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2021年8月31日

青山社中メールマガジンvol.129 「分断」に満ちた世の片隅で思う事  ~アフガン情勢、自民党総裁選などから『竜とそばかすの姫』を考える~

青山社中メールマガジンvol.129 「分断」に満ちた世の片隅で思う事  ~アフガン情勢、自民党総裁選などから『竜とそばかすの姫』を考える~

………. [もくじ]…………………………………………………………………………………………….
1. 朝比奈一郎の論考 
「『分断』に満ちた世の片隅で思う事 
~アフガン情勢、自民党総裁選などから『竜とそばかすの姫』を考える~」
2.トピックス

  • 2021年度 青山社中リーダーシップ・公共政策学校が募集を開始
  • 日本青年会議所北海道地区協議会 第70回北海道地区大会千歳大会に向けたClubhouse公開ミーティングにて「イノベーションが創る未来へ」をテーマに朝比奈が登壇
  • 令和3年度「大阪・関西万博開催準備事業(コンテンツの具体化に関わる業務)」を実施する委託事業者に採択
  • アカデミーヒルズ×オフィスワーカー コラボレーション企画【「日本の持続性」と「官民の協働」について考える】にて朝比奈が登壇
  • 日経グローカルセミナーに朝比奈が登壇
  • 青山社中ちゃんねる ~月イチ イチ郎~(YouTube)、「コロナは現代の黒船襲来?!幕末の薩長は何処に」の動画を公開
  • JBpressに“幕末、「後進国」なのに列強を退けた日本に学ぶ現代安全保障論”のタイトルで朝比奈の論考が掲載
  • アゴラに朝比奈の論考が掲載

3.青山社中リーダー塾通信

  • 青山社中リーダー塾/教育・コミュニティ構築 事務局より
  • NPO法人「地域から国を変える会」より(群馬県安中市、北海道北斗市)
  • 一般社団法人「日本と世界をつなぐ会」より(長野県軽井沢町、新潟県妙高市)

4.青山社中のメディア掲載・講演等のお知らせ
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1. 朝比奈論考
「分断」に満ちた世の片隅で思う事 
~アフガン情勢、自民党総裁選などから『竜とそばかすの姫』を考える~
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序: 「分断」に溢れる世界で

アフガンから来る世界の分断

平和裏に綺麗に撤兵し、米国も他国も以後は深く関与することなく、自らの殻の内側で安寧を得るのかと思いきや、そうは問屋が卸さず逆に阿鼻叫喚の様相を呈している。アフガニスタンの現状のことである。

つい先日、自爆テロで米国の兵士が13名犠牲になったそうだが、極端に悲観的に見ずとも、仮に撤兵はしても、今後も欧米とタリバンほかイスラム勢力との潜在的・顕在的なにらみ合い・衝突が続いて行くことは容易に想像できる。融和を唱えてはいるが、タリバンやイスラム陣営による欧米へのこれまで・今後の協力者の粛清が続き、同地の欧米へのテロの温床化の危険性が高まり、下手をすると再出兵、ということにもなりかねない。中国やロシア、更にはパキスタン等の周辺国家の思惑も重なり、今後の世界は複雑な分断の様子を見せていく可能性が高い。

首都カブールを陥落させ、ほぼアフガン全土を掌握しつつあるタリバンは、欧米の報道だけを見ていると極端な女性差別を志向するなど、人権重視の欧米的価値観からは「極悪集団」にも見えてくるが、色々見ていると実態はそう単純ではないようだ。

日本でも震災時に家を失った人たちなどへの炊き出しで、本当に大変な時には、行政よりも地元のヤクザが貢献している、と言った話が少なくないが、喩えは正確ではないが、私見ではタリバンにも似た側面がある。市民のある程度の理解なしに、単純な恐怖政治だけで勢力圏が広がるものでもない。日本が誇るべき医師であり、アフガンに多大なる貢献をした中村哲氏の書き残したものなどを読むと、かなりタリバンの肩を持っている印象だ。要は、欧米による「膺懲」で済む問題ではない。

