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2023年9月29日

青山社中メールマガジンvol.154「ジャニーズ問題に見る日本の病巣とその改善策 ~組織と個人の関係、本質を見る反省力、政府等が取るべきアクションなどについて~」

青山社中メールマガジンvol.154「ジャニーズ問題に見る日本の病巣とその改善策 ~組織と個人の関係、本質を見る反省力、政府等が取るべきアクションなどについて~」

………. [もくじ]…………………………………………………………………………………………….
1.朝比奈一郎の論考
「ジャニーズ問題に見る日本の病巣とその改善策 ~組織と個人の関係、本質を見る反省力、政府等が取るべきアクションなどについて~」

2.青山社中リーダーシップ・公共政策学校受講者募集

3.トピックス
●朝比奈が神戸市を訪問しました
●わたなべ拓宮城県議会議員が青山社中を訪問されました
●朝比奈の論考がアゴラに掲載されました
●朝比奈が中企庁まちづくり人材育成事業第一回有識者委員会に出席しました
●BBT Chの講義「社会変革型リーダーの構想力」を収録しました(ゲスト:みんなのコード利根川裕太氏)
●朝比奈が荒井ゆたか衆議院議員のセミナーに講師として登壇しました
●朝比奈と平木が中野市長のお招きで浜松を訪問し、市長や市役所職員との意見交換や市内視察しました
●ぬまた起業塾の群馬県内企業訪問が実施されました
●朝比奈がネット動画番組リベラルアーツプログラムfor Businessに出演しました
●青山社中後援隊の集いを行いました
●朝比奈の論考がJBPressに掲載されました
●朝比奈がLuckyFM 茨城放送 「ダイバーシティニュース」に出演しました
●企業・官公庁等関係者各位との会談を行いました

4.青山社中からのお知らせ
●青山社中キャリア(人材紹介業)より:募集に関するお知らせ

5.青山社中リーダー塾通信
●NPO法人「地域から国を変える会」(リーダー塾生が立ち上げた団体です。事務局長:1期生大山)
●一般社団法人「日本と世界をつなぐ会」(リーダー塾生が立ち上げた団体です。事務局長:7期生水野)
●朝比奈が防衛省での講演会に参加しました
●10期生入谷さんご夫妻の訪問を受けました
●3期生立山さんが青山社中に参画します
●13期生荒木さんとユカリア三沢さんと懇親会を行いました

6.青山社中のメディア掲載・講演等のお知らせ
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1.朝比奈一郎の論考
「ジャニーズ問題に見る日本の病巣とその改善策 ~組織と個人の関係、本質を見る反省力、政府等が取るべきアクションなどについて~」
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1.はじめに
崩れる時は意外にあっけない。あれだけ誰もが見て見ぬふりをしていた問題、一切報道等がされていなかったジャニーズ事務所における性被害問題が、大きく世間を賑わし、日本社会を揺り動かしている。

海外メディアが騒ぐまで箝口令でも敷かれていたかのように本件を全く取り上げなかったことについてバツが悪く思っているメディア関係者、ジャニーズと付き合えないと色々と面倒くさいな、と思っているテレビ局や政府等の関係者、ジャニーズ不在の間隙を縫おうと色めき立つ競合他社や日本進出を目論む外国の同業他社などなど、日本社会を様々な思いが交錯している。

何となくジャニーズ事務所との取引をする企業や政府・自治体関係者が減って行き、ジャニーズ事務所は恐らく名前を変えてゼロベースでの建て直しを図り、と言う中で、本件は、来年の今頃にはもう、誰も話題にもしなくなる出来事ではあると思う。良くある世間を賑わす一過性の問題に過ぎないのかもしれない。

しかし、この問題は、日本社会のあり方について、幾つもの根本的課題を突き付けた出来事であり、しっかりと受け止めて考えなければならない事象だと個人的には強く感じている。限られた紙面ではあるが、そのうちのいくつかについて少し考察を加えてみたい。しばし、お付き合い頂ければ幸いである。

