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2021年3月31日

青山社中メールマガジンvol.124 「総務省幹部接待問題」や「相次ぐ法案作成ミス」についての率直すぎる感想

青山社中メールマガジンvol.124 「総務省幹部接待問題」や「相次ぐ法案作成ミス」についての率直すぎる感想

……… [もくじ]…………………………………………………………………..
1. 朝比奈一郎 論考
「『総務省幹部接待問題』や『相次ぐ法案作成ミス』についての率直すぎる感想」
2.トピックス
     – 2021年度青山社中リーダー塾が5月より開講
     – 青山社中が支援した参院自民「コロナ禍の不安調査アンケート」分析結果が公表
     – 青山社中リーダーシップ・公共政策学校の医療・介護・ヘルスケア産業講座が終了
     – 朝日新聞のオピニオン面(耕論)にて朝比奈のインタビューが掲載
     – 『news zero』に相次ぐ法案ミスについて朝比奈のコメントが紹介
     – 東京新聞に朝比奈のコメントが掲載
     – G1サミットにて「地方のインクルージョンとサステナビリティ」をテーマにしたセッションに朝比奈が登壇
     – 日経BP社が運営する「教育とICT Online」にて朝比奈がコメントを寄稿
     – やまぐち発農山漁村イノベーション推進委員会に朝比奈が参加
     – 軽井沢町主催の『22世紀風土フォーラム基本会議』にて朝比奈がファシリテーターに
     – JBpressに朝比奈の論考が掲載
     – 青山社中ちゃんねる~月イチ 朝比奈イチ郎~(YouTube)、「九州出張から考える『佐賀藩と地方創生』」、「東日本大震災 10年に寄せて」の動画を公開
     – アゴラに朝比奈の論考が掲載
3.採用情報
4.青山社中リーダー塾通信
    – 青山社中リーダー塾/教育・コミュニティ構築 事務局より
    – NPO法人「地域から国を変える会」より(北海道厚沢部町、群馬県安中市)
    – 一般社団法人「日本と世界をつなぐ会」より(長野県軽井沢町、新潟県妙高市)
5.青山社中のメディア掲載・講演等のお知らせ
6.編集後記
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1. 朝比奈一郎 論考
「『総務省幹部接待問題』や『相次ぐ法案作成ミス』についての率直すぎる感想」
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標題の二つの問題が典型的ですが、最近、霞が関(中央省庁)を巡って様々な問題が噴出しています。どうしてこういう問題が起こるのか、日本はこんなことで大丈夫なのか、再発は防げるのか、等々、気にされている方も多いように思います。かつて霞が関に勤務していた経験も踏まえ、これらの問題について、率直に感想めいたものを書いてみたいと思います。

予め断っておきますが、本稿は、これらの問題について個別事情を詳細にリサーチして分析を加えるものではありません。あくまで、大局的に官僚制のあり方などを眺めつつ、最近起きている現象の背景にある本質と思われることを率直に述べるものとしてご理解ください。ちょっと遠回りをしますが、遠景から近景に徐々に入って行く流れで認識して頂けると幸甚です。
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今から約15年前、当時経産省の官僚だった私が代表を務めていた「新しい霞ヶ関を創る若手の会」名義で、1冊の本が東洋経済出版社から出版されました。題名は「霞ヶ関構造改革・プロジェクトK」。省庁横断的な若手官僚たちの「やむにやまれぬ想い」を元に、計21名で、約2年をかけて検討された内容で、霞が関の問題とその原因、理解しておくべき時代の方向性と具体的改革案からなる書籍でした。(実際に実名を出したのは16名)

いわゆる中央省庁の縦割り問題や、非効率な業務実態などの背景やその直截的な原因などについて渦中にいる立場から率直に書き、具体的改革提案をした本ですが、中心的な問題意識の一つは、「官僚の専門性」の重要さでした。歴史的には、常備軍や官僚制は強くしっかりした国家・社会を作る土台として設けられた経緯があります。つまり、官僚制の本質的意義は「専門家集団として、王家やひいては国家を支えること」であるはずなのに、どうも日本の官僚制は、ジェネラリストとしての強さが過度に強調され、諸外国と比べて専門性が弱いのではないか、という問題提起です。