「正義の反対は、悪ではなく逆の正義」という名言があるが、そうであるが故に分断の根は深い。

国内政治の分断

激動の世界情勢の中、約一か月後に、日本では与党自民党の総裁選が行われ、また、任期満了に伴う衆議院選もほどなく行われる予定である。

まあ、ユートピアに過ぎるし、真剣な論争も含む真の戦いを経ないと正義の発現は難しいという議論も分からないではないが、コロナ対応という未曽有の国難(世界的困難)もあるし、国際的混乱を招きかねない上記のアフガン問題もあるし(※)、もう少し国会議員全体としても、自民党内も、一致団結して事に当たれないものだろうか、という気がするが、分断は埋めがたい。

※・・・大きな犠牲を出しての不格好な撤兵や、再出兵せざるを得ないような事態は、バイデン政権の痛手にもなりかねず、間隙を縫っての中国のタリバンとの蜜月実現(本来はウイグル問題などを巡って微妙な関係であるはずだが)は、地政学的には、米国の退潮と、台湾や日本への中国の圧力増大、となって跳ね返ってこないとも限らない。

前者の自民党総裁選では、高市氏などの立候補も取りざたされているが、大きくは、有力視されている菅総裁(総理)の続投が決まるのか、岸田氏が党内の不満をうまく吸い上げて逆転するのかが、注目点であろう。岸田氏は、党役員の人選方法などについて、いわば二階幹事長をはじめとする現体制をパージする案を掲げている。もう少し大胆に若手に自ら席を譲って行っても良い感じもあるが、現幹事長の二階氏の処遇が一つの焦点ながら、基本的には、現与党幹部は、年功序列的に重要ポストをガッチリ握って行く様相である。与党内ですら分断が激しくなりそうであるところ、いわんや、国難を前にしての自民党と立憲民主党の協力などは望むべくもない。

世の常とはいえ、政治の世界の分断の根もまた深いものがある。

家庭内・ネット空間での分断

コロナ下に入ってから、個人的に気になっているデータが自殺者数の増加である。昨年(2020年)、11年ぶりに2万人を突破してしまった自殺者数は、警察庁の調べでは、今年(2021年)の1~7月に、既に昨年を1000人上回って推移している。全体の人口が減少している中での自殺者の増加は、経済面・精神面での苦境・苦痛が社会に重くのしかかって来ていることの証左であると言える。

コロナ下での急激なテレワーク・オンライン授業等へのシフトは、職場や学校におけるコミュニケーションの在り方を劇的に変えてしまい、孤独や孤立から来る不安や不満に苛まれる人が激増しているとも言われる。また、外出減の反動として、過密ともいえる形で、日々、夫婦・家族が家庭内にいることとなり、夫婦喧嘩や親子喧嘩が増えているとも言われている。

職場や家庭などのコミュニティにおける分断や孤立の結果、居場所を失った弱い個人が、そこから離れた場合、他のコミュニティにすんなりと入れるとは限らない。一般的には、特に家出をした子供たちが家庭以外の安全な場所に入ることは、とても困難だ。結果として家庭の庇護下から離脱する形で経済的弱者が増えていくわけであり、それが、また、貧困・犯罪などの遠因にもなっている。

そして、外出もままならない中で人々は益々、PCやスマホを通じてインターネット空間に浸る・逃げこむことになるが、そこもまた、過密に人々の注目が集まる空間であり、ネット内のアチコチで炎上という名の火の手が上がり、責める人・責められる人の分断が生じている。ヴァーチャル空間もまた単純には理想郷とはなり得ない。

「分断」は人類の宿痾でしかないのであろうか。

破: 分断の連鎖を前に出来ること ~祈りにも似た芸術の役割~

主宰している青山社中リーダー塾に参加している若い塾生(主に大学生や20代~30代の社会人)や弊社学生インターンには、こうした上記のような各種「分断」の解消に果敢に取り組まんとしている若手も多く、議論などをする度に勇気をもらい、頼もしく感じることが少なくない。

