政治・行政
政策研究大学院大学教授
元財務省
東京大学法学部卒業。スタンフォード大学政治学部博士課程修了(Ph.D.取得)。大蔵省、中央省庁等改革推進本部事務局を経て、政策研究大学院大学での役職を歴任し、現職。主な編著書に『「強国」中国と対峙するインド太平洋諸国』(千倉書房)(『コロナ危機の政治:安倍政権vs知事』(中公新書)『二つの政権交代:政権は変わったのか』(勁草書房)、『首相支配ー日本政治の変貌』(中公新書)など。『参議院とは何か』(中公叢書)では、朝日新聞社が優秀な論考を顕彰する大佛次郎論壇賞を受賞。
本講座は、現代日本における統治構造および政策決定過程を理解する上での基本的な視角を身につけることを目的とする。このため、日本の統治システムの特徴、選挙制度、国会制度、首相の補佐機構、行政組織のあり方などを紹介する。その上で、1990年代以降の日本の政治構造の変化を分析する。さらに国際環境の急速な変化も念頭におきながら、安倍・菅・岸田3政権の政策決定過程を検証し、今後を展望する。
三権分立と議院内閣制は両立する概念か考えながら議院内閣制の特徴について紹介。選挙制度が政党制や内閣に及ぼす影響を議論。
首相の指導力の構成要素および官邸のプレーヤーを紹介。政治過程における国会の役割・首相の指導力の制約要因としての地方公共団体を解説。
1990年代以降、数次にわたる制度改革による、日本の統治構造の変化について説明。その上で、国際環境の変化も念頭におきながら安倍・菅・岸田3政権の政策決定過程を検証し、今後を展望する。