいただきました。 皆さんの中から、将来、世界を牽引する人材が生まれることを願っています。 朝比奈が「魔法学校」で講師を務めました 森まさこ参議院議員が主催されている「魔法学校」で「新しい総理大臣と日本の未来」というテーマで朝比奈が講師を務めました。 魔法学校は森参議院議員が校長、アソビュー株式会社山野CEOが教頭、若手たちが生徒、第一線で活躍する起業家や経営者の方々が教授となり、1ヶ月に1回程度、相互に学びを得ている無料の私塾です。 生徒の皆さんは、主に25歳以下の若者で、現役大学生、若手起業家、オペラ歌手、弁護士、なでしこリーガーなど様々な分野で未来を担う方々で、彼ら、彼女らと接し、「日本の未来は明るい!」と率直に感じるほど素晴らしい人材です。 普段は開かれない二次会も大勢の皆さんが参加して下さり、議論が大いに盛り上がりました。貴重な機会を与えていただいた森まさこ参議院議員に感謝申し上げます。ありがとうございました。 朝比奈が座長を務める富山県成長戦略会議の県庁オープン化戦略PT第2回会議に出席しました 先月から始まった本プロジェクトチームの第2回会議に朝比奈がオンラインで出席し、座長として会議をファシリテートしました。 第2回会議では、令和7年度に向けた重点的検討課題や取組みの検討案について事務局から説明を受けたあと、人材の確保育成と誰もがチャレンジでき応援する組織づくり、一人一人の能力の最大化と職員のウェルビーイングの向上、県民参画による分かりやすいデジタル行政の推進などについて議論を行いました。 総務省の「社会の変革に対応した地方公務員制度のあり方に関する検討会」で朝比奈が有識者として意見を申し述べました ご案内のように地方公務員を取り巻く状況は大変厳しく(地方に限らないが)、その厳しさは今後一層増すと考えられています。 そんな中、霞が関同期の自治行政局公務員部公務員課の越尾課長から、国家公務員の経験及び各地の自治体の人材獲得・育成に携わっている(神戸市の人材獲得戦略の座長、富山県の人材育成・確保戦略の策定の座長など)経験を見込まれ、今回の貴重な機会をいただきました。 今後、議論されるであろう、人の希少化を踏まえた働き方改革的な視点と、その器としての組織や人材戦略の視点をブリッジするような話を打ち合わせの中で期待していただいてることを認識し、今後検討会が進められるに当たっての方向性に影響を与える重責だと、入念に準備を進めてきました。 各自治体でマネジメント研修などで、地方公務員の皆さんに日々講義をしており、岐阜県の副知事も務めた元総務省の平木をはじめ、同じく各地で研修を行っている元政令市職員の村上、地方議員を経験している田中や野崎、民間の経営感覚を有する立山ら弊社メンバーと議論を行い、私自身の考えを整理し、意見をまとめました。 検討会では、働き方改革や人材戦略について話した後、そもそも何のための組織であるのか、ビジョン・ミッション・バリューを明確にし、始動者を通じて浸透させていく必要性(朝比奈が関わった群馬県の総合計画での「始動人」育成や富山の例)やジョブ型管理職採用制度(神戸市の例)について具体的な話をしました。そして、資本主義の行きすぎによる、個人主義・合理主義・客観主義の世の中における、合理や損得を超えた「公務」の価値についても話をさせていただきました。 たくさんの方々からご質問もいただき、これからの地方公務員制度に一石を投じられたのではと考えています。 貴重な機会を頂いたことに、改めて感謝申し上げるとともに、日々、各地域で奮闘される全国の地方公務員の皆さんやこれから高い志で公務に就かれる皆さんのお役にたてれば幸いです。 青山社中が14周年を迎えました ちょうど14年前の2010年の11月15日、坂本龍馬の誕生日、青山社中は産声を上げました。14周年を迎えられたのも、ひとえに、多くの皆さまのお支えや応援のお陰だと痛感しています。あらためて感謝申し上げたいと思います。 ご推察の通り、社名は亀山社中を意識したものです。 