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2023年10月31日
青山社中メールマガジンvol.155「ライドシェア論争を横目に夢想する「ちょっと荒唐無稽な行政改革」の話 ~大規制庁vs大推進庁~」
………. [もくじ]…………………………………………………………………………………………….
1.朝比奈一郎の論考
「ライドシェア論争を横目に夢想する「ちょっと荒唐無稽な行政改革」の話 ~大規制庁vs大推進庁~」
2.青山社中リーダーシップ・公共政策学校受講者募集
3.トピックス
●朝比奈の論考が下水道協会誌に掲載されました
●朝比奈の論考がアゴラに掲載されました
●朝比奈が大阪経済大学で講義をしました
●朝比奈が神戸市大都市自治体における組織編成のあり方に関する検討会に出席しました
●朝比奈が福井県庁で講演をし福井県内を視察しました
●青山社中リーダーシップ公共政策学校が開講しました
●朝比奈が神戸市で研修講師を務めました
●朝比奈が次世代政策サミットJAPANビジョン2050に登壇しました
●朝比奈が富山県成長戦略カンファレンス・しあわせる。富山に登壇し、富山県内を視察しました
●朝比奈が中小企業庁まちづくり人材育成事業有識者委員会に出席しました
●朝比奈の論考がJBPressに掲載されました
●朝比奈が富山県成長戦略会議県庁オープン化戦略PT会議に出席しました
●朝比奈がLuckyFM 茨城放送 「ダイバーシティニュース」に出演しました
●第4回未来の農業を考える勉強会を開催しました
●朝比奈がEgg Forward社の地域共創アドバイザーに就任しました
●企業・官公庁等関係者各位との会談を行いました
●立山好古が青山社中のメンバーに加わりました
4.青山社中からのお知らせ
●青山社中キャリア(人材紹介業)より:募集に関するお知らせ
5.青山社中リーダー塾通信
●青山社中リーダー塾合同クラス(ビジネス編)を開催しました
●NPO法人「地域から国を変える会」(リーダー塾生が立ち上げた団体です。事務局長:1期生大山)
●一般社団法人「日本と世界をつなぐ会」(リーダー塾生が立ち上げた団体です。事務局長:7期生水野)
●第2期生の髙原幸一郎氏・株式会社ニアミーがすごいベンチャー100・2023年版に選ばれテレビ東京ワールドビジネスサテライトで取り上げられました
6.青山社中のメディア掲載・講演等のお知らせ
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1.朝比奈一郎の論考
「ライドシェア論争を横目に夢想する「ちょっと荒唐無稽な行政改革」の話 ~大規制庁vs大推進庁~」
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1.タクシーが捕まらない!
タクシーが捕まらない。
約14年勤務した経産省を辞めて青山社中を立ち上げてから、この11月15日で丸13年となるが、仕事の仕方として大きく変わったのは、日中にタクシーに乗る頻度だ。前職では、深夜帰りの際に乗るくらいだったタクシーを、日中に本当に良く使うようになった。起業時の苦労と共に思い出されるのは、タクシーに本当に良く乗ったという記憶と、レシートをもらい忘れないようにするという脊髄反射にも似た感じで体に染みついた習慣だ。
今でも、タクシーを見たり乗ったりすると、「自分は公務員から民間人になったんだなぁ」という実感がわく。私ほどタクシーにノスタルジーを感じる人も珍しいかもしれない。起業して間もない頃から、仕事や所用で永田町や霞が関に向かう際は、弊社オフィスのある小さな通りにも頻繁に通る空車のタクシーを使い続けてきたし、仮にうまく捕まらない時も、1~2分ほど歩いて幹線の国道246号線に出れば、それこそ造作なくタクシーを捕まえることができた。仕事をギリギリこなしながら、間に合うように政治家の先生や官僚のところに駆けつけるには、大体何分前にオフィスを出れば良いか読むことが出来た。
それが今はどうであろう。オフィス前の小さな通りに空車が通るケースは激減し、国道246号線に出ても空車が一向に現れず、しびれを切らして、そこから少し歩いて外苑前駅のタクシースタンドに立っても、なかなか捕まらないことが多くなってきた。要因としては、初乗り500円のチョイ乗りの普及やコロナ後の需要回復などでタクシー需要が激増したこともあるであろう。しかし、データ的には、運転手の減少こそが拍車をかけていることは間違いない。いずれにしてもタクシーが足りないのは確かだ。
私は仕事柄、地域に出張に出ることも少なくない。そして、それこそ、10年前などは、どこの田舎に行っても、タクシーを捕まえることは容易であった。さほど乗降客が多いとは思えない駅前に、「この人たちは、一人の客を捕まえるためにいったいどれだけの時間待ち続けるのであろうか」と心配になるくらいにタクシーの行列があることも少なくなかったし、仮にタクシーが不在であっても、地元のタクシー会社に電話をすれば、ほぼ瞬時に配車をしてくれていた。飲んで、最終の新幹線に乗るためには、ちょっと前に電話を入れれば、問題なくタクシーがほどなく現れていた。
それが今は、最終の新幹線に乗れないかもしれない、という恐怖により、早めにタクシーの確保をする自分がいる。配車を頼んでも「今、出払っていて捕まらないんですよね」などと言われ、続けて「早くて30分後でしょうか」とか、下手をすると「いつ来るか分からない」と言われてしまうことすらある。