右肩上がりの成長を終え、失われた10年とも20年とも言われて不調に喘いでいた日本の官僚制に「専門性」が欠けているとなると、それは政策の国際比較で強国になれるわけがない、復活できるわけがないという出発点に立っており、専門家集団としての官僚制を日本も確立すべきとの大前提が本書にはありました。日本は財政・経済・農業・地方創生・医療・福祉・・・とほぼあらゆる分野で有効な手が打てておらず凋落の一途な中、各分野での事情の複雑さが増しているのに、政策立案者としての官僚が「当該分野の行政の専門家」ではあっても「分野そのものの専門家」ではないとなると、これはもう如何ともしがたい、ということを率直に書きました。

そして、専門性とは、平たく言えば、1)当該政策分野の現場で起こっている実情、2)当該政策分野で研究されている最先端の学説・理論などの研究内容、の双方か少なくともいずれかを熟知していることにほかならず、したがって官僚とは、当時(今も)一般的であった「総合的に力があるというゼネラリストタイプ」から、「個別分野などについて専門性が高い人材」である、という方向に認識も実態も変えなければならない、との前提に立ち、大きく、政策専門職(仮称)を中心に、バックオフィス機能を担う政策総合職(仮称)が支える形にすべきだとの認識を示しました。(詳細は同書に譲りますが、大臣や副大臣等の政治家との役割分担や、組織内のマネジメント職が担う機能については別途検討して書いてあるところです。)

この体制を実際に実現するとなると、本質的には、大量の「専門家」(現場経験者や、学識面での有識者など)を雇うしかなく、新卒者ではなく、いわゆる中途採用中心にせざるを得ないことが明らかですが、これが実際には簡単ではないことは誰が見ても明らかです。で、とりあえず、専門家ではないかもしれないけれど、せめて、人気があって倍率の高い難しい試験を突破した地頭の良い(はずの)キャリア官僚たちが、「専門家たち」から必死に学び、政策に反映させていくことに期待するしかない、となるわけです。

ここでようやく冒頭の接待問題に繋がってくるのですが、短期間で何とか国益のために専門的知識を身に付けようとすると、それはもう、業界の方、現場の方に話を聞くのが一番です。建前としては、「昼間に」「会議室に」業界の方々に来て頂いて、お茶でも飲みながら勉強をさせていただく、ということになりますが、一般的には、そうした「意見交換」では、それほど本音が聞きだせるわけでもありません。昼間だと1時間というのがせいぜいで、時間の制約もあります。

となると、仕事熱心で、真剣に現場の実情を聞きたい人であればあるほど、夜にじっくりと飲みながら話を聞く、ということになりますが、役所には、一般的な意味では酒食についての交際接待費がありません(色々な手続きを経れば、役所や部局のよっては、厳密には会議費的に支出が認められますが、潤沢にあるわけではありません)。普通の人間の感覚であれば、こちらからお誘いしているのに「割り勘で」とかは言いにくいので、ご馳走することになりますが、仮に割り勘だとしても、ポケットマネーでずっとそれをやり続けるのは官僚の給料では厳しいものがあります。となると、「権限を持っている人たちとお近づきになっておきたい」という程度の若干の下心をベースに、これまた仕事熱心に近づいてくる民間企業の方から話を聞くのが最良、と言うことになってしまうわけです。

以上、拙い文章でうまく実情が説明できているか分かりませんが、一言で象徴的に書けば、「昼間に会議室で現場の実態の話を聞くことはできる」という人はいても、「昼間の会議室の方が、夜の接待の会席よりもより詳しく話を聞ける」という人はほぼ皆無であるということです。仕事熱心であればあるほど、後者を希求することになります。場合によっては、現場に精通している人たちと飲みながら「一緒に政策づくりに励む」なんてこともかつては良くありました。日米交渉などで、日本側の強硬な態度にほぞを噛んだ海外勢が一番羨み、かつ脅威に感じていたのが、日本の政治家や官僚と業界の一体感でした。規則は規則ですので、もちろん、今となっては、ルール違反はご法度ですが、かつては役人が奢られることは普通にありました。