亀山社中は、1865年薩摩藩や長崎の豪商・小曽根家の援助を受けて、坂本龍馬とその同志20数人により結成された、貿易会社と政治組織を兼ねた組織で、当時険悪だった薩摩藩と長州藩の関係回復の仲介をし、薩長同盟の締結に大きな役割を果たしたと言われています。 弊社は「世界に誇れ、世界で戦える日本」を社是として、教育・人材育成、政策支援・シンクタンク、地域活性化支援、海外展開支援を軸として活動してきました。 青山社中は、「シンクタンクなのか、コンサルタントなのか、はたまた教育機関なのか、分類ができない」といった声をいただくこともあります。 しかし、ある方が弊社にお越し下さったときに、こんな事を言って下さいました。「青山社中の門をくぐる限り、自分の利益だけでなく、国のため、公のためという気持ちもしっかりと持って本日うかがった」と。 朝比奈の想い、青山社中の想いが、少しづつかも知れないが、確かに浸透してきている。そんな風に感じました。 社中というのは、もともと「仲間」を意味する言葉です。 14年の歳月を経て、私たちの仲間は、国会議員、首長、地方議員など政治の世界に飛び出したり、地域の食い扶持確保のために起業したり、組織の中で、あるべき姿のために奮闘したり、それぞれの立場で日本のために始動しています。 しかし、私たちの旅はまだまだ続きます。 これからも「社中」一丸となって、創立時に掲げた社是を忘れることなく、必死に考え、議論し、挑戦を繰り返しながら、道なき旅を続けていきたいと考えています。引き続きのご支援をよろしくお願いいたします。 以前、弊社で勤めていただいた源さんが、青山社中創立記念日で激励に来てくれました 11月15日は青山社中の創立記念日ということで、以前、弊社で勤めていただいた源さんが、わざわざ激励に来てくれました。英語と中国語が堪能で、早稲田の学生時代には、中国で起業するなど優秀さと行動力を兼ね備えた方です。 ご都合で、退職されましたが、青山社中コミュニティの一員として、こうして創立記念日に訪ねて下さることは、大変ありがたいです。 引き続き社中に関わって下さっている方々に、常に見ていただいている、という感覚も忘れず、青山社中コミュニティの名に恥じぬよう社員一同、頑張って参ります。源さん、ありがとうございました! 朝比奈が香取市EBPMブートキャンプの第4回研究会に出席しました EBPMブートキャンプは、課題を抱える地方自治体が、専門家とともに、データを活用した課題解決に取り組む研究会です。 「人口減少」や「教育環境の向上」などの社会課題に対する事業見直しを、事例を交えたレクチャーを含みつつ、サポートしています。 吉平敏孝さんが社中にいらっしゃいました 先の衆議院議員選挙で惜敗された吉平敏孝さんが社中にいらっしゃいました。 吉平さんは、何といっても、青山社中リーダー塾1期生であり、社中黎明期に朝比奈のもとに飛び込んで来てくれた一人です。 私の後輩にあたる東京大学法学部出身、吉平さんはボート部であり、18年間勤められた三菱商事を退職し、国政に挑戦されました。 三菱商事では再エネ開発事業や日本製プラントの輸出などに関わり、グローバルなビジネス感覚をお持ちでその能力は折り紙付きです。 また、吉平さんは、HPでも公言されていますが、若くして、奥さまを癌で亡くされ、2人の男の子のシングルファザーです。今回の挑戦がどれほどの覚悟であったか、容易には想像がつきません。 吉平さん曰く、「ひとり親にとって非常に困難な道ですが、日本を良くするための信念と、息子たちへの愛情を胸に、挑戦する道を選択しました」との事ですが、これは、まさに吉平敏孝という人間を象徴する言葉のように感じます。 選挙は難しく、その時々の状況に左右されることも大きいですが、吉平さんの、その「信念」は、有権者の皆さんからの彼への信頼へと変わり、その「愛情」は、有権者の皆さんの心を打つものと信じています。 そして、私も、これからも、吉平さんの「挑戦」を応戦していきます。 今日は忙しいところ、会いに来てくれてありがとうございました! 