報道を見ると、京都や軽井沢などの観光地で、観光客や別荘民がタクシーを捕まえられずに難儀している様子などが良く映し出されている。集落に住む高齢者がデマンドタクシーを捕まえられずに困っているケースなども報道されている。本来の足であるはずのバスなども、運転手不足で、地域のみならず、都会に近いところでも減便の嵐だ。高齢化が進むにつれ、免許返納なども増え、足は益々必要なのに、タクシーは増えない。非常に困った事態になっている。
日本全体を覆う人口減少が、もちろん、運転手不足の大きな構造的要因だが、コロナショックが、タクシー不足に大きく拍車をかけたことは間違いない。2019年に約29万人いたと言われていたタクシー運転手は、2023年現在、約23万人にまで減っている。約20%ものかなりの減少であり、この間の人口減少だけでは説明のつかない数字だ。
タクシーやバスの運転手に限った話ではないが、地域の経済は、本当にギリギリの給料で産業の下支えをしてくれていた現在の高齢者というボリューム層(人口の多い年齢層)のお蔭で回ってきている。ギリギリ、生活する上で赤字にならないようなレベルで、工場(こうば)の下請けや介護・看護、飲食店の従業員、バスやタクシーの運転手などとして、多くの人が地域経済を支えてくれていた。それが、コロナによる需要の消滅で、仕事を辞めることとなり、その後戻ってきていない。戻ろうにも、体力その他、条件が許さないところがある。
こうした労働力供給不足に対し、紙幅の関係で詳述は避けるが、外国人労働者の受け入れ増やこれから期待される自然増(出生数の増加)などで補うことは現実的ではない。普通に考えれば、あらゆる形で労働供給を増やさないと、地域も含め、日本経済が回らなくなるのは明らかである。
2.世界ではライドシェアが一般的
タクシー不足における労働供給という意味では、もっとも手っ取り早いのは、既に色々と移動しつつ「空気を運んでいる人たち」、すなわち、運転席で一人運転をし、残りの3~4座席(あるいはもっと?)の空気を運んでいるドライバーの活用である。或いは、一歩進めて、そうした予備軍、つまりは時間や車を持て余しているドライバーたちの活用である。別の角度から言えば、まさに相乗り、ライドシェアの活用が最も手っ取り早い。
実際、世界ではライドシェアが一般化している。筆者も仕事柄、特にコロナ前は海外に行くことが少なくなかったが、アメリカに行けばUber、ベトナムに行けばGrab、中国に行けばDiDiというように、劇的にライドシェアが普及していて、とても便利で助かった。ベトナムなどは、10年前に行くと、それこそすぐにインチキをしようとするタクシー・ドライバーと喧嘩しつつ、目的地に何とかたどり着くというのが常であったが、しばらくすると殆どのタクシーにカーナビが標準装備されだし、3~4年前に行った際などは、Grabで安心・安全、明朗決済で快適に目的地にたどり着くことが出来た。
場所によってメジャーなアプリ・手段は異なるが、世界では、普通の人が普通に他者を乗せて代金を受け取るということが一般化している。
3.何故か日本ではライドシェアが使えない!(どうして?)
では、なぜ日本では、UberもGrabもDiDiも使えないのか。もちろん、外国のサービスである必要はない、というか国産のライドシェア・アプリサービスの方が、日本人にとっては望ましいかもしれないが、それもない。
あるのは、Goなどが代表的だが、いわゆるタクシーアプリだけ。運転できるのはタクシーの運転手(二種免許の保有者)だけなので、残念ながら不足する供給力の補充には力不足で、「タクシーが捕まらない」という状況を克服できていない。
なぜ日本ではライドシェアが出来ないのか。普及しないのか。当たり前だが、反対する人が多いからだ。厳密に言えば、反対している人が強い、というべきかもしれない。いずれにせよ、主には「安全が担保されない」という理由が最大の表向きの理由で、恐らくはその実、供給過多による価格破壊がタクシー業界にとって脅威であるがゆえに、ライドシェアは未だに本格的には解禁されていない。(ちなみに、公共交通空白地や福祉目的でのライドシェア(有償運送)は認められているが、全く一般的ではない。)
旧運輸省の職員やタクシー会社の方など、現場を知る方であればあるほど、如何に日本のタクシー会社が、事故を起こさないようにするために、運転手のアルコールのチェック、車の安全点検、万一に備えての保険加入その他、コストをかけているかを知悉している。運転手も、二種免許はもちろん、地理のテストなど、普通のドライバーに加えての努力をしてその地位を得ている。
そうしたタクシー会社や運転手の努力の上に成り立っている「安心の供給」(確かな運転手や確かな車両の供給)を考えれば考えるほど、つまりは現在の供給者の実情に通じている人であればあるほど、単なる普通免許を持っているだけの人が、様々な手入れをしているかどうかわからない車で、人様を乗せていることが我慢ならないのも理解できる。
そして、世の中にいい加減な運転手といい加減な車があふれて、結果、真面目に頑張っている人たちの水準を維持するための価格が崩壊し、供給過多となる事態を恐れているのだ。今は、極端な需要不足だし、良いのかもしれない。「でも、将来はどうなるんだ!」「また、コロナが来たら共倒れではないか」と恐れる気持ちも分かる。
