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2022年5月31日
青山社中メールマガジンvol.138「露悪のロシアか偽善のアメリカか ~ウクライナ侵略から新しい資本主義を考察する~」
………. [もくじ]…………………………………………………………………………………………….
1. 朝比奈一郎の論考
「露悪のロシアか偽善のアメリカか ~ウクライナ侵略から新しい資本主義を考察する~」
2. トピックス
● 青山社中が新しい期を迎えました
● LuckyFM 茨城放送 「ダイバーシティニュース」のレギュラーコメンテーターに朝比奈が就任
● 後援隊の集いを開催
● 朝比奈がアドバイザーを務める那須塩原市の渡辺市長が青山社中へご来訪
● 広島県の職員研修で朝比奈が講演
● 三重県にて「夢・志事塾」経営会議で朝比奈が講演
● 朝比奈が社外取締役を務めるシン・エナジー株式会社の経営連絡会・取締役会で講演
● ファイテン株式会社にて朝比奈が講演
● 青山社中ちゃんねる ~月イチ イチ郎~(YouTube)、「政権支持率に見え隠れ岸田現象」の動画を公開
● JBpressに“ウクライナ危機に見る「リーダーシップとマネジメントの総力戦」の時代”のタイトルで朝比奈の論考が掲載
● 朝比奈が新渡戸文化学園の平岩理事長を訪問
● 朝比奈が経済活性アドバイザーを務める川崎市産業振興協議会・中小企業活性化専門部会で講演
● ジャパン・ソサエティー Joshua Walker理事長と朝比奈が会食
● 株式会社シグマクシス・ホールディングの年次総会で朝比奈が講演
3. 青山社中リーダー塾通信
● 2022年度青山社中リーダー塾12期生がついに開講
● NPO法人「地域から国を変える会」(リーダー塾生が立ち上げた団体です。事務局長:1期生大山)
● 一般社団法人「日本と世界をつなぐ会」(リーダー塾生が立ち上げた団体です。事務局長:7期生水野)
4. 青山社中のメディア掲載・講演等のお知らせ
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1. 朝比奈一郎の論考
「露悪のロシアか偽善のアメリカか ~ウクライナ侵略から新しい資本主義を考察する~」
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「近ごろの青年は我々時代の青年と違って自我の意識が強すぎていけない。我々の書生をしているころには、する事なす事一として他(ひと)を離れたことはなかった。すべてが、君とか、親とか、国とか、社会とか、みんな他(ひと)本位であった。それを一口にいうと教育を受けるものがことごとく偽善家であった。その偽善が社会の変化で、とうとう張り通せなくなった結果、漸々(ぜんぜん)自己本位を思想行為の上に輸入すると、今度は我意識が非常に発展しすぎてしまった。昔の偽善家に対して、今は露悪家ばかりの状態にある。
(中略) ところがこの爛漫が度を越すと、露悪家同志がお互いに不便を感じてくる。その不便がだんだん高じて極端に達した時、利他主義がまた復活する。それがまた形式に流れて腐敗するとまた利己主義に帰参する。つまり際限はない。」~夏目漱石『三四郎』より~
1. ロシア擁護的な?不思議な社会のセンチメント(感情)
私だけだろうか。ロシア擁護的な不思議な社会全体の空気をわずかなりとも感じるのは。もちろん、力による現状変更を企図するプーチン・ロシアの行為は許されるものではなく、私もその意思の体現において、日本の現在のスタンス(対ロ制裁に加わり、厳しくロシアの行為を非難)に異論はない。
しかし、SNSなどでプーチンが「如何に悪手を指したか」というロシアを非難する方向に見える論考を書いてアップすると(書いている当人としては、当為というより冷徹な事実を書いているつもりなのだが・・・)、コメントの一定割合は、ロシア擁護的論調で刃として私に向かってくる。