朝比奈がPIVOTに出演しました 人気業界と、そのトップ企業をよく知る専門家が、元社員と共に徹底分析していくPIVOTの人気企画である業界分析に朝比奈が出演しました。 第一回は「中央省庁」。 財務省・経済産業省・国土交通省・農林水産省の4省を解説。 前編は現役官僚がリアル年収を公開しています。 【中央省庁】財務省・経済産業省・国土交通省・農林水産省 後編では働き方改革の現状と産業政策の大転換時代を解説しています。 【中央省庁】コンサル・商社より面白い「ネオ官僚」の仕事 朝比奈のコメント等がテレビ朝日「グッド!モーニング」で放送されました テレビ朝日「グッド!モーニング」、旧知のプロデューサーから頼まれ、取材を受けたものが放送されました。 今まさに現在進行形で議論されている「壁」の問題に絡んでの取材です。 経済産業省に約14年勤務していた元官僚という立場で、財務省との予算折衝の経験や、なぜ財務省が減税に後ろ向きであるのかについて聞かれコメントしました。 あくまで経産省にいた立場から財務省の考えを推察したに過ぎませんが、お役に立てたら幸いです。 朝比奈が一橋ビジネススクールで講義を行いました 一橋大学大学院経営管理研究科(通称 一橋ビジネススクール)に所属する大学院生や同院プライベート・エクイティ研究フォーラムの法人会員企業の皆さんに向けて、朝比奈が講義を行いました。 約140年の歴史の中で、一橋大学は各界のリーダーを輩出していますが、弊社 野崎も一橋出身、ビジネスの高度化とグローバル化が進む中で、ビジネスの現場で活用できる人材育成をコンセプトに一橋ビジネススクールは設立されました。 多くの院生は社会人であり、働きながら学ばれています。 客員教授を務めておられる幸田博人先生(株式会社イノベーション・インテリジェンス研究所 代表取締役社長、元みずほ証券代表取締役副社長)の講座にゲスト講師として登壇しました。 前半は、世界の中での我が国の存在感の凋落が叫ばれ、また、データドリブン・ソサイエティへの転換が行われる中、メガベンチャーの必要性とその育成政策に対する私見を述べさせていただきました。 後半は、幸田先生との対談や学生の皆さんからの質問をいただきながら進めさせていただきました。 幸田先生、貴重な機会をいただき、ありがとうございました。 熱意と志ある皆さんの、少しでも、お役に立てれば幸いです。 朝比奈が東京維新の会代表に就任された阿部司さんの議員会館の事務所を訪問しました 阿部さんはリーダー塾4期生で、青山社中でも働いてもらっていました。 今回の衆議院議員選挙では、日本維新の会は、野党の中では厳しい審判を受けましたが、阿部さんはしっかりと再選され、リーダー塾3期生の阿部圭史さんも当選!、さらには大変な時期の代表就任となりました。 ただ、大変な時だからこそ、阿部さんが代表に選出されたとも言えます。ますますのご活躍を祈念するとともに、今後も引き続き応援していきます。 BBTch「社会変革型リーダーの構想力」にセルソース株式会社の裙本氏に出演していただきました 経営・ビジネスに特化したコンテンツを、オンラインで「いつでも・どこでも」学ぶことができるBBTチャンネル 私は「社会変革型リーダーの構想力」という番組を受け持っています。 現在の日本は、政治・行政・経済・社会など各分野において閉塞感・停滞感が著しい状態が続いています。一方、世界は、歴史的・文明史的転換点にあるにも関わらず、我が国ではこうした閉塞状況に際して、ダイナミックな構想や変革に向けたアクションが表面上は見当りません。しかし、実は金銭や地位や名誉といった利害を超え、思い切ったチャレンジを志す若者たちも少なくないです。 そこで当番組では、広い意味で、社会を変えようと頑張っている人たちを「社会変革型リーダー」と定義し、1)どのようにして一歩踏み出すかについての講義と、実際に行動を起こしている人との対談を行っていきます。 今回は、再生医療関連のサービスを広く展開しているセルソース株式会社(以下セルソース)の創業者で、現在は取締役CXOの、裙本理人さんをゲストにお招きしました。 