2.組織と個人
まず、私が感じた本件最大のイッシューは、個人は組織に対してどこまで責任を感じるべきか、という点だ。より具体的に言い換えれば、かつての創業経営者である故ジャニー喜多川氏の不祥事が顕在化して世間で非難されていることについて、所属していた社員やタレントはどこまで責任を感じて社会的制裁を受けるべきか、ということである。

結論から書こう。私は、ジャニーズ事務所の社員や所属タレントは、その地位や立場によって違いはあるにせよ、総じて、責任を感じて社会的制裁を受けざるを得ないと思っている。確かに、世間には、「タレントに罪はない」「ジャニー氏の個人的な性的嗜好性に基づいた歪んだ行為について、頑張っているタレントまでが一種責任を負わされるのは可哀想」という言説がある。“言説がある”どころか、その機運はかなり強い感じもあり、未だにジャニーズタレントを起用し続けている企業も少なくないし、公的機関である自治体や官公庁ですら、一部(福島県や農水省)で起用を続けている。

少なくとも当該事実を知らなかった職員やタレントには罪が無いのではないか、という意見もある。告発本や訴訟まであった中、本当に全く知らなかった職員やタレントがどれだけいるのかは個人的には疑わしいと思っているが、仮にそういう方が少なからずいるとして、そうだとしても、私は、組織人は責任を負い、社会的制裁を受ける必要が一定程度はあると思う。

最近発生した別の不祥事として有名なビッグモーターの不正問題と比較すれば、そのことは明らかだ。「あの事件は、一部組織人たちがやったことであって、どこまで組織ぐるみかはともかく、少なくとも社員全員の罪ではない。真面目に自動車の整備だけをしてきた整備士や、勤勉に営業などをしてきた社員たちがいたら、少なくともその人たちには罪が無い」という言説がこの間、出てきているだろうか。私が知る限り皆無である。

そうした“問題ある組織”を選択して就職したり契約を結んだりしたというだけで、また、その結果、当該“問題ある組織”のために尽くしたということだけで、罪の重さの軽重はあるにせよ、所属構成員の責任は免れ得ないと考えるべきだ。

これは当為の問題ではなく、現前とある事実だが、欧米と比べて個人主義があまり発達していない日本では特に、組織の一員であるだけで、一定程度は組織の責任を取らざるを得ないのが実態だ。そういう社会になっている。課題が起きても逃げないのが日本の組織人の良い所でもあるが、仮に辞めたとしても、ある程度の責任は付いてまわる。

私はかつて経済産業省で働いていたが、辞めてから4か月後の2011年3月に東日本大震災が発生し、原発事故が起きた。事故の引き金を引いたのは止むを得ない天災ではあるが、いわゆる「規制の虜」問題にはじまり、数多くの人災も国家的な大事故を引き起こした大きな要因である。私は原子力の部署にいたことはないし、福島原発関係の仕事はもちろん一切したことがない。それでも、経産省の一員だったというだけで、辞めた後であっても一部の責任は免れえないし、世間からはそのようにみられている部分があったし、同時に、自分が何か携わったわけではないものの、世間に申し訳ないとも感じた。

経産省も、ビッグモーターも、ジャニーズ事務所も、形態や規模の違いはあるにせよ、同じ組織である。一億総懺悔と言う言葉もあったが、例えば戦争の責任については、国民である以上、意思決定に直接に関わったかどうかと関係なく、あると認めざるを得ない。ジャニーズのタレントだけが、日本における組織の軛(くびき)から逃れられると思うのは間違いである。

3.本当の課題
ここまで、組織人が免れられない責任、所属しているというだけで発生する責任、特に日本社会におけるその相対的重さについて書いた。もちろん、今回のことは、ジャニーズ事務所だけでなく、見て見ぬふりをして取り上げてこなかったメディア(更に言えば、急に手のひら返しで連日取り上げているメディア)にも責任があるし、告発本や訴訟等でそうした事実を知る立場にいながら、起用し続けていた公的機関などにもある。

