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2021年9月30日

青山社中メールマガジンvol.130 自民党総裁選や存在感のない野党を受けての憂鬱~「シン攘夷」のために~

青山社中メールマガジンvol.130 自民党総裁選や存在感のない野党を受けての憂鬱~「シン攘夷」のために~

………. [もくじ]……………………………………………………………………………………………
1. 朝比奈一郎の論考 
「自民党総裁選や存在感のない野党を受けての憂鬱~『シン攘夷』のために~」
2.トピックス

  • 2021年度青山社中リーダーシップ・公共政策学校が開講間近、締め切り迫る!
  • JBpressに“衆院選を見据え総裁選の熱狂演出する菅・安倍両氏の戦略眼の凄み”のタイトルで朝比奈の論考が掲載
  • 参政党DIYスクールにおいて「日本の現状をどう見るか・我が国が進むべき道」のタイトルで朝比奈が講演
  • PEPサミット2021に朝比奈が登壇予定
  • BBTch番組に株式会社NOW ROOM 創業者兼CEO千葉史生氏が出演
  • 青山社中ちゃんねる ~月イチ イチ郎~(YouTube)、「どうなる?!自民党総裁選!!~菅総理、突然の『辞任』について~」の動画を公開
  • アゴラに朝比奈の論考が掲載

3.青山社中リーダー塾通信

  • 青山社中リーダー塾/教育・コミュニティ構築 事務局より
  • NPO法人「地域から国を変える会」より(北海道江差町、北海道厚沢部町)
  • 一般社団法人「日本と世界をつなぐ会」より(長野県軽井沢町、新潟県妙高市)

4.青山社中のメディア掲載・講演等のお知らせ
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1. 朝比奈論考
自民党総裁選や存在感のない野党を受けての憂鬱~「シン攘夷」のために~
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本エッセイ執筆時のわずか数時間前に、自民党の第27代総裁として岸田文雄氏が選出された。ほどなく、第100代の内閣総理大臣に選出されることはほぼ確実である。

こう書くと何か劇的な瞬間に立ち会っているかのような錯覚に陥るが、結論から書けば、実は何の感興も湧いてこないというのが残念ながら偽らざる気持ちだ。読者諸賢は如何であろうか。

3日前の27日(月)に公開された拙稿(JB Press:衆院選を見据え総裁選の熱狂演出する菅・安倍両氏の戦略眼の凄み)に書いたとおりだが、ほぼ予想通りの展開で決選投票にもつれこみ、また読み通りに結果として岸田氏が選出されたから、という「予定調和」だけが原因ではない。
https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/67084

改めて、「時代の要請」を正しく想像し、そして、その「時代の要請」に応えるだけのビジョン・政策の方向性を打ち出す候補者不足(与野党を問わず日本全体として)を痛感するからである。

こう書くと、怪訝な表情をする方が少なくないと思う。確かに、今回、自民党は良くやった。幅広く、様々な政策をぶつけ合い、やはり自民党には人材がいる、という気持ちを人々に持たせた。

絶妙なタイミングで菅氏が退陣(総裁選不出馬)を決めて、激しく候補が乱立する総裁選をアレンジし、また、自民党支持層の3~4割を占めるとされる保守派の動きを出すべく、安倍氏は当初は泡沫候補扱いされていた高市早苗氏を推して全面バックアップをした。結果としては「さすがの幅広さよ」と思わせるだけの候補者を自民党は右から左まで4人揃えて、連日討論会を催し、結果、総裁選は盛り上がった。

コロナ対策、経済政策、エネルギー政策、年金のあり方等々、様々な政策について論戦が交わされ、候補者たちは、自説・政策を開陳しあった。「時代の要請」を踏まえ、ビジョン・具体策を出し合ったように見える。

このまま行けば、国民的人気の高い河野氏が選出された場合ほどではないにせよ、恐らく11月の来るべき衆院選でも、岸田自民党は手堅く勝利を収めるであろう。意中の候補者が総裁にならなかったとしても、「みんなで選んだ」感に浸って満足している自民党支持者は、上述の保守派をはじめ、かなり選挙に足を運ぶのではないか。

しかし、改めて問おう。現在、本当のところ、「時代の要請」は国民に正しく想像・共有されているであろうか。そして、その「時代の要請」に応えるだけのビジョン・政策の方向性は打ち出されているであろうか。そうしたイメージをしっかり持たせるのが政治の一つの役割だとすると、現状とても十分とは思えない。