セルソースは、「すべての人生に自由を 医療に革命を」をミッションとして、研究から治療の段階へと発展してきた再生医療等の分野を通じて、社会課題の解決を目指しています。2015年の創業以来、再生医療関連のサービスを軸に事業展開し、急成長を遂げ、2023年には、東証プライム市場に上場されました。 急成長するセルソースを創業し、牽引されてきた裙本さんは、大変なスポーツマン(剣道、トライアスロン、金メダルを獲得した4×100mリレーなど)でもいらっしゃいます。 そんな裙本さんの「始動力」とその源泉とは? 是非、ご覧ください! 裙本さん、お忙しい中、ありがとうございました。 日本の再生医療は、世界トップレベルであり、日本の国際競争力や、高齢社会の中で、健康寿命延伸に貢献できるなど大きな期待がかかります。裙本さんのますますのご活躍を祈念しております。 BBTch「社会変革型リーダーの構想力」に一般社団法人エリア・イノベーション・アライアンスの木下氏に出演していただきました 第二次石破内閣が発足し、今後、政権主導の大きな政策課題は「地方創生」であると発足時から指摘してきたこともあり、今回、全国の「地方創生」に関わられてきた、またその難しさ、課題を身をもって感じておられる旧知の木下斉さんを、ゲストにお招きしました。 出演していただき、議論を通して、木下さんの歩み、想い、具体的な取り組みを包括的に学ぶことができ、私自身とても贅沢な時間でした。 木下斉さん、誠にありがとうございました!引き続きよろしくお願いいたします。 朝比奈がぬまた起業塾東京訪問をアレンジし引率&同行しました 塾頭となって10期目(10周年!)のぬまた起業塾の皆さんが恒例の東京訪問をアレンジし、引率&同行しました。 ぬまた起業塾は、群馬県沼田市の稼ぐ力を創出する取り組みで、これまで、先日もご紹介したスペインで開催されたシードル国際品評会で最優秀賞を受賞した藤井さんなど、多くの起業家を輩出してきました。 今回の東京訪問は、起業家のために作られたグローバルに展開する日本最大級のイノベーションの発進基地CIC東京を訪問し、キーパーソンの名倉勝さんや広告やクリエイティブはじめ、企業の多岐にわたる課題について解決を目指すdofの野崎愉宇さん、日本にカフェカルチャーを根付かせてきたカフェ・カンパニーの創業者楠本修二郎さんにお話をうかがったりと、いずれも日本を牽引する起業家の皆さんと直接お会いし、塾生の皆さん、大いに刺激を受けたと思います。 塾生の皆さんからも、こういった素晴らしい起業家が輩出されること、今からとても楽しみです。 青山社中リーダー塾14期生が、埼玉県深谷市で合宿を行いました 酒造で歴史や想いを学び、互いの基軸を探り分かち合う交流親、討議、そして講義の題材でもある旧渋沢邸「中の家」への訪問などと、充実した1泊2日となりました。 同志との懇親は、各々にとって代えがたい機会になったことと思います。 14期生の飛躍・活躍を、どうぞご期待ください! 朝比奈がLuckyFM 茨城放送「ダイバーシティニュース」に出演しました 今月もダイバーシティニュースに出演しました。 朝比奈が気になるニュースを厳選した[picked -up news]では、 1. 三党合意:経済対策に103万円の壁の引き上げ明記 2. 石破政権の目玉〜地方創生〜 3. 石破総理の外交デビュー 4. 兵庫県知事選 5. トランプ勝利&政権の顔ぶれがが見えてきた を扱いました。 国民民主党の躍進やネット選挙の功罪、今回総選挙の朝比奈流の整理、地方創生で取り組むべき事、話題の石破外交に斎藤知事にさらにはイーロン・マスクなどトランプ人脈、と今回も盛りだくさんの「気になる」話題で「ためになる」お話をしたいと思っています。 また、[special talk] では、最近の選挙について語りました。 先の衆院選挙、米国大統領選挙、兵庫県知事選挙、名古屋市 長選挙、それぞれ国も違えばレベルも違う全く異なる選挙ですが、その底流にあるものを朝比奈流の視点で読み解きます。 