そうした前提に立ちつつ、ここで日本社会として様々なアクターが「責任を取る」とはどういうことであろうか。例えばジャニーズのタレントが、起用の取りやめなどにより社会的制裁を受けることもその一つではあろう。しかし、最も重要なのは、構造的な問題・課題から目を逸らさず、本質的な解決を目指して努力することであるのは論を待たない。

先の大戦で敗れた日本は、「敗戦」を何となく「終戦」と言い換え、戦争指導者だけに責任を負わせて、何故、戦争に走り、結果負けたのか、という「反省」をしてこなかった。象徴的に書けば、「後悔」はしても「反省」はしてこなかった。個々人の述懐や学者等による研究は多々あるが、そもそも、何故あの戦争に突き進んでしまって、何故負けたのかについて、国家的に「反省」して分析をし、次に向けてのステップについて詳述した公的文書を、私は寡聞にして知らない。

今回のジャニーズ事務所を巡る問題では、一体、何が本質的問題で、何を反省して次から正さなければならないのか。あんな問題もあったね。タレントさんたちは可哀想だったね、で済ませてはいけない。私見では、一つには、歪んだ利権を生み出してしまう閉鎖的な構造があり、一つには、そうした構造の中で大きなものに頼ってしまい、自ら、個の能力を見極める目を持たない放送局や政府などの発注側の問題があると思う。そのことについて少し書いてみたい。

まず、最初の点だが、ジャニーズ事務所、ひいてはジャニー喜多川氏が歪んだ使い方をしてしまった「大きな影響力」を持った要因の一つに、テレビ局などの放送局側への強いツテ・コネがある。放送の免許は限られていて、使える公共の電波には限りがあるため、その限られた枠を得るために、事務所間やタレント間の過当な競争があるわけだが、そこを勝ち抜いて、勝ち抜くばかりか、いわば、力関係を逆転させてNHKをはじめとする放送局側を一種ひれ伏せさせてしまったのが、ジャニー氏であり、ジャニーズ事務所だ。

競売や入札などの形ではない形、すなわち、どういうタレントをどういう番組で起用するかについての一種の密室でのディール可能性がベースとなって、そのバーゲニングパワーの強さが権力化した。その力を歪んだ形で使ったことで今回の性被害は起きている。今回は男性間での性被害が大きな問題となっているが、構造的には、その力が、男女間の性被害の問題や金銭問題等々の様々な問題を生みかねない温床となっていることは間違いない。

こうした権力の集中・利権構造は、この世界においては、中長期的には自然に解消していくとは思う。“放送局対マス(大衆)”という暗黙の前提があった「放送」の世界と、“個人同士1対1”の間での伝達という暗黙の前提があった「通信」の世界の垣根が崩れて久しいが、YouTuberたちの活躍、アマゾンプライムやネットフリックスの躍進を待つまでもなく、通信の世界で既に、マス(大衆)向けという発信が常態化している。電波の占有による放送の独占ということの強みや意義は薄れこそすれ、強まる方向にはないのは確かだ。

とはいえ、放送免許を持っていることの強みは当面は続くであろうし、限られた利権が利権の温床であるという点は変わらない。ここにおいて重要になるのは、政府や大企業に所属する個々人が意識して今回の事件を反省し、こうした利権を崩して行く努力をすることである。上記のような影響力や利権の自然融解を待つのではなく、人為的に崩していくことが大切だ。

より具体的には、例えば政府であれば、どこか特定の事務所との契約などによりインフルエンサーやタレントの起用を継続的にゆだねるのではなく、自らのニーズや必要な効果を想定して、それぞれに活躍する個人、個々のタレントやチームを起用する姿勢を持つことが重要だ。

これは、官公庁や自治体などの調達問題で言えば、いわゆるベンチャー調達やトライアル発注と近い考え方である。つまり、自治体や官公庁が、大手企業の製品やサービスを活用するのではなく、多少のリスクはあっても、創業や新たな事業展開を促すべく、新しい企業や事業の製品・サービスを活用するということである。