しかし、そもそも自動運転の時代がすぐそこまで来ているし、コロナ等の特別のショック時は別として、上記のとおり、構造的に各地でタクシー運転手が不足し、その供給回復の目途は立っていない。そのことによって、今、目の前で困っている多数の人がいるという現実、世界でライドシェアが広がっている現実を前に、日本だけ頑なにそのライドシェア解禁への扉を閉ざし続けて行くことは難しいと思う。
4.役人的・折衷的・短期的な「解決策」(価格を維持)
ではどうすれば良いのか。私が単純に思うのは、価格を規制で維持しつつ、現下の極端な供給不足を補うべく、一般ドライバーによるライドシェアを解禁するのが現実的なのではないかということだ。
上記のとおり、現在のタクシー会社や国土交通省が本質的に恐れているのは、価格の崩壊による安全なタクシーサービス供給網の崩壊である。価格は規制で維持しつつ、一般ドライバーによる供給がはじまれば、自ずと需要者は、安心安全のサービスのタクシー利用を優先し、それが捕まらない場合に一般ドライバーによるライドシェアサービス利用をするという順番で活用を進めるであろう。
一般的には、質はイマイチだが価格は安い製品・サービスVS質は良いが価格が高い製品・サービス、という比較で利用者は悩むのであり、価格が同じであれば、需要はまず、質が良い方に向かうのが当然だ。価格崩壊を防ぎつつ、供給不足を補うのが現在打つべき手であろう。この落としどころに、どう関係者を向かわせるのかが、政治家や役人の腕の見せ所である。
数量規制と価格規制の二軸で考えた場合に、まず、数量規制を解禁し、価格は維持する、というのが別の角度から見た場合のこの案の姿である。供給不足の現状に即した案だ。
5.抜本的・包括的・長期的な「解決策」(大規制庁vs大推進庁)
しかし、タクシー業界から見れば、上記のような短期的な解決策(価格維持をしつつ、一般ドライバーによるライドシェアを解禁して、供給だけを増やす策)は、長期的に見れば、不安であると言える。
いずれは、供給車両数が増えすぎて需要を上回るかもしれず、そんな中、更には、いつ何時コロナのような事態で需要が雲散霧消してしまうかもしれず、そうなれば、いくら需要は質のいいサービスの利用から進むとはいえ、路頭に迷わざるを得ない可能性が高まる。価格維持によるライドシェア向けの一般ドライバー増加策は、現下の仕組みを維持する観点からは、アリの一穴とも言える。
まさに、こうした「完全無欠の現状維持」的発想から停滞してしまっているのがこの国の現状であり、大げさでなく、医療、農業、教育など、わが国の規制改革が進まない最大の根幹が、上に活写したライドシェアを巡る争いの構造に他ならない。
ライドシェアに関わらず、医療、農業、教育など、様々な分野で現状維持の規制のために、日本が世界に遅れを取ってしまうのは当然の帰結とも言える。個別に良かれと思って維持している“現状”の塊が、全体として、日本を遅れた社会にしてしまっているわけで、ある意味で「合成の誤謬」の典型でもある。
これまでも、こうした規制を突破すべく、特区制度や、規制改革会議の仕組み等々、政府でも様々な努力がなされてきた。しかし、多勢に無勢なのだ。新たな産業やサービス推進派が、規制を撤廃する要望を出しても、それを受け止める改革の司令塔(内閣府の規制改革会議の事務局や、各種の特区の事務局。人員的に限りがある。しかも、各省からの出向者)が、個別に各省と交渉に入ると、それぞれに現在の規制が出来上がっている理由や経緯があるがために、議論がまとまらず、膠着状態に陥る。
そして、まさに、とげを一本一本抜くかのような作業で規制を緩和・撤廃しようとするのだが、一般論として、その歩みは遅々としていて進まない。下手をするととげの一本も抜けない。
つまり、各省や既に出来上がっている各業界の重厚な岩盤(多数の企業や多数の関係者)を前にして、改革派すなわち、内閣府の司令塔部局の人員も要望を新たに出している新興企業などの関係者たちも、圧倒的にその数や議論の積み重ね(訓練度合い)で劣っている。これでは、改革は進まない。
この状況を打破するため、ちょっと荒唐無稽なことを書いてみることとする。現在の霞が関の各省(農水省、厚労省、経産省(規制関連部局)、国交省等々)をいっそのこと「規制庁」と括ってしまい、その下に、農水担当、厚労担当などと部局をおき、一方で、それに対抗する形で、包括的な「推進庁」をおいて、その下にも、農水担当、厚労担当などをおいてみたらどうであろうか。つまり、同じような人員の数で、規制庁の○○担当VS推進庁の○○担当という形で勝負を進めるわけである。
結局は、その裏にいる業界の厚さや関係する政治家等の数や実力がモノを言う世界なので、最初は勝負にならないかもしれないが、まずはそこから始めるしかないのではないか。いきなり推進側の政治家の数や業者の数を激増させるのは一般的には困難なので、最初は橋頭保としての「推進庁」を強大化させ、そこを足掛かりに、関係業界や推進派の政治家を増やして行くのが、せめてもの手段だと思うが、どうであろうか。
ライドシェア解禁の議論を前にして、ちょっとそんなことを夢想してみた。
筆頭代表CEO
朝比奈 一郎
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2.青山社中リーダーシップ・公共政策学校受講者募集