彼ら彼女らの多くは、国際公務員や外交官として、或いは、日本の政治家・官僚として何とか「分断」を埋めて行きたいという意欲にあふれており、日夜勉学にいそしみ、各種経験を積んでいる。

ただ、本質や実態を見ようとする人物であればあるほど、すなわち、老成された若者であればあるほど、こうした「分断」の解決策としてのルールメイキング(条約や法制度の整備)が、現実にはあまりに困難だったり無力だったりすることに気づいてしまい、ナイーブに政治家や公務員になることに戸惑いを感じる向きも少なくない。

即ち、これまで述べてきたような各種の「分断」を解消するには、政治や行政といった分野での制度面・インセンティブ面での闘いを続けるだけではダメだと、それだけでは埋められてこなかった各種の分断の解消を模索しなければならないと、ポジティブに芸術の可能性を模索する者が増えている気がする。

傍から見れば、そうした動きは、逃げに見えるかもしれない。ある意味で祈りのような作業でしかないかも知れない。しかし、余暇や自由な時間の増加傾向、ネット空間の膨張などは、広い意味でのエンタメ世界の拡大をもたらしており、そこに分断解消の可能性を見出すことは至極当然なアプローチにも見える。

つまりは、例えば古くはピカソのゲルニカではないが、絵画や映画や小説や歌などの芸術作品を通じて「分断」の悲惨さを一人一人が痛感して行くことが、政治や行政という手段に対する大きな援軍となり得るわけであり、もしかすると、そちらこそが本軍になっていくのではないかとの気づきである。

そんな中、先日、話題の映画『竜とそばかすの姫』を家族で鑑賞した。本作品は、家庭内、学校内、ネット空間における分断を、ディズニーの名画をモチーフに巧妙に組み合わせて描きつつ、愛と寄り添い、その具現化としての歌による解決という祈りにも似た芸術の可能性を体現した見事な作品となっている。(ストーリーに不自然な無理な点が多々あるが、真実を描くために嘘を混ぜることが芸術だとすると、許容範囲であろう)

分断は何故生じるのか、という点については、まさに、その名もジャスティン(正義=ジャスティスのモジり?)というキャラクターが出てくるが、「人間は、正義を振りかざしたくなる生き物であり、その行為こそが大きな分断を生む」という真実が見事に描かれている。家庭内の虐待も、学校でのいじめも、ネット空間での炎上も、その要因の多くは、他者に寄り添うことのない「正義のふりかざし」である。

ブレイディみかこ氏の話題作『僕はイエローでホワイトで、ちょっとブルー』で見事に描かれているように、学校でのいじめは、本質的には正義を振りかざしたい情動から来ていることが多いし、また、宇佐見りん氏の芥川賞受賞作の『推し、燃ゆ』で活写されているように、ネットでの炎上もまた、正義の振りかざしによる攻撃が原因だ。

多くの国民が、上記の3作品を読んだり鑑賞したりすることは、間違いなく世界の「分断」解消、すなわち虐待や炎上の低減に向けた大きな援軍となるであろう。法制度やルール整備以上の「本軍」になっていく可能性すら秘めていると感じる。

急又はQ: 分断解消の鍵としてのクエスチョン

月末のメルマガに間に合わせるという都合上、あと数分で脱稿しなければならないという大人の事情で、序、破、と来て「急」に筆をおくことになるが、最後に思うのは、分断解消の鍵は「Q」ということだ。

すなわち、自分の「正義」は本当に寄り添いに基づくものなのか、別の正義を考えた上でのものなのか、常に問う姿勢(クエスチョン)からしか、世の中の分断解消は進まないのではないかと思う。

今月は、上記のアフガン情勢もさることながら、敗戦・終戦の月ということで、戦争にまつわる素晴らしいドキュメンタリー作品を多々鑑賞した。真珠湾攻撃(1941年)から丁度節目の80年ということもあり、NHKスペシャルなどでも、開戦の真実に迫った作品に力を入れていた印象があるが、例えば、先の大戦で大きな犠牲を出した日米の双方の国民が互いに、様々な作品を通じて、自己の「正義」を客観的に振り返ることが必要であろう。そこからしか次代の分断解消は生まれ得ない。