今回の問題を奇貨として、まずは自治体や官公庁、特に紅白歌合戦を放映している公的機関であるNHKなどが、これまでのようにジャニーズのような大手事務所との契約で、言われるがままに有名タレントや歌手、バンドなどを起用するのではなく、自ら才能を発掘するべく、入札のような形態をとって、むしろ、個々に活躍する主体を番組や広報に採用してはどうか。

これは、社会や組織としての姿勢・意思の問題でもある。いうまでもないが、どういう言説を吐くかではなく、どうした態度を見せるかが、その組織の本質を体現することとなる。チャレンジャー、挑戦者、新しい芽を重視することを、姿勢・意志として見せることが求められている気がする。

4.最後に
ここまで、いわゆるジャニーズ問題について、主な課題、反省点について述べてきたが、最も本質的に大事なことは、「変える力=変革力」を取り戻すことである。今回、日本社会は私も含めて、何となく知っていた問題に目をつむり、見て見ぬふりをして、まるで問題がないかのように、ジャニー氏をのさばらせ、ジャニーズタレントを起用し続けてきた。社会の木鐸であるべきメディアが最重要戦犯であるが、全く現状を変えようとしてこなかった。

ハーバード流に言えば、変革力とはリーダーシップのことである。本質を見て、それを変えるために物事を変革していく力。それを私は「始動力」として、リーダーシップの翻訳を指導力という誤訳から始動力に変えようとしているところだが、まさに、このジャニーズ問題では、日本の組織、日本人の始動力(リーダーシップ)が問われている。

筆頭代表CEO
朝比奈 一郎

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2.青山社中リーダーシップ・公共政策学校受講者募集
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青山社中リーダーシップ・公共政策学校が、12年目を迎え今年10月から開講しますので案内差し上げます。

青山社中リーダーシップ・公共政策学校は、日本社会を取り巻く課題を理解し社会課題を解決する「始動者」「政策人材」の育成をコンセプトにした学校で、以下を特徴としております。

【概要】
・中央省庁等を経験し政治・行政の内情に精通する講師陣が講義を担当
・2023年10月~2024年3月にかけて全7講座を開講
・最新の政策情報に対応
・リアル/オンライン同時開催によるインタラクティブな授業を実施

本年度は本学副校長に青山社中新COOの平木が就任し、総務省時代の経験、知事選の出馬経験などを踏まえて政策実務編を担当します。また戦争・パンデミック・風水害などの多発を踏まえ、危機管理講座を新設しました。講師を担当頂くのは濱口和久先生です。濱口先生は陸上自衛隊のOBで選挙出馬経験もあり、現在は防災の専門家として拓殖大学教授を務められておられます。三回目の講義にはゲスト講師として大野元裕埼玉県知事にご登壇頂き、現職首長としての危機管理対応についてリアルな解説を頂く予定です。ロシア・ウクライナ戦争の長期化、国際経済競争の激化、物価高など世相が不安定さを増す中、公共政策の重要性を理解し、改革マインドをもったパブリック人材がより一層必用とされております。皆さまのご参加を心からお待ちしております。

▼詳細はこちら

▼お申込はこちら

▼パンフレットお問い合わせはこちら

【項目】
対象:政治行政などのパブリックセクターを変革する意思のある人材
   民間の立場から現行の政策や制度を理解した上で変革のアクションを志す人材
   (年齢制限・選考はありません)
開講時期:2023年10月~2024年3月(7講座で約半年、1講座3回、1講座から受講可)
     ※アーカイブ動画での受講も可能
開講時間:水曜日若しくは木曜日の19:00~21:00
開催場所:青山社中セミナールーム(東京メトロ銀座線外苑前駅より徒歩5分)
※リアルとオンラインを同時に開催致しますが、講座によっては講師都合によりオンライン講義の場合もございます。

【費用】
1)入学金:1万円(税込)
2)受講料 1 講座あたり5万円(税込)
・セット割:5講座以上ご受講頂いた方は受講料2割引
(5講座:25万円→20万円、6講座:30万円→24万円、7講座:35万円→28万円、それぞれ税込)
・復習割:以前受講された講座と同じ講座を受けられる方は1講座2万円(3万円割引)
 ※復習割はオンライン参加のみ