キーワードは夏目漱石の「三四郎」の広田先生の、ある言葉です。 「メガベンチャー勉強会」第1期を終えて中間とりまとめを公表しました 「日本の活性化にはメガベンチャーが必要だ!」 青山社中株式会社と有限責任 あずさ監査法人(以下「あずさ監査法人」)は、メガベンチャー勉強会(第1期)を開催し、【4つの提案】と【3つの具体的なアクション】(後述)をまとめました。*以下肩書はすべて勉強会発足時。 経済的規模と社会的意義を併せ持ち、海外市場を視野に入れた「メガベンチャー」を連続的に創出することを目指し、2024 年 5 月に勉強会を設置しました。 共同座長には、あずさ監査法人 山田 裕行理事長と経済産業省資源エネルギー庁省エネルギー・新エネルギー部 井上 博雄部長(当時)が就任し、朝比奈が副座長・ファシリテーターを務めています。他にも、錚々たる皆さんが想いに賛同し結集していただきました。 勉強会は3回に渡り、 ①わが国がはるべき「分野」、 ②創出すべき「人材」、 ③「地域」からのメガベンチャー創出 をテーマに、経営者、ベンチャーキャピタル、アカデミア等から第一線級の有識者にレクチャラーを務めていただきました。 今回(第 1 期)の勉強会の議論を踏まえて、まとめられたものが以下になります。 【4つの提案】 ① 超一流の専門・技術人材への投資 ② 大学・大企業人材のスピンオフ、若者への資金・権限の集中 ③ 起業人材に対する人的・制度的サポートの充実 ④ 集中すべき分野とそのための資金供給 【3つの具体的なアクション】 ① 組織を飛び出し、新たなチャレンジ(始動)を模索している若者に対しては、官民を問わず、できるだけベンチャー起業への転身を勧め、Enablers(下記③参照)による支援や、幅広い官民学ネットワークの活用などを通して、起業人材の先頭に立つことを徹底的に後押し ② 発展可能性が見込めるにもかかわらず、経営や組織上の課題により死蔵されている企業、大学等の技術シーズを、企業からの出向起業ベンチャーや研究者への起業家教育を通して設立した大学発ベンチャーなどにより、具体的な事業案件を複数創出 ③ 起業する研究者、技術者を、法・会計制度、知財からマーケティング、市場分析、さらには GRまで幅広い観点から最大限サポートする専門家集団(Enablers)を組成 今後とも、あずさ監査法人との連携の下、言いっぱなしで終わらず、具体的なアクションの実行や、第 2 期以降の勉強会組成を通じ、日本から世界をリードするような「メガベンチャー」の創出に向け、尽力してまいります! 取りまとめの全文はこちらをご覧ください。 朝比奈が上智大学「知のエグゼクティブサロン」でスピーカーを務めました 「知のエグゼクティブサロン」は、実業界の前線に身を置く社会人の方々が、教養を通じた実践智を獲得することを目的に、単なる「受講する学び」ではなく、水平型、対話型の智的「交流」の場として設置されたものです。 対話型の授業であるため、講師というよりはスピーカー、話題提供者といった位置付けで、テーマに基づきお話をします。交流を促すコーディネーターが授業には出席されており、コーディネーターも著名人が務めています。 例えば、コーディネーター代表は、元森ビル取締役専務執行役員CFOで、今年3月に弊社のリーダー塾合同クラスで講師も務めていただいた、堀内勉多摩大学大学院教授です。 さすがは「知のエグゼクティブサロン」の名のとおり、テーマは、歴史、文明、宗教、哲学、政治、経済等多岐に渡っています。 今回テーマは、「人生/教育/芸術」で、それぞれ篠田真貴子さん(エール株式会社)、朝比奈、鈴木優人さん(音楽家)が担当しました。実際にスピーカーとして参加し、他のスピーカーの方からはもちろんですが、大いに刺激を受け、まさに智的な交流の舞台に私自身が立たせていただきました。 現代人は質の高い、本当の意味での、「サロン」を求めていると感じています。 