ここで、まずは「時代の要請」ということについて考えてみたい。

結論から書けば、日本には今、「大改革」が求められていると考える。これはもう、必要なものは必要としか言いようがない、というのが正直なところであるが、少し客観性を持たせるため、約10年周期、約80年周期の2面で考えてみたい。

まず、10年周期の方だが、実はここ40年ほどを振り返るだけでも、日本では、大きな経済的ショック→政治の大変動の繰り返しが約10年単位で起こっていることが分かる。

1980年代の終わりから90年代初めにかけては、バブル景気がはじけ、日本新党が大躍進をして熊本県知事がアッという間に総理大臣になるという事態が発生した。

90年代終わりから2000年代初めにかけては、山一證券・拓銀・長銀などが次々につぶれてメガバンクの大再編なされた。つまり、いわゆる金融危機が発生し、その直後に「自民党をぶっ壊す」と叫んだ泡沫候補のはずの小泉純一郎氏が総理大臣になって長期政権となった。

2000年代の終わりには、リーマンショックが発生して、選挙での政権交代が起こった。民主党政権の誕生である。

約10年単位で発生する危機に際して、①日本新党と細川政権、②小泉政権、③民主党の各政権のいずれも威勢良く改革を唱えた。特に小泉政権は長期政権化するなどして、一定程度国益を達成したと言って良い。しかし、いずれも何ら本質的な改革は進められなかった、時代の要請に即した大改革は出来なかった、ということは論を待たない。物騒な表現を使えば、まだまだ「出血」が足りない。

そして、2010年代を過ぎて2020年代に入ったところでコロナショックが発生した。本来であれば、そろそろ、少なくとも、かつての民主党政権誕生のような「選挙による政権交代」程度の政治の大変動は起こってもいいタイミングだ。しかし現状、その気配はない。

コロナ下の現在、結果としての感染者や重症者、死者は、諸外国に比べて相対的に少なく済んでいる。が、これは、たまたまの僥倖や国民一人一人のモラルの高さによるものであり、コロナという脅威を前に、わが国の危機管理システムは機能不全を露呈したと言っても過言ではない。人口当たりベッド数は相対的に非常に多いにも関わらず、諸外国に比べてかなり少ない患者数でも、わが国では病床ひっ迫から来る医療崩壊の危機に瀕した。

本件一つとっても、例えば医療制度の大改革は本来急務であるはずだ。しかし、繰り返しになるが、その機運はない。

しかも現在は、上記のとおり、自民党が菅氏・安倍氏の「連携プレー」で、とてもうまく立ち回り、結果として岸田政権が誕生したばかりである。先述のとおり、衆院議員選挙でも岸田政権はきっと勝利をおさめ、しばしは安泰であろう。危機は覆い隠されてしまっている。恐らく、時代が求めるような大改革することは当面ない。

ではその「大改革」とは何かといえば、私見では、実は80年周期で考えられる過去に発生している。すなわち、直近の80年前で考えると、いわゆる1940年体制や戦後の諸改革に代表される時期の改革となる。そして、さらにその80年前となると、つまりは幕末維新期の大改革だ。

版籍奉還から廃藩置県を行い、米から地租に税を変え(地租改正)、徴兵をして武士階級をなくすべく秩禄処分や廃刀令を発し、行政組織の大改革を行い、学制を整えて働き手だったはずの子女を有料で学校に入れさせ、、、と、西南戦争が最大だが、各種内乱頻発で、台湾出兵や江華島事件などの外憂も多々発生していた時期に、文字通り血のにじむ改革を命がけで達成し、日本は近代国家となった。各種の産業振興策も見逃せない。その間、わずか10年ほどだ。

こうした大改革の実現こそが、本来「時代の要請」であるはずだと思う。消費税を少し上げるとか、郵政を民営化するとか、といった程度の改革ではない。しかし、再度繰り返すが、現在、大改革に向けた機運は感じられない。

最後に、こうした「時代の要請」のため、すなわち、大改革を進めるために、どのような「ビジョンや政策の方向性」が必要かについて考えてみたい。

これも結論から書こう。「シン攘夷(新攘夷/真攘夷)」のため、①リーダー(始動者)を多数輩出し、②各地を強化して、③世界に伍せるメガベンチャーを生み出すというビジョン、更には具体的な政策が必要だ。

言うまでもないが、幕末の大改革は、「攘夷」という物凄いエネルギーを元に行われた。現代から見れば「狂気の沙汰」としか言いようがないが、夷人(外国人)斬って果てても良いという志士がそれなりに存在していた。