【説明会アーカイブ】
8月30日および9月20日に説明会を実施しました。当日の動画は下のページで御覧になれます。是非ご覧下さい。

■ 説明会項目
・校長挨拶(8月30日)・副校長挨拶(9月20日)、青山社中ご案内
・講座カリキュラムご案内
・昨年度受講者インタビュー
・質疑応答

▼動画はこちら

〇お問い合わせはこちら
※お問い合わせはメール・お電話でも受け付けております。
TEL:03-5474-8995
E-mail:education@aoyamashachu.com

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3.トピックス
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<1> 朝比奈が神戸市を訪問しました
9月1日(金)、
朝比奈が神戸を訪問し「大都市自治体における組織編成のあり方に関する検討会」の座長として、久元市長と最終回に向けての打ち合わせをしつつ、医療産業都市や王子公園、中央区役所など同市のPPP/PFI案件等の官民連携の最前線を視察しました。官民連携は今後日本の各所で鍵になるところ、その受け手としての役所組織のあり方の議論はこれからとても重要になります。常にトップランナーとして果敢にチャレンジしてきた神戸市の先進的な取り組みに期待したいと思います。

<2> わたなべ拓宮城県議会議員が青山社中を訪問されました
9月2日(土)、
宮城県会議員のわたなべ拓議員が青山社中を訪問されました。わたなべ県議は朝比奈とは学生時代の弁論界繋がりで、昔から応援しています。支持者向けのビラに朝比奈とのツーショット写真が掲載されることになりました。わたなべ県議の挑戦を応援しています。

<3> 朝比奈の論考がアゴラに掲載されました
9月3日(日)、
アゴラに朝比奈の論考「アドベンチャー・ツーリズムと旅における思索について」が掲載されました。本記事は8月末の青山社中メールマガジンで配信したコラムをより多くの人にご覧頂くため、アゴラ誌に掲載したものです。
是非、ご覧下さい!

▼記事はこちら

<4> 朝比奈が中企庁まちづくり人材育成事業第一回有識者委員会に出席しました
9月6日(水)、
朝比奈が委員を務める中企庁まちづくり人材育成事業第一回有識者委員会に出席しました。今回参加された委員は長野県小布施町総務課長大宮透氏、株式会社ローカルサステイナブルプロジェクト代表取締役國廣純子氏、信金中央金庫地域創世推進部長小宮啓二朗氏、株式会社野村総合研究所エキスパートコンサルタント坂口剛氏、株式会社ローカルファースト研究所代表取締役関幸子氏、株式会社さかいまちづくり公社代表取締役野口富太郎氏と錚々たるメンバーです。会議では事務局から事業概要の説明が行われた後、事業全般について委員からそれぞれのバックグラウンドに基づく様々な意見が出されました。朝比奈からは自身の取り組んでいるリーダーシップのあり方についてまちづくりの議論の中で話しました。今後会議は第2回、第3回と継続して行われ、事業も本格化します。

<5> BBT Chの講義「社会変革型リーダーの構想力」を収録しました(ゲスト:みんなのコード利根川裕太氏)
9月8日(金)、
朝比奈が講師を務めるビジネスブレークスルーチャンネルの講義「社会変革型リーダーの構想力」のゲストとして、特定非営利活動法人みんなのコード代表理事の利根川裕太氏をお招きし講義を収録しました。利根川氏は著名なラクスル社の第一号社員として事業の創生に関わられ共同創業者&システム開発マネージャーを経験された後、現在の子供に対するプログラミング教育を専門とするNPO法人を立ち上げられました。日々、多くの児童や児童を教育する学校の先生方に対してプログラミング教育を実施されています。事業と教育に関する非常に情熱的な話を伺うことが出来ました。
是非ご覧ください。(番組視聴は有料となり、公開時期はビジネスブレークスルー大学が決定します。)