私が外国勢でも、最強の官民一体の経済大国日本を倒すには、日本のメディアを使って「不正だ、不透明だ」と攻撃し、倫理法などを作らせてこの強みを奪おうとしたでしょう。実際に日本は、先般の山田氏ではないですが、7万円で大騒ぎになって事実上クビになる、かなり「清廉潔白で綺麗な国」になりましたが、かつてのような官民が一体となって国益を実現しようとする深い絆は無くなる方向に進んでいます。私は今回失脚した実力派官僚とされる谷脇氏とは一面識もありませんが、業界全体を仕切れ、NTT統合などによって日本の通信・IT企業の競争力を高めようとする意志と実力を持った方という噂も聞きます。色々な小さな不正は根絶できず、「不浄」によるオリも溜まるが全体としては強いというチームと、チリ一つない綺麗な状態を目指していて素晴らしいものの余裕がなくギスギスする中で全体としては弱いチームと、どちらが国民にとって幸せか、一考の余地があると思っています。
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さて、ここまで、本来的に専門性が必要な官僚が、その実力不足を補うべく民間人と飲みながら良くも悪くも「互いに良く知った関係」を築き、詳細な情報を吸い上げたり一緒に政策づくりをして行ったりするというメカニズム、そのやり取りの中で奢り奢られるということも出てくるという、いわば「不都合な真実」について書きましたが、今回、問題になっているのは、主に局長以上という結構な幹部レベルでの話です。かつては、係長や課長補佐のレベルで、こうした業界との夜の付き合いが割と普通に行われていた印象がありますが、仄聞している限りでは、一般的には、今は、こうした若手のレベルではこうした付き合いはあまりないと聞きます。

より正確に書けば、今の若手官僚は、構造的にそうした関係が築きづらいようです。通常業務で忙しすぎたり、疲弊しすぎたりしていて、とてもそんな余裕はないという声を聞きます。どうして余裕がないかと言えば、短期的には、コロナ対応や、最近「グリーンとデジタル」と総称されますが、平常時の業務に加えて、時代が大きく揺れ動く中での臨時業務が激増しているからです。また中期的には、「働き方改革」がじわじわ広がる中早く帰らねばならず、相当なスピードで日中に大量の業務をこなさなければならず疲弊度が高まっているという声もあります。女性官僚は帰宅後に引き続き家事を負担するケースが多く、また、男性も家事・育児参加の必要性が声高に言われる中、その負担を増やしています。そして、長期的には、霞が関には、昔からずっと「新しい仕事は増えても、従来の業務をスクラップしづらく、しかも財政難の中で人員は増やせない」という構造問題があります。更には、そういう状況を横目に、ここ何十年もの間、徐々に、かつてほどの優秀層が霞が関を選ばなくなってきていて質の劣化も指摘されます。

こういう中で、若手官僚たちは、疲弊し、ミスを多発させているという構図が浮かび上がってきます。マクロには若手に厳しい構造が明確ですが、ちょっとおじさんらしいことを付け加えるならば、ミクロには逆もある気がします。すなわち、昔は、法制局などでは良く怒鳴られたり、それが嫌な上司から過激に詰めをくらったりしていたものですが、「パワハラ」認定されてしまう昨今は、そうした厳しい詰めもかつてよりは減っているようです。そうした個別局面での「緩さ」が、ミスが多発している一つの遠因にはなっているかもしれません。
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こうした状況に鑑みれば、業界の人たちとのスムーズな意見交換や官民連携を踏まえての政策づくりなどを促すべく、中長期的には、役所側に使い勝手の良い(例:酒席への支出もより簡便にOKにするなど)接待費的な予算をつけてあげても良いと思いますし、そもそも論としての専門家の採用が欠かせません。デジタル化が特に注目を浴びている昨今ですが、さすがに、地頭だけでこの施策を乗り切るのは難しいということで、デジタル庁には100人規模での中途専門家の大量採用が実施されると言われています。

そんな中、短期的には、法案作成などの官僚の業務負担を減らすため、ミスのチェックなどは、少なくとも負担が極大化している現下の情勢では、役所側に厳しく対応させるだけでなく、そもそも国会側でしっかりチェックして修正すれば良い体制を作るとか、はたまた、そもそもの役人の国会対応の負担を減らすとか(質問の早めの通告など)、立法府側の協力が死活的に大切だと思われます。