最初は、こんな100対0でロシアに非があるような話で、よくそんなコメントが来るなぁ、と率直に思っていたのだが、やり取りをするうちに、少し背景が見えて来た。
おそらく、そうしたコメントの裏には、かつてのソ連時代、米ソ二強とも言われたロシアが格下のウクライナに押し返されている状況を見ての可哀想さ・哀れさという感情もあるだろう。
ただ、より強く透けて見えるのは、自由・民主主義などを普遍的な価値として押し付けんとするアメリカニズムへの反発、更に言えば、かつて国土を荒廃させられた日本人として、実は現実的なくせに、正義の仮面を被って正論と力で迫るアメリカという存在そのものへの反発である。
2. アメリカの表面的勝利・成功と本質的失敗
改めて書くまでもないが、米ソ両国による戦争、一部の代理戦争を除けば、大きく言えば「冷戦」で済んだわけだが、これは、米国の圧倒的な勝利に終わった。フランシス・フクヤマ氏の『歴史の終わり』がブームになったのもこの頃(90年代前半)であるが、まさに、自由主義・民主主義といった西欧的価値観の勝利により、ヘーゲル的進歩史観の見方からは、歴史が終わった(西欧的価値へのアンチテーゼが出てこない)ようにも見えた。
先の大戦での敗戦後、好むと好まざるとに関わらず、米国陣営に加わり、戦後の繁栄を享受した日本は、いわば勝利側の一員として、その美酒に酔いしれた。自由や民主を越える価値はない、とその体現とも言える市場経済の中で、戦後、経済成長という果実を得て来た日本に他の選択肢はなかった。
最近のロシアのウクライナ侵略を受けて良く話題となるNATOの冷戦後の拡大が典型だが、表面的には、アメリカ的価値観、アメリカの勢力が益々世界に浸透するかに見えた。実際、そのように推移した。マクドナルドは、中国やロシアにも大きく展開し、米国の金融資本が各地に深く浸透していった。そういう意味では、アメリカの勝利・成功は疑う余地もない。
しかし、実情はそこまで単純ではなかった。戦争に勝利して、日本と同じようにアメリカ化出来るはずだったイラクや中東では、アメリカニズムは浸透を拒まれ、裏庭の中南米では、反米左派政権が乱立した。プーチン・ロシアは、国力の違いをものともせず、反米的スタンスを徐々に明確にしていき、事実上の資本主義国家として塗り替えたはずの中国は、一向に米国流民主主義を取り入れることなく共産党独裁の下で反米色を強めて行った。
そして今回、ロシアのウクライナ侵略に伴う経済制裁に参加した国は、200か国弱の世界の中で、わずか40か国程度である。繰り返しになるが、米国的スタンスから見れば、ここまで100対0のような圧倒的「悪事」に見えることについてすら、侵攻への非難決議に反対・棄権した国が40か国もあった。少し前に、国連で、新疆ウイグル自治区での人権のあり方について中国を非難した国は欧米を中心に43か国にのぼったが、その実、62か国が中国を擁護した。残念ながら、これが現実だ。
ソ連が掲げた共産主義ほどに劇的な敗北ではないが、実は今、米国流の自由主義・民主主義もまた、静かな挫折感を味わいつつある。本質的には、アメリカニズムは、世界を完全にカバーすることに失敗しつつあると見て良いだろう。
3. 文明というタガが外れた時の「文化」という露悪 / 露悪と偽善の共存時代
『歴史の終わり』がヒットしていた頃、ハンティントンの『文明の衝突』も世界で話題となっていた。ある意味、『歴史の終わり』の対をなす書籍であり、共産主義VS資本主義というイデオロギーの対立がなくなった世界では、むき出しの価値観同士が衝突するという不気味な予言をした本であるが、何となく、軍配は、現状では『文明の衝突』に上がりつつあるような気がする。
仮に、文化とは、民族等に固有なもので多元的であり、文明とは、国家や民族を越えて普遍的に伝播していくものだとすると、『文明の衝突』は、より正確には、『文化の衝突』と表現すべきものかもしれない。