▼番組サイトはこちら

<6> 朝比奈が荒井ゆたか衆議院議員のセミナーに講師として登壇しました
9月12日(火)、
朝比奈が札幌市で荒井ゆたか衆議院議員のセミナーに講師として登壇しました。講演では「今、求められる地域活性化とリーダーシップ」という題で、地域活性化の歴史と求められる地域活性、リーダーシップの意味と必要性、歴史を踏まえた北海道の可能性への期待について話しました。参加者の皆様は荒井氏の支援者や地元の有志の方々が中心でしたが、いずれも高い問題意識と情熱が印象的でした。翌日は豊平区の平岸のダルマホールでNoMapsの一環として、札幌の企業・ベンチャーの歴史に想いを馳せるイベントに登壇させて頂き、道新の販売店を経営しつつ地域の歴史研究をされている伴野卓磨さん、それに荒井さんと3人でクロストークを展開させて頂きました。今後の荒井議員のご活躍と北海道の地域活性化に大いに期待しております。

<7> 朝比奈と平木が中野市長のお招きで浜松を訪問し、市長や市役所職員との意見交換や市内視察しました
9月14日(木)~15日(金)、
朝比奈と平木が浜松市内を訪問しました。中野祐介市長の招きで今回の浜松市訪問が実現する運びとなり、市長及び同市人事課との人材育成の意見交換を行いました。続いて友愛のさと、万葉公園、西遠浄化センターの訪問などの予定をこなしました。市との意見交換では浜松が既に他市に比べてかなり人材に投資をしていることが伺われ印象的でした。各施設への訪問ではいずれも先進的で魅力的な取り組みをされており、特に西遠浄化センターの視察ではヴェオリアによる民間手法の運営が参考になりました。

<8> ぬまた起業塾の群馬県内企業訪問が実施されました
9月19日(火)
朝比奈が塾頭を務めるぬまた起業塾(群馬県沼田市)のプログラムである、群馬県内企業訪問が19日に行われました。今年は昨年に引き続き群馬県内の気鋭の企業3社を巡りました。やはり実際に事業が行われている現場を訪問することは塾生にとって大きなインパクトがあり、かつ起業家の「生の声」を聴けたことは塾生にとって貴重な機会となったようです。塾生からは先輩起業家に実に様々な質問が寄せられました。訪問先企業の皆様にお礼申し上げるとともに、今年のぬまた起業塾の成果に大いに期待しています。

<9> 朝比奈がネット動画番組リベラルアーツプログラムfor Businessに出演しました
9月20日(水)
朝比奈がプレジデント社が運営するネット動画番組である「リベラルアーツプログラムfor Business」の出演収録を行いました。同番組は動画オンデマンドサービスで、優れたリーダーシップ・洞察力、そして意思決定の力を磨きたいビジネスマンにむけたコンテンツを発信しています。番組では朝比奈からリーダーシップの原理について説明し、今日の日本でリーダーシップが尚更必要とされていることなどを指摘しました。
是非ご覧下さい。(番組視聴は有料となり、公開時期はプレジデント社が決定します。)

▼番組サイトはこちら

<10> 青山社中後援隊の集いを行いました
9月22日(金)、
青山社中後援隊の集いを行いました。後援隊は青山社中創業当時から理念と志に共鳴して下さっている各界の皆様からなります。今回参加して下さった皆様を交え朝比奈と平木がトークセッションを行い、青山社中の現在・今後に関する話から社会経済に関する問題に話題が及びました。13年目を迎える青山社中に変わらぬご支援を下さっている後援隊の皆様にはここで改めてお礼申し上げます。

<11> 朝比奈の論考がJBPressに掲載されました
9月26日(火)、
JBPressに朝比奈の論考「内閣改造でも支持率がパッとしない岸田内閣に贈る現状打破のための処方箋~『女性閣僚5人起用』も有権者には刺さらず、ではこれから何をすべきなのか
~」が掲載されました。記事で最近の政局や岸田総理の意図、内閣改造の結果などについて分析を示すとともに野党側にも目を向け、特に最近存在感を増している日本維新の会の動向にも注目しました。そして総括として岸田総理には「思い切って一歩引き、マネジャーに徹する」アプローチが有効であると指摘しました。支持率が低迷する中で、維新の伸長などで追い込まれて総選挙に突入するのか、あるいはここから大きな仕事をし、国民の支持を取り戻すのか、今後も岸田政権から目が離せません。
是非、ご覧下さい!