何より、かつてのプロジェクトKではありませんが、若手がもっと声を上げても良いような気もします。究極的には、この部分においてもデジタル化(デジタイゼーション/デジタライゼーション)による業務の効率化が大きな鍵となりますが、デジタル庁発足を前に、若手が考える具体案などを提出していくべき時かもしれません。


 筆頭代表・CEO
朝比奈 一郎

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2.トピックス
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<1> 2021年度青山社中リーダー塾が5月より開講

150名を超すリーダー塾生・卒塾生を輩出した
青山社中リーダー塾」の11期生を現在募集中です。

塾頭の朝比奈が現在のコロナと日本の未来について語る
「リーダーシップ講座」を無料で聴講できるイベント兼説明会をオンラインで開催しますので、
ぜひご参加をお待ちしております。

コロナ・混迷の時代、不透明な世の中だからこそ、
「日本を良くするため多方面にチャレンジしている」朝比奈とともに
自らが「大局観」を持ち、「変革者」となるその一歩を踏み出してみませんか?

▼青山社中リーダー塾とは
「青山社中リーダー塾」は、激動の時代を切り拓き、世界へ通用する能力を身に付けるリーダー養成塾です。

塾頭は、青山社中代表の朝比奈一郎が務めています。
5年間で、始動力(自ら変革を起こす力)、
基軸力(自分の人生の在り方を見定める力)、
構想力(大局観)を身に付けた「国や社会のことを考え、
変革に向けた行動を起こすことができる人材」を育成すべく、
「魂に火を付ける教育」を行います。

▼オンライン説明会ご参加の方はこちら
・4月3日(土)15:00~
https://aoyamashachuleader20210403.peatix.com/
・4月8日(木)19:00~
https://aoyamashachuleader20210408.peatix.com/

▼リーダー塾詳細・お申込はこちら
https://aoyamashachu.com/leader/

▼少し話だけでも聞いてみたい…という方はこちら
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSdTY6rURxXe6kKgC1Rpe2nNpw2wC-ugwdvHg2PCzVDSVHEhmw/viewform

<2> 青山社中が支援した参院自民「コロナ禍の不安調査アンケート」分析結果が公表
青山社中が支援する参議院自民党の「不安に寄り添う政治あり方勉強会(座長:世耕弘成参議院幹事長)」にて、参議院自民党と青山社中が合同で分析した「コロナ禍の不安調査アンケート」分析結果がHPで公表されました。

▼参議院自民党「不安に寄り添う政治のあり方勉強会」
https://sangiin-jimin.jp/sangiin-jimin-policy-meeting-snuggle-up-with-anxiety/
※該当資料はこちら

山田太郎議員が設計したオンラインアンケートフォームを参議院自民党の先生方がネットで広め、5000人以上から回答を集めました。
青山社中はアンケート結果の分析を担い、「孤独孤立対策担当大臣」の設置に繋がるなど、政府の政策決定に大きな視座を提供しました。

<3> 青山社中リーダーシップ・公共政策学校の医療・介護・ヘルスケア産業講座が終了
3月17日(水)、宮田先生の「医療・介護・ヘルスケア産業」が最終回を迎え、
今年度の青山社中リーダーシップ・公共政策学校のすべての講義が終了いたしました。

受講してくださった皆さま、
豪華な先生方、
そして興味をもってくだった方、ありがとうございました!
最終日はリアルとオンラインのハイブリッド形式で、
受講生の皆さまともオンラインで簡単な交流もさせていただきました。

<4> 朝日新聞のオピニオン面(耕論)にて朝比奈のインタビューが掲載
3月3日(水)、
政治家のコミュニケーション、国会の在り方などについて、
「メモ頼らず信念発信して」のタイトルで朝比奈がインタビューを受けた内容が、
朝日新聞のオピニオン面、耕論で掲載されました。

(耕論)政治家の言葉、届いてる? 蓮舫さん、神保哲生さん、朝比奈一郎さん

記事の中では、特に「ファンベース」、
「始動」が重要だと、朝比奈が私見を述べております。
また同日の紙面でも掲載されました。

<5> 『news zero』に相次ぐ法案ミスについて朝比奈のコメントが紹介
3月24日(水)に放送された日本テレビ『news zero』にて、
相次ぐ法案ミスについて、朝比奈のコメントが紹介されました。