上智大学「知のエグゼクティブサロン」は、まさにそれに当てはまる、貴重な「智の鍛錬の場」です。刺激を大いにいただいた、楽しい時間となりました。ありがとうございました。 朝比奈が国土交通大学校主催の官民交流研修で研修講師を務めました 国土交通大学校主催の令和6年度 総合課程 官民交流研修で、朝比奈が研修講師を務めました。これからの地域活性や官民連携をテーマとして、まちづくりと官民連携を進めるために考えられる政策論や民間が持つべき視座について、これまでに20超の自治体のアドバイザー等を務めた経験や事例をもとに語らせていただきました。 国土交通省や民間企業、独法からいらした方も含め、50名以上の方に熱心に講義を聞いていただき、後日行われた、グループ別に各自治体の持続可能な地域づくり策について発表する班別討議では、全体の講評も務めさせていただきました。 朝比奈が地方創生☆政策アイデアコンテスト広報動画に出演します 地方創生☆アイデアコンテストとは、内閣府地方創生推進室主催で毎年行われているもので、それぞれの地域の現状・課題について、RESAS、RAIDA等を使って分析し、地域がより良くなる解決策を広く求めるコンテストです。 昨年は審査員を務めさせていただきましたが、今回はタレントの須田亜香里さん(元SKE48)と一緒に広報動画に出演させていただくことになりました。 詳細は番組に譲りますが、さすが「握手会の女王」とまで言われたトップアイドルは、「専門家」も唸る発想とコメント力をお持ちでした。 とても楽しい番組となっています(朝比奈も、須田さんも楽しそうでした)。 12月7日の地方創生☆政策アイデアコンテスト2024最終審査会において、中高生以下の部、大学生以上一般の部のプレゼンと、表彰式の間のスペシャルムービーとして放送予定です。是非、本番のコンテストと合わせてご覧ください! 7.青山社中からのお知らせ *政策支援チーム活動レポート 青山社中政策支援チームでは、「政・官・民の結節点」という当社の強みを活かし、国会や地方議会、自治体、企業の皆様が進める「改革の実現」に向け、多彩な支援を行っております。今月も、活動内容の一部をご紹介します。 詳細はこちら 【地方創生にIP(知的財産)の力を】 今月はCOOの平木が当社のお客様と鳥取県と島根県の自治体を訪問し、観光客の誘致に向けた取組について意見交換を行いました。旅先として候補化されるための認知度獲得やリピート・ファン化の促進を通じた交流人口・関係人口の増加に当たり、キャラクターなどのIP(知的財産)を活用したプロモーションやインフルエンサーマーケティングが有効であることを、他県での成功事例も交えながら、丁寧に説明いたしました。訪問先の各自治体からは、当社からの具体的な提案に対し、強い関心を示していただき、引き続き意見交換をしていくことが確認されました。 11月22日に発表された政府の経済対策で掲げられた「地方創生2.0」の中には、「観光産業等の高付加価値化」も位置付けられており、そのツールとしてのIPも非常に注目を集めています。青山社中では、IPを活用した地域活性化や観光振興についても幅広くご相談に応じています。ご関心がありましたら、ぜひご相談ください! 【企業様からのお問い合わせ急増中!】 政官民の結節点を標榜する青山社中ですが、このところ、大手上場クラスからスタートアップに至るまで、多くの企業様から政策支援チームへのお問い合わせをいただいております。ご相談内容としては、政策形成プロセスに関するレクチャーや行政に対する営業上のアドバイス、GR(ガバメントリレーションズ)など様々です。 青山社中の強みは、省庁から市町村まで幅広いネットワークを有することに加え、それぞれのフィールドで豊富な勤務経験を有するスタッフが揃っており、戦略から実務まできめ細かく皆様の支援ニーズにお応えできるところにあります。