かつてのソ連共産主義・社会主義という「文明」がその伝播力を失って30年が経ち、そして今、自由や民主という普遍性をもって世界を覆うはずだったアメリカニズムにも伝播の限界があるとすると、世界は、『文化の衝突』の時代を迎えかねない。
最近のアフガンからのみじめな撤退、ウクライナへの及び腰な支援、台湾への曖昧戦略(バイデン大統領は、コミットを明言しつつもホワイトハウスが後から「政策に変更はない」と明言)などを見ていると、アメリカはもう、基本的には、そのアメリカニズムの世界への伝播を半ばあきらめ、アメリカファーストに回帰しつつあるように見える。その大きな傾向に関しては、トランプとバイデンに大きな違いはなく、共和党と民主党にも実は違いはない。
冒頭の夏目漱石の『三四郎』の広田先生が喝破しているように、本来、「偽善」と「露悪」はサイクリカル、つまり時代に応じて循環する。偽善というと言葉が過ぎるが、分かりやすいので敢えて使うと、人権、環境、社会貢献などの正義・建前を掲げて、自分を犠牲にしても他者のためと美しく生きようとし続けると、社会全体に無理・ひずみが来て、やがて開き直った露悪家が多数出現する。そうして、本音で自分を大事に生きるスタイル、即ち露悪家が世にはびこり過ぎると、今度は、利害がぶつかり合って収集がつかなくなり、また調整のために、利他・偽善的な価値観が覆う世が現出する。
今は、世界を見渡しても、一つの国内でも偽善と露悪が併存する傾向が如実である。ロシアが悪いという意味ではなく、たまたま漢字がそうなるだけであるが、民族的エゴ・領土的野心を隠そうともしないプーチン・ロシアの露悪と、ギリギリ偽善を保っている民主党のアメリカの対立が、今回のウクライナを巡る争いの本質でもある。中国などは前者寄りであり、日本や欧州は後者寄りであることは論を待たない。
これがいわゆる分極化(polarization)だが、繰り返しになるが、同じ構造は、一国内でも頻出している。米国大統領選を見ても、先般のフランス大統領選を見ても、その傾向は明らかで、環境・人権・社会貢献などを大事にする余裕のある層と、極端な愛国思想等に酔いやすい低所得層(余裕のない層)の対立は如実だ。露悪と偽善の併存・対立時代がやって来てしまった。
4. どうする日本?/本当に新しい資本主義
紙幅が尽きてしまったが、筆者は、実はここにおいて、日本が国際社会に貢献する余地が多いにあると感じている。大陸中国への野心(露悪)を隠すことなく前面に出し、偽善のアメリカ(この文脈では、文字通り、偽善と言って良いと思う)に潰された経験を持つ日本。
優勝劣敗のダーウィニズムへのアンチテーゼ的に今西自然学を生み出し、灰色の哲学とも称される西田哲学を生み出した日本。短期間の間に、途上国と先進国を経験し、東洋でもあり西洋でもある(或いはどちらでもない)日本。
高い支持率の下で、来る参議院選挙の後、安定的多数を維持すると思われる岸田政権は、こうしたパースペクティブをもって、文化の多元性も意識しつつ文明化も念頭に置くような「新しい資本主義」を言語化し、世界の視座となる高みを目指してはどうだろうか。アメリカに押し付けられたはずの自由や民主を、日本の歴史で洗い直し、自らの言語として、改良・改変しつつ世界に伝えていく。
アメリカのトイプードルを脱しつつ、自らの言葉でアメリカへのコミット・リスペクトも達成・表明し、世界を安定に導く。日本は、そういう運命を期待され、その役回りを果たさねばならないと考えるのは、大げさに過ぎるだろうか。
筆頭代表CEO
朝比奈 一郎
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2. トピックス
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<1> 青山社中が新しい期を迎えました
青山社中は5月から新しい期の始まりとなりました。
今期から、青山社中に新しいメンバーに加わっていただくこととなりました!