短期的にはコロナ対応が重なって負荷がかかっていること、
中長期的には増え続ける仕事に比して採用はあまり強化されず、働き方改革の流れもあり、
昔よりは徹夜などをして厳しくチェックしない風潮になってきていることなどを指摘しております。

そして、朝比奈が最もお伝えしたかったのは(テレビでは放映されなかった部分ではありましたが)
「(今回の類のような)法案ミスにより審議拒否するのはあり得ない」ということです。
法案を国会でチェックして、法案を法律として国民に届けたり、
否決することの方が重要だとお話させていただきました。

<6> 東京新聞に朝比奈のコメントが掲載
3月6日(土)の東京新聞の朝刊に、
朝比奈のコメントが掲載されました。

現在各種報道がなされていますが、霞が関の残業超過について、
この状態がなぜ変わらないのかというテーマで、
朝比奈からは、「主に政治と行政の力関係の変化からくる国会・国会議員関連業務の変化について」コメントしております。

ぜひ、お手に取ってご覧いただけましたら幸いです。

<7> G1サミットにて「地方のインクルージョンとサステナビリティ」をテーマにしたセッションに朝比奈が登壇
3月20日(土)、21日(日)に開催されたG1サミットにて朝比奈が登壇しました。

本セッションでは、単なる地方創生の大切さを訴えるだけでなく、
持続可能な社会をつくるために官民連携することの重要性、
改革マインドを持ったひとづくりの重要性など、熱い議論が展開されました。

<8> 日経BP社が運営する「教育とICT Online」にて朝比奈がコメントを寄稿
学びのICT活用の流れや学習者用デジタル教科書の本格導入などの背景を受け、
「これからの子供たちのためのICT活用教育」というテーマで、
教育関係の有識者が議論する3回シリーズの座談会(※)にて、
朝比奈が座談会で議論した内容についてオピニオン(意見、提言)を寄稿した内容が掲載されました。

※座長:東京大学教授、慶應義塾大学教授の鈴木寛氏、副座長:日経BP コンシューマーメディア局の中野淳局長補佐(日経パソコン発行人)

3月5日(金)は、
今回のテーマは「教育現場の環境整備と教員のスキル向上」。
オンライン教育の進展で、「家庭」や「習い事」も「現場」としてより重要になって来ていることが大きく、
それによる格差問題などの解消策、また、教員のスキル向上策などについて朝比奈が私見を述べております。
https://project.nikkeibp.co.jp/pc/atcl/19/06/21/00003/021700188/

また3月25日(木)は、
ウィズコロナ時代が終わらない時代、オンライン授業で改めてわかったのは
リアルなコミュニケーションの大切さであり、いかにリアル講義に代替できるかが鍵で、
そのためにはエンターテインメントの世界から学ぶべきであると朝比奈が私見を述べております。
https://project.nikkeibp.co.jp/pc/atcl/19/06/21/00003/031600198/?P=4

ぜひご覧ください!

<9> やまぐち発農山漁村イノベーション推進委員会に朝比奈が委員として参加
3月12日(金)、
朝比奈がやまぐち発農山漁村イノベーション推進委員会(※)に委員として参加しました。
※山口県がすすめる新型コロナ禍、社会状況の変化に起因する諸課題に対応できる競争力を持つ6次産業化を推進のための委員会

2回(1回目は2月17日開催)にわたり実施され、
山口県の事情(特に次世代の自販機を使って地域産品を販売し、消費者ニーズなどをより深く探り、
次なる商品開発に役立てるなど)は特に驚いたとのことですが、
データを活用して新たな商品開発に活かせないか、など闊達な議論がなされました。

<10> 軽井沢町主催の『22世紀風土フォーラム基本会議』にて朝比奈がファシリテーターに
3月24日(水)、
朝比奈が未来共創アドバイザーを務める軽井沢町主催の『22世紀風土フォーラム基本会議』にて、
朝比奈がファシリテーターを務めました。