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青山社中リーダーシップ・公共政策学校が、12年目を迎え今年10月から開講しました。 同校は、日本社会を取り巻く課題を理解し社会課題を解決する「始動者」「政策人材」の育成をコンセプトにした学校です。
第一弾の講座として10月11日、18日、25日、校長の朝比奈が担当する「リーダーシップ」が行われました。企業、官公庁、団体等に務める多くの受講者の皆さんに参加頂き講座は活況を呈しました。
第二弾の講座は「政治・行政」(11月8日~)です。担当するのは政策研究大学院大学の竹中治堅教授です。竹中教授は東京大学法学部を卒業され、スタンフォード大学政治学部で博士課程を修了(Ph.D.取得)されました。大蔵省、中央省庁等改革推進本部事務局を経て、政策研究大学院大学での役職を歴任の後、現職に就任されました。主な編著書に『「強国」中国と対峙するインド太平洋諸国』(千倉書房)『コロナ危機の政治:安倍政権vs知事』(中公新書)『二つの政権交代:政権は変わったのか』(勁草書房)、『首相支配ー日本政治の変貌』(中公新書)、『参議院とは何か』(中公叢書)があります。最近では『中央公論』(2023年11月号)に「岸田内閣、長期政権の条件~小泉・安倍政権はなぜ盤石だったのか~」を寄稿されています。
以後は地方行政(11月29日~)、財政・社会保障(1月10日~)、政策実務(1月11日~)、危機管理(2月7日~)、医療・介護・ヘルスケア産業(2月28日)と開講予定です。
各講座への申込は各開始日の前々日まで受け付けております。皆様奮ってご参加下さい。
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▼お申込はこちら▼
▼パンフレットお問い合わせはこちら▼
【概要】
対象:政治行政などのパブリックセクターを変革する意思のある人材
民間の立場から現行の政策や制度を理解した上で変革のアクションを志す人材
(年齢制限・選考はありません)
開講時期:2023年10月~2024年3月(7講座で約半年、1講座3回、1講座から受講可)
※アーカイブ動画での受講も可能
※欠席の場合にレポートの提出によって受講扱いとすることもあります
開講時間:水曜日若しくは木曜日の19:00~21:00
開催場所:青山社中セミナールーム(東京メトロ銀座線外苑前駅より徒歩5分)
※リアルとオンラインを同時に開催致しますが、講座によっては講師都合によりオンライン講義の場合もございます。
【費用】
1)入学金:1万円(税込)
2)受講料 1 講座あたり5万円(税込)
・セット割:5講座以上ご受講頂いた方は受講料2割引
(5講座:25万円→20万円、6講座:30万円→24万円、7講座:35万円→28万円、それぞれ税込)
・復習割:以前受講された講座と同じ講座を受けられる方は1講座2万円(3万円割引)
※復習割はオンライン参加のみ
【説明会アーカイブ】
▼動画はこちら▼
8月30日および9月20日に説明会を実施しました。当日の動画は上のページで御覧になれます。是非ご覧下さい。
■ 説明会項目
・校長挨拶(8月30日)・副校長挨拶(9月20日)、青山社中ご案内
・講座カリキュラムご案内
・昨年度受講者インタビュー
・質疑応答
〇お問い合わせはこちら
※お問い合わせはメール・お電話でも受け付けております。
TEL:03-5474-8995
E-mail:education@aoyamashachu.com (担当:立山・富樫)
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3.トピックス
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<1> 朝比奈の論考が下水道協会誌に掲載されました
10月1日(日)、
日本下水道協会の雑誌『下水道協会誌』(2023年10月号)に朝比奈の論考「「”縦”と”横”から考える下水道の可能性について~大阪・関西万博を他山の石として『下水道哲学』を考える~」」が掲載されました。記事では下水道に対する国民の関心の低下、資金の不足、管理運営にかかる統合力の欠如が目下、事業の支障となっており、その構図は現在、準備が停滞している大阪・関西万博と類似していることを指摘しました。そしてこのような負の連鎖から抜け出すコンセプトとして「縦と横」を提示しました。下水道はヘルスケア分野にも活用が可能なデータの宝庫であり、いわば横への展開が可能な事業です。これは大阪・関西万博が他地域への波及に大きな可能性を有していることと類似しています。また下水道の運営にあたっては企画や設計の段階から民間の知恵を大胆に導入する、つまり縦方向からの工夫が有効です。大阪関西万博ではこの「上流」に位置する企画・設計の段階で民間の力を上手く活用できていないことを指摘し、この経験に学ぶことを説いております。そして官民の知恵を結集して新しい未来を目指す「下水道哲学」を提唱しました。
是非、ご覧下さい!
▼記事はこちらからご覧になれます
<2> 朝比奈の論考がアゴラに掲載されました
10月3日(火)、
アゴラに朝比奈の論考「ジャニーズ問題に見る日本の病巣とその改善策」が掲載されました。本記事は9月末の青山社中メールマガジンで配信したコラムをより多くの人にご覧頂くため、アゴラ誌に掲載したものです。
是非、ご覧下さい!