芸術から来る「Q」こそが、さまざまな世界における分断解消に向けた鍵であると最近、痛感する次第である。
 筆頭代表・CEO
朝比奈 一郎

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2.トピックス
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<1> 2021年度 青山社中リーダーシップ・公共政策学校が募集を開始
8月18日(水)に、
10月より開講する
「2021年度 青山社中リーダーシップ・公共政策学校(ASLG)」の募集を開始しました。

「青山社中リーダーシップ・公共政策学校」は、
パブリックリーダーを育成することを目的とし、
「リーダーシップ」と「政策」の両方を学ぶことをコンセプトにした学校です。

・霞が関出身、かつ各分野の第一人者であり、政治・行政の内情に精通する講師陣が講義を担当
・2021年10月~2022年3月にかけて全7講座を開講
・どの領域にも横断的に活躍する上で基礎となるリーダーシップ
・コロナ下の最新政策情報や議論
・オンライン配信によるインタラクティブな授業

で、 “社会を動かし、社会課題を解決する”政策人材の育成を目指します。

より多くの方にご受講いただけるよう、オンライン配信も引き続き実施、
さらに早割・復習割もご用意しております。

▼詳細はこちら▼
https://aoyamashachu.com/aslg/

▼オンライン説明会(9/11)はこちら
9月11日(土)14:30~15:30
https://aoyamashachuaslg20210911.peatix.com/

▼お申込はこちら▼
https://aoyamashachu.com/aslg/entry/

▼パンフレットお問い合わせはこちら
https://aoyamashachu.com/pamphlet/aslg/

【概要】
○時間:各回19:00~21:00

(基本水曜19:00~開催。「政策実務」のみ木曜実施。また、一部講師の都合により開始時間が19:30となります。各講座日程は上記詳細ページをご参照ください)

○実施形式:
・リアル会場:青山社中株式会社 会議室(東京都港区南青山2-19-3サザンキャッスルビル2F)
・オンライン:Zoomにて実施予定
※リアル会場とオンラインを同時に開催
※新型コロナウイルス感染症の拡大状況により、実施形式を急遽変更する場合がございます。予めご了承ください。

○受講料:
1. 入学金:1万円(税込)
2. 1講座あたりの受講料:5万円(税込)
※セット割:5講座以上ご受講された方は受講料 2割引(5講座:25万円→20万円、6講座:30万円→24万円、7講座:35万円→28万円 ※それぞれ税込)
※早割:9月15日(水)までにお申し込みいただいた場合は、1万円(税込)割引。
※復習割:以前受講された講座と、担当講師が同じ講座を受けられる方は、2万円(税込、3万円割引)。復習割はオンラインのみ。
※ただし、早割と復習割との併用不可。

○お申込:https://aoyamashachu.com/aslg/entry/

<2> 日本青年会議所北海道地区協議会 第70回北海道地区大会千歳大会に向けたClubhouse公開ミーティングにて「イノベーションが創る未来へ」をテーマに朝比奈が登壇
8月5日(木)、
日本青年会議所北海道地区協議会の第70回北海道地区大会千歳大会に先立ち、
大会当日に向けた機運醸成と参加者との交流を目的としたClubhouseの公開ミーティングで
「イノベーションが創る未来へ」をテーマにお話しました。

日本青年会議所北海道地区協議会・北海道地区大会とは、毎年、北海道の1つの都市で開催される公開討論会です。
討論会では、現状の課題と向き合いつつ、未来に向けた活動を北海道すべての人々と共に考えていきます。

なお、第70回北海道地区大会千歳大会は「知的好奇心が創る未来へ」をテーマに2021年9月11日・12日に開催予定でしたが、
新型コロナウイルス感染症の蔓延状況を鑑み、開催が延期となっております。