会を通して闊達な議論が展開されました。

※『22世紀風土フォーラム基本会議』は知識経験者、公募委員、町職員からなる15名のメンバーで構成する風土フォーラムの中心的組織で、グランドデザインの構想や、町民や別荘所有者などから寄せられる提案などについて協議し、行政との協議や住民との意見交換などを行っています。
※詳細は、以下の一般社団法人「日本と世界をつなぐ会」の記事もご覧ください。

<11> JBpressに朝比奈の論考が掲載
3月23日(火)、
JBpressに朝比奈の論考が掲載されました。

「この非常時に国会は「接待問題追及」ばかりの茶番」
記事はこちら

接待疑惑の追及に時間や労力をかけている日本に対し、
日本の置かれている現状や課題を提示した上で、
「もっと『野心型』の政治家を増やすべき」、と朝比奈が持論を展開しております。

ぜひご一読ください!

<12> 青山社中ちゃんねる ~月イチ イチ郎~(YouTube)、
「九州出張から考える『佐賀藩と地方創生』」、「東日本大震災 10年に寄せて」の動画を公開

YouTubeの「青山社中ちゃんねる」にて、
最新動画を2本アップいたしました。

1本目は2月上旬にお伺いした九州出張で実際に見て体感した地域の方々と、
歴史から地方創生について、3つのポイントとともに語っています。

▼動画はこちら 「九州出張から考える『佐賀藩と地方創生』」
https://youtu.be/KfneKh7C7s0

2本目は、
約10年前に青山社中を設立した朝比奈一郎が、
東日本大震災 10年に寄せて、「2つの議論の間で」をテーマにお話いたしました。

▼動画はこちら 「東日本大震災 10年に寄せて」
https://youtu.be/55TquShSsBU

ぜひ、チャンネル登録をお願いします!

<13> アゴラに朝比奈の論考が掲載
2月27日(土)、
言論プラットフォーム「アゴラ」に朝比奈の論考が掲載されました。
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“政治未経験だったトランプ前大統領が受け、政治家30年以上の菅総理が受けない理由”
記事はこちら
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インターネット時代の菅内閣(総理)についてトランプ前大統領と比較して
自らのコア層・ファンを増やすべく、嫌われることを恐れずに、
よりはっきりと主義主張を出すべきと朝比奈が持論を展開しております。

ぜひご一読ください!

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3. 採用情報
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現在勤務中のインターン生の卒業・就職に伴い、後任を募集します。

募集職種:教育・人材育成担当、政策支援担当

詳細・ご応募については以下ページをご覧ください。
先着順に選考させていただきます。
皆さまからのご応募、お待ちしております。
https://aoyamashachu.com/recruit/

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4. 青山社中リーダー塾通信
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*青山社中リーダー塾/教育・コミュニティ構築事業 (担当:事務局4期生村上)

【青山社中リーダー塾合同クラス開催】
3月6日(土)、作家の北康利先生をお迎えして、
青山社中リーダー塾合同クラスを行いました。

リーダー塾でも取り上げる渋沢栄一を始めとするリーダーについて
生き生きと実像を浮き上がらせながら、
「自分にとって意味のあることを選ぶ大事さ」や
「最強のリーダーシップ」についてお話を聞きしました。
ご講義時間はもちろん、1時間の質疑応答のお時間も過ぎるのがあっという間で、白熱した合同クラスとなりました。

【リーダー塾10期座学編終了】
3月13日(土)、青山社中リーダー塾10期生の座学編が終了しました。
今年度は、新型コロナウイルスを受け、オンラインを取り入れての講義となりました。
走りながらのオンライン配信構築となり、受講しながら音声や動画についてアドバイスやフィードバックをくださった塾生たちは、私にとって、まるで戦友のような存在でした。

この文章も、飲まず食わずで準備している私を見かねた塾生が
差し入れしてくれたチョコレートを食べながら、書いています。

お疲れさまでした!これからの4年間の実践編も伴走させていただくのが楽しみです。

青山社中リーダー塾は、11期生を募集しています。
募集はこちら

*NPO法人「地域から国を変える会」(リーダー塾生が立ち上げた団体です。事務局長:1期生大山)