▼記事はこちら
<3> 朝比奈が大阪経済大学で講義をしました
10月4日(水)、
朝比奈が大阪経済大学の大樟春秋会寄付講座・地域経済論で講義をしました。「地域経済論
~『シン・日本列島改造論』~」と題した講義では、これまでの地域創生の歴史について説明した後、テレワーク2.0・地方創生2.0・資本主義2.0、首都機能移転などについてその現状や課題について講義をしました。また地域活性には改めて始動力を駆使したリーダーシップが必要になることも指摘しました。講義後は山本俊一郎学長と森田俊作大和リース会長(大樟春秋会会長)とディスカッションを行い、充実した議論ができました。これに加えて山本学長のゼミにも参加しリーダーシップについての解説や意見交換をし、また夜には森田会長や山本学長ほか皆様が懇親会を開いてくださり、大阪経済大の歴史や現在について色々と学ばせて頂きました。おかげ様で学生の皆様からは多くの好評を頂きました。講義が大阪経済大学の皆様の今後のご活躍、関西の地域創生の一助となることを願っております。
<4> 朝比奈が神戸市大都市自治体における組織編成のあり方に関する検討会に出席しました
10月5日(木)、
朝比奈が神戸市の大都市自治体における組織編成のあり方に関する検討会に出席し、座長として総括的議論をファシリテート致しました。久元市長の先鋭な問題意識の下、人材配置のあり方や任用の仕方、課という単位のあり方や局ー課ー係の関係(神戸市はシンプルに三層構造)など、根本から色々と議論が出来、大変勉強になりました。今回で検討会はすべての日程を消化し、今後、議論の成果を施策に反映させる段階に移ります。神戸市は朝比奈が同じく座長を務めた人材獲得についての懇話会なども受けて、採用や任用の大胆な変革を行っており、今後の益々の発展が楽しみです。
<5> 朝比奈が福井県庁で講演をし福井県内を視察しました
10月9(月)~11日(水)、
朝比奈が福井県を訪問しました。9日には福井県警本部長で朝比奈の大学のクラスメイトで霞が関同期の丸山潤氏に各所を案内してもらいました。今回の訪問では丸山氏宅にもお招き頂くなど大変お世話になりました。10日には福井県のアレンジで県内の各企業を訪問視察しました。今回は株式会社土直漆器、株式会社岩野平三郎製紙所、株式会社龍泉刃物、株式会社西村プレシジョン、小柳箪笥、ヨーロッパンキムラヤの工芸、製造関係企業を訪問しましたが、その技術の高さと製品の精巧さには目を見張るものがあります。福井の地域資源と人的資源の豊富さに驚きました。同日、福井県立大も訪問しました。同大学は来年度から恐竜学部・地域リーダー学部の2学部が出来るなど攻めの姿勢を打ち出されており注目されます。夜には中村副知事主催の懇親会にご招待頂きました。総務省からご出向の鷲頭副知事、元県庁職員で朝比奈が昨年来色々とお世話になってる坂井市の池田市長、経産省から出向の伊万里産業労働部長、福井県立大窪田理事長なども来て下さり楽しい夕べとなりました。翌11日には県庁で県職員の皆様を相手に講演をしました。「リーダーシップの必要性と今求められる地域活性~ シン日本列島改造・首都機能移転 ~地域活性×リーダーシップをいくつかのキーワードで考える」と題した講演ではリーダーシップ論から昨今課題となっている地域活性のあり方について触れ、“シン日本列島改造論”と首都機能移転についても言及しました。講演では県職員の皆様の非常に熱心な聴講姿勢、活発な質疑が印象的で、朝比奈にとっても新たな気づきが得られる機会となりました。昼には青山社中リーダー塾9期生で現在県庁にお勤めの前田氏、青山社中学生インターン出身で総務省から福井県庁に出向している五町氏の若手お二人とランチをすることができ、良い再会の機会となりました。大変貴重な3日間となり、機会をお与え頂いた皆様に感謝申し上げます。
<6> 青山社中リーダーシップ公共政策学校が開講しました
10月11日(水)、
青山社中リーダーシップ公共政策学校が開講しました。第一弾の講座として朝比奈担当の「リーダーシップ」が11日、18日、25日の三日間の日程で実施されました。学校の中核プログラムに位置付けられる本講座には中央省庁、金融やIT企業等の民間企業、県庁、海外など各界から14名(アーカイブ受講者含む)が集まり、受講者の皆様は講義のみならずディスカッションなどのグループワークにおいても非常に熱心な姿勢で参加されました。25日の講座終了後には講師、スタッフ、参加者による懇親会も行われ、交流を深める良い機会となりました。本講座が皆様の向学およびキャリア形成に貢献することを願っております。
<7> 朝比奈が神戸市で研修講師を務めました
10月12日(木)、
朝比奈が神戸市で「次世代リーダー育成/リーダーシップ研修」の講師を務めました。今回の対象者は市役所の若手中堅層の皆様で、まさに神戸市の次世代を担うことになります。研修ではリーダーシップ論の原則から応用について説明し、朝比奈が常日頃提唱している「始動力」の重要性を改めて強調しました。講義の後には神戸市における目下の課題について打ち手を考えるグループワークを行いました。さすがに今後の活躍を期待されている職員の皆様で各グループからは魅力的な提案がいくつも提示されました。今回の研修が神戸市組織の活性化のみならず神戸市全域の発展の一助になれば誠に幸いです。
<8> 朝比奈が次世代政策サミットJAPANビジョン2050に登壇しました
10月14日(土)、