各ご担当分野で、副業として弊社業務に参画いただきます。
・広報戦略アドバイザーとして牛山隆信氏(ENGAWA株式会社代表取締役社長)
・青山社中キャリア担当責任者として後々朋広氏(木質デザイン株式会社代表)
・ITシステム担当として筒井秀晶(株式会社クレア代表取締役)
・教育事業アドバイザーとして中村駿介氏(外資系コンサルティング会社)
など
【新たなメンバーが加わった、青山社中のメンバー紹介サイト】
青山社中メンバー
また、毎年弊社で採用している学生インターンについては、
昨期(2021年5月~2022年4月)は、7人のインターンに手伝っていただき、4月からそれぞれの道を元気に進んでいます。今期(2022年5月~)はすでに4人の学生インターンを迎え、大きな戦力として活躍していただいています。
さらにお知らせがあります。
弊社はこれまで南青山のサザンキャッスルビル2階のみを、オフィス兼講義フロアとして使用してきましたが、この度3階まで増床し、
3階は主に外部の方がお越しいただく際の講義やミーティングスペースとして使用し、それ以外の時間は、社員のフリーアドレス執務スペースとして活用して参ります。
オーダーメイドで木調の本棚等も設置し、ゆとりある空間にしつらえました。
ぜひ、お気軽に遊びにきていただけますと幸いです。
【青山社中株式会社】
東京都港区南青山2-19-3 サザンキャッスルビル2、3階
新メンバーと新フロアという新たな力を得て、青山社中は益々世のために社会のために邁進いたします!
引き続き、青山社中を何卒宜しくお願いいたします。
<2> LuckyFM 茨城放送 「ダイバーシティニュース」のレギュラーコメンテーターに朝比奈が就任
5月よりLuckyFM 茨城放送の 「ダイバーシティニュース」にて、朝比奈が政治編のレギュラーコメンテーターに就任いたしました。今後、毎月第四火曜日21時~22時にスタジオから生出演いたします。
▼番組チャンネルはこちら
動画はこちら。
今月は、5月24日(火)に
バイデン大統領の来日、沖縄返還50年、サル痘、文化庁の京都移転に関しての岸田総理の京都視察、などについて、お話しました。
▼番組チャンネルはこちら
動画はこちら。
<3> 後援隊の集いを開催
5月12日(木)に、
後援隊の集いを行いました。
朝比奈から、岸田政権の見方、ウクライナ侵攻をどう考えるかなどをはじめ、最近の日本政府の動きや弊社の現況などについてお話させていただいたあと、皆さまの自己紹介とともに活発な意見交換が行われました。
コロナの状況も落ち着いて来た中でのリアル開催となりましたが、皆様お忙しい中ご参加くださり、ありがとうございました。
青山社中では、通年、後援隊を募集しております。
▼後援隊詳細はこちら
青山社中後援隊
<4> 朝比奈がアドバイザーを務める那須塩原市の渡辺市長が青山社中へご来訪
5月13日(金)、
朝比奈がアドバイザーを務める那須塩原市の渡辺市長、廣島政策審議監、企画部長、企画政策課長が青山社中へご来訪くださいました。
人口増加策、中長期的な意味での都心と風光明媚な地域への二極化傾向などについて意見交換をした後、懇親会を開いて語らいました。
<5> 広島県の職員研修で朝比奈が講演
5月13日(金)、
広島県の研修講師を依頼され、部課長級の幹部職員の方々約40名に向けて、朝比奈から転出超過解消につながる施策や考え方などについてお話をさせていただきました。なお、朝比奈は、経産省時代の先輩にあたる湯﨑知事より、今年度から、広島県の経済財政会議の委員を委嘱されており、先日、顔合わせ会も行われました。祖父が広島(呉)出身というご縁もあり、広島のために少しでも役立てればと考えています。
<6> 三重県にて「夢・志事塾」経営会議で朝比奈が講演
5月14日(土)、