詳細はこちら

<3> 令和3年度「大阪・関西万博開催準備事業(コンテンツの具体化に関わる業務)」を実施する委託事業者に採択決定
2025年に開催される「大阪・関西万博」に関する令和3年度「大阪・関西万博開催準備事業(コンテンツの具体化に係る業務)」について、弊社が委託先として採択されました。
弊社の設立時からの想いである、「日本活性化」に向けて貢献できればと考えています。

<4> 【アカデミーヒルズ×オフィスワーカー コラボレーション企画】「日本の持続性」と「官民の協働」について考える~地球温暖化やエネルギー問題/地域の課題問題解決のための官民連携のあり方~にてNPO法人国際環境経済研究所理事・主席研究員の竹内純子氏と対談
8月20日(金)、
アカデミーヒルズ主催のアカデミーヒルズ×オフィスワーカー コラボレーション企画において、朝比奈が竹内氏と対談をいたしました。

竹内氏のエネルギーベンチャーでのご経験も交えつつ、朝比奈の経済産業省から民間に飛び出した経験を基に、
国だけでなく民間や地域の活力こそが今後の日本の活性化にとって重要であるという点について、
これまでの事例も基に熱く議論させていただきました。

<5> 日経グローカルセミナーに朝比奈が登壇
8月25日(水)、
「コロナで地域はどうなるのか、どうすべきか~地域活性とリーダーシップ~」というテーマで朝比奈が講演いたしました。

新型コロナウイルスの感染拡大以降、これまでとは異なる「二極化」という人口移動が予想される中で、
地域経済の再生の「カギ」、および自治体のリーダーに求められる資質について、元官僚の視点から述べさせていただきました。

<6> 青山社中ちゃんねる ~月イチ イチ郎~(YouTube)、「コロナは現代の黒船襲来?!幕末の薩長は何処に」の動画を公開
YouTubeの「青山社中ちゃんねる ~月イチ イチ郎~ 」にて、
最新動画をアップいたしました。

コロナの感染拡大が続く中、この状況を幕末期における黒船襲来と比較し、
黒船に対する当時の対応と現代の状況を朝比奈目線でひも解きました。
そして、薩長が幕末においてどのような存在だったのか。
あらためて歴史を俯瞰し、現在の国と地方に何が求められているのかを考察しています。

▼動画はこちら 「コロナは現代の黒船襲来?!幕末の薩長は何処に」
https://youtu.be/YJr9lxPg9BM
ぜひ、チャンネル登録・いいね!をお願いします!

<7> JBpressに“幕末、「後進国」なのに列強を退けた日本に学ぶ現代安全保障論”のタイトルで朝比奈の論考が掲載
8月30日(月)、
JBpress に朝比奈の論考が掲載されました。
“幕末、「後進国」なのに列強を退けた日本に学ぶ現代安全保障論
~強靭さの秘密は個人と諸藩にあった。いまこそ「新幕藩体制」を~”

記事はこちら

ぜひご一読ください!

<8> アゴラに朝比奈の論考が掲載
8月1日(金)、
言論プラットフォーム「アゴラ」に朝比奈の論考が掲載されました。
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“オリンピックからの学び ~日本政治・日本経済の復活を願って~”
記事はこちら
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東京オリンピック・パラリンピック開催と日本の政治・経済について朝比奈が持論を展開しております。

ぜひご一読ください!

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3. 青山社中リーダー塾通信
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*青山社中リーダー塾/教育・コミュニティ構築事業 (担当:事務局4期生村上)
【青山社中リーダー塾合同クラス】

7月31日(土)、青山社中リーダー塾の合同クラスを行いました。合同クラスは、すべてのリーダー塾生・卒塾生が受けることができ、期を超えたつながりができる場です。今回は、コロナ下を鑑み、オンラインで行いました。
小林史明衆議院議員にお越しいただき、30分ご講演・90分質疑応答で計2時間お話いただきました。
先生は「テクノロジーの社会実装によりフェアで多様な社会を実現する」をモットーに様々な規制改革に取り組まれてきました。現在はワクチンの接種担当として奮闘されています。理系出身かつ、NTTドコモでの民間経験を踏まえたご自身の経験を共有していただきました。
講演を聴いた塾生からも、「大局観を持ちながら、いかに現場で実践していくかという点においてヒントを得ることができた」などと感想が寄せられました。