▼記事はこちら

<12> 朝比奈がLuckyFM 茨城放送 「ダイバーシティニュース」に出演しました
9月26日(火)、
朝比奈がLuckyFM 茨城放送の「ダイバーシティニュース」に出演しました。番組では今世間を騒がせているジャニーズ事務所の性加害問題、最近の米中高官会議、中国政治、自民党のグローバスサウス対策新機関、横浜の新テーマパーク計画、岸田政権の経済対策について触れました。続く特集コーナーでは、先日の岸田総理の内閣改造について分析しました。朝比奈は岸田総理が自民党内で自派閥が強い勢力を有していないこと、官房長副長官人事が機微であることなど難しい情勢の中でよく練られた人事ではあったと一定の評価をしたものの、国民の支持率が上がっていないことを指摘しました。そのうえで岸田政権においては発信力ではなく、マネジメント力を発揮することが有効な方法であると指摘しました。
是非、ご覧下さい!

▼アーカイブ配信はこちら

<13> 企業・官公庁等関係者各位との会談を行いました
今月も様々な政府等関係の方々の来訪を受け、また往訪しての意見交換を重ねました。9月5日、請われて朝比奈が国交省の田口官房参事官(人事担当)を訪問して意見交換をしました。6日、元農水次官の奥原さんにご来訪頂き、朝比奈と平木でご高説を伺いました。7日、早大雄弁会OB会主催の霞が関入省者向けの勉強会(デロイト執行役松江英夫さんがプレゼンター)に一高東大弁論部出身の朝比奈を招待頂き参加者の皆様と意見交換・交流をしました。13日、朝比奈が経産省秘書課を訪問して小林秘書課長や鬼塚企画官と意見交換をしました。19日、元警察官僚で朝比奈とは霞が関同期の黒川浩一さんの訪問を受けました。22日、財務省主計局総務課長の大沢さんと朝比奈で意見交換をしました。27日、武井前外務副大臣と元CITIC証券役員の徳地さんとの中国に関する意見交換会を游仁堂金田代表と朝比奈でアレンジ致しました。

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4.青山社中からのお知らせ
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*青山社中キャリア(人材紹介業)より:募集に関するお知らせ
◆監査法人系ファーム(BIG4) パブリックセクター・コンサルティング/アドバイザリー
当該法人では、以下のような業務に対応できるアドバイザリー人材を幅広く募集しています。
・過年度事業の経済的効果推計、EBPMに基づいた事業効果検証
・サステナビリティ対応における海外調査・国内影響推計等といった各種経済調査
・日本企業による国内外ESG事業の促進を目的とした公的支援に対する分析・検討

◆エネルギー関連企業 執行役員
当該法人では、以下のような業務に対応できる人材を募集しています。
・再エネ事業に関する部門責任者
・電力販売の営業・営業企画の統括責任者

◆メルマガに登録いただければ、随時案件情報が送付されますので、ぜひご登録ください。

◆政府動向や政策に通じた人材を求める企業様からの求人情報も募集しています。

▼青山社中キャリアHPはこちら

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5.青山社中リーダー塾通信
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*NPO法人「地域から国を変える会」(リーダー塾生が立ち上げた団体です。事務局長:1期生大山)
【鳥取県若桜町】
鳥取県若桜町において、職員活性の一環として政策みがきあげ講習が始まりました。今回、政策づくりのノウハウに関する講習を最初に行うのではなく、業務の改善を行う意義を唱え、そのための環境づくり・モチベーション向上に繋がるお話をさせて頂きました。その上で、仮説思考・現状分析方法・政策形成方法(アイディア出しの発散と収束)、政策の効果検証(本当にまわるPDCA)の順に講義を実施します。講義後は、政策コンテスト(所管業務の改善に繋がる提案)を実施し、町長査定の結果、秀逸な政策は予算化・事業化を行います。