「夢・志事塾」経営会議にて朝比奈が「地域活性の現状とこれから」をテーマに講演を行いました。尊敬する辻製油の辻会長が塾長を務められていて、朝比奈の盟友とも言うべき元三重県庁職員の山路さんが、県庁職員時代に立ち上げの中核を担われた塾です。講演は2回目となります。
始動力をベースにどう地域活性の現状をどう考え、どう取り組むべきか、という観点から、地域活性をテーマに様々に語りました。聞いていただいた津市の前葉市長、三重大の伊藤学長、西村教授(前副学長)、県議会議長の青木先生、マスヤグループの浜田社長、エイベックスの加藤社長、ナベルの永井社長、ノザキ製菓の野嵜社長などと議論し、親交を深め、有意義な一時となりました。翌日は、浜田社長ほか皆さまに志摩を中心にご案内頂き、その後訪れた松阪市では、竹上市長とも旧交を温めました。三重の皆さまに感謝申し上げます。
※「夢・志事塾」は、三重県の企業経営者、行政職員、学識者などが集い、次世代を担う人材の養成を目的に活動している団体です。
<7> 朝比奈が社外取締役を務めるシン・エナジー株式会社の経営連絡会・取締役会で講演
5月17日(火)、
3月より朝比奈が社外取締役を務めることとなったシン・エナジー株式会社の経営連絡会・取締役会に、リアル出席という形で初めて参加しました。神戸の国際会館という素晴らしいロケーションに本社があり、社員の皆さま、社外取や監査役の皆さまがとても熱心で優秀で感銘を受けました。ほぼ5時間ぶっ続けの会議で、熱量の高さにも驚きました。
講演後の役員懇親会では、新しくCFOとして加わる予定の方のご挨拶などもあり、皆様のバックグラウンド思いなどを率直に伺えて、改めて、社外取として白羽の矢を立ててくださったことに感謝したいと思います。同社は、いわゆる新電力に位置づけられる企業と思われがちですが、いち早くエネルギートレードから、祖業に近いエンジニアリングや、それをベースとしてのPPAモデル(相対取引で、さや抜きモデルの価格変動リスクを取らないようにする)に転換して順調に事業を伸ばしている会社です。何より、朝比奈の旧知の乾社長の志が素晴らしく、地球防衛軍を標榜しておられますが、地域の自立・活性化などにも取り組む、ユニークなエネルギー企業です。是非、ご注目ください!
シン・エナジー株式会社
なお、神戸では、朝比奈が、水素船ターミナルや水素混焼型の発電施設なども見学させて頂きました。アテンドしてくださった川崎重工さんほかサポートしてくださった神戸市さんなど、皆様に感謝します。
<8> ファイテン株式会社にて朝比奈が講演
5月18日(水)、
ファイテン株式会社にて朝比奈が講演を行いました。
同社で講演するのは二回目でしたが、今回も、平田社長ほか本社社員の皆様をはじめ、オンラインで各地の社員の皆様に繋げて頂き、リーダーシップ(始動力)について、そのエッセンスをお話させていただきました。ファイテン社は、健康科学をモットーに、独自の技術開発で、人々の健康に資する様々な製品・サービスを生み出しておられますが、まさに始動力を体現されている会社で、お陰様で心地よく講演させて頂き、熱心に聞いて頂きました。
講演後、選抜された若手幹部候補の皆さまと、「変革」や大局観について、車座的に議論させていただきました。議論にあたり、朝比奈が選んだ課題図書は、『嫌われた監督』。落合博満氏の中日ドラゴンズ監督時代に焦点を当てた興味深い著作です。若手の中核メンバーのお一人の同社嶋根さん(私の講座の受講生でもいらっしゃいます)が野球部出身だったことなどもあって、皆さん、興味深く読まれたようです。
夜は、本件をアレンジいただいた同社アドバイザーの田尻さん(伊藤忠商事元常務、元デサント社長)、平田社長、嶋根さんと京都の味を堪能させて頂きました。特に夜は、こちらが勉強させて頂いてばかりでしたが、とてもいい経験をさせて頂きました。関係者の皆さまに感謝申し上げます。