朝比奈が未来政治経済研究会の主催する「次世代政策サミットJAPANビジョン 2050」に審査員・パネリストとして登壇しました。当会は大学生、大学院生および若手社会人からなるチームがそれぞれ立案した政策案を競い合うコンペティションイベントです。当日には予選を勝ち抜いた3チームが会場で政策案のプレゼンテーションを行い、朝比奈と山口豊氏(テレビ朝日エクゼクティブアナウンサー)、石井正文氏(前駐インドネシア大使・元外務省国際法局長)の三人の審査員が審査を行いました。審査結果の発表の前には審査員によるクロストークが行われ、日本の目指すべき2050年ビジョン、「選択と集中」、「課題解決先進国」への転換、これからのZ世代に期待すること等について正に”未来志向”の議論を行いました。審査の結果、「文化省設立の建白書~真の国際国家を目指して~」を発表をした成蹊大学政治学研究会国際社会チームが優勝しました。優勝チームには改めて敬意を表します。今回、非常に白熱したプレゼンテーションおよび質疑応答となり、現在の日本の若い世代に非常に大きな期待を抱かせる一日となりました。
<9> 朝比奈が富山県成長戦略カンファレンス・しあわせる。富山に登壇し、富山県内を視察しました
10月15日(日)~16日(月)、
朝比奈が朝比奈が「富山カンファレンス・しあわせる。富山」のスペシャルセッション「官民連携の新しいカタチ:社会課題をビジネスに」に登壇し、富山県内を視察しました。15日に行われたセッションではモデレーターとして、パネリストの入江智子さん(株式会社コーミン代表取締役)、坂井亜優さん(株式会社キッチハイク地域ソリューションチームマネージャー)、鷲見英利さん(株式会社官民連携事業研究所代表取締役)、また朝比奈のお願いで急遽登壇して頂いた富山県知事政策局長の川津鉄三さんとともに迫力のある活発な議論を交わしました。それぞれの分野で非常に重要な仕事をされているパネリストの皆さんの意見は非常に示唆的で朝比奈も大きな刺激を受けました。議論が富山県の官民連携に貢献することを願うとともに、今後の富山発の地域活性に大いに期待しております。16日には富山県庁のアレンジで県内の施設ヘルジアンウッドとリバーリトリート雅樂倶を訪問致しました。両施設とも地元の環境を生かした完成度の高い施設となっており感銘を受けました。訪問に当たっては経済産業省から出向中の山室知事政策局次長に大変お世話になりました。また、南里経営管理部長などの県庁の皆様と意見交換をし、また新田知事にも挨拶をさせて頂きました。夜には富山県成長戦略会議座長で富山経済同友会特別顧問でもいらっしゃる元インテック代表取締役の中尾哲雄さんと同氏行きつけのお店で一対一でお会いし、意見交換をすることができました。
<10> 朝比奈が中小企業庁まちづくり人材育成事業有識者委員会に出席しました
10月17日(火)、
朝比奈が中小企業庁の令和5年度まちづくり人材育成事業第2回有識者委員会に出席しました。朝比奈からはまちづくりの人材育成講座についてのリーダーシップとマネジメントの違いからくる人材育成のあり方などについて意見を述べました。会合は今後も継続し、次回の第3回会合でも重要な議論が行われる予定です。
<11> 朝比奈の論考がJBPressに掲載されました
10月20日(金)、
JBPressに朝比奈の論考「『手間かかるから大手に丸投げ』の発想がジャニーズ問題を生んだ:五輪と電通、テレビ局とジャニーズ―大手丸投げの恒常化は利権の温床」が掲載されました。記事では今回の性被害問題が明るみに出た後の当該事務所の対応と所属タレントの態度を踏まえて、日本社会における不祥事が発生した組織とその所属個人の関係について改めて考察しました。そのうえでやはり今回の問題においては当該事務所と関係の深かったメディアの側にも問題があったことを指摘しました。またこのような問題には放送業界のいわゆる「放送利権」にまつわる構造的問題があったとして、その問題に取り組む時期であることを指摘しました。ともすれば日本社会で誰もが何となく知っている問題に目をつむり、まるで問題がないかのようにふるまってしまうことがあります。こういった際にやはり重要なのは日頃、朝比奈も提唱している「変える力=変革力」ではないでしょうか。今回の問題が日本社会が改めて自己のあり方を見つめなおす契機となることを願っております。
是非、ご覧下さい!
▼記事はこちら
<12> 朝比奈が富山県成長戦略会議県庁オープン化戦略PT会議に出席しました
10月24日(火)、
朝比奈が富山県成長戦略会議県庁オープン化戦略プロジェクトチーム会議に座長として出席しました。会議ではこれまでの会議での議論も踏まえて令和6年度重点的取り組みの検討案を議論しました。この中ではチャレンジする人材の育成、職員の意識改革、生産性の向上に向けた業務効率化、ウェルビーイング経営の推進、県民目線に立ったスマート県庁の推進と戦略的・組織的な広報の実施など、まさに県行政の中心にかかる問題について意見を交わしました。今後、同会議ではこの重点的取り組みを踏まえて令和6年度のアクションプラン策定に向けた検討を行います。
<13> 朝比奈がLuckyFM 茨城放送 「ダイバーシティニュース」に出演しました
10月24日(火)、
朝比奈がLuckyFM 茨城放送の「ダイバーシティニュース」に出演しました。番組では目下のイスラエル・パレスチナ情勢、中露首脳会談、中国情勢、洋上風力などについて分析を示した後、スペシャルトークのコーナーで衆参補欠選挙や経済政策、解散総選挙にかかる総理の情勢判断など重要争点が目白押しの目下の政治情勢について語りました。補選では自民党は1勝1敗と大方予想通りの順当な結果でしたが、反面、岸田政権がインパクトのある政策を打ち出せているとは言えず、支持率が低迷する中、厳しい政権運営を強いられるであろうとの見方を示しました。解散総選挙に関しては目下の情勢ではその大義名分が不足しており、これも有効な選択肢とは言えません。この中で日本保守党が立ち上がりましたが、自民党が同党や日本維新の会、参政党などにいわゆる岩盤保守層の支持を奪われるとさらに苦しくなることが予想されると述べました。立憲民主党、日本維新の会の現状と課題についても述べました。今後の政局からますます目を離せません。
是非、ご覧下さい!