こうした個人個人が、相対的に数多く集まったいわゆる「雄藩」では、これまた「狂気の沙汰」だが、当時の大先進国の欧米列強と一藩にて戦争(攘夷)を行った。四か国艦隊と戦った長州藩やイギリスと一戦交えた薩摩(薩英戦争)などである。

今回のコロナ下で、「たとえダメでも自ら欧米の製薬会社と交渉する」という気迫を見せた自治体を寡聞にして一つも知らないが(「ワクチンが足りない」と日本国政府を非難する声は多数あったが)、幕末当時のこうした個人や地域の気迫は、思わぬ力を生むことになる。

坂本龍馬の近代船・海軍への想いなどが典型だが、各種紛争などを横目にみつつ、真の攘夷のためには、単純な「夷人斬り」ではなく、夷人たちの有する文明の利器を獲得しなければならないという意識が芽生えたわけである。実際に、優れた藩は、船や新式の大砲などの「文明の利器」を手に入れて行くことになる。

現代は、「シン攘夷」が必要な時代である。つまり、かつてのように領土の占領(植民地・租借地)や露骨な不平等条約の押し付けみたいな分かりやすい危機が現在あるわけではないが、実は、新たな産業の米とも言うべき「データ」を根こそぎ取られたり、お化粧がほどこされた”不平等条約”を押し付けられたりする危機に満ちている。

そうした危機を前に、それはそれで大事なことではあるが、ちょっと外為法を改正して(≒「夷人」を多少斬って)溜飲を下げたところで仕方ない。幕末当時の「海軍」に喩えれば、現在でいえばさしずめ、国際社会で競争力を持つ「メガベンチャー」を誕生させる必要がある。

〇〇機構といった政府系ファンドを組成することによる間接的な金融支援に止まらず、政府がより積極的に「人」も出すなど、ベンチャー育成に関与することも考えるべきというのが私見だが、いずれにせよ、そのベースとして、強い個人、強い各地を作るしかないわけで、そうしたビジョン・政策の方向性を指し示すことが大事だ。

時代の要請を正しく認識して、大改革を希求し、そのためのビジョンや改革の方向性を指し示すこと。もちろん、実現力も併せ持つこと。

こうした大きなストーリーを提示し、議論することが、政治はもちろん、国民的に各所で求められている気がしてならない。私の憂鬱の原因はおそらくこのあたりにある。

筆頭代表・CEO
朝比奈 一郎

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2.トピックス
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<1> 2021年度青山社中リーダーシップ・公共政策学校が開講間近、締め切り迫る!
10月より
「2021年度 青山社中リーダーシップ・公共政策学校(ASLG)」が開講します。

「青山社中リーダーシップ・公共政策学校」は、
パブリックリーダーを育成することを目的とし、
「リーダーシップ」と「政策」の両方を学ぶことをコンセプトにした学校です。

既に多数のお申し込みをいただいておりますが、
詳細を記載させていただくと、
・霞が関出身、かつ各分野の第一人者であり、
政治・行政の内情に精通する講師陣が講義を担当
・2021年10月~2022年3月にかけて全7講座を開講
・どの領域にも横断的に活躍する上で基礎となるリーダーシップ
・コロナ下の最新政策情報や議論
・オンライン配信によるインタラクティブな授業

で、 “社会を動かし、社会課題を解決する”政策人材の育成を目指します。

さらに、昨今の新型コロナウイルス感染症拡大による状況や、
地方の方でもご受講いただけるよう、オンライン配信も実施しております。

▼詳細・申込はこちら
https://aoyamashachu.com/aslg/

▼お申込はこちら
https://aoyamashachu.com/aslg/entry/

▼パンフレットお問い合わせはこちら
https://aoyamashachu.com/pamphlet/aslg/

<2> JBpressに“衆院選を見据え総裁選の熱狂演出する菅・安倍両氏の戦略眼の凄み”のタイトルで朝比奈の論考が掲載
9月27日(月)、
JBpressに朝比奈の論考が掲載されました。
“衆院選を見据え総裁選の熱狂演出する菅・安倍両氏の戦略眼の凄み”
記事はこちら

総裁選が佳境を迎える中、代表の朝比奈が自身の経験を踏まえ、特に過去青山社中フォーラムに登壇いただいた3候補者を多角的に分析しました。また、自民党が衆院選に挑む上での菅・安倍両氏による戦略、組織を率いる立場からの決断について考察します。

こちらの記事はYahoo!ニュースにも転載されています。

ぜひご一読ください!