<9> 青山社中ちゃんねる ~月イチ イチ郎~(YouTube)、「政権支持率に見え隠れ岸田現象」の動画を公開
5月18日(水)、
YouTubeの「青山社中ちゃんねる ~月イチ イチ郎~ 」にて、
最新動画をアップいたしました。
テーマは、「政権支持率に見る『隠れ岸田』現象」。
一見、目立った政策的決断など、大きな動きが感じられない岸田政権の支持率がなぜかくも高いのか。朝比奈が、少し前の米国の「隠れトランプ」現象(表立っては支持しないが、実は支持)を参考に、「調和」を好む日本人の心性・安倍政権/菅政権直後の国民的心情についても分析を加えながら解説しています。10分弱の動画です。是非、ご覧ください。
▼動画はこちら 「政権支持率に見え隠れ岸田現象」
「青山社中ちゃんねる ~月イチ イチ郎~」では、朝比奈が地域活性、政治、経済、リーダーシップといったことを切り口に、元官僚の立場から社会を分析しています。
ぜひ、チャンネル登録・いいね!をお願いします!
<10> JBpressに“ウクライナ危機に見る「リーダーシップとマネジメントの総力戦」の時代”のタイトルで朝比奈の論考が掲載
5月18日(水)、
JBpressに朝比奈の論考が“ウクライナ危機に見る「リーダーシップとマネジメントの総力戦」の時代”のタイトルで掲載されました。
朝比奈が、プーチンやゼレンスキーの動き、岸田総理の言動などの事例を元に、この分野の泰斗であるピーター・ドラッカー氏にも言及しつつ、リーダーシップとマネジメントについて述べています。
▼記事はこちら
<11> 朝比奈が新渡戸文化学園の平岩理事長を訪問
5月24日(火)、
朝比奈が新渡戸文化学園を訪問しました。お招きいただいた旧知の平岩理事長とディスカッションしたほか、校内見学をいたしました。
平岩理事長は朝比奈が番組講師を務めるBBTch「社会変革型リーダーの構想力」に出演予定です。朝比奈と同学年で、主に小学生の放課後を有意義に活用しようと、放課後NPOアフタースクールを立ち上げられた後、同NPOの運営もされつつ、新渡戸文化学園の理事長も務められており、見事に業績を挙げておられます。
新渡戸文化学園の設立には、名前のとおり、新渡戸稲造氏も関われており、朝比奈が青山社中リーダー塾の設立にあたって参考にした札幌農学校とのご縁もあって、話が大変盛り上がりました。新渡戸氏の書なども拝見させて頂きました。
番組の方も、是非ご期待ください!
▼社会変革型リーダーの構想力の番組サイトはこちら
<12> 朝比奈が経済活性アドバイザーを務める川崎市産業振興協議会・中小企業活性化専門部会で講演
5月25日(水)、
朝比奈が経済活性アドバイザーを務める川崎市産業振興協議会・中小企業活性化専門部会が開催され、委員の皆さまと一緒に、アドバイザーとして朝比奈も大いに議論をさせて頂きました。
中小企業の活性化を目指した条例(市提出条例)の原案を、同市の商工会議所の皆さまとの議論をベースに朝比奈が書かせていただいた縁で、同市のアドバイザーを務めておりますが、肝心なのがその後のフォローアップとなります。各施策ごとに市役所の皆さんが、KPIを掲げて評価を行い、専修大遠山教授を中心に市内で活躍する皆さまが委員となって検証する仕組みで、各施策のブラッシュアップがどんどん進んでいて素晴らしいと感じました。
更なる高みを目指して、朝比奈からは、勝手な大きな方向での提言もさせて頂きました。川崎市の益々のご発展を期待しています。
<13> ジャパン・ソサエティー Joshua Walker理事長と朝比奈が会食
5月28日(土)、
ニューヨークに本拠地を構えるジャパン・ソサエティーのJoshua Walker理事長の訪日に際し、同組織の運営に日本サイドから多大な貢献をされている牧野容子氏のアレンジで、NYで弁護士事務所を営み今回来日されていたギャリー・モリワキ氏など朝比奈を含む数名とで会食をいたしました。