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<14> 第4回未来の農業を考える勉強会を開催しました
10月31日(火)、
第4回目の未来の農業を考える勉強会を開催しました。本勉強会は青山社中とソフトバンクプレーヤーズ株式会社との共同主催で、今回は朝比奈と平木が出席致しました。会合では株式会社日本農業代表取締役社長の内藤祥平氏に「輸出拡大と国内外の流通最適化について」というテーマでご講演を頂きました。国会議員の先生やアグリビジネス関係者、元農水省次官といった関係者の方々もお忙しい日程の合間を縫って数多く参加頂きました。講演後の意見交換の場では非常に活発な議論が交わされました。日本の農業の明るい未来を作るべく、今後も会を盛り上げてゆきたいと考えております。
<15> 朝比奈がEgg Forward社の地域共創アドバイザーに就任しました
朝比奈がエッグフォワード(Egg Forward)株式会社の地域共創アドバイザーに就任しました。同社は次世代リーダー育成、新規事業開発、人材戦略、組織戦略、企業変革など様々な事業を手掛けており、朝比奈も同社の地域共生事業をアドバイザーとしてお手伝いすることになります。10月25日には同社の徳谷社長が青山社中を訪問され、新たな地域活性に向けて第一回の会議を開催しました。今後同社とともに地域活性、地方創生に尽力してゆきたいと考えております。
<16> 企業・官公庁等関係者各位との会談を行いました
今月も様々な政府等関係の方々の来訪を受け、また往訪しての意見交換を重ねました。10月2日には朝比奈が顧問をしているクリーンプラネット社の吉野社長のお誘いで、同じく同社顧問であるカール・ペイジ氏(アントロポセイン会長、グーグル創業者ラリー・ペイジ氏とご兄弟)とお会いし、3日には内閣府の地方創生担当の角田企画官、その前任の菊田前企画官(現中小企業庁調査室長)と会合をしました。17日には日本青年会議所東京ブロック長の大久保氏ほか来年度の日本青年会議所の地方創生担当の有志の方々とお会いしました。18日には齋藤熱海市長の来訪を受けました。19日にはFTIコンサルティングの野尻氏とお会いしました。同日、朝比奈と平木が、元財務省で内閣府政務官も一時期務められていた田村謙治氏と元農水省で地元長崎の活性化に尽力されている橋本剛氏のお誘いで、鈴木康友前浜松市長が主宰する官民のサロン的会合に出席しました。24日、箱根を拠点に高校生や若手社会人などのキャリア教育に尽力する大学後輩の喜多恒介氏の来訪がありました。27日には国境なき医師団日本事務局長の村田氏とお会いし、同氏の新著(『「国境なき医師団」の僕が世界一過酷な場所で見つけた命の次に大事なこと』)をご紹介頂きました。今後も各界の皆様との連携を密にし日本活性化に取り組みたいと考えております。
<17> 立山好古が青山社中のメンバーに加わりました
10月から、立山好古が青山社中のメンバーとして勤務を開始しました。立山はリーダー塾第3期生で、これまで様々な形で青山社中に関わって参りましたが、この度、教育・人材育成事業担当として本格的に弊社の業務に従事することとなりました。是非、今後の立山の活躍にご期待下さい。
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4.青山社中からのお知らせ
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*青山社中キャリア(人材紹介業)より:募集に関するお知らせ
◆監査法人系ファーム(BIG4) パブリックセクター・コンサルティング/アドバイザリー
当該法人では、以下のような業務に対応できるアドバイザリー人材を幅広く募集しています。
・過年度事業の経済的効果推計、EBPMに基づいた事業効果検証
・サステナビリティ対応における海外調査・国内影響推計等といった各種経済調査
・日本企業による国内外ESG事業の促進を目的とした公的支援に対する分析・検討
◆エネルギー関連企業 執行役員
当該法人では、以下のような業務に対応できる人材を募集しています。
・再エネ事業に関する部門責任者
・電力販売の営業・営業企画の統括責任者
◆メルマガに登録いただければ、随時案件情報が送付されますので、ぜひご登録ください。
◆政府動向や政策に通じた人材を求める企業様からの求人情報も募集しています。
▼青山社中キャリアHPはこちら
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5.青山社中リーダー塾通信
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*青山社中リーダー塾合同クラス(ビジネス編)を開催しました
10月26日(土)、