【北海道厚沢部町】
地域公共交通計画に基づき、低需要に対応するワゴンバスの運行計画づくりを行っています。運航開始は来年4月1日を予定しており、特に通学向けの需要に呼応するため、現地の高校と協議を重ねています。このワゴンバスの需要は、基本的に通学、通院、買物です。その目的地と住宅地をカバーし、細かくダイヤを合わせることで低需要に対応するバスが成立し、公金投入の削減に繋げてまいります。

*一般社団法人「日本と世界をつなぐ会」(リーダー塾生が立ち上げた団体です。事務局長:7期生水野)
【北海道むかわ町】
代表朝比奈が「むかわ町復興創生・共創アドバイザー」を務める北海道むかわ町にて、鵡川地区における今後のまちづくりに関するご支援を行っております。むかわ町は2018年胆振東部地震により被災し、今後想定される海溝型地震への備えも鑑みた防災・事前復興計画の策定や、官民連携によるまちづくり等、多様な視点でのまちづくりを検討されています。
9月も鵡川地区のまちづくり・拠点整備に向けてディスカッションを重ねており、朝比奈も町長と札幌での議論など、事業推進に向けて準備を進めております。よりよいまちづくりにつながるよう、引き続きご支援をさせて頂きます。

*朝比奈が防衛省での講演会に参加しました
国防×AIについての防衛省・自衛隊関係者のリテラシー向上のため、防衛省にて講演会が実施されました。朝比奈の大学同期で尊敬する松尾豊東大大学院教授(AI研究の第一人者)が講師を務められ、朝比奈も参加しました。本会は第1期生で海上自衛隊の済川尚孝さんから朝比奈が相談を受け実現の運びとなりました。内容は非公開ですが、リアルに600名以上の聴講者が集い、内局・陸海空の垣根を超えて各部署から多くの方が参加しました。事後の質疑応答も活発でした。

*10期生入谷さんご夫妻の訪問を受けました
第10期生の入屋翔伍さん(厚労省)が結婚され、朝比奈のところにご夫妻で報告に訪問されました。夕食をご一緒し、楽しいひと時を過ごしました。末永くお幸せにお過ごしください。

*3期生立山さんが青山社中に参画します
第3期生の立山好古さん(ビジョンヘルスケア)が10月から青山社中に参画し、教育・広報・コミュニティ構築などを担います。これまでも青山社中と業務委託的な形で一緒に仕事をしたことがありましたが、本格的な参画となります。

*13期生荒木さんとユカリア三沢さんと懇親会を行いました
13期生の荒木大矢さん(ユカリア)が上司でもある三沢英生さん(東大アメフト部監督も務めておられます)と朝比奈の懇親会をセットしてくださいました。大学同窓(三沢さんが一つ先輩)ということもあって初対面とは思えない和やかな雰囲気の中、組織論から人材論まで、幅広い分野で議論が盛り上がり、5時間以上の懇親会となりました。

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6.青山社中のメディア掲載・講演等のお知らせ
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<9月の実績>
・9/3 朝比奈の論考がアゴラに掲載
・9/8 BBT Chの講義「社会変革型リーダーの構想力」を収録
・9/20 朝比奈がネット動画番組リベラルアーツプログラムfor Businessに出演
・9/26 朝比奈がLuckyFM 茨城放送 「ダイバーシティニュース」に出演

<10月の予定>
・10/4 朝比奈が大阪経済大学の春秋会寄付講座において講義
・10/11 朝比奈が福井県庁において講演
・10/12 朝比奈が神戸市研修において講師として登壇
・10/24 LucyFM茨城放送「ダイバーシティニュース」に朝比奈が出演

今回も最後までご覧いただき、ありがとうございました。

 
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