4年前に朝比奈がNYを訪問した際に、Japan Societyを初めて訪問したのですが、この組織は、よくある日本政府などが日本文化などの普及を狙って設立した組織ではなく、アメリカ側が100年以上前に、当時台頭しつつあった日本のことを良く知ろうとして作った団体で、大変貴重な存在だと感じています。
コロナ下で約2年半も海外に行っていない朝比奈としては、久々の英語漬けでしびれる時間とはなりましたが、ロシアのウクライナ侵略などの背景も踏まえ、これからは日米の絆の重要性だけではなく、世界を俯瞰した中で、日米の文化面における「拡大抑止」が鍵になるなどの話で盛り上がりました。
Joshua Walker氏は41歳の若手で、同組織では稀に見る若手の理事長となりますが、幼い頃から18歳まで北海道に住んでいた経験があり、また、東アジアのみならず、トルコ・中東の専門家でもあり、コロンビア大学で非常勤の准教授として教鞭をとられてもおります。
これからの青山社中との連携にもご期待ください。
<14> 株式会社シグマクシス・ホールディングの年次総会で朝比奈が講演
5月31日(火)、
朝比奈が日頃尊敬する同社の柴沼氏(株式会社シグマクシス・インベストメント 代表取締役社長 柴沼俊一)の声かけにより、「本当に新しい資本主義」というタイトルで、1時間の講演をさせて頂きました。
同社は、日本的な価値や、デザインなども視野にいれて、幅広く、大局的に業務に取り組まれている企業だと理解させて頂いており、何度か訪問したことがあるのですが、大学やパブリックセクターの先輩である柴沼さんを含め、同社の方々の言動には、いつも感銘を受けておりました。
有難い機会を頂き感謝いたします。
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3. 青山社中リーダー塾通信
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*2022年度青山社中リーダー塾12期生がついに開講
11期までで160名を超す現役塾生・卒塾生を輩出している「青山社中リーダー塾」ですが、
5月21日(土)に第12期生の第1回の講義が開始しました。
今期も素晴らしい方々に集って頂きました。ざっとですが以下の属性を持つ皆さんに参加してもらっています。
<12期確定者:40代1名を除いて全員20~30代>
〇財務官僚
〇元経産官僚(現在はコンサル勤務。政治に打って出る予定)
〇大学教授(特任教授)・医師(診療所チェーン(8か所)の経営者も。厚労省勤務経験も戦略コンサル勤務経験もあり。ハーバード大学大学院(public health)留学経験もあります。7月の参院選出馬が確定)
〇パブリックセクター中心に頑張っているコンサルタント(東大法学部の後輩)
〇輸入超過が続く医療機器の輸出増を目指すベンチャー企業社員(京大工の学部&院卒。筑波のMBA。中小企業診断士資格も。少し前に大手企業からベンチャーに転職)
〇陸上自衛隊員(防大卒幹部候補生。仏士官学校への留学経験あり)
〇若手コンサルタント(政治を志向。東大応援部主将経験者)
〇弁護士(元経産省官僚。規制改革などに携わってます)
〇某超大手通信会社社員
〇ブロックチェーン技術を活用した起業家(数億円調達済。学生時代にスペインやペルーを渡り歩いて世界を視野)
最近も、卒塾生の中では、起業をしたり、政界に進むという「始動」が相次いでおり、また、転職や企業内での活動も含め、様々な始動者に満ちたコミュニティとなっており、大きな手ごたえを感じています。
ぜひ青山社中リーダー塾、新しい第12期生を含む塾生たちに大いにご期待ください!