行政との連携についてご不明な点やお悩みがございましたら、ぜひお気軽に青山社中政策支援チームにお問い合わせください! ▼お問い合わせ▼ 担当:平木、村上、田中、野崎 office@aoyamashachu.com *「青山社中キャリア」〜パブリックセクター の求人情報〜 ー 官民の「回転ドア」をもっと大きく、もっと軽く ー ▶︎求人一覧 企業へ転職を考える官庁在籍者や、公務員へ転身を考える企業在籍者などを中心に、政策関連領域での中途採用の紹介・マッチングに務めています。 同様に企業様からの求人情報も、随時受け付けております! お気軽にお問い合わせください。 ▼お問い合わせ▼ 担当:立山 career@aoyamashachu.com ◆ポジションの例 ・ガバメントリレーションズ担当 ・官民連携プロジェクトマネージャー ・公共政策コンサルタント ・テックリード・フロントエンドエンジニア ◆募集業種の例 ・IT企業(公共政策系) 8. 青山社中リーダー塾通信 *NPO法人地域から国を変える会 事務局長:1期生 大山 【鳥取県琴浦町】 職員提案から「外国人居住者連絡会」が実現へ 琴浦町内には約100名の外国人が労働する企業が2社、その他にも複数の企業が外国人を採用しています。外国人従業員はなくてはならない存在で、琴浦町としてもウェルカムな体制構築を目指しています。これまで、あらゆる問題(住まい、生活マナー、行政手続き等)について、各企業・個人が個別に対応していたわけですが、各企業・行政の連絡会を設置し、情報交換を定期的に行うこととしました。例えば、一つの企業で使用しているごみ出しマナーのイラストチラシを町内他社で利用するなど、あらゆる問題対処方法について共有化して、気持ちよく働いていただける環境づくりを行います。今後は、外国人労働者の中のリーダーも参加していただき、コミュニティ醸成・イベント開催なども行い、県内一のグローバルタウンを目指します。 【鳥取県大山町】 次世代を担う職員研修の中で業務上のアクションを実践 次世代を担う職員研修の中で、先人たちの職業観や業務についての専門性習得方法を教授しました。その内容を踏まえ、おためしアクションとして、自身の業務での実践を促しました。一例としては、光ファイバーケーブルの維持管理契約について、ただ契約していただけの事業者に対してヒアリングを実施、これまで修繕が起きて対処する繰り返しでしたが、重大事案の起きる可能性のある区域で未然に防ぐための方策を発見し、実際に行ってもらっているとのことです。もう一例は、介護保険料納付証明書について、手数料を徴収していたのですが、根拠・状況を整理したうえで決裁をとり、撤廃することに至りました。座学で学び、アクションする、そのアクションを発表する、そのサイクルを続けています。 *一般社団法人日本と世界をつなぐ会 事務局長:7期生 水野 【北海道むかわ町】 代表朝比奈が「むかわ町復興創生・共創アドバイザー」を務める北海道むかわ町にて、鵡川地区における今後のまちづくりに関するご支援を行っております。 今月は、官民連携の推進及び鵡川地区の拠点整備についてアドバイスを行いました。ハード整備を含む鵡川地区のエリアデザインが進むなか、町内外の事業者・企業との官民連携より、より地域の活性化に繋がるような取り組みを伴走しております。 *ユカリア社が上場発表:13期生 荒木さん・塩田さん 13期生のユカリアの荒木大矢さんが近況報告をしてくれました。 ユカリアは病院の経営支援・運営支援を提供する「病院経営サポート」事業を起点に、様々なサービスやプロダクトを開発・展開し、病院・介護施設、医療・介護従事者、患者・要介護者の3方良しの実現を目指す会社です。 来月は12日には、東証グロース市場に新規上場するそうで、 我が国の医療・介護業界に今後なくてはならない会社となると思います。 そこで一年目から大活躍した荒木さんですが、リーダー塾では、同じ13期正の塩田祥大さんをスカウト!し、始動力も発揮されています。リーダー塾が人生の大きな節目になる象徴的な事例ですね。 