<3> 参政党DIYスクールにおいて「日本の現状をどう見るか・我が国が進むべき道」のタイトルで朝比奈が講演
9月12日(日)、
参政党DIYスクールにおいて、
コロナ下における日本・世界の現状を踏まえ、日本の進むべき道について
議論しました。今後は特に、地方が各々の独自性・多様性を大いに生かしながら、圧倒的主体性を持って行動すること、そして始動者教育の重要性について、朝比奈が講演しました。

長丁場の講演でしたが、受講生の方々の熱気と集中力の高さのおかげもあり、活気ある講演となりました。

<4> PEPサミット2021に朝比奈が登壇予定
2021年10月5日(火)に開催されるオンライン・シンポジウム
「PEPサミット2021~扉をひらこう」に代表の朝比奈が登壇します。

PEPとは、Policy Entrepreneur’s Platformの略で、政策起業家のコミュニティです。

PEPサミット2021では、政・官・民・学・NGO/NPOなどが垣根を越え、社会課題解決のため真剣に政策についての議論を行います。デジタル庁の藤本真樹CTO、東京大学でAI研究の先端を走る松尾豊教授、男性産休・霞が関の働き方改革などの政策を提言してきたワークライフバランスの小室淑恵社長など多様なメンバーが参加しています。今年度は「扉をひらこう」がテーマとして掲げられています。

◎参加費は無料(※)

※事前の参加登録が必要です
詳細は下記リンク先をご参照ください。
(締切:10月3日(日))

<PEP2021特設サイト>
https://peplatform.org/event/2021autumn/

<5> 朝比奈が番組講師を務めるBBTch「社会変革型リーダーの構想力」に株式会社NOW ROOM 創業者兼CEO千葉史生氏が出演
朝比奈が番組講師を務めるビジネスブレークスルーチャンネルの講義
「社会変革型リーダーの構想力」のゲストとして、
株式会社NOW ROOM 創業者兼CEO 千葉史生氏をお招きし、講義を収録しました。

本講義は2021年10月27日(水)に配信を予定しております。

<6> 青山社中ちゃんねる ~月イチ イチ郎~(YouTube)、「どうなる?!自民党総裁選!!~菅総理、突然の「辞任」について~」の動画を公開
YouTubeの「青山社中ちゃんねる ~月イチ イチ郎~ 」にて、
最新動画をアップいたしました。

菅義偉総理大臣の就任1年足らずでの辞任表明。その要因とは一体なんだったのでしょうか。デジタル庁の設置、グリーン社会の実現に向けた2050年カーボンニューラル宣言、東京オリンピック・パラリンピック開催などといった実績を残す菅氏ですが、7月・8月の内閣の支持率は右肩下がりとなっていました。

この動画では、朝比奈が菅総理の総裁選不出馬を切り口に、菅政権について考えたことをまとめました。また、総裁選の後に誕生する次期政権への期待などを語ります。

▼動画はこちら 「どうなる?!自民党総裁選!!~菅総理、突然の「辞任」について~」
https://youtu.be/vLVDAdLLT8E
ぜひ、チャンネル登録・いいね!をお願いします!

<7> アゴラに朝比奈の論考が掲載
9月2日(木)、
言論プラットフォーム「アゴラ」に朝比奈の論考が掲載されました。
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“「分断」に満ちた世の片隅で思う事~アフガン情勢、自民党総裁選などから『竜とそばかすの姫』を考える”
記事はこちら
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アフガンから来る世界の分断、日本でも国内政治の分断、家庭内・ネット空間での分断について朝比奈が何を思うのか。朝比奈が映画『竜とそばかすの姫』を切り口に分断解消の可能性を検討します。
そして、世の中で常に問う姿勢(クエスチョン)の大切さについて述べます。

ぜひご一読ください!

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3. 青山社中リーダー塾通信
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*青山社中リーダー塾/教育・コミュニティ構築事業 (担当:事務局4期生村上)

【青山社中リーダー塾 事務局長 村上よりお知らせ】

塾生内の活動が活発に行われた月で、「いかがお過ごしです会」・「習慣を見直す会」・「循環型社会について考えるコミュニティ」・「ビジネスコミュニティ」のイベントがありました。それぞれのコミュニティを立ち上げ、知恵を絞って運営してくださる塾生の方にも、忙しい中集まって学んだり意見を言ったりする塾生の方々も見ていて、うれしいです。

牽引くださっている同窓会会長の中村さんと、定期的なオンラインミーティングで進捗を確認しながら、励まし合うのもまたよしです。中村さん、本当にありがとうございます!