▼青山社中リーダー塾とは
「青山社中リーダー塾」は、激動の時代を切り拓き、
世界へ通用する能力を身に付けるリーダー(始動者(≠ 指導者))養成塾です。少人数制(定員は原則12名以下)
塾頭は、青山社中代表の朝比奈一郎が務めています。
最初の約1年は、塾頭による講義を中心とした座学編で、毎週土曜日に2時間開催されます。(年間35日)
2年目~5年目は各自の実践を促す実践編という約5年間のプログラムです。
始動力(自ら変革を起こす力)、
特に、その中核となる基軸力(自分の人生の在り方を見定める力)、
構想力(大局観)を身に付ける内容となっています。
▼リーダー塾詳細はこちら
*NPO法人「地域から国を変える会」(リーダー塾生が立ち上げた団体です。事務局長:1期生大山)
これまでの地域に加えて新年度あらたに2地域で取り組みが始まります。
【北海道江差町】
昨年度、道の駅基本構想策定に取り組んだ江差町において、今年度は基本構想の具現化に向けて、事業者へのアプローチ(地元の運営団体コーディネートも含めて)や基本設計の伴走を行っていきます。民間のリーシング手法・アプローチを行い、道南地域にこれまでにない道の駅の実現に向けて奔走をしています。函館市内観光で完結している観光動線を、檜山エリアにも向いていただけるようシンボリックな施設を目指します。
【群馬県安中市】
安中市は岩井新市長のもと、新たな体制がスタートしました。本会が参画する「あんなか再起動プロジェクトチーム」において、地域活性化施策を推進・支援していきます。同チームは市長・市幹部に加えて若手職員も参画するもので、岩井市長が掲げる61項目の施策について、市を先導していきます。安中市ではこれまでも公共施設の利活用策などで事業の伴走をしてまいりましたが、今後はより広範囲に支援させていただくことになります。
*一般社団法人「日本と世界をつなぐ会」(リーダー塾生が立ち上げた団体です。事務局長:7期生水野)
【岩手県陸前高田市】
陸前高田市にて地域資源を活かした高付加価値型の事業創出に取り組む、陸前高田企画株式会社のご支援をしております。
トップページ
震災10年を機に陸前高田市参与を務められた村上清さんが立ち上げられた会社で、起業初年度となる昨年度には、地域資源を活用した観光コンテンツ実証(モニターツアーを計6回実施しその中でコンテンツ実証)、仙台圏からの利便性の高い交通実証など、数多くのプロジェクトを手掛けられ、当社も一部事業の支援をさせていただきました。
また、当社も地域のプロモーションでご一緒させていただくENGAWA株式会社の発行する在日外国人富裕層向けマガジンTokyo Weekenderでの発信やABC Cooking Studioの企画したインフルエンサーによるプロモーション動画制作も行い、弊社もアレンジをさせていただきました。
Tokyo Weekender 陸前高田特集記事
ABC Cooking Studio企画のプロモーション動画
今年度は、昨年度の成果を踏まえ陸前高田の観光高付加価値化に向けた商品造成や更なるプロモーションを行う予定です。
弊社においても、具体的な成果につながるように引きつづきご支援をさせていただきます。
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4. 青山社中のメディア掲載・講演等のお知らせ
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<5月の実績>
・5/18 青山社中ちゃんねるの動画を公開
・5/18 JBpressにて朝比奈の論考が掲載
・5/24 LuckyFM 茨城放送 「ダイバーシティニュース」に朝比奈が出演
<6月の予定>
・6/上旬 言論プラットフォーム「アゴラ」にて朝比奈の論考が掲載予定
・6/中旬 青山社中ちゃんねるの動画を公開予定
・6/下旬 JBpressにて朝比奈の論考が掲載予定
・6/6 GR協会のイベント(無料、オンライン)にて、同会理事も務める朝比奈がモデレータを務め、西宮市石井市長をお招きしての対談イベント開催。
詳細はこちら。
今回も最後までご覧いただき、ありがとうございました。