荒木さんの更なる活躍を期待していいます! *シャトク社をマネーフォワード社が買収:9期生 千葉さん リーダー塾9期生の千葉史生さんから嬉しい報告。 千葉さんは、法人向けに「住宅手当や社宅」に特化した「NOW ROOM Biz」という福利厚生サービスを提供するシャトク株式会社の創業者です。 通常、会社員は会社が指定した住宅や住宅手当の支給を受けることで会社の福利厚生事業を利用するのですが、「NOW ROOM Biz」は今居住している住宅で社宅と同じ恩恵を受けることができ、会社にとってもコストダウンが図られるという画期的なものです。 今回の訪問目的は、シャトクの価値が評価され、マネーフォワードがその全株式を取得し、グループ会社になったというもので、わざわざ会いに足を運んでくれました。 千葉さんは、いわゆる「連続起業家」でこれまでもいくつかの起業を経験されている始動者です。 シャトクとは、「社員が得する、社会も得する」という意味であると推察します。 更なるご活躍を祈念し、また期待しています。 *ユナイテッド社が教育事業領域を拡大:13期生:樋口さん リーダー塾13期生の樋口隆広さんはからのご報告。 樋口さんは、ユナイテッド株式会社の取締役(兼キラメックス株式会社代表取締役)で、ご活躍中ですが、今回は樋口さんの問題意識である教育事業についてのご報告でした。 まず、ユナイテッド社のグループ会社であるキラメックスが同じくグループ会社の株式会社ブリューアスを経営統合するとのこと。キラメックスは、樋口さんを中心にテックアカデミーを中心に、意志ある人に成長環境を提供し、デジタル人材を育成する取り組みを行っていましたが、更なる強化のため統合するというものです。 次に、ユナイテッド社の教育事業領域の拡大のため、個別指導塾の株式会社ベストコのグループ入りを開示したとのこと。ベストコは特に東北地方などで強い学習塾です。 樋口さんは、地方の子ども達の教育機会の拡大や環境整備を人生のミッションに掲げており、そこに向かって着実に始動しています。 今後も楽しみにしています。 *塾生と朝比奈の再会 1期生:吉平 敏孝さん 2期生:高原 幸一郎さん 3期生:阿部 圭史さん 4期生:阿部 司さん 9期生:千葉 史生さん 13期生:原田 拓哉さん 13期生:山口 由人さん それぞれの『始動』を応援しています! 9.青山社中のメディア掲載・講演等のお知らせ <12月の予定> 12/3【朝比奈が登壇】OmotenashiSelection 授賞式 12/15【朝比奈が出席】PEP 政策起業家コンテスト 審査員 12/24【朝比奈が出演】茨城放送 ダイバーシティニュース 今回も最後までご覧いただき、ありがとうございました。 Facebook============================================== 青山社中株式会社 https://a.k3r.jp/aoyamashachu/70F62762I 朝比奈一郎 https://a.k3r.jp/aoyamashachu/70F62762H 青山社中リーダー塾 https://a.k3r.jp/aoyamashachu/70F62762F ===================================================== 今後とも青山社中を宜しくお願い申し上げます。 発行:青山社中株式会社 107-0062 東京都港区南青山2-19-3 サザンキャッスルビル2F・3F TEL&FAX:03-5474-8995 https://a.k3r.jp/aoyamashachu/70F62762J ※ 本メールは、青山社中メールマガジンにご登録いただいた方、弊社イベントにご参加いただいた方、また関係者と名刺交換させていただいた方にお送りしております。 ※ 本メールへは送信専用となっております。ご了承ください。 株式会社青山社中 東京都港区南青山2-19-3サザンキャッスルビル2F・3F お問い合わせ: office@aoyamashachu.com メール配信解除はこちら |