*NPO法人「地域から国を変える会」(リーダー塾生が立ち上げた団体です。事務局長:1期生大山)
【北海道厚沢部町 ~ 職員の政策遂行能力の取り巻み】

北海道厚沢部町では、職員の政策遂行能力を上げる契機づくりとして、施策コンテストを実施しました。若手職員のほとんどが参加したこの企画で、住みやすい町にするための住宅施策・遊び場づくりなどが発表されました。ここで提案された施策は、所管部署と協議をして、プロジェクトチームを組成し、施策を更に磨き上げて実現可能な施策に進化させていきます。アイディア出しで終わることなく、来年度計画に組み込んでいくプロセスを通じて、職員に政策のつくり方と実践を体感していただきます。

【北海道江差町 ~ 公共商業施設に向けた取り組み】
北海道江差町では、観光物産施設及びその周辺の再整備に向けた構想作成を行っています。現在、江差町のシンボル「かもめ島」近くに立地する施設として、休日の観光客・平日の地元客の双方のニーズを吸収できるよう、業種想定・サウンディングを行っています。全国の道の駅の多くが運営資金で苦しんでいる中、いかに地元客に受け入れられるか、デイリー需要に対応できるかがカギであると捉え、市内の事業者へのアプローチを行い、現実的且つ運営持続可能な施設づくりに取り組んでいます。

*一般社団法人「日本と世界をつなぐ会」(リーダー塾生が立ち上げた団体です。事務局長:7期生水野)
【長野県軽井沢町】

朝比奈が未来共創アドバイザーを務める軽井沢町にて、22世紀風土フォーラム基本会議が行われました。
風土フォーラムの中核会議体である基本会議では、朝比奈のファシリテートの下、今年11月に予定をされている風土フォーラムの取り組みや軽井沢の未来について議論を行うシンポジウムの企画及び、基本会議としての議論のとりまとめ内容について議論が行われました。
シンポジウムでは登壇者の顔ぶれも決まりつつあり、これまで3期6年の風土フォーラムの成果を町民に向けて提示しながら、議論を行う場として意義深いイベントとなると実感を得つつあります。

また同時に、エリアデザインに関する検討が行われました。
南地区では住民の方を巻き込んだ地域会議の第2回が開催され、20代の若者含め多様な年齢、背景の方が集まり南地区の未来について積極的な議論がなされました。
旧軽井沢では、第1回の地域会議が開催され、地域住民や別荘住民の方など多様な方が集まり、地域の課題について議論がなされました。

基本会議もエリアデザインも回を重ねるごとに議論が積みあがってきておりますが、弊社も引き続きよりよい結果に繋がるようにご支援をしてまいります。

【新潟県妙高市】
朝比奈が地域活性化アドバイザーを務める妙高市にて、今年度の「みょうこうミライ会議」に関する検討支援をいたしました。
「みょうこうミライ会議」は地域課題の本質的な課題解決につながるような政策・施策を、都市部企業・市民/市内事業者・市役所職員がチームを組み、協働で検討を行う官民連携プラットフォームです。
7月からはじまった今年度のミライ会議は、「妙高の教育」と「人の流れ創出と交通のあり方(昨年度からの継続)」の2つをテーマに闊達な議論をいただいております。
9月28日は、朝比奈に向けた中間報告が行われ、どのテーマについても濃い議論がなされたことがうかがえる報告となっておりました。
10月末の市長への提言を目指して、引き続き妙高市の活性化に貢献できるようご支援をしてまいります。

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4.青山社中のメディア掲載・講演等のお知らせ
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<9月の実績>

・9/2 言論プラットフォーム「アゴラ」にて朝比奈の論考が掲載
・9/10 青山社中ちゃんねるの動画が公開
・9/12 参政党DIYスクールにて朝比奈が講演
・9/27 JBpressに朝比奈の論考が掲載

<2021年10月の予定>
・10/5 PEPサミット2021に朝比奈が登壇予定
・10/上旬 言論プラットフォーム「アゴラ」にて朝比奈の論考が掲載予定
・10/中旬 青山社中ちゃんねるの動画を公開予定
・10/下旬 JBpressにて朝比奈の論考が掲載予定

 
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