青山社中2023年度リーダー塾第2回合同クラス(ビジネス編)を開催しました。恒例の塾生プレゼンテーションでは園田正樹氏(第8期)による報告「切れ目ない子育て支援に向けた取り組み」、および齋藤浩平氏(第3期)による報告「日本の教育現場に必要な処方箋」が行われました。両氏の野心的な事業は参加者一同にとって非常に啓発的な内容でした。続いて行われた講演では起業家、社会事業家として著名な家入一真氏(株式会社CAMPFIRE代表取締役・BASE株式会社共同創業取締役・NOW株式会社代表取締役・GMOペパボ株式会社創業者)による講演「家入さんが考えてきたこと ~ シリアル・アントレプレナーとしての歩みから、これからのビジネスリーダー像についてのご持論まで~」が行われました。家入氏の生い立ちやビジネスにおける業績についての紹介に加えて現在の事業の紹介など非常に盛りだくさんで、また真摯な姿勢で話される姿が印象的でした。また朝比奈塾頭とのクロストークを随所に織り交ぜた講演形式は非常にインタラクティブで刺激的であったと参加者から好評を得ました。本会の終了後には家入氏も交えての懇親会が和やかな雰囲気の中行われました。改めて家入氏にはお礼申し上げます。次回は今年度中に文化編を開催する予定です。
*NPO法人「地域から国を変える会」(リーダー塾生が立ち上げた団体です。事務局長:1期生大山)
【鳥取県岩美町】
鳥取県岩美町において、改善風土の醸成を目的とした「政策創造研修」を行っています。政策形成に関する講習を踏まえ、政策コンテストを実施します。合わせて、研修参加者一人一人と面談を行い、各自ができる改善策は何かを一緒に向き合います。コンテストで提案された政策は、幹部・若手が審査し、秀逸なものは予算化・体制化を行います。IT化・自動化・生成AIの導入が進む昨今、行政職員でないとできないことは益々少なくなっていきます。しかし、問題を解決することは人間にしかできず、そこにこそ職員の力が試されるものです。言われたことだけ行うのではなく自ら改善する、その当たり前を日常業務にする試みが行われています。
【栃木県那須町】
那須町は広大な観光地・那須高原を有していますが、那須湯本温泉以北の活性が課題となっています。紅葉の時期には賑わい、夏山の時期は那須岳への観光登山客が多いものの、一年を通した平準的な活性が課題とされています。現在、地元事業者や観光庁にヒアリングを行い、新たな交通を核とした当該エリアの活性策について協議しています。今後、県・町の検討委員会を立ち上げ、本会は具体的事業計画案作成の伴走をしてまいります。
*一般社団法人「日本と世界をつなぐ会」(リーダー塾生が立ち上げた団体です。事務局長:7期生水野)
【北海道むかわ町】
代表朝比奈が「むかわ町復興創生・共創アドバイザー」を務める北海道むかわ町にて、鵡川地区における今後のまちづくりに関するご支援を行っております。むかわ町は2018年胆振東部地震により被災し、今後想定される海溝型地震への備えも鑑みた防災・事前復興計画の策定や、官民連携によるまちづくり等、多様な視点でのまちづくりを検討されています。
10月も鵡川地区のまちづくり・拠点整備に向けてディスカッションを重ねており、次回11月上旬に現地を訪問し町長をはじめ町役場との討議を実施する予定です。また、11月7日には町民及び町職員の皆さまに向けて朝比奈の講演も実施させて頂く予定です。
*第2期生の髙原幸一郎氏・株式会社ニアミーがすごいベンチャー100・2023年版に選ばれテレビ東京ワールドビジネスサテライトで取り上げられました
リーダー塾第2期生でもある髙原幸一郎氏がCEOを務める株式会社ニアミーが「すごいベンチャー100・2023年版」に選ばれ、10月19日のテレビ東京ワールドビジネスサテライトでも紹介されました。番組では同氏が推進する自動車の相乗り構想がフォーカスされました。今後の髙原氏とニアミー社の活躍に期待しております。
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6.青山社中のメディア掲載・講演等のお知らせ
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<10月の実績>
・10/1 朝比奈の論考が下水道協会誌に掲載
・10/2 朝比奈の論考がアゴラに掲載
・10/4 朝比奈が大阪経済大学の大樟春秋会寄付講座において講義
・10/11 朝比奈が福井県庁において講演
・10/12 朝比奈が神戸市研修において講師として登壇
・10/20 朝比奈の論考がJBPressに掲載
・10/24 LucyFM茨城放送「ダイバーシティニュース」に朝比奈が出演
<11月の予定>
・11/2 BBT Chの講義「社会変革型リーダーの構想力」を収録
・11/7 朝比奈がむかわ町(北海道)で講演およびパネルディスカッションに登壇
日時:11月7日(火)18:30~20:30
演題:「地域活性・まちづくりについて考えるリーダー(始動者)の重要性」
「これからのむかわ町のまちづくりに向けて」
場所:四季の館たんぽぽホール(北海道勇払郡むかわ町美幸3丁目3-1)
※参加無料、お問い合わせはむかわ町役場総合政策課官民連携推進グループ
(0145-42-2469(直通))まで。
・11/8 朝比奈がむかわ町研修で講師として登壇
・11/16 朝比奈が国際社会経済研究所研修において講師として登壇
・11/21 朝比奈が魚津市で講演
日時:11月21日(火)14:00~15:30
演題:「“始動者”がつくるこれからのまちづくり」
場所:魚津商工会議所ビル(魚津市釈迦堂1-12-18)
お申し込みはこちら
・11/25 朝比奈がぬまた起業塾で塾頭講話
・11/2 朝比奈がLuckyFM 茨城放送 「ダイバーシティニュース」に出演
・朝比奈の論考がアゴラに掲載
・朝比奈の論考がJBPressに掲載
今回も最後までご覧いただき、ありがとうございました。