【北海道厚沢部町 ~ 組織再編にともなう事業創出環境づくりの取り巻み】
北海道南西部・厚沢部町で、稼ぐ事業をつくるプロジェクトを始めます。現在、厚沢部町では保有するダムの水力発電化や太陽光発電を柱としたエネルギー会社を設立予定で、それについても専門家を交えアドバイザリーを行っています。それに加えて、職員総がかりで新たな事業を一年を通じて立ち上げるべく、ビッグデータ解析~職員ワークショップ~サウンディング~事業構想の流れを町と伴走しながらつくり出していきます。

【群馬県安中市 ~ 空き公共施設のシェアオフィス化】
群馬県安中市にある新幹線駅・安中榛名駅には、分譲住宅販売用につくられた建造物があり、現在、市が保有しています。この施設について、安中榛名駅は、高崎駅と軽井沢駅に挟まれた好立地ということもあり、リモートワークが可能なシェアオフィスとして整備していく予定で、本会でシェアオフィス事業者の仲介をさせていただきました。今後、市と事業者間の調整を行い、地域に新たな刺激を生み出す施設として機能させていきます。

*一般社団法人「日本と世界をつなぐ会」(リーダー塾生が立ち上げた団体です。事務局長:7期生水野)

【長野県軽井沢町】

朝比奈が未来共創アドバイザーを務める軽井沢町にて、22世紀風土フォーラムの基本会議が行われました。住民による風土自治・住民自走を促進する取り組みであれる風土フォーラムの中核的な会議である基本会議では、町民や別荘住民等軽井沢に関わる多様な層の方が委員となり、風土自治の取り組みについて議論を行っています。
今回の基本会議では、軽井沢の将来のあり方について委員より様々な事例を踏まえた共有と議論、また来年度風土フォーラムとして予定しているシンポジウムについて議論がなされました。軽井沢の各地域の在り方を住民主体で検討を行うエリアデザインにおいても、3月には検討を進めている5つのエリアで運営会議、住民を巻き込んだ地域会議が開催され、闊達な議論が行われております。4月からは22世紀風土フォーラム第3期の後半に入ることもあり、これからの軽井沢にとって風土自治が推進されるような具体的な提言やアイディアが生まれてくるよう、引き続き弊社でもご支援をしてまいります。

【新潟県妙高市】
朝比奈が地域活性化アドバイザーを務める妙高市にて、次年度の「みょうこうミライ会議」に向けた検討を推進いたしました。
「みょうこうミライ会議」は地域課題の本質的な課題解決につながるような政策・施策を、都市部企業・市民/市内事業者・市役所職員がチームを組み、協働で検討を行う官民連携プラットフォームであり、3月には検討チームの体制や進め方について議論がなされました。また、妙高市のDMOである妙高ツーリズムマネジメントが採択された「共同・協業販路開拓支援補助金」を活用した地域事業者の販路開拓を推進する取り組みについても、具体的な検討・準備が開催されました。弊社としても、これらの取り組みが成果をもって地域活性につながっていくように、引き続きご支援をしてまいります。

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5.青山社中のメディア掲載・講演等のお知らせ
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<2・3月の実績>

・2/27 言論プラットフォーム「アゴラ」にて朝比奈の論考が掲載
・3/3 朝日新聞のオピニオン面(耕論)にて朝比奈のインタビューが掲載
・3/5,3/25 日経BP社が運営する「教育とICT Online」にて朝比奈がコメントを寄稿
・3/6 東京新聞に朝比奈のコメントが掲載
・3/23 JBpressに朝比奈の論考が掲載
・3/24 『news zero』に相次ぐ法案ミスについて朝比奈のコメントが紹介

<2021年4月の予定>
・4/上旬 青山社中ちゃんねる動画公開予定
・4/上旬 言論プラットフォーム「アゴラ」にて朝比奈の論考が掲載予定
・4/中旬 JBpressにて朝比奈の論考が掲載予定

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6.編集後記
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暖かい日も増え、
南青山にある青山社中のオフィス近くにある青山霊園の桜も満開です。
4月を前に早くも散ってしまいそうで少し残念です。

四季折々の表情を見せる日本。
この苦難の時代の中で、その日本をどう「元気に」していくか。
青山社中にいるといつもそう考えさせられます。
一人ひとりの「始動力」が求められるいま、
ぜひご興味があればリーダー塾説明会にもお越しください。
https://aoyamashachu.com/leader/

 
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