【コミュニティ活動】
今月、リーダー塾生内の活動として、「教育」と「いかがお過ごしです会」のイベントが行われました。
「教育」はGIGAスクールについて話し合いました。現役の、小学校の先生と高校の先生、また民間の立場から子どもたちに関わっているかた、
官僚の方など、さまざまな方がざっくばらんにいろいろお話される様子、見ていてとても楽しかったです。私も4期生として拙い意見を言いました。

「いかがお過ごしです会」もゆるっと続いており、今度参加しようと思っています。

その他、塾生の自主勉強会が始まったり、ご相談いただいたり、塾生から刺激をもらっています。

*NPO法人「地域から国を変える会」(リーダー塾生が立ち上げた団体です。事務局長:1期生大山)
【群馬県安中市】

本会では群馬県安中市とクラウドファンディングのキャンプファイヤーの協定をアレンジし、公共案件のプロジェクト伴走に努めています。今回、群馬県内で最も開催回数が多く、古い歴史を誇る「磯部温泉花火大会」について、クラウドファンディグで資金を募集しました。8月15日に花火大会は決行、感染対策のため、一般観覧・お祭りは中止し、近隣在住の方に見ていただけるように工夫した花火大会となりました。

【北海道北斗市】
本会で策定支援をした北斗市地域公共交通計画に基づき、巡回ワゴンバスの実証運行が10月にスタートします。従来のコミュニティバスやデマンドタクシーの中間のような交通で、曜日ごとに異なった地域を細かく巡回するバスです。従来の行政が主導する交通の多くは、経費の観点から持続的運行が困難となっている地域が多い中、巡回ワゴンバスは比較的経費はかからず、需要を網羅でき、車両も1台で運用可能で、今注目されている交通体系です。

*一般社団法人「日本と世界をつなぐ会」(リーダー塾生が立ち上げた団体です。事務局長:7期生水野)
【長野県軽井沢町】

朝比奈が未来共創アドバイザーを務める軽井沢町にて、22世紀風土フォーラムのエリアデザインに関する検討が行われました。
軽井沢の各地域の在り方を住民主体で検討を行うエリアデザインは現在5つのエリアで検討が推進されており、追分地区での運営会議が行われました。
追分地区ではこれまで住民の方を巻き込んだ地域会議として、7回に渡って地域の視察や具体的な取り組みの議論を行ってまいりましたが、更に深掘りをして取り組みの具体化を図っていく予定です。
コロナ下において、オンラインでの会議が続くなかにはなりますが、引き続きご支援してまいります。

【新潟県妙高市】
朝比奈が地域活性化アドバイザーを務める妙高市にて、今年度の「みょうこうミライ会議」に関する検討支援をいたしました。
「みょうこうミライ会議」は地域課題の本質的な課題解決につながるような政策・施策を、都市部企業・市民/市内事業者・市役所職員がチームを組み、協働で検討を行う官民連携プラットフォームであり、7月にオンラインで顔合わせをし議論がスタートいたしました。
今年度は「妙高の教育」と「人の流れ創出と交通のあり方(昨年度からの継続)」の2つをテーマに早速闊達な議論をいただいております。
10月の市長への提言を目指して、引き続き妙高市の活性化に貢献できるようご支援をしてまいります。

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4.青山社中のメディア掲載・講演等のお知らせ
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<8月の実績>

・8/1 言論プラットフォーム「アゴラ」にて 朝比奈の論考が掲載
・8/30 JBpressに朝比奈の論考が掲載

<2021年9月の予定>
・9/上旬 言論プラットフォーム「アゴラ」にて朝比奈の論考が掲載予定
・9/中旬 青山社中ちゃんねる動画の公開予定
・9/下旬 JBpressにて朝比奈の論考が掲載予定

 
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